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海外ドラマ「DOC あすへのカルテ」シーズン2(全16話)についてまとめました。
12年間の記憶を失ったエリート医師の闘いを描く医療系ヒューマンドラマの第2シーズン。2020年2月、世界中で新型コロナウイルスが拡大し、アンドレアが勤務するアンブロシアーノ総合病院も未曽有の事態に陥ります。
シーズン2では、感染症科医のチェチーリア、内科医のダミアーノ、事務局長のカルーソ、心理士のフェッラーリ、外科医のヴァレンティが新たなキャラクターとして登場。
シーズン1同様、今回も多くの謎を含むストーリー。第1話から第2話にかけての展開は衝撃的で、かなり驚きました。
シーズン1はこちら

※この記事は随時更新中です。各話視聴後、加筆修正します
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作品概要
- 放送局:NHK総合
- 放送時間:2023年9月17日(日)から毎週日曜23:00~
- 製作国:イタリア(2022年)
- 原題:DOC – NELLE TUE MANI
- 脚本:脚本:フランチェスコ・アルランチ/ヴィオラ・リスポリ
- 監督:ジャン・マリア・ミケリーニ
あらすじ
ミラノのアンブロシアーノ総合病院の内科医アンドレア・ファンティは医長として、大学教授としてエリート街道を突き進んでいた。しかし、ある日アンドレアは銃で頭を撃たれ、過去12年間の記憶を失ってしまう。最愛の息子マッティアを失くしたことも、妻と離婚したことも、同僚のジュリアと恋人同士だったことも、覚えてはいない。残っているのは患者のために最善を尽くす、12年前の志だけ。やがてアンドレアは、医者未満の「DOC(ドック)」として、内科で働くことに。
新しい生活になじみ始めた2020年2月。世界中で謎の感染症が拡大していた。新型コロナウイルス。あっという間に広がり、アンブロシアーノ総合病院も未曽有の事態に陥った。その時、病院ではなにが起きていたのか?アンドレアと仲間たちはどう立ち向かったのか?
NHK公式サイトより
予告動画
登場人物(キャスト)
※シーズン1のネタバレを含みます
アンドレア・ファンティ(ルカ・アルジェンテーロ/声:安元洋貴)
アンブロシアーノ総合病院の元内科医長。患者の父親に銃で頭を撃たれ、過去12年間の記憶を失ってしまう。現在は医者未満の“DOC(ドック)”として働きながら、医者としての再起を目指している。息子の死をきっかけに人が変わり、8年前にアニェーゼと離婚、同僚のジュリアと交際していたが、現在のアンドレアにその記憶はない。けがの影響から、思ったことをすぐ口に出してしまう。
アニェーゼ・ティベリ(サラ・ラッザーロ/声:日髙のり子)
アンドレアの元妻。病院長。アンドレアとの間にカロリーナと、幼くして病死したマッティアという2人の子供をもうけた。現在は恋人のダヴィデと暮らしており、養子を迎える準備も進めている。12年間の記憶を失ったアンドレアから猛アプローチを受け、心が揺れている。過去に子宮筋腫を患い、摘出手術を受けている。
チェチーリア・テデスキ(アリーチェ・アルクーリ/声:小林ゆう)
感染症科医で検査技師。アンドレアとアニェーゼとは大学の同窓生。大学時代はアンドレアに恋していた。彼がアニェーゼと別れたことを知り、アプローチする。コロナ収束後、内科医長に就任する。
ジュリア・ジョルダーノ(マティルデ・ジョリ/声:沢城みゆき)
内科医。長年アンドレアの助手を務め、私生活でも秘密の恋人だった。自分に関する記憶をなくし、元妻アニェーゼとの関係を取り戻していくアンドレアを見て身を引くことを決意。ジェノバの病院へ移ろうとするが、ロレンツォの子どもを妊娠していることがわかり…。
ロレンツォ・ラッザリーニ(ジャンマルコ・サウリーノ/声:佐藤拓也)
画像診断に定評がある内科医。女性との付き合いに慣れているモテ男だが、密かにジュリアを想い続けていた。シーズン1でジュリアに告白し、一夜だけの関係を結ぶも、失恋。ショックで薬物に手を出してしまい、休職することに。ダウン症の妹スザンナがいる。
ダミアーノ・チェスコーニ(マルコ・ロセッティ/声:高橋広樹)
新任の内科医。ジュリアに興味を持つ。
リッカルド・ボンヴェーニャ(ピエルパオロ・スポッロン/声:大河元気)
内科研修医。明るく社交的。15歳の時アンドレアに命を救われているが、周囲には知らせておらず、アンドレア自身も記憶を失ったため彼のことを覚えていない。シーズン1のラストで片足が義足であることをカミングアウトした。研修医仲間のアルバと思いが通じ合い、恋人になった。
アルバ・パトリツィ(シルヴィア・マッツィエリ/声:上杉華子)
内科研修医。元々は外科希望だったが、母親で外科医長のマルテッリに拒まれて内科に移った。研修医仲間のリッカルドとは紆余曲折を経て両想いになった。
ガブリエル・キダーネ(アルベルト・ブバカル・マランキーノ/声:野澤英義)
内科研修医。エチオピア出身。真面目で几帳面だが打算的な部分もある。村の人々の支援で進学できたことに恩を感じており、故郷で医者として働くことを目標にしている。シーズン1のラストで恋人のエリーザに別れを告げ、故郷の村に帰ることを決断した。
エリーザ・ルッソ(シモーナ・タバスコ/声:葉山那奈)
内科研修医。気が強く、誰に対しても遠慮なくズバズバ言う。祖母を母だと思って育った。女優である母セレーナは若くしてエリーザを出産し、妹だと偽っていた。動物が好きで保護犬の世話をしている。研修医仲間のガブリエルと付き合い始め、彼がイタリアに残ることを望んでいたが、シーズン1のラストで別れを告げられる。
カロリーナ・ファンティ(ベアトリーチェ・グランノ/声:廣田悠美)
アンドレアとアニェーゼの娘。現在は家を出てアパート暮らしをしている。長い間、弟のマッティアの死に責任を感じ、苦しんでいた。シーズン2では大学を卒業し、内科研修医としてアンブロシアーノ総合病院に勤務することに。
テレーザ・マラルディ(エリーザ・ディ・エウザニオ/声:斉藤あんり)
看護師長。明るい性格で周囲を和ませる。アンドレアとの付き合いも長く、はっきりと意見を言える貴重な存在。夫と離婚し、ひとりで娘のフランチェスカを育てている。
エンリコ・サンドリ(ジョヴァンニ・シフォーニ/声:関俊彦)
精神神経科医。記憶を失ったアンドレアの担当医であり、彼の過去を知る親友でもある。
ウンベルト・カルーソ(マッシモ・リゴ)
事務局長。チェチーリアと結託し、アンドレアを追い出そうとする。
ダヴィデ(シモーネ・ガンドルフォ)
アニェーゼの恋人。かつてアンドレアが暮らしていた家で、アニェーゼと2人で住んでいる。アニェーゼと養子を迎える計画を進めている。
各話のあらすじ(ネタバレ有)
2020年2月。アンブロシア―ノ総合病院の内科チームはバラバラになりつつあった。ガブリエルはエチオピアに帰るため、2週間後に病院を離れることになっていた。一度はガブリエルとの別れを受け入れたエリーザだったが、彼と一緒にエチオピアへ行く決意を固める。
アンドレアへの想いを断ち切ったジュリアは、10日後にジェノバの病院に移ることが決まった。休職中のロレンツォは医者を辞めることを考え、内科チームとの連絡を絶っていた。アンドレアは彼らを引き留めようと奔走するが、エンリコから「みんなを解放して、前に進むべきだ」と言われてしまう。
熱とせきの症状で入院しているアガタを診るため、感染症科に来たばかりの医師チェチーリア・テデスキが呼ばれる。彼女はアンドレアとアニェーゼの大学時代の友人で、当時アンドレアに想いを寄せていた。チェチーリアはアガタが何らかのウイルスに感染している可能性があると見て、隔離するよう助言する。
そんな中、ジュリアはロレンツォの子どもを妊娠していることに気づく。ロレンツォには内緒で中絶することを考えていたジュリアだったが、妊娠を知ったロレンツォは「どんな決断をしてもそばにいる」と告げる。ジュリアはロレンツォと互いの想いを確かめ合い、出産することを決める。
アンドレアは、アガタが中国で流行している「新型コロナ」に感染しているのではないかと考えていたが、ウイルスではなく、ストレスによって誘発された「スティル病」であることが判明する。
アンドレアは内科チームを屋上に集め、ささやかなパーティーを開く。そして自分のエゴで引き止めることはしないと宣言し、旅立つ仲間を送り出す決意をする。
ガブリエルはエリーザの幸せのために、イタリアに残るよう説得する。アニェーゼはアンドレアへの想いを引きずっていたが、パートナーのダヴィデとともに、里子のマヌエルを受け入れることに。
屋上パーティーのさなか、突然ジュリアが倒れてしまう。一命は取り留めるものの、新型コロナに感染していることがわかり、病院内に動揺が広がる。
数か月後。新型コロナの拡大がおさまり、アンブロシアーノ総合病院はようやく通常の活動を再開する。アンドレアの娘カロリーナは内科の研修医として仲間に加わっていたが、そこにアンドレアの姿はなく、内科医長にはチェチーリアが就任する。
そんな中、看護師のジャコモがせん妄状態で救急搬送される。終始不機嫌な彼は、家族や医師たちに悪態をついて出ていこうとするが、突然足がすくみ動けなくなってしまう。チェチーリアはすぐにアルツハイマーだと決めつけ、老年病科へ回そうとするが、ジュリアは反発する。
チームの状況に危機感を覚えたリッカルドは、アンドレアに会いに行く。アンドレアは街頭診療プログラムに参加し、公園のテントで無料検診を行っていた。事情を聞いたアンドレアは、ロレンツォの墓参りをしていたジュリアと合流し、病院の様子を見に行くことに。
アニェーゼは、感染症科医のチェチーリアが内科医長に選ばれた理由について、新型コロナでウイルスが注目されたため投資が集まりやすいという。そして新型コロナで数百人の患者と数十人の医療従事者を死なせてしまったことで、病院に調査が入り、もし自分に一つでも過失があったとわかれば立場が危うい、と語る。
アンドレアは仲間たちを集め、秘密会議を行う。病院に調査が入ることで問題となるのは、ロレンツォがゼロ号患者だったことだ。ロレンツォは世話をしていた隣人女性から感染し、病院にコロナを持ち込み、クラスターが発生した。そして発熱を知りながらも、働き続けた。
もしそのことが明るみに出れば、過失と故意の感染行為とされ、彼の妹スザンナが賠償金の支払いを求められることになってしまう。仲間たちは何としてもこの件を隠し通そうと団結し、アンドレアは保管所からロレンツォのカルテを盗み出す。
ジュリアはロレンツォを喪っただけでなく、授かったばかりの子どもも喪っていた。心配するアンドレアに、ジュリアは「今回の件が片付いたら、予定どおりジェノバへ行く」と告げる。
チェチーリアはアンドレアの影響力が強すぎることを懸念し、事務局長のカルーソに相談する。チェチーリアとカルーソは病院の変革を掲げて結託していた。カルーソはすぐに手を回し、アンドレアを解雇すべく動き出す。
ガブリエルはもう少しだけ病院に留まってほしいと頼まれ、帰国を先延ばしにする。特殊なウイルスに感染したと思われ隔離されていた患者ルドヴィカは、アンドレアの助言で小指の壊疽による敗血症だったことがわかる。感情的になり、チェチーリアに怒りをぶつけるガブリエルを見て、エリーザは違和感を覚える。
ロレンツォの後任として、チェチーリアはダミアーノ医師を呼び寄せる。ダミアーノの助言を受けてジャコモを診察したアンドレアは、首のしこりに気づき、甲状腺腺腫と判明する。ジャコモがすぐに怒るのは本人のせいではなく、病気が原因だった。
アルバは外科医長だった母を亡くし、休暇を取って実家に帰っていた。その間に、リッカルドとカロリーナは距離を縮める。
アンドレアはロレンツォを殺す夢を見て目覚める。病院に戻る決意をしたアンドレアは、ジェノバへ行くというジュリアを説得し、経営会議に乗り込んで自分が医長になると宣言する。
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