WOWOW「ウツボラ」各話あらすじ・登場人物(キャスト)

WOWOW「ウツボラ」あらすじキャスト

WOWOWの連続ドラマ「ウツボラ」(全8話)についてまとめました。

盗作に手を染めた作家の前に現われた顔のない死体と彼女にうり二つの美女。漫画家・中村明日美子のスキャンダラスで官能的な心理サスペンスを前田敦子主演で遂にドラマ化。

WOWOW公式サイトより

「同級生」シリーズなどの漫画家・中村明日美子によるサイコサスペンスをドラマ化。怪死事件と1編の小説を巡る、ミステリアスな物語。

美しく謎めいた双子姉妹・朱と桜を、前田敦子さんがそれぞれの心情をくみ取りながら一人二役で演じます。

※この記事は随時更新中です。各話視聴後、加筆修正します

作品概要

  • 放送局:WOWOW
  • 放送時間:2023年3月24日(金)から毎週23:30~ほか
  • 原作:中村明日美子『ウツボラ』
  • 脚本:小寺和久/井上季子
  • 音楽:岩本裕司/前田恵実
  • 監督:原廣利

あらすじ

ある日、謎の死を遂げた美しい女性・藤乃朱(前田敦子)。彼女と入れ替わるように、朱の双子の妹と名乗る桜(前田敦子)が、人気作家・溝呂木舜(北村有起哉)の前に現われた。実は溝呂木は、朱の小説「ウツボラ」を盗作していたのだ。「ウツボラ」の原稿を持つ桜は、溝呂木にある提案を持ちかける。やがて深い闇へと追い詰められていく溝呂木。一方で、刑事たちは朱の死の真相を追っていた。

WOWOW公式サイトより

原作について

このドラマの原作は、中村明日美子さんの漫画『ウツボラ』(全2巻)です。2008年11月から2012年3月まで、漫画雑誌「マンガ・エロティクス・エフ」に不定期連載されました。

登場人物(キャスト)

藤乃朱(前田敦子)
琥珀市の雑居ビルから飛び降りた女性。身元が不明確で、唯一残された携帯電話には三木桜と作家・溝呂木舜の連絡先しか登録されていなかった。溝呂木とはパーティーで出会い、深い関係に陥る。

三木桜(前田敦子)
藤乃朱の双子の妹を名乗る女性。彼女の電話番号や住所などの個人情報が全てでたらめだったことから、警察に藤乃朱との関係を疑われる。溝呂木を誘惑し、朱が残した原稿を利用して「ウツボラ」を完成させようとする。

溝呂木舜(北村有起哉)
作家。スランプだったが数年ぶりの連載小説「ウツボラ」が好評を得る。実は新人賞の応募作品だった藤乃朱の小説「ウツボラ」を盗作して連載を始めており、彼女が死んだことで窮地に陥るが、朱の原稿を持つ桜が現れ…。

秋山富士子
大学生。藤乃朱の持っていた携帯電話の契約者。皆勤賞クラスの出席率で優秀な成績の学生だが、現在は行方不明になっている。

辻真琴(藤原季節)
作家・溝呂木舜の担当編集者。真面目で礼儀正しい青年。学生時代から溝呂木の大ファンで、作家として尊敬している。溝呂木の盗作を疑い始める。

溝呂木コヨミ(平祐奈)
溝呂木舜の姪。栄養士の専門学校に通うため溝呂木の家に居候し、家事全般をこなしている。幼い頃から溝呂木に恋心を抱いており、何かと彼の身の回りの世話を焼く。

望月剛(おかやまはじめ)
琥珀警察署刑事課に勤務するベテラン刑事。藤乃朱の事件の真相を追う。溝呂木舜の作品のファン。

海馬芳嗣(武田航平)
琥珀警察署刑事課に勤務する若手刑事。藤乃朱と三木桜が同一人物ではないかと疑い、藤乃朱を知る溝呂木から情報を得ようとする。若干、暴走しがちな面を持つ。

野宮愛(雛形あきこ)
作家。妖艶な雰囲気のある人気女流作家。欲望や本能に忠実な一方、物事の核心を突く鋭さを併せ持つ。

矢田部理(渡辺いっけい)
作家。溝呂木舜の大学時代からの友人。溝呂木とは対照的に派手な生活を送っている。溝呂木の最新作『ウツボラ』に関心を抱く一方、最近の溝呂木の様子に違和感を覚えている。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

小説「ウツボラ」を連載中の作家・溝呂木舜(北村有起哉)のもとに、藤乃朱(前田敦子)が亡くなったという連絡が入る。警察によると、朱は雑居ビルから飛び降り自殺をはかり、遺体は顔の判別がつかないほど損傷しているという。
顔のつぶれた死体となり、横たわる朱の姿にショックを隠せない溝呂木。さらに、朱にそっくりな双子の妹・桜(前田敦子)が現れ、溝呂木は動揺する。姉妹は両親の離婚で別々の親に引き取られ疎遠になっていたが、最近になって偶然図書館で再会したという。
朱は身元を示すものを何も持っておらず、携帯には溝呂木と桜の連絡先のみが登録されていた。刑事の望月(おかやまはじめ)と海馬(武田航平)は溝呂木と朱の関係を怪しむが、溝呂木は「パーティーで出会って数回会っただけだ」と説明する。
後日、溝呂木は桜とともに朱が住んでいた部屋を訪ねる。桜の目を盗んで必死に原稿を捜す溝呂木に、桜は「ウツボラ」第2⃣回の原稿をばらまき、溝呂木が朱の作品を盗作していたことを指摘する。
「ウツボラ」は出版社に届いた新人賞の応募作品のひとつで、溝呂木がたまたま出版社を訪れた際に目にして密かに盗んだものだった。そして作者である藤乃朱に誘惑され、溝呂木は彼女と深い関係に陥っていた。
その場を立ち去りかけた溝呂木だったが、担当編集者の辻(藤原季節)から第2⃣回の原稿締切が迫っていることを告げられ、原稿を手に入れるために桜の誘惑に身を委ねてしまう。

桜と体を重ね、「ウツボラ」第2回の原稿を手に入れた溝呂木。彼の家に居候する姪のコヨミ(平祐奈)は、夜遅く帰ってきた溝呂木をしつこく問い詰めて怒らせてしまい、落ち込む。
刑事の海馬に呼び出された溝呂木は、桜の個人情報がでたらめだったことや、朱の携帯の契約者が秋山富士子という行方不明中の学生であることを知らされる。海馬は朱と桜が同一人物であり、亡くなったのは桜に殺された富士子ではないかと推測していた。
朱の部屋に寝泊まりする桜は、溝呂木に電話して「今夜、会ってください」と泣きながら頼む。桜の正体と真意がわからず怯える溝呂木に、桜は「私たちで本を出しましょう。ウツボラを一冊の本にしましょうよ」と告げる。
その頃、編集者の辻は溝呂木の盗作を疑っていた。彼の手元には、藤乃朱が書いた「ウツボラ」の原稿があった。

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