韓国ドラマ「ブラインド」第13話~第15話のあらすじと感想(ネタバレ有)です。
おそろしい真相が明らかになりました。油断してました…完全に。
モヤモヤしてたことが全部つながって、「ああ…そうだったのか」って。謎が解けてスッキリしたのと同時に、予想してなかった残酷さに心が痛くなってしまいました。
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韓国ドラマ「ブラインド」登場人物(キャスト)一覧・全話ネタバレ感想|謎が絡み合う復讐クライムサスペンス第13話 消えた人々
ソンフンの病室に現れたインソン=ユンジェは、ペク・ムンガンが来たのを見て立ち去る。ムンガンは病室から出ていった人物がユンジェだと気づくが、見失ってしまう。
スクヒは息子と過ごすために店を休み、江華島のペンションに滞在していた。
ユンジェを息子と信じ、甲斐甲斐しく世話を焼くスクヒだったが、彼女の本当の息子は希望福祉園で「12番」と呼ばれていた少年だった。
当時、母親を恋しがって泣く12番に、ユンジェは「君を捨てた母親を殺してあげる」と告げていた。
回復したソンフンは、ソンジュンの問いかけに答え、車のトランクに積んでいた黒い服は犯人を尾行する時に使用したもので、塗装中のペンキが靴の裏に付いたと説明する。
そして自分を刺したのはインソンで、彼がユンジェだと証言する。
ユンジェはウンギの母インスクを拉致してウンギを呼び出す。さらにスクヒとギョンジャ、グクヒも拉致する。
ソンジュンとソンフンは、ウンギが残したと思われる手がかりをもとに、ユンジョンが監禁された別荘へ向かう。だがすぐに無人だと見抜き、足止めのための罠だと気づくソンジュン。
その頃、ウンギ、インスク、ギョンジャ、チョルホ、スクヒ、グクヒ、ヨム署長、ムンガンの8人は、希望福祉園の地下監獄に閉じ込められていた。
監獄には爆弾が仕掛けられ、あと10分で爆発する設定になっていた。ユンジェは「10分の間に誰か1人が代表して死ねば、残りの人間は全員助けてやる」と告げる。
誰が死ぬべきか、それぞれが犯した罪を暴き合う大人たち。
グクヒは希望福祉園の真実を暴こうとしていたチョルホに金を積んで黙らせ、チョルホは金に目がくらんで放送を中止した。署長は支援金欲しさに迷子を福祉園に監禁し、親には嘘をついていた。
グクヒは署長が性接待を受けていたことを暴露するが、署長はグクヒの夫イルホも同様に性接待を受けたと暴く。
ウンギは20人以上の子どもたちを殺して平然としているムンガンに、「あんたも殺人鬼と同じよ」と食ってかかる。
ムンガンはウンギを殺そうとするが、インスクに「あなたの娘よ」と告げられ、愕然とする。
そこへユンジェが現れ、インスクがムンガンに暴行されてウンギを身ごもったことを、笑いながら話す。自分の父親の正体と出生の秘密を同時に知り、言葉を失うウンギ。
爆発寸前、ソンジュンが駆け込んでくる。建物の外で爆発を待つユンジェだったが、爆発は起こらなかった。
ユンジェが地下監獄を見に行くと、爆弾は壊され、中にいた人々は誰もいなくなっていた。監獄の奥からソンフンが現れ、油断したユンジェはソンジュンに銃を突きつけられる。
第14話 失われた時間を探して
ついに連続殺人事件の容疑者ユンジェを逮捕したソンジュン。グクヒを始めとする拉致された人々は、希望福祉園との関係を必死に隠そうとする。
ソンジュンはユンジェの犯行を裏付ける証拠を探すが、確実な物証がなにも出てこない。ヨム署長が押収したパソコンのハードディスクをひそかに抜き取り、川に捨てていたのだ。
ソンジュンから協力を頼まれたソンフンは、ユンジェと面会する。ソンフンが助けてくれると思っていたユンジェは、死刑は免れないと言われて動揺する。
「あいつのために僕を裏切った?」というユンジェ。
ソンフンは証拠のありかを尋ね、「一番安全な場所に隠した」という言葉を聞き出す。
ソンジュンは押収したユンジェの持ち物の中からコードレスイヤホンのケースを見つける。その中に記録メディアが隠されていた。
スクヒはユンジェと面会し、息子のインソンが罠にかかって足を負傷した後、治療を受けられないままユンジェに殺されていたことを知り、泣き崩れる。
ソンジュンは記録メディアの中に保存されていたカン・ハナ殺害時の映像をユンジェに見せ、自白を促す。
だがユンジェはソンフンが裏切ったことに動揺し、「兄ちゃんが裏切るはずがない」と繰り返す。
さらに、ソンジュンを公園の滑り台から突き落としたことを明かし、「そのネックレスをお前が持っている理由を考えろ」と告げる。
ソンジュンに問われたソンフンは、自分が贈ったものだと明かす。
そのネックレスはもともとユンジョンが持っていたもので、ユンジェとソンフンに「家族の証」として渡したのだった。
チョルホはソンフンからの提案を受け、ドキュメンタリー番組で希望福祉園を取り上げる企画を進める。そしてヨム署長とグクヒを呼び出し、20年前と同じように脅迫する。
ユンジェはソンフンの態度に不安を抱き、ソンジュンに揺さぶりをかける。ユンジェに階段から付きとされたソンジュンは、過去の記憶を取り戻す。
幼い頃、記憶を失った自分に「ユンジェ」の記憶を植え付けたのは、ソンフンだった。
彼の言葉を信じたソンジュンは、自分は希望福祉園から来た養子で、施設にいたことを話せばまた連れて行かれると思い込んだのだった。
第15話 設計者
記憶を取り戻したソンジュンは、ユンジェとソンフンが共犯であるという事実にたどり着く。
ソンフンがユンジェに刺されたのは自作自演で、捜査に介入してきたのも妨害するためだったと気づくソンジュン。
チョルホはグクヒから大金を受け取り、ヨム署長にテープの原本を渡して番組を放送しない約束をする。
その帰り道、チョルホは何者かに襲われ死亡する。
ソンジュンはひそかにソンフンを監視し、彼がイ・ジョンスと密会している現場を目撃する。
ソンフンはユンジェと面会し、ソンジュンがすべての記憶を取り戻したことを知らされる。ユンジェを見限ったソンフンは、「お前を人と思わない。だから取り除いたんだ」と告げる。
ソンジュンは殺されたチョルホの足取りを追って、飲食店にたどり着く。チョルホが会っていたのはヨム署長と母グクヒで、室内には隠しカメラが仕掛けられていた。
ソンフンが3人に20年前と同じ状況を与え、どうするか試したのだと推測するソンジュン。
ユンジェと出会ったせいで怪物になってしまった兄を、どうにかして止めようとするソンジュンだったが、ユンジェはそんなソンジュンを嘲笑い、「お前は勘違いしてる。この復讐を設計したのは兄ちゃんだ」と打ち明ける。
ソンフンはこれまでに集めてきた資料をもとに、復讐の対象と方法を決めた。
1人目はペク・ムンガン、2人目はヨム・ギナム署長だったが、姉を殺された恨みを持つユンジェが「彼らの娘を殺す」と主張し、ソンフンはそれを許可した。
チェ・スンギル、アン・テホ、ペ・チョルホ、カン・ヨンギ、クォン・ギョンジャ、チョ・ウンギも復讐の対象で、ユンジェとジョンスを含む計8人を国民参加裁判の陪審員にしたのもソンフンの思惑だった。
チョルホとグクヒ、ヨム署長の密会映像がテレビ局に送りつけられ、その映像が公開される。
グクヒを責めるイルホに、「あなたのためだった」というグクヒ。イルホは20年前に別荘で性接待を受けたことを指摘され、言葉を失う。
ウンギはソンフンから渡されたノートを、ソンジュンに見せる。それは15歳だったソンフンが書いた嘆願書だった。
ソンフンは希望福祉園で起きている残酷な事実を書き、判事のイルホに手渡していた。だがイルホは隠蔽に加担し、問われたのは園長の横領罪だけだった。
ソンジュンはソンフンから電話で呼び出され、オジョン里の釣り場へ向かう。
第13話~第16話(最終話)の感想
信じてたのになぁ~ソンフン。ショックですわ。
これまで何度もソンフンが犯人であることを示すヒントがあって、わたしもその都度引っかかってはいたのですが、「ユンジェをかばってる」「自分ひとりで止めようとしてる」のだと思っていました。
まさか主犯だったとは…ウソでしょ。
ソンジュンが記憶を失った日から始まった復讐計画。ソンフンが「設計者」で、ユンジェが「実行者」。だから、ユンジェが捕まっても復讐はまだ続いてる。
ソンフン=犯人を示すヒントで、最も重要だったのはこの3つ。
- 復讐対象者が全員陪審員に選ばれている
⇒ソンフンが職権乱用して対象者を選んだ(それができるのはソンフンだけ) - ソンフンが捜査に介入してきて、ややこしい動きをする
⇒捜査の撹乱と妨害が目的だった - ソンジュンが自分を「13番」「ユンジェ」だと思い込んでいる
⇒ソンフンが復讐に利用するために記憶を操作した
個人的にいちばんショックだったのが③で、まさかそこまでしていたとは思いもしませんでした。
記憶をなくして不安がっている幼いソンジュンに、ウソの記憶を刷り込むなんて…ひどすぎる。
ただ当時のソンフンはまだ15歳で、福祉園から出てきたばかり。復讐心にとらわれて、何も見えなくなっていたんだと思います。
大人になるにつれ、自分がどれほどひどいことをしたか思い知ったのではないでしょうか。腕の傷(自傷)がその証拠。
そして、兄弟の両親が犯した罪も見えてきました。
母ナ・グクヒは希望福祉園の問題に目をつぶり、取材したチョルホに大金を積んで放送を止めていました。夫イルホが性接待を受けた事実を隠すためです。
わからないのは、なぜ自分たちの過去を知るソンフンを養子にしたのかということ。リスクが大きすぎませんか? 何かやむをえない事情があったのかな。
実の息子であるソンジュンよりも、養子のソンフンを可愛がる理由も謎ですよね。
ずっと気になっていた「12番」の少年は、スクヒの息子インソンだとわかりましたが、なんとユンジェに殺されていました。
脱走したときに罠にかかって足を負傷し、治療を受けられずに地下監獄で苦しんでいたので、「楽にしてあげた」と笑いながらスクヒに語るユンジェ。
今回わかったのは、ユンジェは復讐のためというよりも、殺人行為そのものを楽しんでいたサイコパスだったということ。口を裂いたのも、大した理由はなかったらしい。
ソンフンがこの復讐をどう終わらせるのか、次回の最終回を楽しみにしたいと思います。
これまでの疑問の答え合わせも、次回まとめて書きます。
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