ネタバレ有「DOC(ドック) あすへのカルテ」シーズン2全話あらすじ・感想・キャスト・予告動画

「DOC あすへのカルテ」シーズン2あらすじ・キャスト

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海外ドラマ「DOC(ドック) あすへのカルテ」シーズン2(全16話)についてまとめました。

12年間の記憶を失ったエリート医師の闘いを描く医療系ヒューマンドラマの第2シーズン。2020年2月、世界中で新型コロナウイルスが拡大し、アンドレアが勤務するアンブロシアーノ総合病院も未曽有の事態に陥ります。

シーズン2では、感染症科医のチェチーリア、内科医のダミアーノ、事務局長のカルーソ、心理士のルチーア、外科医のエドアルドが新たなキャラクターとして登場。

シーズン1同様、今回も多くの謎を含むストーリーになっています。第1話から第2話にかけての展開は衝撃的で、かなり驚きました。 

▼シーズン1はこちら

NHK海外ドラマ「DOC あすへのカルテ」あらすじキャスト ネタバレ有「DOC(ドック) あすへのカルテ」全話あらすじ・感想・キャスト・視聴方法

作品概要

  • 放送局:NHK総合
  • 放送時間:2023年9月17日(日)から毎週日曜23:00~
  • 製作国:イタリア(2022年)
  • 原題:DOC – NELLE TUE MANI
  • 脚本:脚本:フランチェスコ・アルランチ/ヴィオラ・リスポリ
  • 監督:ジャン・マリア・ミケリーニ

あらすじ

ミラノのアンブロシアーノ総合病院の内科医アンドレア・ファンティは医長として、大学教授としてエリート街道を突き進んでいた。しかし、ある日アンドレアは銃で頭を撃たれ、過去12年間の記憶を失ってしまう。最愛の息子マッティアを失くしたことも、妻と離婚したことも、同僚のジュリアと恋人同士だったことも、覚えてはいない。残っているのは患者のために最善を尽くす、12年前の志だけ。やがてアンドレアは、医者未満の「DOC(ドック)」として、内科で働くことに。

新しい生活になじみ始めた2020年2月。世界中で謎の感染症が拡大していた。新型コロナウイルス。あっという間に広がり、アンブロシアーノ総合病院も未曽有の事態に陥った。その時、病院ではなにが起きていたのか?アンドレアと仲間たちはどう立ち向かったのか?

NHK公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト)

※シーズン1のネタバレを含みます

アンドレア・ファンティ(ルカ・アルジェンテーロ/声:安元洋貴)
アンブロシアーノ総合病院の元内科医長。患者の父親に銃で頭を撃たれ、過去12年間の記憶を失ってしまう。現在は医者未満の“DOC(ドック)”として働きながら、医者としての再起を目指している。息子の死をきっかけに人が変わり、8年前にアニェーゼと離婚、同僚のジュリアと交際していたが、現在のアンドレアにその記憶はない。けがの影響から、思ったことをすぐ口に出してしまう。

アニェーゼ・ティベリ(サラ・ラッザーロ/声:日髙のり子)
アンドレアの元妻。12年間の記憶を失ったアンドレアから猛アプローチを受け、心が揺れている。病院長だったが、新型コロナの院内クラスター発生の責任を問われ、調査が終わるまで現場復帰することに。恋人のダヴィデと暮らしており、里親としてマヌエルという少年を迎える。

チェチーリア・テデスキ(アリーチェ・アルクーリ/声:小林ゆう)
感染症科医で検査技師。アンドレアとアニェーゼとは大学の同窓生で、当時はアンドレアに恋していた。新型コロナ収束後、事務局長のカルーソに推されて内科医長に就任。カルーソとともに病院の改革計画を進める。アンドレアとは真逆で、患者に深入りすることを好まない。

ジュリア・ジョルダーノ(マティルデ・ジョリ/声:沢城みゆき)
内科医。長年アンドレアの助手を務め、私生活でも秘密の恋人だった。自分に関する記憶をなくし、元妻アニェーゼとの関係を取り戻していくアンドレアを見て身を引くことを決意。ジェノバの病院へ移ろうとするが、ロレンツォの子どもを妊娠していることがわかり、さらに新型コロナに感染してしまう。

ロレンツォ・ラッザリーニ(ジャンマルコ・サウリーノ/声:佐藤拓也)
画像診断に定評がある内科医。女性との付き合いに慣れているモテ男だが、密かにジュリアを想い続けていた。シーズン1でジュリアに告白し、一夜だけの関係を結ぶも、失恋。ショックで薬物に手を出してしまい、休職することに。復帰後すぐに新型コロナに感染してしまう。ダウン症の妹スザンナがいる。

ダミアーノ・チェスコーニ(マルコ・ロセッティ/声:高橋広樹)
新任の内科医。新型コロナの被害が大きかったローマの病院から移ってきた。チェチーリアが呼び寄せたため、彼女のスパイだと噂されている。ジュリアに興味を持ち、デートに誘う。

リッカルド・ボンヴェーニャ(ピエルパオロ・スポッロン/声:大河元気)
内科研修医。明るく社交的。15歳の時に患者としてアンドレアと出会い、命を救われている。シーズン1のラストで片足が義足であることをカミングアウトした。研修医仲間のアルバと両想いになり付き合い始めるが、多忙でプライベートの時間が取れず、すれ違う。

アルバ・パトリツィ(シルヴィア・マッツィエリ/声:上杉華子)
内科研修医。元々は外科希望だったが、母親で外科医長のマルテッリに拒まれて内科に移った。研修医仲間のリッカルドとは紆余曲折を経て両想いになった。新型コロナに感染して現場を離れたことから、内科で疎外感を覚えるようになる。

ガブリエル・キダーネ(アルベルト・ブバカル・マランキーノ/声:野澤英義)
内科研修医。エチオピア出身。村の人々の支援で進学できたことに恩を感じており、故郷で医者として働くことを目標にしている。シーズン1のラストで恋人のエリーザに別れを告げ、故郷の村に帰ることを決断したが、コロナ禍でパニック障害を発症する。

エリーザ・ルッソ(シモーナ・タバスコ/声:葉山那奈)
内科研修医。気が強く、誰に対しても遠慮なくズバズバ言う。祖母を母だと思って育った。女優である母セレーナは若くしてエリーザを出産し、妹だと偽っていた。動物が好きで保護犬の世話をしている。研修医仲間のガブリエルと付き合い始め、彼がイタリアに残ることを望んでいたが、シーズン1のラストで別れを告げられる。

カロリーナ・ファンティ(ベアトリーチェ・グランノ/声:廣田悠美)
アンドレアとアニェーゼの娘。長い間、弟のマッティアの死に責任を感じ、過食症に苦しんでいた。シーズン2では大学を卒業し、内科研修医としてアンブロシアーノ総合病院に勤務することに。新型コロナ感染拡大時にリッカルドに支えられ、彼に好意を持つようになる。

テレーザ・マラルディ(エリーザ・ディ・エウザニオ/声:斉藤あんり)
看護師長。明るい性格で周囲を和ませる。アンドレアとの付き合いも長く、はっきりと意見を言える貴重な存在。夫と離婚し、3人の娘たちと暮らしている。

エンリコ・サンドリ(ジョヴァンニ・シフォーニ/声:関俊彦)
精神神経科医。記憶を失ったアンドレアの担当医であり、彼の過去を知る親友でもある。周囲には内緒で、看護師長のテレーザと付き合い始める。

エドアルド・ヴァレンティ(ガエターノ・ブルーノ)
外科医長。マルテッリの後任。アルバとマルテッリが仲直りするきっかけをつくった。真面目で優秀な外科医だが、ある秘密を抱えている。

ルチーア・フェッラーリ(Giusy Buscemi)
心理士で、PTSDの専門家。コロナ禍でPTSDを発症した病院スタッフをケアするために雇われた。パニック発作を起こしたガブリエルと面談したり、アンドレアの適正テストに協力したりする。自身も辛い過去を抱えている。

ウンベルト・カルーソ(マッシモ・リゴ/声:山野井仁)
事務局長。本職は弁護士。アニェーゼを経営から追い払い、院長代理の座につく。また、新型コロナで注目を浴びた感染症科医のチェチーリアを内科医長に選任し、彼女の改革を後押しする。アンドレアに数々のテストを仕掛け、医長復帰を阻止しようと画策する。

ダヴィデ(シモーネ・ガンドルフォ)
アニェーゼの恋人。かつてアンドレアが暮らしていた家で、アニェーゼと2人で住んでいる。シーズン2では里子のマヌエルを迎え、3人での生活を始めることになる。

マッシモ・ジェンティーレ(ロレンゾ・フレディアーニ/声:野坂尚也)
エリーザの元患者で、新しい恋人。オンライン診察で意気投合し、プライベートでも会うようになった。実は聖職者だが、エリーザに事実を打ち明けられず、嘘をついて別れようとする。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

2020年2月。アンブロシア―ノ総合病院の内科チームはバラバラになりつつあった。ガブリエルはエチオピアに帰るため、2週間後に病院を離れることになっていた。一度はガブリエルとの別れを受け入れたエリーザだったが、彼と一緒にエチオピアへ行く決意を固める。
アンドレアへの想いを断ち切ったジュリアは、10日後にジェノバの病院に移ることが決まった。休職中のロレンツォは医者を辞めることを考え、内科チームとの連絡を絶っていた。アンドレアは彼らを引き留めようと奔走するが、エンリコから「みんなを解放して、前に進むべきだ」と言われてしまう。
熱とせきの症状で入院しているアガタを診るため、感染症科に来たばかりの医師チェチーリア・テデスキが呼ばれる。彼女はアンドレアとアニェーゼの大学時代の友人で、当時アンドレアに想いを寄せていた。チェチーリアはアガタが何らかのウイルスに感染している可能性があると見て、隔離するよう助言する。
そんな中、ジュリアはロレンツォの子どもを妊娠していることに気づく。ロレンツォには内緒で中絶することを考えていたジュリアだったが、妊娠を知ったロレンツォは「どんな決断をしてもそばにいる」と告げる。ジュリアはロレンツォと互いの想いを確かめ合い、出産することを決める。
アンドレアは、アガタが中国で流行している「新型コロナ」に感染しているのではないかと考えていたが、ウイルスではなく、ストレスによって誘発された「スティル病」であることが判明する。
アンドレアは内科チームを屋上に集め、ささやかなパーティーを開く。そして自分のエゴで引き止めることはしないと宣言し、旅立つ仲間を送り出す決意をする。
ガブリエルはエリーザの幸せのために、イタリアに残るよう説得する。アニェーゼはアンドレアへの想いを引きずっていたが、パートナーのダヴィデとともに、里子のマヌエルを受け入れることに。
屋上パーティーのさなか、突然ジュリアが倒れてしまう。一命は取り留めるものの、新型コロナに感染していることがわかり、病院内に動揺が広がる。

数か月後。新型コロナの拡大がおさまり、アンブロシアーノ総合病院はようやく通常の活動を再開する。アンドレアの娘カロリーナは内科の研修医として仲間に加わっていたが、そこにアンドレアの姿はなく、内科医長にはチェチーリアが就任する。
そんな中、看護師のジャコモがせん妄状態で救急搬送される。終始不機嫌な彼は、家族や医師たちに悪態をついて出ていこうとするが、突然足がすくみ動けなくなってしまう。チェチーリアはすぐにアルツハイマーだと決めつけ、老年病科へ回そうとするが、ジュリアは反発する。
チームの状況に危機感を覚えたリッカルドは、アンドレアに会いに行く。アンドレアは街頭診療プログラムに参加し、公園のテントで無料検診を行っていた。事情を聞いたアンドレアは、ロレンツォの墓参りをしていたジュリアと合流し、病院の様子を見に行くことに。
アニェーゼは、感染症科医のチェチーリアが内科医長に選ばれた理由について、新型コロナでウイルスが注目されたため投資が集まりやすいという。そして新型コロナで数百人の患者と数十人の医療従事者を死なせてしまったことで、病院に調査が入り、もし自分に一つでも過失があったとわかれば立場が危うい、と語る。
アンドレアは仲間たちを集め、秘密会議を行う。病院に調査が入ることで問題となるのは、ロレンツォがゼロ号患者だったことだ。ロレンツォは世話をしていた隣人女性から感染し、病院にコロナを持ち込み、クラスターが発生した。そして発熱を知りながらも、働き続けた。
もしそのことが明るみに出れば、過失と故意の感染行為とされ、彼の妹スザンナが賠償金の支払いを求められることになってしまう。仲間たちは何としてもこの件を隠し通そうと団結し、アンドレアは文書保管所からロレンツォのカルテを盗み出す。
ジュリアはロレンツォを喪っただけでなく、授かったばかりの子どもも喪っていた。心配するアンドレアに、ジュリアは「今回の件が片付いたら、予定どおりジェノバへ行く」と告げる。
チェチーリアはアンドレアの影響力が強すぎることを懸念し、事務局長のカルーソに相談する。チェチーリアとカルーソは病院の変革を掲げて結託していた。カルーソはすぐに手を回し、アンドレアを解雇すべく動き出す。
ガブリエルはもう少しだけ病院に留まってほしいと頼まれ、帰国を先延ばしにする。特殊なウイルスに感染したと思われ隔離されていた患者ルドヴィカは、アンドレアの助言で小指の壊疽による敗血症だったことがわかる。感情的になり、チェチーリアに怒りをぶつけるガブリエルを見て、エリーザは違和感を覚える。
ロレンツォの後任として、チェチーリアはダミアーノ医師を呼び寄せる。ダミアーノの助言を受けてジャコモを診察したアンドレアは、首のしこりに気づき、甲状腺腺腫と判明する。ジャコモがすぐに怒るのは本人のせいではなく、病気が原因だった。
アルバは外科医長だった母マルテッリを亡くし、休暇を取って実家に帰っていた。その間に、リッカルドとカロリーナは距離を縮める。
アンドレアはロレンツォを殺す夢を見て目覚める。病院に戻る決意をしたアンドレアは、ジェノバへ行くというジュリアを説得し、会議に乗り込んで自分が医長になると宣言する。

アニェーゼは調査が済むまで経営から離れることになり、精神神経科の医師として現場復帰することに。院長代理を務める事務局長のカルーソは、アンドレアが医長に復帰する条件として、適正確認のテストを受けることを提案する。
だがテストにより適正がないことが判明した場合、アンドレアは二度と医者の仕事ができなくなってしまうことから、アニェーゼやジュリアはテストを受けるべきではないと反対する。
病院内では新型コロナ感染拡大時の調査が始まり、カルーソとチェチーリアが医師たちと面談を行う。ジュリアは自分が院内初の感染者だと嘘の証言をする。実際にはロレンツォで、ジュリアを心配する彼は発熱があったにも関わらず仕事を続け、結果的にクラスターを発生させる原因となってしまったのだった。
また、アルバの母マルテッリも新型コロナに感染し、自宅療養中の彼女を見舞っていたアルバも感染。患者が殺到し、人手もベッドも酸素ボンベも足りず混乱する中、カロリーナが内科に配属され、いきなり現場で対応に当たることになる。アンドレアは看護師長のテレーザに頼まれ、現場の指揮を執ることに。
昏睡状態のジュリアは危険な状態から脱するが、胎児は諦めなくてはならなかった。アルバは母マルテッリと仲直りするも、重症化したマルテッリは病院への搬送ミスで治療が間に合わず、亡くなってしまう。
現在。糖尿病を患うカルミネは、甘いものを食べる習慣から抜け出せず、これまで何度も昏睡状態に陥っていた。妻のアレッシアによると、カルミネはかつて薬物依存症だったという。そして今は薬物の代わりに砂糖に依存しているのだと話す。アンドレアは「最後のチャンスだ」とカルミネを説得し、最終的にダミアーノの助言で胃のバイパス手術を受けることを決める。カロリーナはリッカルドに告白し、振られてしまう。休みを取っていたアルバは職場に復帰し、リッカルドと再会する。ガブリエルと別れたエリーザは元患者のマッシモと付き合い始めるが、なかなか会えず悩んでいた。ガブリエルはパニック発作に悩み、エンリコに相談。PTSDの専門家である心理士ルチーア・フェッラーリの治療を受けるよう勧められる。
アンドレアはチェチーリアが内科をなくすつもりだと気づき、カルーソの提案を受けて適正確認のテストを受けることを決断する。

アンドレアはエンリコから、医長復帰のための適正テストを渡される。テストが行われる前に、あらかじめ答えを考えておくためだ。エンリコはアンドレアの素直な答えでは不合格になると言い、医長としてふさわしい回答をするよう助言する。
昨年ウィンブルドン・ジュニアで優勝した18歳のテニス選手ルドヴィコが、手の痛みや幻覚、吐き気の症状を訴えて入院する。母親はプレッシャーによる心身症だと考えていたが、アンドレアはルドヴィゴが何か隠していると察し、彼から秘密を聞き出すことに。アンドレアに心を許したルドヴィゴは、母親やコーチに内緒で夜遊びをしていることを打ち明ける。
アンドレアはルドヴィゴを屋上に連れていき、一緒にテニスをして遊ぶ。だがその最中にルドヴィゴは脳卒中を起こし、遺伝性の疾患「ファブリー病」であることが判明する。治療によって病気と共存はできるが、テニスを続けることは無理だった。
カロリーナはアンドレアが医長に復帰したら、以前の厳格で他人を寄せつけない父に戻ってしまうのではないかと不安を抱く。アンドレアは変わらないことを約束し、カルーソによる不意打ちの適正テストで最高点を取る。
カルーソは執務室で謎の人物と話し、アンドレアの医長復帰を必ず阻止すると宣言する。チェチーリアは内科で重大なミスがあったらすぐに報告するよう、ダミアーノに約束させる。
ガブリエルはパニック発作に苦しんでいたが、心理士の面談をすっぽかしてしまう。エリーザはマッシモに無視され続けた挙げ句、「オーストラリアに転勤になった」と告げられる。
ダミアーノは以前、感染拡大の被害が大きかったローマの病院にいたことをジュリアに打ち明ける。ジュリアが病院に残ったのはロレンツォのためだと知ったダミアーノは、話し相手になると告げて彼女に携帯の番号を教える。
エンリコは看護師長のテレーザと付き合っていたが、そのことはアンドレアにも内緒だった。

クリップを飲み込んだアンナが入院する。鉄欠乏症貧血の症状から異食性を疑うアンドレアだったが、医長のチェチーリアは精神科の症例だと主張する。さらに発疹や発熱で入院したダレーシュについても、チェチーリアとアンドレアの意見は対立する。
カロリーナは内科での勤務が辛くなり、外科医長のエドアルドに外科に異動したいと訴える。エドアルドから内科と外科をかけもちすることを提案されたカロリーナは、アンドレアに相談することなく、かけもちを決めてしまう。
アルバはみんなが交わす「青い犬」という言葉が気になり聞いて回るが、「簡単には説明できない」と後回しにされ、疎外感を覚える。
アンドレアはアンナの検査結果を見て、彼女が自分で血を抜いていることに気づく。アンナは病院に依存する病“ミュンヒハウゼン症候群”だった。家を出た夫の気を引くため、病気を装っていたのだ。アンナは自分に注意を向けてくれたアンドレアに甘えてしまったと話す。
ダレーシュはチェチーリアの診断どおり、感染力の強いウエストナイル熱だった。アンドレアは希望的観測で「治療は可能」と本人に伝えてしまったことを後悔する。ダレーシュは息子のサンディープに見守られながら息を引き取る。
マッシモと別れたエリーザは、ガブリエルに「マッシモと海へ行く」と嘘をついて休暇をひとりで過ごす。ガブリエルは心理士のルチーア・フェッラーリと面談し、パニック発作を発症した原因はエリーザを吹っ切れないことだと指摘される。ルチーアは問題を解決するために、エリーザを治療に参加させることを決める。
アンドレアは患者に踏み込みすぎたことを反省する。カルーソはアンドレアのミスを理由に、医長になることを諦めるよう諭す。だが彼に何らかの思惑があると感じ取ったアンドレアは、話を聞いてくれる医者こそが必要だと主張し、テストを続けることを決める。

アンドレアはカロリーナと一緒に出勤してきたエドアルドを見て2人の関係を誤解し、逆上してしまう。職場でも子供扱いされることに苛立ったカロリーナは、「ロレンツォが死んだとき、パパの指示に従ったのは間違いだった」と言い放つ。
大学生のアントニオが激しいかゆみを訴えて入院する。アントニオには遺伝性の持病があり、厳しい食事制限をしなければならなかった。
アントニオの両親は妊娠中の段階で疾患に気づいていたが、周囲の反対を押し切ってアントニオを出産。病気の息子を見て罪悪感に苦しんでいた。アントニオは最近になってその事実に気づき、自分を産んだ両親に対する反抗と、死んだほうがマシだという思いから、禁じられていた食べ物を食べたのだった。
さらに、アントニオが父親の車を燃やした際、芝生に寝転がってマダニに刺されていたことが判明。一時は容態が悪化するも一命をとりとめ、アントニオはあらためて両親に感謝し、生きたいと思い直す。
ガブリエルとエリーザは、三つ星レストランのシェフ、グアルティエーリを担当する。彼は仕事が忙しいと治療を拒み、かんしゃくを起こして退院してしまう。
だが調べてみると、レストランは閉店していた。グアルティエーリは新型コロナ感染で嗅覚と味覚を失い、感覚を取り戻すために著しく偏った食事を続け、壊血病になっていたのだ。それを知った副料理長のマウリツィオは、自分が手伝うと申し出る。
グアルティエーリを見て自分の中の怒りに気づいたエリーザは、マッシモに会いに行き、遠距離恋愛でもかまわないと伝える。そしてガブリエルと一緒にルチーアの面談を受け、ガブリエルとの別れを受け入れると話す。ガブリエルもまた、エリーザの新しい恋を応援すると告げる。仲直りのハグをした2人を見て、ルチーアはもう薬は必要ないと判断し、治療を終える。
アルバはチェチーリアから、文書保管所にある感染症の症例をデータ化する「特別任務」を与えられる。アルバが疎外感を覚えていることに気づいたリッカルドは、仕事を減らしてアルバとの時間を増やすことに。
カルーソは心理士のルチーアと外科医長のエドアルドに協力を頼み、アンドレアが感情を制御できるか試すことに。怒りを抑えようとするアンドレアだったが、最終的には「不適合」だと判断されてしまう。だがエドアルドが異議を唱え、もう一度だけチャンスを与えられることに。
カロリーナはエドアルドに特別な感情を抱くようになり、2人は男女の関係に。これからも関係を続けるため、カロリーナは内科に戻ることを決める。だがカロリーナの知らないところで、エドアルドはドラッグを使用していた。

元研修医のシルヴィアが男の子を出産し、退院する。だが病院を出たところで倒れてしまい、再び入院することに。シルヴィアは以前エンリコと不倫関係にあったが、3年前、彼女のほうから一方的に別れを告げて関係を終わらせていた。
当時シルヴィアはエンリコの子どもを妊娠していたが、彼が子どもを求めていないことを知り、何も告げずに別れることを選んだのだった。何も知らなかったエンリコはショックを受け、動揺する。
シルヴィアはエンリコの子を含め、過去に3度も流産していた。そのことから、アンドレアは彼女が抗リン脂質抗体症候群だと気づく。カロリーナは「画像診断が得意なロレンツォならとっくに見つけてた」と言い、自分を責める。
シルヴィアの選択を受け入れたエンリコは、現在の恋人である看護師長のテレーザからの提案を受け、彼女の家で一緒に暮らすことを決める。
82歳の独身女性マリアは、心臓の手術を拒んで司祭に臨終の儀式をさせようとする。彼女に呼ばれて病院を訪れたのは、テレーザの恋人マッシモだった。司祭であることをテレーザに知られたくないマッシモは、病院で彼女と鉢合わせないよう工夫する。マリアは自分を待っている友人たちがいると知り、手術を受ける覚悟を決める。
カロリーナは、エドアルドとつきあっていることをリッカルドとアンドレアに報告する。エドアルドがドラッグを使用しているという噂をリッカルドから聞かされたカロリーナは、本人を問い詰め、事実だと知って困惑する。
リッカルドはアルバと週末旅行に行く計画を立てるが、患者の治療に気を取られて約束をすっぽかしてしまう。アルバは時間になっても現れないリッカルドを心配して病院を訪れ、彼がカロリーナと楽しそうに話す様子を見て傷つく。
ジュリアはシルヴィアが産んだ子どもを抱き、生まれなかったロレンツォの子どもを思い出す。ジュリアから話を聞いたダミアーノは、「僕がいる」と告げてジュリアを抱きしめキスをする。
アンドレアは医長復帰のための適正テストで、「もし自分が浸水した船の船長で、1人を犠牲にすることで他は全員助けられるなら、誰を犠牲にするか?」と問われる。24時間の猶予をもらい、アンドレアが出した答えは「自分」だった。
アンドレアはテストを乗り切るが、チェチーリアから「ロレンツォの件で何か隠している」と指摘される。勘違いだと否定するアンドレアだったが、チェチーリアは嘘だと見抜いていた。

2020年3月。新型コロナウイルスが猛威をふるい、ロックダウンが実施される中、病院には次々と患者が搬送されてくる。自宅療養中だったロレンツォも緊急搬送され、入院を余儀なくされる。
酸素ボンベやヘルメット型マスクなど医療資材は不足し、過酷な勤務状況に医師たちは疲労困憊する。そんな中、回復したジュリアが職場復帰する。ジュリアはアンドレアと同じく「誰も切り捨てずに分け合う」という方針を貫くことを決める。
集中治療室を空けるため、患者のグイードが一般病棟に移される。長時間勤務が続いたリッカルドは帰宅を命じられるが、グイードの家族から青い犬のぬいぐるみを預かり、病院に戻る。グイードの息子シモーネは、「青い犬がパパを守ってくれる」と信じていた。
リッカルドは疲れ切った医師たちに、「ありとあらゆる力を集めて乗り切ろう」と声をかける。アンドレアも「僕らは患者の“青い犬”だ」と団結を促す。やがてグイードは回復し、医師たちに感謝する。
ガブリエルの婚約者だったナツィネットが新型コロナに感染し、病院に運ばれてくる。ナツィネットは「婚約を破棄されたことで国を出る勇気が出た」とガブリエルに感謝する。だが容態が悪化し、集中治療室に移されることなくナツィネットは息を引き取る。ガブリエルは彼女を救えなかった自分を責め、パニック発作を発症する。
エリーザはオンライン診察でマッシモと出会い、明るく冗談好きなマッシモとの会話に救われる。カトリックの司祭であるマッシモもまた、教会に並ぶたくさんの棺を前にして心を痛めていた。
ロレンツォは容態が安定してきたため、一般病棟へ移される。ロレンツォの隣のベッドにはクラーラという年配の女性がいたが、酸素ボンベが切れて危険な状態となる。
ロレンツォはカロリーナを呼び、自分のボンベを彼女に付け替えるよう命じる。カロリーナは言われたとおりにするが、その後、届いた酸素ボンベを持って部屋に戻ってきたときには、ロレンツォはすでに息をしていなかった。
自分のせいだとパニックに陥るカロリーナを、アンドレアは一時的に帰宅させる。ロレンツォの死を知ったジュリアは号泣する。アンドレアはリモート会議に参加して現場を離れたことを後悔し、カロリーナを守るために酸素ボンベを交換したことについては誰にも言わず、「自分が行ったときにはすでに手遅れだった」と嘘をつく。
現在。ジュリアの家に招かれたダミアーノは、彼女の寝室の引き出しに隠されていたロレンツォの診断書を見つけ、とっさに携帯で撮影する。

ダミアーノはジュリアがロレンツォの診断書を隠し持っていた理由を探るため、密かにロレンツォのカルテを調べる。それを知ったチェチーリアはダミアーノを詰問するが、はぐらかされてしまう。
チェチーリアはアンドレアとアニェーゼを呼び出し、「ロレンツォについての隠し事を話してくれたら、一緒に対処できる」と持ちかける。その場では「何もない」と否定してやり過ごしたアンドレアだったが、その後、事情を知らないアニェーゼに問い詰められ、ロレンツォが新型コロナのゼロ号患者だったことを打ち明ける。証拠を隠滅した事実が露呈すれば大変なことになる、と動揺するアニェーゼに、アンドレアは「唯一の証拠を消したから表沙汰にはならない」と断言する。
腹部の痛みなどの症状がある受刑者のアンブラが入院する。彼女は生後間もない娘にモルヒネを盛って殺そうとした容疑で有罪になっていた。チェチーリアたちは薬物の過剰摂取だと決めつけるが、アンドレアだけは疑問を抱く。
アンブラはパートナーや他の受刑者たちから暴行を受け、鎮痛剤を飲んでいた。彼女は遺伝子多型だったため、鎮痛剤の成分が体内でモルヒネに変換されていたのだ。娘の場合も、母乳を通じて体内のモルヒネが娘に移行したとわかり、無実が証明される。
田舎暮らしをしているフィリッポは、幻覚症状に悩まされていた。本人は薬物摂取を否定するが、ダミアーノは嘘をついていると思い込む。薬物検査の結果、ライ麦に寄生する麦角菌の中毒と判明。ダミアーノは話も聞かずに結論を急いだことを反省する。
ダミアーノはロレンツォの診断書を隠し撮りしたことをジュリアに打ち明け、誰にも言わないと約束する。だがカルーソに「父親を助けてやる」と揺さぶりをかけられ、動揺する。
マッシモはエリーザに司祭であることを告白しようとするが、どうしても言い出せない。病院でガブリエルと会い、意気投合した2人は連絡先を交換する。
ガブリエルが病院を去る日がやってくる。仲間たちはサプライズパーティーを開いて、ガブリエルの門出を祝う。テレーザはみんなの前で、エンリコとの関係を告白する。
仲間たちの幸福そうな様子を見届けて、ガブリエルは何も言わずにパーティーを抜け出す。帰宅したガブリエルは大量の鎮静剤を飲み、マッシモに電話して「エリーザを頼む」と告げて意識を失う。異変を察したマッシモはガブリエルの自宅へ行き、救急車を呼ぶ。

自殺を図ったガブリエルはマッシモに発見され、病院に搬送されて一命を取り留める。ガブリエルがパニック発作を起こして心理士の治療を受けていたことを知ったアンドレアは、彼の苦しみに気づけなかったことを悔やむ。
エリーザとマッシモはエチオピア協会へ行き、ガブリエルの婚約者ナツィネットが新型コロナで亡くなっていたことを知る。アンドレアたちは、ガブリエルがマッシモに告げた「彼らは幸せだ」「僕は逃げた」「マイナスだ」という言葉の意味を探ろうとする。
マッシモは司祭であることをエリーザに打ち明け、今まで黙っていたことを謝る。新型コロナが猛威をふるっていた頃、精神的に追い詰められていたマッシモは、エリーザに出会って救われたと話す。
リッカルドとアルバは2日間の休暇を取り、旅行に出かける。湖畔のコテージに滞在中、リッカルドはNPO財団からの誘いを受けて「街角診療ツアー」のプロジェクトに参加することを決め、反対するアルバと口論になってしまう。
アニェーゼは里子のマヌエルと関係を築くことができず、パートナーのダヴィデとも心が離れてしまう。アンドレアはそんなアニェーゼに寄り添い、2人は復縁することを決める。
アニェーゼはコロナ禍での院長としての対応を調査されることになり、アンドレアが証言をすることに。だが調査官から、彼女が娘のカロリーナを自分の病院に配属させるために手を回したと知らされ、動揺する。何も知らないカロリーナは恋人のエドアルドからその事実を告げられ、ショックを受けて再び過食に走ってしまう。
アンドレアは、ガブリエルが自身の検査結果を改ざんしてコロナに感染したと偽り、コロナ禍の現場から逃げ出したことを知る。その日はロレンツォやナツィネットが亡くなった日だった。彼がマッシモに告げた「マイナス」は、「陰性」を意味していたのだ。だがその事実を、意識を取り戻したガブリエルや、それを喜ぶ仲間たちに告げることはできなかった。
ダミアーノは仕事を休んでローマへ行き、老いた父親と会う。ダミアーノの父親は長年看護師長として働いていたが、コロナ禍で麻酔医の代わりに麻酔をかけた罪を問われ、刑事裁判にかけられていた。
ダミアーノはカルーソから持ちかけられた取引に応じ、父親を無罪にする代わりに、ジュリアの部屋で見つけたロレンツォの診断書を彼に手渡す。そしてロレンツォがゼロ号患者であることを知りながら、内科の全員が隠していたことを告げる。

マヌエルの実の母親ミレーナが路上で吐血し、入院する。彼女はマヌエルを出産した直後から全身の痛みを訴え続けていたが、どの病院でも原因がわからず、痛み止めを飲んで耐えていた。マヌエルを里子に出したのも、その痛みが原因だった。
ミレーナが回復すればマヌエルは母親と暮らすことができ、ダヴィデとも別れられるかもしれないというアニェーゼの言葉に、復縁を望むアンドレアはミレーナの症状の原因究明に躍起となる。
ロレンツォがゼロ号患者であることを示す診断書を手に入れたカルーソは、アンドレアを追放するため、調査委員会に診断書のコピーを送り検証を要請する。ダミアーノの父親は告訴を取り下げられる。アンドレアはダミアーノがカルーソと取引したことを知り、彼の裏切りを糾弾する。
回復したガブリエルはエチオピアへの帰国を望むが、ルチーアとの面談で自殺未遂の本当の理由を言えず、許可を出してもらえない。追い詰められたガブリエルはアンドレアに秘密を打ち明ける。アンドレアは「何も気づいてやれなくて悪かった」とガブリエルを抱きしめる。
口が渇くというミレーナの訴えから、アンドレアは自己免疫疾患だと気づく。自宅で治療できるとわかり喜ぶミレーナだったが、仕事に専念するため、マヌエルを引き取ってほしいとアニェーゼに頼む。アニェーゼは問題から逃げていたことに気づき、アンドレアに別れを告げてダヴィデとマヌエルのもとに戻る。
ローマの病院の調査結果を踏まえ、ゼロ号患者の特定は不可能であり、ロレンツォの責任は問わないという判断が下される。ロレンツォの妹スザンナには今まで通り病院の家族連帯基金から支援金が支給されることになり、アンドレアたちは安堵する。
ダミアーノは事前にローマの病院の調査結果を聞き、ロレンツォの診断書に利用価値はないとわかったうえで、カルーソを騙したのだった。だがジュリアはダミアーノの行為を許せず、一方的に関係を終わらせる。
カルーソは、診断書を持ち去って隠す行為は違法だと調査官に訴えるが、チェチーリアが証言しなかったため、アンドレアは処分を免れる。
カルーソはアンドレアが最後のテストを受ける前にシミュレーションを行うと宣言し、一日医長を務めるよう命じる。その後、カルーソはPNS医療機器のある人物と電話で話し、アンドレアを追い出すために手を貸してほしいと頼む。

郊外のホテルで内科医長の国際会議が開かれ、アンドレアとチェチーリアが出席する。夜、チェチーリアは製薬会社の社員ルッジェーロと一夜をともにするが、彼が突然苦しみ出したため、アンドレアとともにアンブロシアーノ病院に運ぶ。
カルーソは事前予告なしにシミュレーションを実施すると告げ、アンドレアはその日、急遽一日医長を務めることに。ところがコンピューターウイルスにより病院全体の情報システムが停止、画像診断も病理組織診断も行えない状態に陥ってしまう。
ルッジェーロはカルーソの秘書コスタンツァの夫だった。彼の両手首をつかんだアンドレアは大動脈解離だと気づくが、外科医長のエドアルドはCTで見てもいないのにオペすることはできないと主張。アンドレアが責任を負うとサインするならオペをしてもいいと言う。
アンドレアはゴールドスタンダード(診断の決め手となる最良の方法)がない状態で医長として判断を下さなければならなくなり、いつも以上に慎重になってしまう。だがジュリアから「医長に必要なのは慎重さより度胸」だと言われ、以前の自分を取り戻す。
オペを受けたルッジェーロは、やはり大動脈解離だったことがわかる。妻のコスタンツァは昨夜の彼の浮気に気づいていたが、もう一度やり直すつもりだとアンドレアに打ち明ける。
エドアルドはカロリーナの助言を受け、薬に頼らずオペを行う。そして薬を使うようになったのは、コロナ禍で無力感に襲われたのが原因だったと語る。カロリーナは共感を示し、ロレンツォが死んだときに自分がボンベを運んだことをうっかり話してしまう。
ガブリエルは医者を辞める決意を固め、コロナ陽性と偽って医療現場から逃げ出したことを内科の仲間たちに告白する。病院を去ろうとしたガブリエルは心理士のルチーアが倒れているのを発見し、虫垂炎を疑うが、彼女の夫ドメニコは強引に退院させて彼女をニューヨーク旅行に同行させようとする。
ガブリエルはルチーアが幼い頃に継父から虐待を受けていたと聞き、なぜ今も傲慢な男に従うのかと問い詰める。ルチーアは旅行を拒み、ほかの病院でCT検査を受けることを決断。その結果、腹膜炎寸前の危険な状態だったことがわかる。ルチーアを救ったガブリエルはエリーザの前で号泣する。
原因不明の腹部の痛みで入院した市長のオリヴィアは、リッカルドの指摘で左腎の遊走腎であることが判明し、無事に退院する。アルバは働きすぎるリッカルドを心配し、仕事依存症を治療すべきだと助言するが、彼は「前からこうだった」と言い張り、病気を否定する。
停止していた情報システムが回復する。アンドレアの審査を行ったダミアーノは、「こんな医長こそ必要だ」とアンドレアを高く評価し、委員会に報告する。情報システムの停止はカルーソによる妨害だったが、計画が失敗に終わり、カルーソは打つ手がなくなってしまう。
だがカルーソの協力者は、リッカルドの死に関するカロリーナとエドアルドの会話を盗聴し、その音声を手に入れていた。

視力と聴力を失っているマッテオが高熱と腹部の痛みで入院する。チェチーリアは彼がナイジェリア人の娼婦アミーナと会っていたことから、アフリカで流行しているラッサ熱を主張。だがアミーナはマッテオと性行為をしておらず、PCR検査の結果も陰性だった。
アンドレアはチェチーリアが感染症にこだわる理由を尋ね、彼女の母親が2003年にSARSを最初に診断した医師のチームに属し、その後亡くなったことを知らされる。アンドレアとの会話で、チェチーリアはマッテオが小児感染症のひとつロタウイルス感染症だと気づく。
テレーザの娘イラーリアが呼吸困難に陥り、エンリコに連れてこられる。イラーリアは恋人と別れたばかりだったが、恋人がいたことを知らなかったテレーザと実父コッラードは困惑。エンリコはコッラードと口論になり、殴られる。
イラーリアの胃を洗浄すると大量のホルムアルデヒドが検出され、テレーザは娘が自殺を図ったと思い込み、自分を責める。コッラードはイラーリアの携帯を調べ、彼女が動画を見て洗剤で歯を白くしようとしていたことを知る。自殺ではなかったとわかり、テレーザは安堵する。
カロリーナの過食症が再発したと知ったエドアルドは、密かにアンドレアに報告する。その行為に憤ったカロリーナは、エドアルドと距離を置くことに。リッカルドもアルバから一方的に別れを告げられ、カロリーナと悩みを打ち明け合う。
カロリーナからロレンツォの死の真相を聞かされたリッカルドは、嘘をついたアンドレアを非難し、今すぐ真実を言うべきだと告げる。アンドレアは医長の座を諦め、全てを明らかにしようと決意するが、カロリーナに止められる。
ジュリアは元依存症の母エレオノーラの突然の訪問を受け、同じく元依存症の婚約者セルジョと結婚するため証人になってほしいと頼まれる。ジュリアは「幸せを願ってる。でも関わりたくない」と告げる。
ガブリエルは出発前日に病院を訪れ、エリーザに「一緒にエチオピアに来てほしい」と告げる。そして彼女の分のチケットを用意していることを伝えて立ち去る。
チェチーリアは今後も内科での勤務を望み、アンドレアが医長になったときは彼のもとで働きたいとカルーソに伝える。カルーソはロレンツォの入院書類に矛盾が見つかったことをチェチーリアに話し、調査を依頼する。一旦は断ったチェチーリアだったが…。

ジュリアの母エレオノーラの婚約者セルジョが突然記憶を失い、自分の名前もわからなくなってしまう。アンドレアはセルジョが口にする「アル」という人物が何か知っていると考え、聞き出そうとするが、セルジョは「話したくない」と頑なに拒絶する。
ロレンツォの死の真相を知ったリッカルドは、アンドレアに失望し、医療に対する希望も失う。そんな中、原因不明の痛みに長年苦しんできたアリアンナが、リッカルドを頼って病院を訪れる。彼女は新型コロナの感染拡大時にこの病院で医師たちが踊る動画を見て以来、SNSでリッカルドをフォローしているという。
気が進まないリッカルドだったが、原因不明の病気を持つ患者の登録簿に彼女と似た症状の疾患を見つけ、2人の共通点から乾癬性脊椎関節炎だと確信する。病名がわかり、アリアンナは大喜びする。だが検査の結果、リッカルドの診断は間違っていたことがわかる。
自信をなくしたリッカルドは、自分が仕事依存症であることに気づき、アルバに打ち明ける。そしてかつてアンドレアが自分を救ってくれたことを思い出し、登録簿で見つけた患者イヴァーノをアリアンナに会わせる。2人は原因不明の病気を受け入れ、自分たちで病名を考える。
セルジョが記憶を失ったのは、肺の腫瘍が原因だった。アンドレアは彼の腕に採血痕があるのを見て、既に彼が検査を受けていたことに気づく。「アル」の正体はSF小説「2001年宇宙の旅」に登場する人工知能“HAL9000”のことで、主治医によると彼は腫瘍のことをそう呼んでいたという。
余命数か月だと知ったセルジョは、金融アドバイザーのアレッサンドロに相続用の口座を用意させ、エレオノーラに遺産を残そうとしていた。そのことを知ったエレオノーラは結婚を諦め、記憶を失ったセルジョとともに病院をあとにする。
チェチーリアはロレンツォが死んだ日のすべての書類に目を通し、アンドレアがボンベを外したことを隠蔽するため、カルテを改ざんしたことに気づく。そしてその事実をカルーソに報告する。

カルーソの秘書コスタンツァは、カルーソが意図的にシステム障害を起こしたのではないかと疑い始め、彼が病院のパソコンを家に持ち帰ったことをアニェーゼに伝える。
ロレンツォの件で捜査通知が届き、アンドレアの最終テストは中止に。チェチーリアは動揺する内科のスタッフに、アンドレアがロレンツォのボンベを他の患者に移して死なせ、その事実を隠すためにカルテを改ざんしたことを伝える。
怒りにとらわれたジュリアは仕事を放棄し、ほかのスタッフもアンドレアを軽蔑する。アニェーゼはチェチーリアにだけ真実を打ち明け、カロリーナを守るためだったと説明する。
陸軍士官学校に通う士官候補生のマルティーノが入院する。症状から梅毒が疑われたが、彼は婚前交渉を認めない牧師の父親の手前、性行為はしていないと嘘をつく。マルティーノの母親は、結婚直後からブラジル人の男性と不倫関係を続けており、家族にずっと嘘をつき続けていることをアンドレアに打ち明ける。
マルティーノがハンセン病だとわかると、父親は噂になることを恐れて学校を辞めさせようとする。だが妻から不倫の事実を告白され、自らの過ちに気づく。
ジュリアが病院に戻り、ガブリエルも一時的にエチオピアから戻って来る。ダミアーノとリッカルドは骨髄炎が疑われた庭師のジェラルドを担当するが、やがて彼と同室の患者が亡くなり、KPC(カルバペネマーゼ産生肺炎桿菌)による院内感染に気づく。
リッカルドはKPCに感染し、深刻な状態に陥る。チェチーリアは陰性だった患者とスタッフを移動させ、内科全体を隔離する。アンドレアは「こうした状況でも立派に闘えるチームだってことを証明しよう」とみんなを鼓舞するが、信頼を失った彼の言葉に応えるスタッフはいなかった。
チェチーリアはカルーソが故意にシステム障害を起こしてアンドレアを排除しようとしたことをアニェーゼから聞かされ、アンドレアを助けるために協力することを決める。

致死率50%の肺炎桿菌による院内感染が発生し、内科は隔離される。感染した患者には細菌を阻止する可能性がある2つの抗生剤が投与されるが、どちらも効果は現れなかった。アンドレアは今は使われていない抗生剤セファコリンを試すことを提案する。アンドレアへの信頼を失っていたジュリアだったが、その提案を受け入れ、患者に投与する。
アニェーゼとチェチーリアは、カルーソの陰謀を暴くため密かに動き出す。カルーソのパソコンデータをコピーした2人は、カルーソがPNS医療機器と頻繁にメールのやりとりを行っていることに気づく。チェチーリアは、彼が新しい機器の導入にPNS医療機器を勧めたことを思い出し、自分が彼らの金儲けに利用されていたことを知る。
アルバは深刻な状態に陥ったリッカルドから目を離さず、一睡もせずに付き添う。やがてセファコリンが効き始め、リッカルドやほかの患者たちが回復し始めるが、今度はアルバが倒れてしまう。アルバは肺炎桿菌には打ち勝つものの、セファコリンの副作用で合併症を起こし、急性肝不全を起こす。
責任を感じたジュリアは肝移植の準備を進めるが、ドナーが見つからず、対処する方法がなくなる。死を覚悟したアルバはリッカルドや仲間たちに見守られる中、「青い犬」と告げて息を引き取る。
カロリーナは、ロレンツォのボンベを外したのはアンドレアではなく自分だと、内科の仲間たちに告白する。ジュリアは彼女の謝罪を受け入れ、病院を去ろうとするカロリーナを引き止める。
アニェーゼの通報により、カルーソはPNS医療機器にシステム障害を起こさせた疑いで警察に連行される。さらに彼は、新型コロナの感染拡大時、PNS医療機器が子会社を通じてわざと酸素ボンベの納入を遅らせ、価格を釣り上げたことを知っていた。チェチーリアは彼と共犯者たちがロレンツォの命を奪ったのだと断罪する。
エリーザはガブリエルに素直な気持ちを伝え、2人は結婚することを決める。結婚式の司式はマッシモが務め、病院の仲間たちも出席して2人を祝う。
アンドレアは内科の医長に就任し、新たに加わった研修医たちを迎える。

感想(ネタバレ有)

途中までは面白かったのになぁ…。やりすぎましたね。

新型コロナ含むウイルスとの戦いを真正面から捉え、医療従事者たちが抱える問題をリアルに描いていたところはすごいと思いました。それがしっかりとエンタメになっているところも(賛否両論あるかもしれないけど)、面白かった。

でも途中から、さすがに「もういいよ」という気持ちになってしまいました。陰謀、策略、秘密、隠蔽、職権乱用のオンパレード。おまけに医師たちは職場恋愛にうつつを抜かしてる…こんな病院、ぜったい嫌だわ。

特にわたしがうんざりしてしまったのは、主人公のアンドレア。怪我の後遺症とはいえ、感情的になりすぎ。仕事に私情を挟みすぎ。元妻と娘に振り回されすぎ。

でも周囲からは持ち上げられて、いつも英雄扱い。シーズン1では彼の演説に素直に感動することもできたけど、もうできなかった。だって、その裏でさんざん嘘をついたり隠蔽工作したりしてるんだもの。どんなに美しい言葉を並べ立てても、説得力がない。

気の毒だったのは早々に殺されてしまったロレンツォと、「トラブルメーカー」としてしか存在してなかったカロリーナ、そしてずっと邪魔者扱いだったアルバ。

きっとシーズン3ではカロリーナとリッカルドが恋仲になるんでしょうね。そのためにアルバは強制退場させられてしまったのかも…と邪推してしまいます。

一応、このドラマは実話をもとにした小説から着想を得ています。でもそれはシーズン1に限った話で、シーズン2からは「アンドレアの記憶喪失」なんてもう関係なくなってしまった。

衝撃的なシーズン1のストーリーを超えるために、これでもかと(韓国ドラマのように)さまざまな要素を入れて盛り上げようとしたのかもしれませんが…やりすぎです。見ていて疲れました。

ちなみにシーズン3は、2024年1月から本国イタリアで放送予定です。

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