リドリー~退任警部補の事件簿|各話あらすじ・登場人物(キャスト)・予告動画

海外ドラマ「リドリー~退任警部補の事件簿」あらすじキャスト

海外ドラマ「リドリー~退任警部補の事件簿」(全8話)についてまとめました。

2022年8月にITVで放送された、「ヴェラ~信念の女警部~」「バーナビー警部」の制作陣が手掛けた最新ミステリー。レコードとウィスキーを愛する、“歌う”退任刑事リドリーが相談役として後輩をサポートしながら事件を解決していく。

AXNミステリー公式サイトより

英国北部の小さな町を舞台に、悲しみを抱える退任刑事リドリーが複雑に入り組んだ事件を紐解いていく、2話完結型の刑事ドラマ。IMDbの評価は6.5。

主人公リドリーを演じるエイドリアン・ダンバーの哀愁漂う演技と、事件解決後の歌唱シーンが見どころ。

※この記事は随時更新中です。各話視聴後、加筆修正します

作品概要

  • 放送局:AXNミステリー(スカパー!
  • 放送時間:2023年3月15日(水)22:00~
  • 製作国:英国(2021年)
  • 原題:Ridley
  • 原作:ポール・マシュー・トンプソン、ジョナサン・フィッシャー
  • 脚本:ポール・マシュー・トンプソン、ジュリア・ギルバート
  • 監督:ブリン・ヒギンズほか

あらすじ

レコードとウィスキー、そして家族を愛するアレックス・リドリーは、優秀な刑事として活躍していたが、妻と娘を亡くしたことから、刑事を早期退職し、静かに暮らしていた。
ある日、かつての部下であり、最近昇進したキャロルから、森で発生した射殺事件を解決するため協力を求められる。なぜなら、被害者はリドリーが担当した14年前の女児誘拐事件の容疑者だったのだ。
リドリーはこの14年前の事件の捜査に欠落があったのではないかと疑っていた。そして捜査が進むと、衝撃的な事実が明らかになる…。

AXNミステリー公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト)

主要人物

アレックス・リドリー(エイドリアン・ダンバー)
元警部補。警察を早期退職して静かに暮らしていたが、元部下のキャロルから相談を持ちかけられ、フリーランスの相談役という形で捜査に加わることに。妻と娘を殺害され、癒えない傷を抱えている。

キャロル・ファーマン(ブロナー・ウォー)
リドリーの元部下。リドリーの退任後、警部補に昇進した。リドリーとは5年間ともに仕事をし、今も敬意を払っている。私生活ではパートナーのジェリと、14歳になる息子ジャックを育てている。

ポール・グッドウィン(テレンス・メイナード)
警部。キャロルの上司。リドリーが捜査に加わることを快く思っていない。

ウェンディ(ジョージー・グレン)
検視官。リドリーとは旧知の仲。

アニ―(ジュリー・グレアム)
ジャズクラブの経営者。リドリーの亡き妻ケイトの親友。退職して引きこもっていたリドリーが警察の仕事を手伝うようになり、安堵している。

ジェリファーマン(バヴナ・リムバチア)
キャロルのパートナー。キャロルと一緒に14歳のジャックを育てている。2人目の子供を望んでおり、キャロルと意見が相違する。

ジャック・ファーマン(Tareq Al-Jeddal)
キャロルとジェリの息子。14歳。

マイケル・フラナリー(エイダン・マカードル)
リドリーの家に放火し、彼の妻子を殺害した犯人。現在服役中。

第1話・第2話

ジェシー・ハルピン(ロブ・ミッチェル・ジェームス)
被害者。パブからの帰り道、森の中で射殺される。14年前の女児誘拐事件の容疑者でもあった。

モル・ハルピン(ジェニファー・ヘネシー)
ジェシーの妻。人付き合いを拒み、ほとんど外に出ない。

キャサリン(アレクサンドラ・ハナント)
ジェシーとモルの娘。両親の意向で学校に通っていない。スティーブと交際している。

スティーブ(コナー・ロウソン)
ジェシーが通っていたパブの経営者の息子。キャサリンと交際中だが、ジェシーに反対されている。

ローナ・スパルデン(アマンダ・ローレンス
ジェシーの農場で20年以上働く使用人。ジェシーの遺体の第一発見者。

ダニエル・プレストン(グレアム・ホーリー)
性犯罪者。14年前の女児誘拐事件で逮捕されるも、不起訴となった。現在は別件で服役中。

ペニー・リンジー(エリン・シャナガー)
14年前に行方不明となった女児の母親。オートキャンプ場のトレーラーで暮らしている。当時、虐待を疑われるなど世間から誹謗中傷を受けた。

ジル・モアランド(キャロライン・リー・ジョンソン)
オートキャンプ場の経営者。

アダム・モアランド(リース・ダグラス)
ジルの息子。7歳のとき、ゾーイが行方不明になる直前まで一緒にいた。現場で白いワゴン車に乗る男を目撃している。

ジーン・ディクソン(エリザベス・ベリントン)
14年前の誘拐事件の捜査責任者。リドリーとは旧知の仲。現在は退職している。

第3話・第4話

ガブリエラ・マルドーニ(ケリー・エンドレス・バンラキ)
被害者。風力発電所のタービン下で遺体で発見される。〈パレスホテル〉の客室係を事件の2週間前に辞めている。当初はイタリア人と思われていたが、実は偽造パスポートによる不法移民と判明する。

ハリー・グレイリッシュ(ジェラルド・キッド)
風力発電所の経営者。

ジャネット・ヴェナブルス(ジャクリーン・ボーツウェイン)
〈パレスホテル〉の従業員。ガブリエラの上司。度重なる遅刻で彼女と口論になり、退職させた。

ジェームズ・マローズ(スティーヴン・ボクサー)
〈パレスホテル〉の支配人。リドリーとは顔見知り。ガブリエラに関して何か隠している。

エレナ(Pat Dynowska)
〈パレスホテル〉の客室係。ガブリエラと共同生活をしていた。失踪したガブリエラから「帰国した」というメッセージを受け取っていた。

スチュワート・デイリー(フィリップ・ヒル=ピアソン)
偽造IDの売人。スヌーカークラブを事務所にして商売している。

キット・マッケラン(Zak Douglas)
検視官事務所で働く犯罪マニア。犯罪を追うネット組織〈キルリスト〉のメンバーで、ガブリエラの事件に興味を示す。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

元刑事のアレックス・リドリーは、ある事件で妻と娘を同時に喪い、警察を早期退職して隠遁生活を送っていた。
そんな中、農場主のジェシー・ハルピンが森の中で射殺される。リドリーの元部下で、警部補に昇進したばかりのキャロル・ファーマンは捜査を開始。遺体を発見した農場の使用人ローナは、ジェシーが村人の反感を買っていたと話すが、ジェシーの妻モルは「夫に恨みを抱く人間に心当たりがない」と言う。
キャロルはジェシーが14年前に女児誘拐の容疑をかけられ、リドリーの尋問を受けていたことを知る。リドリーは彼が誘拐犯だと確信していたが、捜査班は別の容疑者ダニエル・プレストンを逮捕、しかし証拠不十分で不起訴になり、事件は未解決だった。
キャロルはジェシーが通っていたパブの経営者の息子スティーブを署に連行する。事件の夜、現場近くの防犯カメラに彼の車が映っていたのだ。彼はジェシーの娘キャサリンと交際中だったが、ジェシーは2人の交際に反対していたという。スティーブは事件への関与を否定し、森へ行ったのは友達と狩りをするためだと話す。
リドリーは14年前に女児誘拐の容疑で逮捕され、不起訴となったプレストンに会いに行く。彼は別件で服役中だったが、10日前に釈放されていた。ジェシーの写真を見たプレストンは、彼が誘拐現場のオートキャンプ場で働いていたことを話す。
キャロルは上司のグッドウィン警部を説得し、正式にリドリーを相談役として復帰させる。そして14年前の事件を調べ直すため、2人でキャンプ場を訪ねる。14年前、3歳のゾーイは住居のトレーラーがあるキャンプ場で行方不明になっていた。

キャンプ場の経営者モアランドは、14年前の事件当時ジェシーを雇っていたことを話す。彼女の息子アダムは当時7歳で、ゾーイが行方不明になる直前に白いワゴン車の男を見たと証言していたが、男の顔は見ていなかった。
キャロルとリドリーはジェシーの農場を家宅捜索し、隠されていた白いワゴン車を発見。さらに森で使用人のローナと遭遇し、彼女が持っていた銃がジェシー殺害に使用された銃であることが判明する。
ローナを殺人の容疑者として取り調べると、ジェシーと2人で女児の遺体を森に埋めたことや、ジェシーから「誰にも言うな」と脅迫されていたことを明かす。ローナの供述をもとに森を捜索すると、箱に入った白骨遺体が発見される。
プレストンは元恋人のモアランドを訪ねるが、息子のアダムに殴られて重傷を負う。アダムの取り調べでモアランドとプレストンが恋人関係だったことがわかり、モアランドは14年前の犯行時刻にプレストンと一緒にいたことを証言する。
リドリーは当時の捜査責任者で、元同僚のジーンと会う。リドリーに問い詰められたジーンは、プレストンを誘拐犯に仕立て上げたことや、彼の犯罪に関する機密情報をゾーイの母親ペニーに漏らしたことを認める。
DNA検査の結果、森で見つかった遺体はゾーイではないことが判明。再びローナを尋問したリドリーは、遺体が転落事故で亡くなったジェシーとモルの娘だと知る。
リドリーは農場を捜索し、キャサリンがゾーイであることに気づく。アルバムにはキャサリンの幼い頃の写真が見当たらず、彼女の部屋にはゾーイが持っていたのと同じ人形があった。
モルは娘を亡くしたあと、悲しみのあまり精神を病みかけていたという。そんなとき、ジェシーは雇われていたキャンプ場で娘と同じ年頃のゾーイを見つけ、連れ帰ったのだった。モルにとってゾーイは「娘の生まれ変わり」だった。
だが先日、罪の意識に苛まれたジェシーがキャサリンに真実を伝えると言い出した。モルは娘を失いたくない一心で、夫を銃で射殺したのだった。
逮捕されたモルは、キャサリンに真実を伝える。荷物をまとめ、家を出ていくキャサリン。リドリーは彼女に本当の母親はペニーだと教える。“ゾーイ”になることも拒むキャサリンだったが、キャロルとともにペニーのもとを訪れ、14年ぶりの再会を果たす。
事件が解決し、リドリーは何も告げずに警察署を出ていく。そして妻の親友アニ―が経営するジャズバーを訪ね、ステージで歌う。

風力発電所のタービンの下で、女性の遺体が発見される。再び捜査に加わることになったリドリーは、遺体発見現場でキット・マッケランという自警団気取りの男に出会う。
現場に落ちていた従業員証から、被害者は〈パレスホテル〉の客室係ガブリエラ・バルドーニと判明。後頭部に致命傷と思われる外傷があり、現場には「捨てられた恋人」という花言葉を持つ紫のオダマキが残されていた。
リドリーとキャロルは〈パレスホテル〉へ行き、支配人のマローズや従業員のヴェナブルスから話を聞く。ガブリエラは2週間前に上司のヴェナブルスと口論し、退職していた。
共同生活をしていた同僚のエレナは、彼女から帰国したというメールを受け取ったと話すが、検視によってそのときすでにガブリエラは死んでいたことがわかる。
リドリーは個人的に事件を追うキットから、ガブリエラのタトゥーがバルカン半島に関するものだという情報を得る。遺留品を調べたリドリーは、彼女がアルバニア人であり、IDは偽造されたものだと知る。ホテル側は彼女が不法移民であることを知りながら、雇っていたのだ。
リドリーとキャロルは、ガブリエラの同僚エレナから、偽造IDを商売にしているスチュワート・デイリーという男の存在を聞き出す。スチュワートは地元のスヌーカークラブを経営するジェナからガブリエラを顧客として紹介されたと話す。
リドリーはガブリエラの検視報告書がネットに流出していることを知り、検視官事務所で働くキットを問い詰める。キットは犯罪を追うネット組織〈キルリスト〉のメンバーで、ガブリエラの事件に強い興味を持っていた。幼少期に母親を自殺で失い、精神的な問題を抱える彼は、ガブリエラに繋がりを感じると話す。
ガブリエラの本当の身元がわからず捜査が難航する中、彼女が失踪した日に3度も同じ電話番号にかけていたことがわかる。その相手は風力発電所の経営者ハリー・グレイリッシュだった。
ハリーは数か月前からガブリエラと浮気をしていたことを明かし、別れを拒んだガブリエラから妻に関係をバラすと脅されていたことを告白する。
キャロルはパートナーのジェリから「2人目の子供が欲しい」と言われ、困惑する。口論の末、ジェリは家を出ていってしまう。

ハリーを容疑者として連行したキャロルだったが、彼のアリバイが証明され、釈放することに。リドリーは〈パレスホテル〉の支配人マローズが客室係をバーで働かせ、客にあっせんしていたことを知る。ハリーもその客の一人だった。
キットはネット配信でリドリーの名前を出し、警察がハリーを容疑者として調べていることを話す。それを知ったグッドウィンは激怒し、リドリーを警察署から追い出す。
ハリーがガブリエラとの逢瀬のために用意した家で、ガブリエラの血痕と携帯が発見される。再びハリーを連行するも、彼は殺害を否定。ハリーの妻デブスは、夜中にガブリエラが家を訪ねてきたが、夫に会わせず追い返したと話す。
デブスの証言からハリーのアリバイが崩れるが、リドリーは彼が嵌められた可能性を疑う。犯人像のヒントを得るため、リドリーは自身の妻と娘を殺して服役中のマイケル・フラナリーに面会する。そして彼との会話から、キットが公表していない情報を知っていたことに気づき、彼が犯人だと確信する。
キットの住居であるコテージを訪ねると、そこには大量の殺人事件の切り抜き記事が。その中には、リドリーの家族が被害に遭った火事の記事もあった。キットはリドリーの事件を調べ、共感を覚えたと話す。
キットは偽造IDの製作者として、スチュワートの下で働いていた。ガブリエラのIDを作ったのも彼だった。キットは彼女に運命を感じたと話す。
あの日、デブスに追い返されて行くあてを失ったガブリエラは、スチュワートに助けを求めようとしたが、電話に出たのはキットだった。キットのコテージに連れて来られた彼女は、自分の隠し撮り写真を見つけて恐怖を感じ、叫び出した。キットは彼女を落ち着かせようとして頭を殴り、殺害したと話す。
その後、証拠隠滅のために彼女のIDを発電所に捨て、エレナに偽のメッセージを送り、偽装工作をしてハリーに罪をなすりつけたのだった。逮捕されたキットは、彼女の本名が「ミナ・アルベスク」であることを明かす。
ミナは父親と仲違いして15年間から行方不明になり、失踪届が出されていた。「犯人は身近にいたのに気づけなかった」と悔やむリドリー。
キャロルが帰宅すると、ジェニが家に戻っていた。

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