12月放送ドラマ「ゼロ時間へ」あらすじ・登場人物(キャスト)

BBCドラマ「ゼロ時間へ」あらすじキャスト

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アガサクリスティー原作の英国ドラマ「ゼロ時間へ」についてまとめました。

2015年からBBCが制作している“アガサ・クリスティー”ドラマ化シリーズの最新作。IMDbの評価は6.3。

舞台は1936年のイギリス。テニス界のスターがおばのトレシリアン夫人の屋敷に元妻と新妻を招いたことで、複雑な人間関係が交錯。嫉妬と欺瞞の中で殺人事件が発生します。

脚本は「ルイス警部」「リッパー・ストリート」を手がけたレイチェル・ベネットが担当し、登場人物の一部に現代的なアレンジが加えられています。

トレシリアン夫人を演じるのは、映画「アダムス・ファミリー」で知られる名優アンジェリカ・ヒューストン。彼女の演技はガーディアン紙に「演技力の頂点」と評されるほど高く評価されています。

※この記事は随時更新中です。各話視聴後、加筆修正します

作品概要

  • 放送局:ミステリーチャンネル
  • 放送時間:2025年12月21日(日)16:00~ ※全3話一挙放送
  • 製作国:英国(2025年)
  • 原題:Towards Zero
  • 原作:アガサ・クリスティー『ゼロ時間へ』
  • 脚本:レイチェル・ベネット
  • 監督:サム・イェーツ

あらすじ

1936年、イギリス。英国テニス界のスター選手であるネヴィル・ストレンジはスキャンダラスな離婚劇を繰り広げた後、元妻オードリーと一緒に、二人が幼少時代を過ごした懐かしい場所であり、ネヴィルのおばであるトレシリアン夫人が暮らすガルズ・ポイントで夏を過ごすという、まさかの決断を下す。
元妻オードリーとの間に片付いていない件があるだけでなく、ネヴィルが再婚した新妻のケイまでもが同地を訪れたことで、当事者たちの緊張感は最高潮に達する。彼らに加えて、トレシリアン夫人に付き添い長年の苦難に耐えてきたメイド、謎めいた紳士の従者、恨みを抱くいとこ、一家を支えてきた弁護士、好奇心旺盛な孤児、そしてフランス人詐欺師が加わり、やがて殺人事件が発生する・・・嫉妬、欺瞞、そして機能不全が絡み合う毒々しい謎の真相を解き明かし、新たな殺人が起きる前に犯人を見つけることはできるのか?
激しい三角関係、恐るべき女家長、そして敵だらけのホームパーティー。全ては…ゼロへと向かう。

ミステリーチャンネル公式サイトより

予告動画

原作について

このドラマの原作は、アガサ・クリスティーの長編小説『ゼロ時間へ』(1944年刊行)です。

「殺人は物語の始まりではなく、すべての出来事がそこへ向かって積み重なっていく終着点」というユニークな考え方に基づいて書かれた作品。

物語の舞台は、イギリス南西部のリゾート観光地にある屋敷〈ガルズポイント〉。そこに集まった人々は、それぞれに複雑な過去や思いを抱えていて、表面上は穏やかでも、内側では嫉妬や疑念が渦巻いています。

クリスティーは、事件そのものよりも「事件が起こるまでの過程」に焦点を当て、登場人物たちの心の動きや関係性を丁寧に描いています。派手なトリックよりも、複雑な人間関係や心理描写に興味がある方におすすめ。

▼原作についてはこちらの記事で詳しく書きました

アガサ・クリスティ「ゼロ時間へ」あらすじネタバレ解説 原作「ゼロ時間へ」ネタバレ解説|タイトルに隠された心理トリック

登場人物(キャスト)一覧

ネヴィル・ストレンジ(オリヴァー・ジャクソン=コーエン)
英国テニス界のスター選手。スキャンダラスな離婚劇を繰り広げた後、ケイと再婚した。

トレシリアン夫人(アンジェリカ・ヒューストン)
富豪の老婦人。ネヴィルのおば。南海岸の屋敷「ガルズ・ポイント」で暮らしている。

オードリー(エラ・リリー・ハイランド)
ネヴィルの元妻。

ケイ(ミミ・キーン)
ネヴィルの再婚相手。

メアリー・オルディン(アンジャナ・ヴァサン)
メイド。トレシリアン夫人に付き添い、長年の苦難に耐えてきた。

トマス・ロイド(ジャック・ファーシング)

シルヴィア(グレース・ドハティ)

バレット(ジャッキー・クルーネ)

リーチ警部(マシュー・リス)

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