海外ドラマ「ポーカー・フェイス」シーズン1(全10話)についてまとめました。
嘘を見抜く能力を持つ女性チャーリー・ケイルが、全米を旅しながらさまざまな殺人事件に巻き込まれていく、ミステリー仕立てのロードドラマです。IMDbの評価は7.8。
毎話異なる舞台で展開される事件と人間模様は、サスペンスだけでなく人間ドラマとしても見応え十分。チャーリーの皮肉混じりのユーモアと、どこか孤独を抱えた優しさに心をつかまれ、1話観れば次が気になって止まらなくなります。
「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」のように、犯人が最初に明かされる“倒叙型”で、ミステリーが好きな方はもちろん、人間ドラマやロードムービーが好きな方にもおすすめです。
Contents
作品概要
- 放送予定:Dlifeにて2025年9月9日(火)から毎週22:00~ほか
- 動画配信:U-NEXT<ユーネクスト>
- 製作国:アメリカ(2023年)
- 原題:Poker Face
- 原案:ライアン・ジョンソン
- 監督:ライアン・ジョンソンほか
- 製作総指揮:ライアン・ジョンソンほか
あらすじ
他人のウソを感じとる能力のあるチャーリー・ケールは、友人の死の真相を追求したことをきっかけに命を狙われる。追手から逃れるため、愛車のプリムス・バラクーダに乗り全米を逃避行する先々で、一癖も二癖もある人物たちや奇妙な事件に遭遇する。
U-NEXT公式サイトより
予告動画
登場人物(キャスト)一覧
主要人物
チャーリー・ケール(ナターシャ・リオン)
他人の嘘を直感的に見抜く能力を持つ女性。その才能を生かして各地のカジノで勝ちまくり、噂が出回って追放された。その後、ネバダ州にある〈フロスト・カジノ〉でカクテル・ウエイトレスとして働いていたが、親友の死をきっかけに命を狙われる羽目に。愛車プリマス・バラクーダで全米を旅しながら、各地で事件に巻き込まれる。
クリフ・ルグラン(ベンジャミン・ブラット)
〈フロスト・カジノ〉の警備責任者で、冷静沈着なプロフェッショナル。強い忠誠心を持ち、スターリングの命令には疑念を挟まず従う。表向きはカジノの治安を守る責任者だが、裏では違法行為や殺人の実行役も担う。スターリングの父親からの密命を受け、チャーリーを追跡する。
ルカ・クラーク(サイモン・ヘルバーク)
FBI捜査官。第5話ではベンの証人保護を担当していた。偶然出会ったチャーリーの正義感と洞察力を理解し、協力者となる。第10話では、殺人容疑をかけられたチャーリーの逃亡を手伝う。
第1話 死人の手札
スターリング・フロスト・ジュニア(エイドリアン・ブロディ)
〈フロスト・カジノ〉の若き経営者。わずか3か月前に父親から経営を引き継いだばかりで、プレッシャーと野心が入り混じる中、独自の手腕を試そうとしている。チャーリーの特殊な能力に目をつけ、彼女を利用して巨額の利益を得る計画を立てる。
ナタリー・ヒル(ダーシャ・ポランコ)
〈フロスト・カジノ〉で客室係として働く、チャーリーの親友。家庭では夫ジェリーからの暴力に苦しんでいる。仕事中に石油王カジミール・ケインの部屋で重大な犯罪の証拠を偶然発見し、正義感からクリフとスターリングに報告する。しかし証拠は揉み消され、真実を知った彼女とジェリーは口封じのために命を奪われてしまう。
パーカー(ノア・セガン)
フロスト郡の保安官。地元の権力構造に深く組み込まれており、スターリング・フロスト・ジュニアらの違法行為にも目をつぶる姿勢を取っている。チャーリーの証言や疑念に対しても冷淡で、真実の追及よりも既得権益の維持を優先する。
第2話 ナイト・シフト
ジェド(コルトン・ライアン)
ニューメキシコの田舎町にある自動車修理店で働く若い整備士。表向きは無口で控えめだが、実はサラに執着し、屋上から双眼鏡で彼女を覗くなどストーカー的な行動をとっている。ダミアンがスクラッチくじで高額当選したことを知り、欲望に駆られて彼を殺害する。
ダミアン(ブランドン・マイケル・ホール)
元海兵隊員で、現在は〈サブウェイ〉で働いている青年。コンビニ店員のサラに好意を寄せており、毎晩サンドイッチを届けている。スクラッチくじを買うのが習慣で、サラから借りた州の記念コインで削る。くじに当選したことが悲劇の引き金となる。
サラ(ミーガン・スリ)
コンビニ店員。ダミアンとは親しい関係にあり、彼のくじ削りに協力するなど、穏やかな交流を続けている。一方で、ジェドの行動には不快感を抱いているが、はっきりと拒絶することはできていない。
マージ(ホン・チャウ)
トラック運転手。チャーリーとはトイレで偶然出会った。チャーリーの傷を手当てしたことで仲良くなり、“居場所を知られないコツ”を教える。事件当夜、ジェドが隠したダミアンの遺体を発見し、動揺して修理店の前に遺棄してしまう。その行動が防犯カメラに映り、殺人容疑をかけられる。
エイブ(ジョン・ラッツェンバーガー)
ジェドの叔父で、修理店のオーナー。チャーリーの車の修理を担当する。ジェドのことを息子のように扱っている。
ダナ(チェルシー・フライ)
〈ロードハウス〉のウェイトレス。
第3話 時間稼ぎ
タフィ・ボイル(リル・レル・ハウリー)
〈ボイルズ・バーベキュー〉の共同経営者。料理の腕は今ひとつながら、店の経営を支える実務面では手腕を発揮している。ジョージが突如ヴィーガン主義に目覚めたことで、利益の減少を危惧。追い詰められた末に、ジョージを殺害する。
ジョージ・ボイル(ラリー・ブラウン)
〈ボイルズ・バーベキュー〉の料理担当。肉料理の腕は一流だが、あることがきっかけでヴィーガンへの転向を決意。店を離れる覚悟を固めるが、その選択が兄の逆鱗に触れ、殺害されてしまう。
マンディ・ボイル(ダニエル・マクドナルド)
ジョージの妻で、〈ボイルズ・バーベキュー〉のスタッフとして店を支える存在。明るく気配り上手な性格で、夫の変化にいち早く気づく繊細な感受性を持つ。
オースティン / ハンキー・T・ピキンス(シェーン・ポール・マクギー)
タフィのラジオ番組をサポートする若手DJ。さまざまな声色を使って別人になりすまし、複数の番組を掛け持ちしている。
第4話 メタルで眠れ
ルビー・ルーイン(クロエ・セヴィニー)
かつて一世を風靡したヘヴィメタルバンド〈ドクソロジー〉のボーカリスト。唯一のヒット曲「ステープルヘッド」が元ドラマーの手によるもので、自身には印税が入らないことから、長年その成功に複雑な感情を抱えている。新加入のギャヴィンが披露した曲「サッカーパンチ」に衝撃を受け、曲を奪うために殺害を企てる。
ギャヴィン(ニコラス・シリロ)
〈ドクソロジー〉に新たに加わった若きドラマー。音楽への純粋な情熱と卓越した才能を持つ。ルビーを心から崇拝し、バンドの再起を支えたい一心で自作曲「サッカーパンチ」を披露するが、嫉妬と欲望に駆られたルビーたちによって殺害されてしまう。
アル(ジョン・ダーニエル)
〈ドクソロジー〉のギタリスト。離婚したばかりで、曲作りも思うように進まない。かつての名声を取り戻すため、ルビーと共謀してステージ上でギャヴィンを殺害する。
エスキー(GK・ウメ)
〈ドクソロジー〉のベーシスト。曲がヒットせず、パブを巡業する日々に絶望している。かつての名声を取り戻すため、ルビーと共謀してステージ上でギャヴィンを殺害する。
デュトロノミー(チャック・クーパー)
〈ドクソロジー〉のローディー。事件の直前に解雇される。のちにチャーリーと再会し、機材の安全性について助言する。
第5話 サルの時間
アイリーン・スマザーズ(ジュディス・ライト)
〈モシー・オークス老人ホーム〉の入居者で、車椅子を使用している元政治活動家。長年の親友ジョイスとともに、かつての革命グループのリーダー、ガブリエルと再会。彼の過去の裏切りを許せず、ジョイスと共謀して殺害計画を実行する。
ジョイス・カーター(S・エパサ・マーカーソン)
〈モシー・オークス老人ホーム〉の入居者で、アイリーンとは長年の親友かつ元革命仲間。かつての同志ガブリエルの裏切りに心を痛め、アイリーンとともに彼の殺害を計画する。
ベン / ガブリエル(リード・バーニー)
新たに〈モシー・オークス老人ホーム〉に入居した男性。かつてアイリーンとジョイスが所属していた革命グループのリーダー。長年の罪悪感から2人に再会し、謝罪と許しを求めるが、結果的に殺害される。
ベティ(K・カラン)
〈モシー・オークス老人ホーム〉の入居者のひとり。アイリーンとジョイスを危険人物と見ており、近づかないようチャーリーに警告する。
ビリー(ダリウス・フレイザー)
〈モシー・オークス老人ホーム〉の看護師。
第6話 奈落の死
キャスリーン・タウンゼント(エレン・バーキン)
かつて人気ドラマ「スプーキーと刑事」で主演を務めた女優。再起をかけて一夜限りの舞台「ペンサコーラの幽霊」を企画する。マイケルとは表向き犬猿の仲だが、実は恋仲であり、エヴァの資産を狙って共謀していた。
マイケル・グレイムス(ティム・メドウス)
人気ドラマ「スプーキーと刑事」でキャスリーンと共演した俳優。現在は妻エヴァとともに豪邸で暮らしている。エヴァに説得されて舞台復帰を果たすが、稽古中にキャスリーンと激しく対立する。心臓疾患を抱えており、薬を常飲している。
エヴァ(ジャミーラ・ジャミル)
マイケルの妻。女性向け株取引サイトを立ち上げ、莫大な資産を築き上げた。マイケルの舞台復帰を応援するが、本心は、俳優業への未練を断ち切らせたいと思っている。舞台中に発作を起こしたマイケルを助けようとして舞台に上がり、奈落に落ちて死亡する。
レベッカ(オードリー・コルサ)
若手女優。ナッツアレルギーを持つ。稽古中にキャスリーンから厳しく叱責されるが、本番では堂々と独白を披露する。マイケルのコートから犯行の証拠となるカンペを見つけ、2人を脅して金を要求する。
フィル(クリス・マッキニー)
ディナーシアターの舞台監督。舞台装置の安全管理を担当。キャスリーンの無理な要求に振り回されながらも、舞台を成立させようと尽力する。本番当日は睡眠薬を盛られて眠っており、事故の責任を感じて落ち込む。
第7話 モータースポーツの未来
キース・オーウェンズ(ティム・ブレイク・ネルソン)
長年レース界で活躍してきたベテランドライバー。今季限りで引退し、娘ケイティに後を託すはずだったが、若手レーサー・デイヴィスとの因縁が再燃し、引退を撤回。デイヴィスの車庫に忍び込み、車に細工を施して事故を引き起こそうとする。
デイヴィス・マクダウェル(チャールズ・メルトン)
若き天才レーサー。ベテランのキースに引退を決意させるほどの実力と勢いで注目を集めるが、裕福なオーウェンズ家に対しては強い反感を抱いている。キースの違法行為を逆手に取り、娘ケイティをも巻き込んだ冷酷な報復を仕掛ける。
ケイティ・オーウェンズ(ジャスミン・アイヤナ)
キースの娘で、次世代を担う有望なレーサー。父の引退とともにデビューするはずだったが、キースとデイヴィスの対立に巻き込まれて重傷を負ってしまう。
ドナ・オーウェンズ(レスリー・シルヴァ)
キースの妻。キースが引退を撤回したことで、父娘の関係が悪化するのを心配している。
ジーン・マクダウェル(エンジェル・デサイ)
デイヴィスの母。ゴーカート場で働きながら、息子の夢を支え続けている。
ランディ(ジャック・アルコット)
ゴーカート場のスタッフ。デイヴィスやチャーリーと一緒に事故の真相を探る。
第8話 オルフェウス症候群
アーサー・リプトン(ニック・ノルティ)
実写の特殊効果アーティスト。学生時代にローラ、マックスとともに特殊効果会社〈LAM〉を立ち上げた。ある出来事がきっかけで〈LAM〉を去り、現在は山奥の工房で仕事をしながら孤独な日々を送っている。
ローラ(チェリー・ジョーンズ)
〈LAM〉の共同設立者。アーサーの学生時代からの友人で、マックスの妻。過去の罪を夫マックスに暴かれ、口封じのために毒殺を図る。証拠隠滅のため、アーサーを利用してある“映像”をクラウドから削除する。
マックス(ティム・ラス)
〈LAM〉の共同設立者。アーサーの学生時代からの友人で、ローラの夫。保管庫にある過去のフィルムをデジタル化する作業中にローラの秘密を知ってしまう。彼女に口封じのために毒を盛られ、最期はバルコニーから飛び降りて自殺した。
ラウール(ルイス・ガスマン)
〈LAM〉の保管庫の管理者。勤続40年で、アーサーたちとは古い付き合い。
リリー・アルバーン(ローワン・ブランチャード)
若手女優。1989年の映画「ドラゴンフィッシュ」の水中撮影中に緊急ランプが作動せず、事故死する。
第9話 雪夜の脱出
トレイ・ネルソン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)
保護観察中の男。足首にGPSタグを装着されている。吹雪による監視システムの停止を利用して外出し、チャーリーをひいてしまう。クロエ・ジョーンズの失踪に関与している。
ジミー・シルヴァ(デヴィッド・カスタニェーダ)
トレイの旧友。父親から引き継いだモーテルを経営している。クロエとはかつて親しい関係にあり、トレイと共謀して罪を隠ぺいしたことに深い罪悪感を抱いている。
モーティマー・バーンスタイン(ステファニー・スー)
窃盗癖のある放浪者。コロラドの山中でチャーリーと偶然出会い、車に同乗する。事故後にチャーリーを見捨てるが、後にモーテルに現れ、彼女の車を盗んでいたことが判明する。
第10話(最終話) フック
スターリング・フロスト・シニア(ロン・パールマン)
巨大カジノ帝国を築き上げた実力者であり、冷徹な策略家。息子の死をきっかけにチャーリーへの復讐を誓うが、父親としての情よりも自らの権力と利益を優先する。5大ファミリーを掌握するための駒として、チャーリーを利用しようと企む。
エミリー・ケール(クレア・デュヴァル)
チャーリーの姉。アトランティックシティで暮らしている。逃亡中のチャーリーを一時的に匿うが、彼女に関わることで家族の日常が壊れることを恐れている。
ベアトリクス・ハスプ(リー・パールマン)
5大ファミリーの一角を担う裏社会の女帝。スターリング・フロスト・ジュニアと裏取引をしていた過去がある。クリフが持ち掛けた取引を受け入れ、シニア殺害をもくろむ。