「ダブルチート 偽りの警官 Season2」全話ネタバレ・感想・登場人物(キャスト)一覧

WOWOW「ダブルチート 偽りの警官 Season2」あらすじキャスト

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WOWOW×テレビ東京 共同製作連続ドラマ「ダブルチート 偽りの警官 Season2」(全8話)についてまとめました。

テレ東系で放送された「ダブルチート 偽りの警官 Season1」の続編。Season2は1話30分で、市原隼人さん演じる謎の詐欺師・田胡悠人を主人公に、緊迫感溢れる心理戦が展開されます。

向井理さん演じるSeason1の主人公・多家良啓介や、捜査二課の面々も引き続き登場しますが、続編感はありません。Season1とは全く別のストーリーと言っていいかも。

作品概要

  • 放送局:WOWOW
  • 放送時間:2024年6月29日(土)22:00~〈全8話〉
  • 脚本:吉田康弘/藤澤浩和
  • 監督:波多野貴文/河野圭太
  • 音楽:諸橋邦行

あらすじ

詐欺師を欺き、悪を裁く詐欺師“K”の顔を持つ多家良(向井理)は警察に追われる身となり、謎のサロンの主宰・海藤周(陣内孝則)からも命を狙われる。多家良の身を案じる捜査二課のひかり(内田理央)は、彼の相棒だった矢柴(荒川良々)を訪ねるが、同じ頃、海外拠点の特殊詐欺で逮捕歴がある田胡悠人(市原隼人)が、多家良の前に現われる。果たして田胡の目的とは…? 予測不能のクライムサスペンスが幕を開ける――。

番組公式サイトより

予告動画

Season1のあらすじ(ネタバレ有)

交番勤務の真面目な警察官・多家良啓介(向井理)には、法では裁けない相手ばかりを狙う詐欺師〝K〟という裏の顔があった。その目的は、謎に包まれたカリスマ詐欺師「ヤマガミ」を見つけ出すことだった。

2年前、警視庁捜査二課にいた多家良はヤマガミ(鈴木浩介)をあと一歩のところまで追い詰めたが、当時恋人だった麻美(松本若菜)が情報を流したことにより失敗。麻美は姿を消し、多家良は責任を取って二課を離れたのだった。

捜査二課に配属された元銀行員の宮部ひかり(内田理央)は、警察に詐欺師の情報を提供して逮捕させ、被害者に金を返す〝K〟が多家良ではないかと疑い始める。そして彼の元恋人・麻美の過去を調べ、彼女が幼い頃に養護施設で虐待を受けていたことや、麻美を助けるために養護施設に放火した少年がいたことを知る。その少年こそヤマガミ=神野優だった。

多家良のかつての上司・岩合(伊藤淳史)は多家良を問い詰め、彼が〝K〟であることを確かめる。多家良はヤマガミを逮捕するために二課と協力し合うことを望み、ヤマガミ逮捕後は出頭すると約束する。

多家良は二課と協力して神野に罠を仕掛ける。多家良と再会した麻美は神野との縁を切ることを決め、神野は麻美の裏切りにより逮捕される。だが護送中、多家良と神野が乗った車が事故に遭い、神野は死んでしまう。死ぬ直前、神野は多家良に「巨大な闇組織」の存在を明かしていた。

登場人物

※Season1のネタバレを含みます

詐欺師

田胡悠人(市原隼人)
謎の詐欺師。海外拠点の特殊詐欺で逮捕された経験を持つ。2年の刑期を終えて出所後、ある目的から詐欺会社ライドクリーンに入り込み、圧倒的な詐欺の知識とセンスを武器に成り上がっていく。

海藤周(陣内孝則)
謎のサロン「ドミナートル」を主宰する詐欺師。政財界をはじめ、あらゆるコネクションを持つ。ドミナートルのメンバーだったヤマガミを口封じの目的で抹殺し、組織の存在を知った多家良の命を狙う。

ライドグリーン

木崎竜一(淵上泰史)
悪徳マルチ商法を行う詐欺会社「ライドクリーン」の代表。人を惹きつける能力に長けている。海藤に誘われ、サロン「ドミナートル」の新たなメンバーとして承認される。

間宮瑛二(佐野岳)
「ライドクリーン」の社員。木崎のことをさりげなくフォローするなど、機転が利く。

警察

多家良啓介(向井理)
品川南警察署・戸樫神社前交番勤務の警察官。かつては警視庁捜査二課のエースだった。2年前、恋人の麻美が警察の情報を詐欺師のヤマガミに流していたことがわかり、責任を取って捜査二課を離れた。その後、ヤマガミを見つけ出すため詐欺師〝K〟となって暗躍する。Season1でヤマガミを逮捕するが、その背後に巨大な組織が存在することを知る。

宮部ひかり(内田理央)
警視庁捜査二課・特別捜査室6係・特別捜査官。簿記1級の資格を持つ元銀行員で、捜査二課に配属されたばかりの新人。まっすぐな性格で、正義を貫く詐欺師〝K〟に共感する。ヤマガミ連行中に失踪した多家良を心配し、命令に背いて多家良の行方を追う。

山本貫太(結木滉星)
警視庁捜査二課・特別捜査室6係・統括主任。準キャリアの出世株で、ひかりのバディ。多家良への尊敬ゆえに厳しい目を向けるかつての後輩。常に冷静沈着で、感情的になりやすいひかりを戒める。

堀北隆司(梶原善)
警視庁捜査二課・特別捜査室6係・係長・警部補。

岩合拓真(伊藤淳史)
警視庁捜査二課・課長・警視正。警察に詐欺師の情報を提供する〝K〟の正体を探るうち、多家良だと確信。ヤマガミ逮捕に向けて協力し合うことを決め、6係のメンバーとともにヤマガミを追い詰めた。ヤマガミの死後、上層部からの圧力を感じながらもある捜査を水面下で進める。

坂本正孝(橋本じゅん)
警視庁捜査一課・刑事。昔気質の刑事の一面と軽いフットワークを持ち合わせている。5年前に捜査二課と合同で国際的な特殊詐欺グループを追ったことがあり、岩合から一目置かれている。ひかりと共にある特殊任務を任されることになる。

花田正親(戸田昌宏)
警視庁・捜査一課・課長。破天荒な言動できわどい捜査をする坂本に手を焼いている。

九条宗孝(升毅)
警視庁・副総監。5年前に坂本と岩合が追っていた特殊詐欺グループの件で、捜査の打ち切りを命じた。

城島健吾(羽場裕一)
警視庁・刑事部部長。温厚な人柄で、部下からの信頼も厚い。上層部に対してやりきれない思いを抱く岩合を気にかけている。

渡辺春樹
潜入捜査官。24年前に父親を交通事故で亡くしており、海藤への復讐を誓う。

そのほか

鷹見俊之(岩松了)
経済産業大臣。海藤とはサロンを介して秘密裏に交流を図っている。

廣瀬実篤(ベンガル)
静岡県日並市の市長。地元随一の土建屋を親族に持つ、典型的なワンマンタイプ。海藤のターゲットとなり、田胡と木崎からある提案を受けることになる。

王新晧(チャンチンホイ)
中華料理店の店主。出所後の田胡に部屋を用意するなど、何かと世話をする謎の人物。

矢柴等(荒川良々)
クリーニング店の店主。元詐欺師で、〝K〟の相棒として一緒に悪を裁いていた。

藤山栄次郎(モロ師岡)
元詐欺師。4年前に多家良に逮捕され、服役中に矢柴と出会った。現在は足を洗っている。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

悪を裁く詐欺師「K」の顔を持つ警察官・多家良啓介(向井理)は、因縁の相手である「ヤマガミ」こと神野優(鈴木浩介)をついに逮捕する。
だが神野が「巨大な闇組織」の存在を明かした直後、連行中の車両が事故に遭い、神野は死亡。同乗していた多家良も負傷する。
謎のサロン「ドミナートル」の主催者・海藤周(陣内孝則)は、神野のスマホに連絡を入れ、多家良と話す。海藤が口封じのために神野を殺したことや、自分に熊谷殺害の容疑がかけられていることを知った多家良は、やむなく逃亡することに。
多家良が姿を消したことで、警察内は混乱する。一部の幹部は多家良が「K」であることに感づいていたが、多家良の関与を隠そうとしていた。刑事部部長の城島(羽場裕一)は、上層部に内通者がいる可能性を岩合(伊藤淳史)に伝える。
その日の夜、多家良は芝浜埠頭に呼び出される。多家良の行方を追う宮部ひかり(内田理央)は、多家良の相棒・矢柴(荒川良々)から情報を得て、芝浜埠頭へ向かう。
海藤は「ライドクリーン」の代表・木崎竜一(淵上泰史)に多家良の始末を依頼する。雇われたのは、出所したばかりの田胡悠人(市原隼人)だった。田胡はフェリー乗り場で多家良を撃ち、海に沈める。
木崎は海藤からサロンに誘われ、新たなメンバーとして承認される。田胡はそんな木崎に自分も詐欺師であることを伝え、ビジネスパートナーにしてほしいと頼み込む。

木崎に取り入り、マルチ商法を行う詐欺会社「ライドグリーン」に入り込んだ田胡は、持ち前の詐欺知識とセンスを駆使して着実に信頼を勝ち得ていく。
ライドグリーンは表向きはクリーンなネットワークビジネスを装っており、真の姿を知るのは代表である木崎と彼の右腕・間宮(佐野岳)だけだった。
田胡は木崎の背後にいる謎のサロン「ドミナートル」の主宰者・海藤に迫ろうと、彼らの行動を監視する。
一方、失踪した多家良の捜索が思うように進まない現状に、岩合は上層部からの圧力がかかっていると推測。神野を抹殺した人物が警察の上層部と繋がっており、その事実を知った多家良が事件に巻き込まれたと考え、ひかりと捜査一課の坂本(橋本じゅん)に水面下での捜査を命じる。
ひかりと坂本は多家良が「K」として活動していたときの相棒・矢柴のもとを訪ね、多家良の失踪に「ドミナートル」という組織が関わっていることを知る。

田胡はライドグリーンの商品にトラップを仕掛けるが、間宮に見破られて失敗に終わる。頭の切れる間宮を排除するため、田胡は「被害者の会が立ち上がる」という偽情報を間宮に伝え、その対策のために3000万円の現金を用意するよう持ちかける。
ひかりは多家良が消息を絶った夜に埠頭ですれ違った釣り人を怪しみ、坂本とともに捜し出そうとするが、防犯カメラの映像データは既に何者かによって持ち去られていた。
だが事件の夜に盗まれた釣り竿が見つかり、ケースに付着していた血液のDNA型鑑定をしたところ、多家良の血液であることが判明する。
矢柴は元詐欺師の藤山(モロ師岡)に会い、「ドミナートル」に関する情報を得る。藤山によると「ドミナートル」は戦後まもなく政界や経済界に通じたフィクサーが裏社会を牛耳ろうとして立ち上げた組織で、組織に入れば大きな利権にありつけるという。
木崎は田胡から「間宮がギャンブルで借金を作り、会社の金を横領している」という話を聞く。その夜、防犯カメラの映像を確認した木崎は、間宮が金庫から現金を取り出すところを目の当たりにする。
田胡は海藤と繋がる経済産業大臣の鷹見(岩松了)を監視し、中国人を装って子飼いの代議士・小出(西村直人)に接触。「お前の仲間に伝えろ。俺たちの裏切り者と取引したら命はない」と小出を脅す。
海藤のもとに、「次の案件はしばらく様子を見る」と鷹見から連絡が入る。

海藤は鷹見を繋ぎ止めるため、ライドグリーン社を摘発させて鷹見の手柄にする。木崎は海藤が新たに立ち上げたコンサル会社「ネオレクトル」の代表に任命され、ライドグリーン社の代表者名義を間宮に変更。何も知らない間宮は詐欺容疑で逮捕される。
海藤の次のターゲットは、財政難にあえぐ静岡県日並市の市長・廣瀬(ベンガル)だった。木崎の信頼を勝ち得た田胡は、「ネオレクトル」の社員として木崎とともに廣瀬のもとを訪ね、政府が開発する研究学園都市の最終候補に日並市が残っている、という偽情報を伝える。
一方、ひかりと坂本は神野のスマホを入手する。通話記録から、神野が最後に話したのは日並市の土建屋であることがわかる。2人は日並市役所を訪れ、偶然にも木崎と田胡を目撃。ひかりは田胡が事件の夜にすれ違った釣人だと確信する。
データベースで田胡の情報を手に入れたひかりと坂本は、田胡と同時期に中国マフィア「白虎」にいた劉という中国人を見つけ出す。だが劉に田胡の写真を見せると、田胡とは別人だと断言する。

坂本とひかりは「田胡悠人」を名乗る男を尾行するが、あっさりと見抜かれてしまう。2人から報告を受けた岩合は、公文書偽造の疑いで田胡に任意同行を求めることを許可する。
海藤は木崎を「ドミナートル」に迎え入れるに当たり、テストを行う。木崎は田胡を連れて日並市を訪れ、廣瀬市長と丸廣土建の社長・廣瀬兼光に会う。研究学園都市に選ばれるためには、資金が必要だと話す木崎。
木崎は丸廣土建の年商を調べて5000万が妥当だと考えていたが、田胡は1億円を提示し、市長らも承諾する。それを聞いた海藤は「合格だ」と言い、木崎をディナーに誘う。田胡の機転に救われた木崎は、田胡をディナーの席に同席させることを決める。
岩合と坂本、ひかりの3人は田胡に任意同行を求めるが、田胡は身元引受人を呼んで立ち去ってしまう。田胡の身元引受人は九条副総監だった。驚く岩合たちに、九条は田胡が潜入捜査官であることを明かす。
田胡の本名は渡辺春樹。もとは所轄の知能犯係に所属していた警察官だという。本物の田胡悠人は2年前にフィリピンの組織の内部抗争で死亡しており、その知らせを受けて渡辺はフィリピンに飛び、田胡になりすましたのだった。
その後、「田胡悠人」として日本に帰った渡辺は、特殊詐欺容疑で逮捕され、2年間服役した。田胡の犯罪歴を引き継ぐことは、任務に必要不可欠だったという。九条らの最終目標は、海藤がホストを務める組織「ドミナートル」の壊滅だった。
岩合らは協力を申し出るも、九条に拒否される。ひかりは多家良が海藤の手の者に殺害されたことを知らされ、ショックを受ける。

多家良の死を知らされ、ふさぎ込むひかりと矢柴。坂本は渡辺春樹と九条が中国語で「K」について話していたことから、九条が「K」に関する何かを隠していると見抜く。
坂本とひかりは渡辺春樹の素性を調べるため、6係の統括主任・山本(結木滉星)の手を借りる。山本は春樹の警察学校時代の同期生を見つけ出し、春樹が警察官になったのは中学時代に父親を亡くしていたことがきっかけだという情報を得る。
坂本とひかりは春樹が通っていた中学校を訪ね、元担任教師から話を聞く。春樹の父親はトラックを運転中に乗用車に突っ込んで亡くなり、乗用車を運転していた在日中国人の銀行員も即死したという。その後、春樹の母親も自ら命を絶っていた。
矢柴は坂本が入手した「ネオレクトル」のプレゼン資料を調べ、CDC準備委員会の委員長で経産大臣の鷹見が詐欺計画に手を貸していることを突き止める。
その頃、田胡と木崎は日並市での詐欺計画を順調に進めていた。2人は日並市に高値で売りつけるための土地を探し集めるが、その中にどうしても土地を手放さない中国人の所有者がいた。田胡と木崎がその中国人・張秀英に連絡を取ると、張からは「私は紅竜の元メンバーです。海藤さんとビジネスがしたい」という返信が届く。

中国マフィア「紅竜」の元金庫番・張(ジョーナカムラ)は、ドミナートルの資金洗浄をさせてほしいと、田胡と木崎に売り込んでくる。
海藤を詐欺計画の表舞台に引きずり出したい田胡は、張を利用して木崎を排除しようと画策。田胡にそそのかされた木崎は、海藤に内緒で張からマージンを取ろうとし、海藤にバレて切られてしまう。
一方、渡辺春樹について調査を進めるひかりたちは、春樹の父・渡辺哲也が多額の借金を抱えていたことを突き止め、彼が24年前に起こした事故の背景に海藤の策略があったことに気づく。
渡辺哲也が事故で死なせた相手は、東洋銀行西東京支店の支店長だった楊敏で、当時、業務上横領の疑いで二課にマークされていた。そしてその捜査を担当していたのが九条だった。
海藤は計画した犯行を隠蔽するために、渡辺哲也に生命保険をかけて偽装事故を起こさせ、楊敏を抹殺したのだと確信するひかりたち。
岩合もまた九条の話に疑いを抱き、密かに木崎をマークしていたことをひかりたちに打ち明ける。岩合は城島に立ち会いを頼み、違法捜査の疑いで九条を取り調べる。
九条は24年前の渡辺哲也の通夜の席で、初めて渡辺春樹と会ったことを語る。そして10年前、警察官になった春樹から突然連絡が入り、「父の敵を取りたいので手を貸してほしい」と頼まれたことを明かす。
鷹見が日並市を視察する日、田胡は事前に隠しカメラを仕込んだ部屋へと、海藤と鷹見、廣瀬市長を案内する。そこで廣瀬から鷹見へ賄賂が手渡されるはずだったが、廣瀬が渡したのは金ではなく特産品だった。
海藤はドミナートルのメンバーである警察官を通じて、田胡が潜入捜査官だという情報を掴んでいた。海藤に正体を知られた田胡は、窮地に陥る。

鷹見が賄賂を受け取って帰ろうとしたとき、坂本とひかりが現れる。2人は鷹見の秘書が金を受け取るまでの一部始終を隠しカメラで目撃していた。
岩合と九条は刑事部長の城島がドミナートルのメンバーであることを知っており、彼をはめるために芝居を打って対立しているように見せかけ、田胡が潜入捜査官であることをあえて知らせた。
城島が中座して海藤に電話した際、ホテルマンに扮して張り込んでいた6係の刑事がその会話を録音。電話を受けた海藤が田胡に「僕たちのサロンには警察官がいるんだよ」と告げたことで、城島が海藤の共犯だという証拠をつかむことができたのだった。
海藤は詐欺容疑で逮捕されるが、坂本とひかりの隙をついて自身の財産300億円を隠そうとする。海藤は中国マフィアの元金庫番だった張に金を預けるため、全額送金する。
張を調べていた矢柴と山本は、張が中国ではなく日本にいることを突き止める。その住所へ足を運ぶと、そこには死んだはずの多家良がいた。張は多家良が海藤をだますために仕込んだ架空の人物だった。
あの夜、多家良は芝浜埠頭で渡辺春樹に撃たれ、海に落とされたが、その後救出されて医師の治療を受けていた。そして九条から潜入捜査の計画を聞くと、自分も協力したいと申し出たのだった。多家良は海藤から送金された300億円をしかるべき団体に寄付することを告げる。
渡辺は海藤に手錠をかけ、護送する。多家良は彼が父親の復讐のために海藤を殺そうとしていることに気づき、ひかりに阻止するよう伝える。ひかりと坂本は渡辺の車を追跡し、彼を説得して殺人を思いとどまらせる。
ドミナートルの実態は解明されず、サロンのメンバーも消えてしまう。ドミナートルは初めから存在しておらず、海藤が噂を利用しただけではないか、と九条は結論づける。
違法な潜入捜査を行った渡辺は警察を辞め、九条は副総監を辞任する。
矢柴が経営するクリーニング店に渡辺が現れ、「私に、詐欺を教えてくれませんか?」と告げる。

感想(ネタバレ有)

Season1とは全く違う話だったけど、面白かった!

地上波で放送されたSeason1が1話完結の人情ものだったのに対し、Season2はガラッと雰囲気が変わって本格的な謎解きクライムサスペンスになっていました。

敵もヤマガミ(神野)からさらに巨大なドミナートルという秘密組織にグレードアップ。

ただ詐欺計画の規模はそれほど変わってない(むしろヤマガミのほうが大きかった?)ので、そのあたりが「ドミナートルは存在しなかった」という裏付けになっているのかも。

第1話でSeason1の主人公の多家良がいきなり撃たれて行方不明になってしまったのは驚きだったけど、〝K〟のアジトだったクリーニング店で矢柴&坂本&ひかりの3人が集まって捜査をするシーンは毎回ワクワクして楽しかったです。

田胡悠人の正体に近づいていく過程もスリルがあって面白かったし、彼の正体が明らかになったあとも二転三転する仕掛けが用意され、最後まで楽しめました。

刑事部長が怪しいのは、序盤でうっすらわかっちゃったけどね。

多家良はSeason1での約束どおり、回復したら自首することになるんだろうなぁ。そして渡辺春樹が〝K〟を継ぐんだろうか…? 

この終わり方、ちょっとザワッとして好きでした。

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