ネタバレ解説*映画「パラサイト 半地下の家族」伏線20をチェック!あの場面の意味は?

映画「パラサイト 半地下の家族」ネタバレ徹底解説

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映画「パラサイト 半地下の家族」のあらすじと伏線の解説です。

第72回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール受賞、第92回アカデミー賞で作品賞ほか4部門を受賞して話題になった韓国映画。

これだけ話題を集めて大絶賛されれば、自然と見る側のハードルも上がりますが、期待を裏切らない面白さでした。

サスペンス仕立てのストーリーだけでなく、これまでに見たことがないような斬新で雄弁な映像も必見です。

※重要なネタバレに触れていますので、この記事は作品鑑賞後に読むことをおすすめします

作品概要

  • 製作国:韓国(2019年)
  • 上映時間:132分
  • 公開日:2019年5月30日(韓国)/2019年12月27日(日本)
  • 原題:기생충
  • 脚本:ポン・ジュノ/ハン・ジンウォン
  • 監督:ポン・ジュノ

予告動画

登場人物(キャスト)

キム家

キム・ギテク(ソン・ガンホ)
キム家の大黒柱。半地下住宅に家族4人で暮らしている。台湾カステラやチキンの店を出すも失敗し、現在無職。運転代行や駐車係をしていた経験を生かし、パク家の運転手として雇われる。

キム・チュンスク(チャン・ヘジン)
ギテクの妻。元ハンマー投げのメダリスト。パク家の家政婦として雇われる。

キム・ギウ(チェ・ウシク)
キム家の長男。大学受験に4回失敗している浪人生。留学する友人ミニョクの代わりにパク家の長女ダヘの家庭教師をすることに。発想力に富み、一家で“パラサイト”するための計画を立てる。

キム・ギジョン(パク・ソダム)
キム家の長女。ギウの妹。美大を目指す浪人生だが、予備校に通うお金がない。ギウの在学証明書を完璧に偽造するほどのスキルを持つ。のちにパク家の息子ダソンの美術教師として雇われる。

パク家

パク・ドンイク(イ・ソンギュン)
グローバルIT企業のCEO。有名な建築家が建てた高台の豪邸に住んでいる。他人の欠点を受け入れられる寛容な人物だが、貧乏人と同等に扱われることを嫌う。

パク・ヨンギョ(チョ・ヨジョン)
パクの妻。純粋で騙されやすい性格。ギウの計画にまんまと乗せられ、次々とキム家の人間を雇う。息子のダソンに芸術的才能があると思い込んでいる。

パク・ダヘ(チョン・ジソ)
パク家の娘。受験を控える高校2年生。ミニョクの代わりにやってきたギウに好意を寄せるようになる。ダソンの奇行が演技だと見抜いている。

パク・ダソン(チョン・ヒョンジュン)
パク家の息子。落ち着きがなく、インディアンの扮装をして走り回るなど奇抜な行動を取る。美術教師として現れたギジョンに懐く。

ムングァン(イ・ジョンウン)
パク宅の家政婦。パク一家が入居する以前から家政婦として働いている。

そのほか

オ・グンセ(パク・ミョンフン)
ムングァンの夫。借金取りに追われている。

ミニョク(パク・ソジュン)
名門大学に通うギウの友人。ダヘの元家庭教師。ダヘに好意を抱いており、留学中の代打を「信頼できる」という理由でギウに依頼する。財運と合格運をもたらすという“山水景石”をギウに渡す。

あらすじ

半地下住宅に暮らす貧しいキム一家は、家族全員が無職。楽天的で計画性がない父ギテクは何度も事業に失敗し、元ハンマー投げのメダリストである母チュンスクは甲斐性なしの夫に呆れている。長男のギウは大学受験に挑むも4度失敗、妹のギジョンも美大に受からず、予備校に通うお金もない。

ある日、ギウの友人で有名大学に通うエリート大学生ミニョクが訪ねてくる。ミニョクは自分が留学している間、代わりに社長令嬢の家庭教師をしてほしいとギウに頼む。ミニョクは彼女に好意を抱いており、信頼できるギウに頼みたいと言うのだった。

ギウは妹ギジョンに大学の在籍証明書を偽造してもらい、高台の高級住宅地にあるパク家を訪れる。パク家の主はIT企業のCEOであるドンイク。妻ヨンギョは家事が一切できないアメリカかぶれの美人で、娘のダヘは大学受験を控える高校2年生、息子のダソンはインディアンにハマっている小学生だった。

ギウはヨンギョのお眼鏡にかない、無事に家庭教師として採用される。ヨンギョが息子ダソンの美術教師を探していることを知ったギウは、妹のギジョンを「アメリカの大学で美術を学んだ先進的な教師」として紹介する。

パク家を訪れたギジョンは、ダソンの絵を見て「精神的に問題がある」と指摘。ネットで仕入れた専門用語を並べ立ててヨンギョの信頼を得ると、ダソンの美術教師として正式に採用される。

さらに、ギジョンはドンイクの車の中に下着を隠し、パク家の専属運転手を解雇させることに成功。親戚のベテラン運転手として父ギテクを紹介する。採用されたギテクは、ギウやギジョンと協力して家政婦ムングァンを解雇させ、代わりにチュンスクを紹介する。

こうしてキム家の4人は、裕福なパク家に“パラサイト”することに。パク一家がダソンの誕生日にキャンプに出かけると、4人は豪邸での優雅なひとときを満喫する。

その夜、解雇されたムングァンが嵐の中を訪ねてくる。忘れ物をしたというムングァンを追い返すこともできず、家の中に入れるチュンスク。すると、ムングァンは隠し扉を開けて地下へと降りていく。

それは、前の持ち主だった有名建築家が、北朝鮮からの爆撃対策用に作った地下シェルターだった。パク家は地下シェルターの存在を知らず、ムングァンは借金取りに追われている夫グンセを密かに住まわせていたのだった。

チュンスクは警察に通報しようとするが、ギテクたちの姿をムングァンに見られてしまい、さらに4人が家族であることも露見してしまう。ムングァンはその様子を動画を撮り、パク夫妻に送ると脅迫。立場が逆転する。

そこへ、ヨンギョから「8分後に到着する」という電話が入る。嵐でキャンプを中止したパク一家が帰ってきたのだ。4人はムングァンとグンセを地下に監禁し、急いで部屋を出ようとするが間に合わず、ギテクとギウとギジョンの3人はテーブルの下に隠れるはめに。

夫婦が寝入ったのを見計らって、こっそりパク家を脱出する3人。豪雨の中、半地下の家に戻ると、窓から流れ込んだ大量の雨水で家の中は水浸しの状態。3人は避難所の体育館へ行き、大勢の避難民とともに眠る。

翌朝、高台のパク家は豪雨の被害を知る由もなく、知人を集めてダソンの誕生日パーティーを開く。ギウとギジョンはパーティーに招待され、ギテクはヨギョンの買い物を手伝わされる。車の中でギテクの匂いに顔をしかめるヨギョン。

ギウは家から持ち出した山水景石を手に、ムングァンとグンセを監禁している地下室へ降りていく。ムングァンはチュンスクに蹴落とされた際に頭を打ち、地下室で死んでいた。ギウはグンセに背後から襲われ、必死に逃げるも石で頭を殴られる。

地下室を出たグンセは包丁を持って庭に出る。パーティーを楽しむ人々をかきわけ、ダソンの誕生日ケーキを運ぶギジョンを包丁で刺すグンセ。ダソンは1年前に見た“幽霊”を再び目にして気を失う。

血を流すギジョンに駆け寄るギテクだったが、ドンイクは気絶したダソンを病院へ連れて行くため車のキーを渡せと叫ぶ。ギテクが投げた鍵は、チュンスクと格闘中のグンセの下敷きになる。

チュンスクはバーベキューの串でグンセを刺す。ドンイクは鍵を拾うときにグンセの匂いをかぎ、思わず顔を背けて鼻をつまむ。それを見たギテクは怒りに駆られ、ドンイクの胸に包丁を突き立て殺してしまう。

その後、ギジョンは死亡し、ギウは手術で一命を取り留める。チュンスクとギウは住居侵入や傷害致死で有罪になるも、執行猶予付きの判決が下される。逃亡したギテクは未だ行方不明とニュースで報じられる。

事件からしばらく経ったある日、ギウは山に登って豪邸を見下ろす。今では別の家族が住んでいたが、深夜になると照明が点滅し、モールス信号を送っていることに気づく。ギウは信号を解読し、送り主が父ギテクだと知る。

ギテクはドンイクを刺したあの日、ガレージから豪邸の中に侵入し、地下室に身を隠したのだった。新しい家主となった外国人家族に見つからないよう、ギテクは台所の食べ物をくすねてひっそりと地下での生活を続けていた。

ギウは計画を立てる。それは金を稼ぎ、豪邸を買ってギテクを助け出すという計画だった。だが今はまだ、母と2人で半地下の家に暮らす毎日だった。

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