WOWOWの連続ドラマ「ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-」第2話のあらすじと感想(ネタバレ有)です。
こんな変態エピソード、よく実写化できたなぁ~。しかもまったく手加減してないし。
辺見ちゃんを演じた萩原聖人さん、すばらしかった。乙女で変態で猟奇的。杉元が脇役に見えるのすごい。
第2話の演出は佐藤洋輔氏。エンディングテーマは[Alexandros]の「ユリウス」でした。
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第2話「ニシン漁と殺人鬼」のあらすじ
リュウを使って土方(舘ひろし)たちのアジトを見つけた白石(矢本悠馬)だったが、牛山(勝矢)に捕まってしまう。土方は白石を殺さず、「我々の密偵になれ」と命じる。
コタンに戻った白石は、杉元(山﨑賢人)とアシㇼパ(山田杏奈)に辺見和雄(萩原聖人)という刺青囚人が小樽のニシン漁場に潜伏しているという情報を伝える。
辺見は一見温厚で人当たりのいい人物だったが、これまでに100人以上を殺している快楽殺人鬼だった。
辺見は幼い弟がイノシシに喰い殺されるのを目撃して以来、必死に抗うさまに命のきらめきを見出し、無惨に殺される人の虚ろな目と姿に欲情するようになったという。
ニシン漁場に到着した杉元は、沖で溺れていたヤン衆(出稼ぎ労働者)の1人を助ける。
その男こそ辺見和雄だったが、そうとは知らない杉元とアシㇼパは親切な辺見を疑いもせず、番屋で食事をごちそうになる。
辺見は杉元に自分と同じ「人殺し」の匂いを嗅ぎ取り、「彼に殺されたい」と思うようになる。
アシㇼパは番屋の便所で死体を発見し、ここに辺見和雄がいると確信する。
杉元は第七師団から身を隠すため、辺見とともに親方の豪邸へ向かうが、そこで鶴見中尉(玉木宏)と鉢合わせてしまう。
逃げる途中、白石と遭遇した杉元は、一緒にいる男が辺見和雄だと知らされる。
辺見は本性を現し、杉元に襲いかかる。「全力で抗った末に、絶望の中で殺されたい」という辺見。
だが杉元に突き飛ばされて海に落ちた辺見は、巨大なシャチに襲われ、海でもてあそばれた末に命を落とす。
杉元は海に飛び込んで辺見の遺体を回収し、5枚目の刺青人皮を手に入れる。
第七師団から逃げ切った杉元、アシㇼパ、白石の3人は、別の番屋に泊まることに。
そこへ、地元の老人に変装した土方が現れ、アシㇼパの青い目を見て「同じ目をした知り合いがいる」と話す。
さらに、アシㇼパの和名(戸籍上の名前)を尋ねるが、杉元は聞いたことがないと答える。
土方は杉元の目を盗んで「複製を作れ」と書いた紙切れを白石に渡し、立ち去る。
一方、足を負傷した谷垣(大谷亮平)は、アシㇼパのコタンに滞在して治療に専念していた。
第七師団から離脱した尾形(眞栄田郷敦)と二階堂(栁俊太郎)は、コタンに潜伏している谷垣を発見する。
第2話の感想
連続殺人鬼・辺見和雄がキラキラきらめく回。
杉元に殴られて海に落ちる(ドラマオリジナルの)シーン、めっちゃ笑いました。
萩原聖人さんは、あえて原作を読まずに辺見役に挑んだそうで。
こういう役との出会いって、残りの役者人生で何回あるだろうか、もしかしたらないかもしれないんじゃないか、と思って。これは、チームを信じて飛び込むべきなんじゃないかなぁ、と。
WOWOWオンデマンド「キャストインタビュー集」より
何もイメージがない真っ白な状態から、あの辺見和雄を完成させたのは本当にお見事です。
ヤン衆が泊まる番屋(杉元とアシㇼパがニシン漬けを食べた場所)として使用されたのは、野外博物館「北海道開拓の村」にある文化遺産・旧青山家漁家住宅。

実際にニシンを獲るための番屋だった建物だそうで、めちゃくちゃ雰囲気あって良かったです。
ドラマの終盤、土方が身分を隠して登場する別の番屋も、同じ場所で撮影されました。
ニシン御殿で鶴見中尉がピアノを弾くシーンも素敵でしたね~。
ベートーヴェンの「月光」がとてもお似合いで、一瞬、千秋先輩に見えました。
* * *
辺見の刺青を手に入れ、杉元たちが持っている刺青人皮は後藤、笠原、二瓶、白石のと合わせて合計5枚。
次回はいよいよキロランケ登場。谷垣vs尾形&二階堂の攻防戦も見られそう。楽しみ。
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