ネタバレ有「フリア~孤高の潜入捜査~」全話あらすじ・キャスト・予告動画

北欧ドラマ「フリア~孤高の潜入捜査~」あらすじキャスト

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北欧ドラマ「フリア~孤高の潜入捜査~」(全8話)についてまとめました。

ノルウェーとドイツを舞台に繰り広げられるサスペンスドラマ。巨大なテロ計画をめぐるストーリーが壮大なスケールで展開します。IMDbの評価は7.1。

主人公のラグナを演じるのはドラマ「ミステリーバス」のアイネ・マリー・ウィルマン。アスゲール役は映画「コン・ティキ」の主演男優ポール・スヴェーレ・ハーゲン。

作品概要

  • 放送局:WOWOWプライム
  • 放送時間:2022年4月11日(月)から毎週月曜23:00~ほか
  • 製作国:ノルウェー(2021年)
  • 原題:Furia
  • 企画:イェルムン・S・エリクセン
  • 製作総指揮:ラッセ・グレーヴェ・アルソス/ヴェーガル・S・エリクセン

あらすじ

警察官のアスゲールは過去を隠し、小学生の娘を連れてノルウェーの山奥の町にある警察署に異動。町では亡くなった父親から農場を相続した兄弟がスポーツウェア会社とキャンプ場を営み、そこではラグナという女性が料理人として働いていた。
同じころ、難民たちを収容する施設でイスラム教徒をののしる落書きが見つかり、ゴミ置き場に火を付けられるなどのヘイトクライムが発生。捜査を進めるアスゲールは、事件の裏にある大きな危険に近づいていく。一方、テロ組織の重要情報を得ようとするラグナは、何か大きな計画が動きだすという情報をつかんでいた。彼女は危険を冒し、葛藤しながらもすべてをささげて計画の全貌を探り出そうとする。

WOWOW公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト)

※一部ネタバレを含みます

ノルウェー

ラグナ(アイネ・マリー・ウィルマン)
ヴェストヴィクキャンプ場の料理人。バイク乗り。実はPST(国家公安警察)の捜査官。極右ブロガーのカトーと接触するため、4年前に“フリア”の名で極右ブログを立ち上げ、現在も投稿を続けている。1年以上前から組織に潜入しているが、未だにカトーと接触できていない。2011年のウトヤ島銃乱射事件で妹を失った過去を持つ。

アスゲール(ポール・スヴェーレ・ハーゲン)
警察官。小学生の娘ミシェルとともにノルウェー西部の田舎町に引っ越してくる。赴任早々、町で初めての殺人事件が発生し、独自に調査する中で極右組織の存在を知ることとなる。元特殊部隊で、ロシアのマフィアに命を狙われている。

ミシェル(Isabella Beatrice Lunda)
アスゲールの娘。小学生。情報提供者だった母親は作戦中に殺され、以来アスゲールと2人で身元を隠しながら生活している。

シーエム(Henrik Mestad)
警察署長。町で初めて起きた殺人事件に動揺しつつ、アスゲールの活躍に期待する。

ビョルン(トロン・エスペン・セイム)
亡き父親の農場を相続し、スポーツウェア会社とキャンプ場を営んでいる。町の人々から信頼され、若者たちを取りまとめている。秘密を知ったアスゲールを殺そうとして、射殺される。

オーレ(プレベン・ホドネランド)
ビョルンの弟。猜疑心が強く、兄のようなカリスマ性はない。極右ブロガーのカトーと連絡を取り合っており、彼から送られてきた文章を投稿している。

シェーティル・ヴァン(フリチョフ・ソーハイム)
弁護士。殺されたスタインの父親。極右主義者。過去にペギーダ(反イスラム団体)を立ち上げようとしていたことがある。

シグリッド(Ingrid Tykhelle Kayser)
ビョルンとグレタの娘。両親に内緒でシェーティルの息子スタインと付き合っていた。ビョルンとオーレから右翼の教育を受け、感化される。“フリア”の正体がラグナだと知らずに、“フリア”に憧れを抱く。

カトー
極右ブロガー。25万人もの読者を持ち、その言葉はダークウェブや掲示板でも拡散されているが、4年前に発信をやめた。国家公安警察(PST)が追っている人物。

インゲル(セシリ・A・モスリ)
ノルウェー国家公安警察(PST)の指揮官。ラグナの潜入捜査をバックアップしている。殺人容疑をかけられたアスゲールと取引し、助ける代わりにラグナの身元を明かさないよう命じた。ラグナからの連絡が途絶え、アスゲールに協力を求める。

チーフ(ハルヴァルド・ホルメン)
アスゲールと連絡を取り合っている警察関係者。アスゲールの過去を知っており、逃亡生活を支援している。

ドイツ

カティ・ファルケ(ニーナ・クンツェンドルフ)
ドイツ政府のテロ対策部門のコーディネーター。元検察官。インゲルの友人で、彼女から非公式に要請を受けて捜査に協力する。

ヘルムート(ヨハン・フォン・ビューロー)
カティの部下。ロシアからオルタナ・ドイツ党へ送金された仮想通貨について調べている。

エファ(アーニャ・シュナイダー)
カティの部下。イスラム教徒のサファル兄弟が大量の爆薬をドイツに持ち込もうとしている情報を掴む。

ルーベン(ベンヤミン・サドラー)
カティの元夫。ハルデンベルク内務大臣のコンサルタントをしている。

ヤン・クレムフェルト(アウグスト・ディール)
州警察の潜入捜査官。4年前から極右組織に潜入し、ブレーメの下でデジタルの作業を行っている。

ブレーメ(ウルリッヒ・ヌーテン)
極右主義者。ロシア人と取引している。ベルリンでテロ計画を実行するため、ラグナとオーレをドイツへ連れて行く。

トーマス(セバスティアン・フールク)
ブレーメの仲間。極右主義者。テロ計画を実行するため、ある施設に潜入している。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

警察官のアスゲールは、小学生の娘ミシェルとともにノルウェー西部の田舎町に引っ越す。彼はある理由から娘と共に命を狙われ、引っ越しを繰り返していた。
赴任早々、難民施設の壁にイスラム教徒を罵る落書きが見つかり、ゴミ置き場に火を付けられるという事件が発生。警察署長のシーエムは若者のいたずらだと考え、町でスポーツウェア会社とキャンプ場を営むビョルンとオーレの兄弟に協力を依頼する。
スタインの仕業だと考えたビョルンは父親のシェーティルを呼び、警察へ連れて行くよう助言するが、反移民の彼は謝らせないと主張しスタインを連れて帰る。翌朝、森の中でスタインの他殺体が見つかり、まもなく通報によってアフリカ人難民の青年が逮捕される。
違和感を覚えたアスゲールは独自に調査し、極右主義者のシェーティルがペギーダ(反イスラム団体)を立ち上げようとしていたことを知る。彼を監視していると、キャンプ場で働く料理人のラグダが彼の家にやってくる。
ラグダを尾行して森の中の隠れ家を突き止めたアスゲールは、彼女とシェーティル、さらにビョルンが同じ極右組織に属していることを知る。彼らに見つかり、ラグダを人質に取って逃げようとするアスゲールだったが、ビョルンに撃たれそうになって彼を射殺してしまう。
ラグダはアスゲールから銃を奪い、「台無しになった」と毒づく。彼女は1年以上前から組織に潜入しているPST(国家公安警察)だった。ラグダは自ら腕を撃ち、アスゲールの前から姿を消す。

ラグナは仲間たちと合流し、アスゲールを始末するというシェーティルを説得する。ビョルンが死に、オーレは暴走するシェーティルを警戒する。
アスゲールは小屋に侵入してビョルンを殺したことで監察官から厳しい尋問を受け、殺人容疑をかけられてしまう。さらにマスコミに情報が漏れ、過去を探られるハメに。
ラグナは潜入捜査について黙っておくことを条件に、国家公安警察(PST)から警察の上層部に働きかけることを提案。ロシアのマフィアから命を狙われているアスゲールは、その提案を受け入れる。
やがて国家公安警察のインゲルがアスゲールのもとを訪れ、状況を説明する。スタイン殺害の犯人として難民の青年が逮捕されたのは、彼らが仕組んだ偽装逮捕だった。警察の捜査が入ることで、テロを阻止する機会が失われると危ぶんだためだ。
ラグナは極右ブロガーのカトーが年内に最大規模のテロを行うという情報を掴んでいたが、その詳細はわかっていなかった。カトーの連絡係であるオーレから聞き出そうとするものの、彼は用心深く、ラグナを信用しようとしない。
そんな中、オーレとシェーティルの関係が悪化。オーレは息子スタインまで手にかけたシェーティルを危険な存在とみなし、密かに抹殺する。そしてラグナと謎めいたドイツ人を車に乗せ、オスロへ向かう。

アスゲールのモザイク写真が新聞に載る。リークしたのは署長のシーエムだと知らされ、耳を疑うアスゲール。シェーティルが死んだという知らせを受けて現場に行くと、シーエムは「泥酔した上での事故死」として処理しようとしていた。
アスゲールがオスロに逃げることを考えていると、自宅に銃を持った男たちが忍び込んでくる。彼らに気付かれないよう、娘のミシェルとともに家を抜け出すアスゲール。署長のシーエムを殴り飛ばしてパトカーに乗り換え、町を出る。
一方、ラグナはオーレと謎のドイツ人と一緒にオスロに向かっていた。彼らはラグナを試すため、労働党青年部のリーダーで“赤い悪魔”と呼ばれるマムード・アシャンティの暗殺を命じる。ラグナは彼らの指示通り路上演説中のマムードに近づくが、土壇場で中止命令が出る。警察に目をつけられていないか、テストしただけだと説明するオーレ。
実家に帰ったラグナは、久しぶりに家族と会う。ラグナが潜入捜査官だと知らない家族は、彼女がシンガポールで企業法務の仕事に就いていると信じていた。
翌日、オーレとドイツ人は再びラグナを車に乗せ、ドイツへ向かう。

ラグナとオーレ、ブレーメの3人はドイツに入るが、組織内で情報漏洩が発覚。対応に追われたブレーメはラグナとオーレを先に協力者マーティンの家に向かわせる。マーティンはラグナが“フリア”だと知っており、訪問を歓迎してパーティーを開き、オンライン仲間たちに紹介する。
国家公安警察(PST)のインゲルは、ドイツ政府のテロ対策部門にいる友人カティに助けを求める。カティはイスラム教徒のテロリストが大量の爆薬をドイツ国内に持ち込もうとしていることを突き止め、密輸を阻止する作戦を指揮していた。
インゲルからブレーメの写真を受け取ったカティは、部下のヘルムートに調べさせる。すると潜入捜査官からの情報で、ロシア人と取引している人物として既に捜査対象に上がっていることが判明する。
その頃ブレーメは、ロシアからオルタナ・ドイツ党(NAD)への送金が警察にバレたことを知り、組織内に内通者がいると疑い始めていた。
オーレは“フリア”の言葉が人々を魅了すると語り、「戦争になったら、君が我々の文化を守れ」とラグナに告げる。そこへブレーメの使いだという男たちが現れ、ラグナを連れていく。
アスゲールはインゲルとの取引に応じ、ロシアのマフィアに関する情報をもらう代わりに、ラグナのサポートをするためドイツへ向かう。

ブレーメは内通者“スコーピオ”からの情報で、警察が自分の写真と名前を手に入れたことを知る。ラグナとクリス、ダニエルの3人を疑ったブレーメは、3人を監禁し、さらにオンライン担当のヤンを送り込んで裏切り者の口を割らせようとする。
一方、サファル兄弟を逮捕したカティは、兄弟からテロ計画の標的と爆薬の隠し場所を聞き出そうとする。同時に、ロシアの新興財閥ジミノフがドイツの総選挙に介入しようとしていることや、極右組織に資金提供していることを掴み、仮想通貨の送金を扱っている銀行家ヴィト・モレリを連行する。
ヤンは密かにラグナに接触し、自分も潜入捜査官であることを明かす。ロシアから送金された仮想通貨の件をカティたちに知らせたのはヤンだった。ヤンは拷問を恐れ、もしも正体がバレた時はその前に殺してくれ、とラグナに頼む。
カティたちは銀行家モレリの罠に嵌まり、警察内のデータを盗まれてしまう。それによって、ブレーメはヤンが潜入捜査官であることを知り、彼に拷問を与えようとする。ラグナは約束を守り、ヤンを射殺する。
ドイツに到着したアスゲールはカティと面会し、連絡が取れないラグナとヤンを捜そうとする。

ラグナはアスゲールと接触し、潜入捜査官のヤンをやむなく撃ち殺したことを打ち明ける。アスゲールはヤンの死をカティに伝え、上層部に“スコーピオ”と呼ばれるスパイが潜り込んでいることを教える。カティはふとしたことからヘルムートがさそり座(スコーピオ)だと気づき、密かに彼を疑い始める。
サファル兄弟の通信記録を監視していたカティたちは、“先生”と呼ばれる狙撃手ファディル・ダバスが頻繁に登場することを突き止める。彼らのターゲットが首相候補の3人のうちの1人アミラ・ハマドではないかと推測したカティは、テレビ討論会を中止するようハルデンベルク内務大臣に進言するが、聞き入れられない。
ラグナはオーレからテロ計画の詳細を聞き出そうとするが、肝心なことは教えてもらえない。オーレは自分にとっての始まりの場所へラグナを連れて行き、2001年9月11日の映像がテレビで流れた時に何が起きたかを熱く語る。
討論会当日、オーレに連れられて会場へ向かったラグナは、ホールから出てきたオルタナ・ドイツ党(NAD)のヘンゼル党首が妻子とともに狙撃される現場を目撃し、愕然とする。オーレは逃げるが、逃げ遅れたラグナは警官に捕まってしまう。
狙撃手はファディル・ダバスと思われたが、カティが駆けつけると彼は既に死んでいた。

狙撃事件によってオルタナ・ドイツ党のヘンゼル首相と妻、娘のエミリアが死亡する。狙撃手がムスリムだったことから、ドイツ各地でムスリムの市民が襲われ、反イスラムのデモが急増する。
事件現場にいたラグナは逮捕されるがすぐに釈放される。狙撃はオーレたち右翼組織による犯行だったが、彼らはムスリムのテロ組織を偽装し、怒りを広めて対立を煽ろうとしていた。
ラグナからの報告で狙撃事件の真相を知ったインゲルは、どんな手を使ってでもテロ計画の詳細を聞き出すよう、ラグナに命じる。ラグナはオーレを誘惑して体を差し出し、彼の信頼を得る。だがオーレの口から告げられたのは、「カトーは存在しない」という衝撃的な事実だった。カトーはオーレが創り出した人物だった。
アスゲールはブレーメを尾行し、彼がカティの部下エファと会っているところを目撃する。狙撃事件にショックを受けたエファはスパイをやめると言い、ブレーメの部下に殺されてしまう。
オーレの姪シグリッドがベルリンにやってきて、ブレーメに拘束される。ラグナとオーレはシグリッドを助けようとするがブレーメに疑われ、ラグナはシグリッドと一緒に監禁される。
ブレーメはオーレの反対を押し切り、テロ計画を早めることに。翌朝、学校に乗り込んだテロリストたちは「イスラム・ヨーロッパ」という組織を名乗り、子供たちを人質に取る。

オーレたちはついにテロ計画を実行。「イスラム・ヨーロッパ」という架空の組織を名乗り、ハルデンベルク内務大臣の孫が通う学校を占拠する。彼らは生徒を人質に取って、イスラム過激派の受刑者を解放しなければ学校を爆破すると宣言する。
オーレは学校の更衣室に見せかけたアジトの一角で内務大臣の娘を殺害し、その様子をインターネットで生中継する。ラグナは計画を知らされるも、シクリッドとともに隠れ家へ移送される。アスゲールはシクリッドの携帯の位置情報をもとに追跡するが、それはブレーメが仕掛けた罠だった。
ハルデンベルク大臣は犯人の要求を受け入れ、学校前で会見を行う。オーレは学校内に仕掛けた爆弾を遠隔操作し、大臣もろとも学校を爆破しようとしていた。
学校に駆けつけたカティは、内通者だったエファが連絡を取り合っていた学校職員の“トーマス”を見つけ、彼がテロリストだと告げる。トーマスはその場で自ら頭を撃って自死する。それによって犯人はイスラム主義者ではなく右翼であることが証明され、特殊部隊が学校に乗り込んで子どもたちを救出する。
ラグナは隠れ家を脱出し、アジトに戻ってオーレと格闘する。オーレを殺害したラグナは、爆発寸前に爆弾を解除することに成功。その後、ブレーメを呼び出し、彼に捕らわれていたアスゲールを救出する。

感想(ネタバレ有)

アスゲールが主人公かと思いきや、途中から完全にラグナとカティに入れ替わりましたね~。

ノルウェーを舞台にした前半は景色も美しくストーリーも意外性があって面白かったのですが、後半ドイツに移るとやや失速した感じで、4話~7話はほとんど進展がなくもどかしさを感じました。

アスゲールの使い方がもったいないというか、中途半端というか。後半の彼の立ち位置がよくわからなかったです。最愛の娘を他人に預けてまでドイツに来たのに、ラグナの応援といえるほどの活躍はしてなかったし、結局ロシアの宿敵を倒すこともなかったし。続編があるのかな?

ヨーロッパの情勢にそれほど詳しくないので、勉強になる部分は多かったです。ウトヤ島のテロ事件もニュースで見て一応知ってはいたけど、今回のドラマで少しだけ背景がわかりました。

ラグナはこれからも潜入捜査を続けるのでしょうか。第6話で「普通の暮らしなんてもう無理だと思う」と言ってましたが…。最後はヤンと同じような運命を辿るとしたら、辛すぎます。