海外ドラマ「コブラ会」シーズン3(全10話)についてまとめました。
映画『ベスト・キッド』の出来事から30年経った時代を舞台に、宿敵ジョニーとダニエルが時を超えて再び火花を散らす物語。
今回も原作へのリスペクトが凄まじいです!
『ベスト・キッド』のオリジナルキャストが続々とサプライズ登場し、映画を彷彿とさせるオマージュシーンがてんこ盛り。目が離せない怒濤の展開になってます。
それにしてもみなさん、素敵な年の取り方をされてますね~。
Contents
作品概要
- 製作国:アメリカ(2021年)
- 原題:Cobra Kai
- 原作:ロバート・マーク・ケイメン『ベスト・キッド』
- 脚本・製作総指揮:ジョッシュ・ヒールド/ジョン・ハーウィッツ/ヘイデン・シュロスバーグほか
あらすじ
ウエストバレー高校で起こった乱闘事件に街は騒然となる。ミゲルは生死をさまよい、ロビーは行方不明、そしてダニエルとジョニーの評判は地に落ちる。
Netflix公式サイトより
予告動画
登場人物(キャスト)
イーグル・ファング
ジョニー・ロレンス(ウィリアム・ザブカ)
元少年空手選手権チャンピオン。34年前、高校3年の時に決勝でダニエルに敗れた。家族と職を失いすさんだ生活を送っていたが、かつて所属した空手道場〈コブラ会〉を再興し、ミゲルたち“はみ出し者”を指導するうちに自身も変わっていく。シーズン2で子供たちが乱闘事件を起こし、道場をかつての師クリーズに乗っ取られてしまう。
ミゲル・ディアス(ショロ・マリデュエナ)
ウエストバレー高校に通う少年。不良グループに襲われていた所をジョニーに助けられ弟子入りした。シーズン1では空手大会の決勝でロビーを破って優勝したが、シーズン2で乱闘事件に巻き込まれ、ロビーに階段から落とされて意識不明の重体に。
コブラ会
ジョン・クリーズ(マーティン・コーヴ)
旧コブラ会の道場主。ジョニーに空手を教えた“先生”。若い頃ベトナム戦争に従軍した退役軍人でもある。シーズン2で再びジョニーの前に現れ、道場を乗っ取る。軍隊仕込みのなりふりかまわぬ攻撃的な空手で道場生を洗脳していく。
ホーク(ジェイコブ・バートランド)
本名はイーライ・モスコウィッツ。シーズン1ではミゲルやディミトリとともに不良グループにいじめられていた無口で内気な少年だったが、〈コブラ会〉に入会してモヒカン刈りのワルに変身した。クリーズに傾倒し、ミゲルを病院送りにしたミヤギ道への報復を誓う。
トリー(ペイトン・リスト)
シーズン2で〈コブラ会〉に入会した道場生。乱闘事件を起こした張本人で、高校を退学になり保護観察処分となった。病気の母と幼い弟を養うためバイトをかけもちしているが、家賃を滞納し退去を迫られる。恋人のミゲルのためにミヤギ道に復讐しようとする。
カイラー(Joe Seo)
シーズン1でミゲルやホークをいじめていた不良グループのリーダー。サマンサの元恋人でもある。クリーズにスカウトされて〈コブラ会〉に入る。
ロビー・キーン(タナー・ブキャナン)
ジョニーの息子。自分を捨てた父ジョニーへの反発からダニエルの会社に就職し、ミヤギ道空手を教わる。シーズン2でミゲルを階段から落として重傷を負わせ、逃亡中。母親はリハビリ施設に入っている。
ミヤギ道
ダニエル・ラルーソ(ラルフ・マッチオ)
元少年空手選手権チャンピオン。初めて出場した大会でジョニーを倒して優勝した。現在はカーディーラー〈ラルーソ・オート〉の経営者。子供たちが乱闘事件を起こしたことに責任を感じ、逃亡中のロビーを見つけ出して自首させようとする。
アマンダ・ラルーソ(コートニー・ヘンゲラー)
ダニエルの妻。乱闘事件によってダニエルの評判が落ち、店の業績が悪化していることを懸念する。子供たちにケンカを焚きつける〈コブラ会〉を危険視し、クリーズに忠告しにいくが…。
サマンサ・ラルーソ(メアリー・モーサ)
ウエストバレー高校に通うダニエルの娘。幼い頃に父ダニエルから空手を教わった。シーズン2でミゲルと別れ、ロビーと付き合い始めるが、ミゲルへの想いを断ち切れずにいる。乱闘事件を引き起こしたことに罪悪感を抱き、トラウマに苦しむ。
ディミトリ(Gianni Decenzo)
神経質で口達者なオタク。ミゲルとホークの友達だったが、〈ミヤギ道〉に入門して敵対することに。乱闘事件の後も〈コブラ会〉と対立し、校内でたびたび揉め事を起こす。パリから戻ってきたヤスミンと仲良くなる。
チョーゼン(ユウジ・オクモト)
かつてダニエルが沖縄を訪問した際に対戦した相手。ミヤギの因縁の相手だったサトウの弟子。沖縄を再訪したダニエルに、ミヤギ道に伝わる秘技を伝授する。
宮城成義(ノリユキ・パット・モリタ)※回想シーンのみの出演
故人。ダニエルに空手を教えた師であり友人。盆栽づくりが趣味。沖縄出身で、かつてダニエルが修復を手伝った和風の自宅には日本庭園が再現されている。
そのほか
カルメン・ディアス(ヴァネッサ・ルビオ)
ミゲルの母。エクアドル出身。18歳でミゲルを産み、夫から逃げてアメリカへ来た。母と息子と3人でジョニーの向かいの部屋に住んでいる。
ミゲルが重傷を負ったことでジョニーを責めるが、やがてジョニーに救われるようになる。
クミコ(タムリン・トミタ)
沖縄に住む日本人女性。かつてダニエルが恋に落ちた相手。ダンサーとして世界中を旅していたが、現在は故郷沖縄に戻ってダンスの先生をしている。沖縄を再訪したダニエルと再会し、ミヤギが亡くなる前に残した手紙を見せる。
アリ・ミルズ(エリザベス・シュー)
ジョニーとダニエルの初恋の相手。現在は小児外科医となり、デンバーで暮らしている。Facebookでジョニーと連絡を取り合うようになり、クリスマス休暇に帰省して再会する。
ヤスミン(アナリサ・コクラン)
サマンサの友達。“金持ち組”のひとりで、ミゲルたちを“負け犬”と呼んで見下していたが、シーズン1で〈コブラ会〉に恥ずかしい目に遭わされてパリへ留学した。シーズン3では毛嫌いしていたディミトリといい雰囲気に。
ボビー(ロン・トーマス)
ジョニーの高校時代のワル仲間。現在は牧師をしている。自棄になって酒に溺れるジョニーに助言を与え、ロビーとの面会に同行する。
各話のあらすじ(ネタバレ有)
ウエストバレー高校で起こった乱闘事件は大々的に取り上げられ、地域住民たちは騒然となる。ロビーとトリーは学校を退学処分になり、ミゲルは今も意識不明の重体だった。
ジョニーは酒に酔って喧嘩沙汰を起こす。ダニエルの評判はガタ落ちになり、店は客足が遠のいてしまう。ホークたちコブラ会とディミトリたちミヤギ道は一触即発だったが、学校では教師たちが目を光らせていた。
ジョニーはミゲルが入院する病院に潜り込み、意識不明のミゲルに「戦い続けろ、諦めるな」と声をかける。乱闘事件に責任を感じたダニエルは、警察よりも先にロビーを見つけ出して自首させようと、ジョニーに協力を持ちかける。
意識を取り戻したミゲルは順調に回復するが、足の感覚が戻らない。ジョニーはダニエルとともにロビーを探すが手がかりを得られず、口論になって決裂してしまう。
保護観察中のトリーは病気の母と弟を抱え、家賃が払えず管理人に体で払えと迫られる。
クリーズは管理人を脅して言うことを聞かせ、道場に戻るようトリーを説得する。
ミゲルはもう二度と歩けないと諦め、面会にきたジョニーに「教えを守って情けをかけたのに、なぜこんな目に?」と訴える。
ロビーは母シャノンがいるリハビリ施設を訪れていた。シャノンから連絡を受けたダニエルはすぐに駆けつけ、ロビーを説得しようとする。ロビーはダニエルが呼んだ警察に捕まり、逮捕される。
ダニエルの店の業績は悪化し、ライバル会社のトム・コールから店を買い取りたいと持ちかけられる。コールは日本の大手メーカー〈ドヨナ〉と独占契約し、ダニエルとの契約を打ち切るよう手を回していた。
ジョニーは高校時代の友人で牧師をしているボビーに会う。ボビーは「結果がどうあろうと子供たちのそばにいるべきだ」と助言し、ロビーとの面会に立ち合うことを約束する。
ミゲルは手術の日取りが決まるが、成功の保証がないことや、手術費用を借金しなければならないことに不安を感じていた。サムは手術費用を稼ぐため、ミヤギ道のメンバーたちと洗車のボランティアをして募金を集める。
ジョニーは就職活動がうまくいかず、継父シドに金を無心しにいくが口論になってしまう。そこでシドの屋敷の彫刻を密かに持ち帰り、質屋に売ってミゲルの手術代を用立てる。病院に金を届けたジョニーは、ミゲルの祖母に一緒にいてほしいと頼まれ、手術を見守ることに。だがその日はロビーとの面会日で、ジョニーを待っていたロビーは裏切られたと思い込んでしまう。
ホークはサムたちが洗車で稼いだ金を奪い、ミヤギ道の仲間を痛めつける。コブラ道のやり方に怒りを募らせるサムは、ダニエルに内緒で仲間たちと空手の稽古を始める。
ダニエルはコールの申し出を断り、〈ドヨナ〉と交渉するため東京を訪れる。
ダニエルは〈ドヨナ〉の会議に出席し、契約打ち切りを回避すべく交渉するが、決定事項は変えられないと言われてしまう。意気消沈するダニエルは、師匠ミヤギの故郷・沖縄へ足を伸ばす。だがかつて訪れたトミ村はすっかり様変わりし、モダンな街になっていた。
ジョニーはロビーとの関係を修復しようとするが、自分よりもミゲルを優先したと知ったロビーは態度を硬化させてしまう。再び酒に逃げるジョニーだったが、クリーズがミゲルに近づこうとしていることを知り、ミゲルに会いにいく。もう二度と歩けないと泣き言を言うミゲルを叱り飛ばし、「俺はずっとお前のそばにいる。永遠にお前の先生だ」と告げるジョニー。
学校でのコブラ会とミヤギ道の対立は激化し、サムはサッカーの試合でコブラ会への逆襲を試みる。だがミヤギ道の道場生のみが校長から注意を受け、不満を募らせる。
沖縄でクミコと再会したダニエルは、彼女が保管していたミヤギの手紙を読み、師の知られざる思いに触れる。クミコに「きっとうまくいく」と励まされるダニエルの前に、かつて闘った相手チョーゼンが現れる。
チョーゼンはダニエルを道場に連れて行き、ミヤギ道に伝わる“敵を殺すための秘密の技”を披露する。その技を受けると手足が痺れて動けなくなり、戦うことができなくなるのだ。ダニエルはチョーゼンに教えを請い、技を習得する。
ジョニーは車椅子のミゲルをライブコンサートに連れて行き、存分に楽しませる。やがてミゲルは音楽に合わせて足でリズムを刻んでいることに気づく。
ダニエルはかつて自分が救った少女ユナと再会。ユナは〈ドヨナ〉の営業部門で専務取締役になっていた。ダニエルのために力になりたいというユナ。
サムはミヤギ道の仲間クリスがバイト先でホークたちから嫌がらせを受けていると連絡を受け、クリスの職場へ向かう。コブラ会の面々と乱闘になり、トリーとも再会。乱闘事件のフラッシュバックに襲われたサムは動けなくなり、ホークに襲われるディミトリを助けることができず、ディミトリは腕を折られてしまう。
サムから話を聞いたアマンダはコブラ道の道場を訪ね、クリーズに「やめさせないなら警察に行く」と忠告する。クリーズの異常性に気づいたアマンダは、この道場は絶対に閉めさせると宣言する。
ジョニーはミゲルのトレーニング方法を考えるため、再びパソコンに挑戦することに。Facebookを開いたジョニーは、高校時代の恋人アリから友達申請が届いていることに気づく。
1968年、若きジョン・クリーズはベトナムで特別部隊に抜擢され、唐手道を学ぶ機会を得る。
帰国したダニエルはアマンダから話を聞き、一緒に警察へ行くことに。だがクリーズは先手を打ち、アマンダに接近禁止令を出していた。
クリーズはコブラ会強化のため、カイラーたちをスカウト。弟子たちと対戦させ、負けた方を辞めさせる。ホークはかつて自分をいじめた相手に報復する。
トリーは街で偶然ミゲルと再会し、必ずミヤギ道に仕返しすると意気込むが、ミゲルが報復を望んでいないことを知って決裂する。
ミゲルはコブラ会から逃げたジョニーを非難する。自力で立てるようになったミゲルを見たジョニーは、もう一度子供たちと向き合うことを決意する。
ダニエルとアマンダはコブラ会に場所を貸している大家のアーマンドを取り込み、コブラ会を追い出そうと画策。アーマンドはクリーズに強制退去を命じるが、反撃されて言いなりになってしまう。クリーズはダニエルに宣戦布告し、店にヘビを持ち込む。
ミゲルはジョニーとの特訓でもとどおりに歩けるようになり、久しぶりに登校する。学校でホークたちコブラ会の仲間をジョニーの新しい道場に誘うが、彼らはクリーズに洗脳されてしまっていた。
ダニエルとアマンダはコブラ会から子供たちを守るため、ミヤギ道を再開することを決める。だがトラウマに苦しむサムは「もう空手はやりたくない」と言い張る。
ダニエルはサムを空手の大会が行われた会場に連れて行き、かつて自分も恐怖に負けそうになったことがあると話して聞かせる。ミヤギに言われたように、「倒れたときは自分自身で立ち上がるしかない」と教えるダニエル。サムは再び空手に取り組むようになる。
ジョニーは公園で新しい道場〈イーグル・ファング空手〉を始める。そこへクリーズと弟子たちが現れ、ジョニーをコブラ会に引き戻そうとする。ジョニーはきっぱり断るが、クリーズは「いずれ必ず後悔する」と告げる。
ジョニー、ダニエル、クリーズはそれぞれの方針で弟子を鍛える。ロビーが出所する日、ジョニーとダニエルは少年院へ迎えに行くが、2人を見たロビーは「俺に関わらないでくれ」と告げて立ち去る。
乱闘事件を受けて、今年のオールバレー大会は中止になる。ジョニーとダニエルは決定を受け入れるが、子供たちは大会に出たいと訴える。2人は公聴会に出席して市議会を説得しようとするが、その場にはクリーズの姿もあった。
公聴会の席で言い争う3人を見て、市議会はますます空手大会に不信感を募らせる。しかしミゲルとサムの心からの訴えを聞いて態度を軟化させ、大会開催を許可する。
行くあてがないロビーはミヤギ道の道場を訪れ、サムとミゲルが仲良くしているのを見てショックを受ける。そのままコブラ会の道場へ向かうロビー。
ジョニーはカルメンと一夜をともに過ごす。
ジョニーはカルメンと今後の自分たちの関係について話し合うことを約束する一方で、実家に戻っているアリと再会。昔話に花を咲かせ、ランチを楽しむ。ジョニーが失敗続きの過去を打ち明けると、アリも夫と離婚したことを話す。
ミゲルはミヤギ道の道場でサムとキスしているところをダニエルに見られ、気まずい思いをする。ダニエルから貧しかった高校時代の話を聞かされたミゲルは、サムとともに互いの師を和解させようと考える。
サムは自宅でクリスマスパーティーを開き、ミヤギ道の道場生とイーグル・ファングの道場生を集める。コブラ会に立ち向かうためには協力する必要があると説くミゲルとサム。
ロビーはホークやカイラーたちコブラ会の仲間とともに動物園に忍び込み、ヘビを盗み出すことに成功する。ロビーの勇気を褒めるクリーズ。トリーはミゲルとサムが一緒に行動していると聞いてショックを受ける。
ジョニーとアリは懐かしい〈ゴルフン・スタッフ〉でデートをし、盛り上がる。アリに誘われてクリスマスパーティーに出席したジョニーは、そこでアリと楽しそうに話すダニエルを見つける。
ダニエルはパーティーでアリと再会。ジョニーとアマンダも加わり、昔話で盛り上がる。
サムとミゲルに説得され、ミヤギ道とイーグル・ファングの道場生は協力することを決める。そこへコブラ会の連中が現れ、たちまち乱闘になる。戦いのさなか、コブラ会に疑念を抱いたホークはこれまでのことをディミトリに謝罪し、ともにコブラ会に立ち向かうことに。ミゲルはカイラーを倒し、以前のカンを取り戻す。サムはトラウマを克服し、トリーと対峙する。
ジョニーはアリに別れを告げ、カルメンに愛を告げようと部屋を訪ねるが、そこには傷ついて顔を腫らしたミゲルがいた。
ジョニーがコブラ会に乗り込むと、クリーズとともに稽古に励むロビーがいた。クリーズに戦いを挑むジョニーだったが、ロビーに阻まれる。ジョニーはクリーズに首を絞められ殺されそうになるが、かけつけたダニエルに救われる。
ダニエルはミヤギ道の秘技を使い、クリーズを無力化させる。クリーズは昔のように大会でケリをつけようと提案。ジョニーとダニエルは受けて立つ。後日、ミヤギ道の道場に集まるイーグル・ファングとミヤギ道の弟子たち。そしてジョニーとダニエルもともに稽古に臨む。
クリーズはベトナムで捕虜になったとき、ともに逃げ出した戦友テリー・シルバーに電話する。
感想(ネタバレ有)
乱闘事件がもたらした傷
やっぱり面白いですね!!
1話30分前後と短いので、全10話があっというまです。正直もっと見たかった。
乱闘事件がもたらした傷は大きく、重傷を負ったミゲルはもちろん、クリーズに道場を乗っ取られたジョニーは自棄になって酒に溺れ、元の木阿弥に。
サムは事件のトラウマに苦しむようになり、ダニエルは評判が落ちて店を売ることを検討しなければならなくなります。
そんな彼らが再び空手と向き合い、ドン底から這い上がってクリーズに立ち向かうまでが描かれたシーズン3でした。
シーズン1と2でレギュラーだったアイシャが去り、シーズン1に登場したヤスミンとカイラーが戻ってきましたね。
やっぱりちょっと変な日本
サプライズゲストが豪華でしたね~。1人は、ダニエルが沖縄で再会したクミコ。映画『ベスト・キッド2』でダニエルと恋仲になった女の子です。
すっかり洗練された女性になっててびっくりしたわ~。言われなかったらクミコとはわからなかったと思う。っていうか、わたしここで初めて気づいたことがあるんですけども…。
クミコ役のタムリン・トミタさんって、「グッド・ドクター」のアレグラ・アオキじゃないですか!
嘘でしょ…ずーっと「グッド・ドクター」見てるのに、ぜんっぜん気づかなかった…ショック。
沖縄ではもう一人、『ベスト・キッド2』でダニエルと戦った敵役のチョーゼンも登場。チョーゼンからミヤギ道に伝わる秘技を教わったり、秘伝の巻物をもらったりするんですけど、やっぱりな~んか変なのよね。
巻物なのに書かれている文章はフツーの現代文で、文字はどう見ても印刷された字。誰もツッコむ人いなかったんだろうか…それともあえてこれにした?
アリとの再会
一方、ジョニーは高校時代の恋人で初恋の相手アリとついに再会。アリ役のエリザベス・シューも素敵な年の取り方をしてましたね~。
最初は見栄を張ってカッコつけていたジョニーが、アリの前で素直に過去の失敗を打ち明け、高校時代に彼女を傷つけたことを謝るシーンには思わずグッときてしまいました。
昔のようにデートをして、ちょっとだけいい雰囲気になりかけた2人だけど、最終的には「過去にすがるのではなく、今を生きる」ことを選んで笑顔で別れを告げるのもカッコよかった。
ジョニーは高校時代にアリを大切にしなかったことを(そのせいでダニエルに奪われてしまったことを)、ずっと後悔して引きずってたんだと思う。
アリと再会したことで、ようやくその想いにケリをつけることができたんでしょうね。
クリーズは悪役になりすぎた?
今回の敵ははっきりしています。〈コブラ会〉を乗っ取り暴走するクリーズです。
彼の若かりし日の物語も回想シーンで挿入され、母親が自殺していたことや、貧しくていじめられていたこと、恋人を事故で亡くしていたことなどが判明。
ベトナム戦争に従軍し、戦場で「情け」をかけてしまったがために作戦が失敗して捕虜になるなど、今のクリーズを形成する出来事も描かれていました。
でもね…それでも少し、クリーズは「悪役」になりすぎた感がありますね。
勧善懲悪の物語だった『ベスト・キッド』から30年。このドラマで描かれてきたのは「正義の不確かさ」だったはずで、クリーズが完全な悪役になってしまうと、過去に後戻りしているような気がします。
最終話でクリーズが戦友のテリー・シルバーに連絡するシーンがありましたよね。シルバーは映画『ベスト・キッド3』に登場した悪役です。
シーズン4に彼が登場するとなると、ジョニー&ダニエルvsクリーズ&シルバーという構図になるのかなぁ。
いやでもジョニーとダニエルがこのまま仲良くやっていけるとは到底思えないから、大会までにまた一悶着あるんだろうな…。
若干の不安はありますが、きっとまた期待に応えて面白いストーリーを考えてくれると信じて、シーズン4を待つことにします。
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