ネタバレ有「潜入弁護人」全話あらすじ・感想・登場人物/キャスト・予告動画

韓国ドラマ「潜入弁護人」あらすじキャスト

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海外ドラマ「潜入弁護人〜Class of Lies〜」(全20話)についてまとめました。

陰謀によって法律事務所を解雇された敏腕弁護士が、濡れ衣を晴らすために高校教師となって潜入捜査を開始するサスペンスドラマ。

上位0.1%のエリートが通う名門校を舞台に、想像を超える秘密と陰謀が繰り広げられます。回を重ねるごとに衝撃度が増していくストーリーや、映画のようなクオリティの映像にも注目。

主人公の弁護士キ・ムヒョクを、「逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-」「とにかくアツく掃除しろ!~恋した彼は潔癖王子!?~」などのユン・ギュンサンが演じます。

作品概要

  • 放送局:BS12(トゥエルビ)
  • 放送時間:2021年10月30日(土)から毎週土曜14:00~16:00 ※2話連続放送
  • 製作国:韓国(2019年)
  • 原題:미스터 기간제(ミスター期間制)
  • 脚本:チャン・ホンチョル
  • 演出:ソン・ヨンイル/パク・ジヒョン

あらすじ

韓国有数の弁護士事務所に勤めるキ・ムヒョクは、勝つためなら何でもするエース弁護士。ところが、彼が担当した女子高校生刺殺事件の裁判で思いがけない不祥事が発生。その責任を負わされたムヒョクは、身に覚えのない濡れ衣を着せられ、事務所を解雇された上に弁護士資格まで剥奪される。このままでは終われない。自分を陥れた陰謀と謎のまま終わった事件の真相を暴くために、ムヒョクは身分を偽り臨時教師キ・ガンジェへと変身。事件のあった名門校で型破りな潜入捜査を開始する。だがそこは、一部の生徒たちが王者のように振る舞う特別な世界だった。果たして彼は事件の裏の深い闇を解明し、真犯人を捕えることができるのか?

BS12公式サイト

予告動画

登場人物(キャスト)

主要人物

キ・ムヒョク(キ・カンジェ)
ソンハ弁護士事務所のエース弁護士。勝つためなら不正をも厭わない。所長のイ・ドジンに頼まれて女子高校生殺人未遂事件の容疑者キム・ハンスを弁護するが、ハンスの自殺未遂により停職処分を受け、弁護士資格も剥奪されてしまう。事件の真相を暴くため、キ・ガンジェと名乗り臨時教員としてチョンミョン高校に潜り込む。

ハ・ソヒョン(クム・セロク)
チョンミョン高校2年3組の担任。体育教師でカウンセラーの資格も持っている。正義感が強く、見て見ぬフリができない性格。ムヒョクの正体がハンスの弁護士だと知って軽蔑するが、生徒たちを救うために協力することを決める。

チャ・ヒョンジョン(チェ・ユファ)
事件を担当する検事。ムヒョクとは司法研修院時代からのライバル。裁判ではハンスに懲役20年を求刑するが、現場の状況などから事件に疑問を抱くようになり、ムヒョクとともに真相を追う。

パク・ウォンソク(イ・スンウォン)
ハッカー。ムヒョクの元同級生で、協力者。チョンミョン高校に潜入するムヒョクのために、教員免許を偽造する。

チョンミョン高校の生徒

チョン・スア(チョン・ダウン)
事件の被害者。2年2組の生徒で、成績優秀な模範生。自宅で腹部を刺され意識不明の重体となり、その後病院で死亡する。闇サイトに上がっていた写真から、売春が疑われている。のちにハンスと同じ児童養護施設の出身だったことが判明する。

キム・ハンス(チャン・ドンジュ)
事件の容疑者。2年3組の生徒。児童養護施設出身で、校内暴力事件で停学になった問題児。特別支援枠で入学した。本人は「スアとは恋愛関係にあり、自宅を訪ねると彼女が刺されていた」と無実を主張している。拘留中にある人物と面会して自殺を図り、意識不明の重体に。

ユ・ボムジン(イ・ジュニョン)
2年3組の生徒。4人組のひとり。次期大統領候補ユ・ヤンギを父に持ち、すべてにおいて完璧な優等生。ベリタス討論部の部長で、事実上高校を仕切っている。ハン・テラとはみんなが認める公式カップル。

イ・ギフン(チェ・ギュジン)
2年3組の生徒。4人組のひとり。イ・ドジンの息子。写真部の設立者で、ベリタス討論部の副部長。不良のジュンジェを用心棒にしている。スアに一方的に想いを寄せ、盗撮などのストーカー行為をしていた。

ハン・テラ(ハン・ソウン)
2年2組の生徒。4人組のひとり。高スペック女子。母親は全国的に有名な入試専門予備校の校長で、学校側からVIP待遇を受けている。ボムジンとは公認のカップル。

ナ・イェリ(キム・ミョンジ)
2年2組の生徒。4人組のひとり。自称アイドル。芸能事務所で練習生をしているが、なかなかデビューできない。スアが児童養護施設の出身と知り、しつこくいじめていた。

アン・ビョンホ(ビョンホン)
2年3組の生徒。家が貧しく、特別支援枠で入学した。ジュンジェからいじめを受けているが、内気な性格のため誰にも相談できず、我慢し続けている。

ソン・ジュンジェ(シン・ジェフィ)
2年3組の生徒。特別支援枠で入学した不良。ビョンホを脅してバイト先から酒やタバコを調達させたり、夜の屋上で“パシリバトル”を開催してライブ配信を行ったりと、やりたい放題。さらに“IT質店”と称する金貸しを生徒相手に行い、高額な利子を取っている。家は貧しく、父親が作った借金の返済を迫られている。

ソ・ユナ(クォン・ソヒョン)
2年2組の生徒。放送部部長。4人組になびかず、毅然と立ち向かう。ソヒョンを信用し、全面的に協力する。

イ・ジウン(イ・ビンナ)
放送部に所属する1年生。部室にあったカメラを担保にジュンジェから金を借り、利子の返済を迫られる。

チョンミョン高校の職員

イ・テソク(チョン・ソクホ)
事務長。芸能企画会社の代表。ウナム大買収のための資金を得るため、大物の保護者を持つ生徒を選んで入学させ、特別扱いしている。養父母に捨てられたスアを特別支援枠で入学させ、家や必要な物を全て与えていた。

チョン・ヨンヘ(ウ・ヒョンジュ)
教務主任。ムヒョクを気に入り、生徒の生活指導を任せる。イ・テソクの右腕的存在で、生徒の将来よりも学校の体面や評判を最優先する。

チョ・ミジュ(ソ・ユナ)
英語教師。2年2組の担任。女子生徒のハン・テラを優遇していることをチョン・スアに知られ、脅迫されていた。スアの死に責任を感じ、思い悩む。

カン・ウジン(ユン・ジウク)
音楽教師。2年4組の担任。

シン・ヘス(キム・イェウォン)
国語教師。ソヒョンの友人。

そのほか

イ・ドジン(ユ・ソンジュ)
ソンハ弁護士事務所の代表。ムヒョクにさまざまな案件を処理させてきたが、キム・ハンスの弁護に失敗したムヒョクを切り捨て、すべてムヒョクが個人的に受けた案件だと主張する。息子のギフンはチョンミョン高校の生徒で、被告人ハンスの同級生。

ユ・ヤンギ(キム・ミンサン)
国会議員。ボムジンの父。次期大統領選への出馬がささやかれている。

ヤン・サンベ(クォン・ヒョク)
ソウル中央地検の次長検事。イ・ドジンと共謀してムヒョクを陥れた人物。チョンミョン高校の事務長イ・テソクとも繋がっている。

ウ・ウネ(ソ・ジヨン)
テラの母親。全国的に有名な予備校の校長。事務長のイ・テソクに多額の資金を提供し、その見返りにテラの内申を操作させている。

チョン・ジョンチョル(ペ・ギボム)
ウナム大学長。資金横領容疑で告訴される。事務長のイ・テソクと繋がっている。

カン・ジホ
プライム・ジャーナルの記者。真相を突き止めるまで徹底的な調査を行う。チョンミョン高に目をつけ、しつこく取材する。

オ・ギファン(パク・コンラク)
スアの事件を担当した警部補。ソウル広域捜査隊のチーム長。小学生の娘が心臓移植手術を受けている。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

※BS12編集版(各話60分弱/全20話)のため、オリジナルの話数とは異なります

ソンハ法律事務所に勤めるキ・ムヒョクは、勝つためなら手段を選ばない敏腕弁護士。所長のイ・ドジンから“個人的な依頼”を受け、女子高校生殺人未遂事件の容疑者キム・ハンスを弁護することに。
ハンスは同級生のチョン・スアを彼女の自宅で刺したとされていたが、本人は「彼女は恋人で、自宅を訪ねると刺されていた」と無実を主張する。事件の担当検事チャ・ヒョンジョンは同じ大学出身の同期で、ムヒョクとはライバル関係にあった。
ムヒョクは非公開の生徒限定アプリで「チョンミョン高 闇の森」という闇サイトを発見。そこに上がっていた写真やドライブレコーダーの映像から、スアが売春していたことを確信する。
初公判の日、殺人未遂で懲役20年を求刑する検察側に対し、ムヒョクは無罪を主張。事件当日にスアが自宅で会う予定だったのは、ハンスではなく売春相手だったのでは、と検察に再捜査を要請する。
激昂したハンスはムヒョクに掴みかかり、裁判は中断を余儀なくされる。ムヒョクは邪魔をしたハンスに腹を立て、自分もまた養護施設出身であることや、ぬれぎぬを着せられて高校を中退したことを語る。
弁護士になったのは悔しい目に遭っても自分を弁護できるからで、俺は諦めたりしないと言うムヒョクに、ハンスはスアが「抜け出したい」と言っていたことを漏らす。

黒いフードの男と面会したハンスは、その夜、仮病を使って拘置所を抜け出す。スアを守る覚悟を決めたハンスは病院の屋上から飛び降り、意識不明の重体となる。ヒョンジョンは「あなたが法廷で苦しめたせい」とムヒョクを責め、所長のドジンは世間の怒りを収めるためだと停職を命じる。
ヒョンジョンと和解したムヒョクは、スアの部屋が建設会社の所有だったことや、ドジンの息子がハンスと同級生であることを知らされる。そしてスアが亡くなったことで、ハンスは殺人事件の容疑者となってしまう。
内部告発によって、ムヒョクは不正請託、資金授受、脱税などの容疑をかけられ、弁護士資格を剥奪される。依頼はすべてドジンの指示によるものだったが、ドジンは「今回の捜査で初めて知った案件ばかりだ」とムヒョクを切り捨てる。
スアの葬儀会場で生徒たちの会話を盗み聞きしたムヒョクは、2か月後、臨時教員“キ・ガンジェ”としてチョンミョン高校に潜入。ハンスがいた2年3組の副担任となる。2年3組の担任ハ・ソヒョンは、事務長のイ・テソクから生徒たちのカウンセリングを任される。

ムヒョクは持ち前の口の上手さで事務長イ・テソクや教務主任チョン・ヨンヘに取り入り、気に入られる。
スアの写真の出所を突き止めるため、ムヒョクは夜の学校に忍び込み、写真部の部室を調べることに。すると暗室にはスアをストーキングしていたと思われる写真が大量に飾られていた。
屋上に生徒たちが集まっていることに気づき、密かに近づくムヒョク。不良のソン・ジュンジェが『パシリバトル』といういじめ行為をライブ配信していたのだ。
ムヒョクはいじめられているアン・ビョンホを助けにいこうとするが、議員を父に持つ優等生ユ・ボムジンに「先生が助けたらいじめは酷くなる」と止められる。ボムジンは音楽室のスピーカーを使って大音量で音楽を流し、いじめ行為を中断させる。
ムヒョクはキム・ハンスが飛び降り自殺を図る直前、拘置所に面会に来た黒いパーカーの生徒を突き止めるため、朝の登校指導を行う。そしてジュンジェが同じスニーカーを履いていることに気づく。
担任のソヒョンは登校してきたビョンホの顔に傷があるのを見て、いじめを疑い始める。ムヒョクは「焦るのはよくない」と慎重に動くよう促す。

ハンスの事件を担当する検察官チャ・ヒョンジョンは、上司から別の仕事を押しつけられる。上層部はヒョンジョンを追い詰めて辞めさせようと考えていたが、ヒョンジョンは「女性初の検事総長になるまで諦めない」と自らを奮い立たせる。
担任教師のソヒョンは、ビョンホがジュンジェたちにいじめられているのではと悩み、ビョンホのバイト先へ向かう。ビョンホはそこでも店長から酷い扱いを受けていた。問い詰めるソヒョンに対し、「高校を卒業して社会に出ても、権力も金もコネもない奴はいじめられて当然でしょ」と開き直るビョンホ。
夜、入学希望の保護者が面接にやってくる。ムヒョクは教務主任から頼まれ、事務長テソクの部屋の前で見張りを務めることに。部屋の中ではテソクが面接を行い、富裕層の子供を入学させるかわりに学校への投資を頼んでいた。
そこへ、スアを乗せた代行運転手が見つかったという知らせがウォンソクから入る。運転手を雇ったのは事務長のテソクだった。ムヒョクが車を確認するため駐車場へ行くと、テソクと2年2組の担任チョ・ミジュが言い争っていた。
ミジュはテソクの指示で2組の生徒ハン・テラの言いなりになっていが、スアにそのことを知られ脅迫されていたという。そのため、スアを殺したのはテラではないかと疑っていた。だがテソクは「スアを殺したのはハンスだ」と断言し、「もうやめたい」と訴えるミジュを打ち捨てて立ち去る。
ムヒョクと同様に2人の会話を盗み聞きしていたソヒョンはミジュを気遣うが、「関わらないで。そうしないとあなたも危険になる」と忠告される。
ムヒョクは代行運転手を問い詰め、エルドラドビジネスクラブの前でスアを乗せたことを白状させる。そのときスアはテソクと一緒で、クラブに連れ込もうとしたテソクを殴ってひとりで車に乗ったという。
翌朝、ミジュは教務主任のチョン・ヨンヘに突然フランス語への科目変更を告げられる。

事務長のテソクに逆らったミジュは、教務主任のヨンヘから露骨な嫌がらせを受け、教師たちの間でも孤立してしまう。ソヒョンは現場を目撃したはずのムヒョクがミジュを助けようとしないことに疑心を抱く。
ギフンは自分に恥をかかせたムヒョクを憎み、ジュンジェにムヒョクを潰すよう命じる。ジュンジェはムヒョクとソヒョンのスキャンダル写真を捏造し、裏サイト“闇の森”に投稿。校内は2人の噂で持ちきりになる。
ムヒョクはかつての上司イ・ドジンと共謀して自分を陥れた中央地検の次長検事ヤン・サンベが、チョンミョン高校事務長のテソクから特別な接待を受けていることを知る。
ソヒョンはムヒョクの自宅を訪れ、駐車場で見たことについて話し合おうとするが、ムヒョクは関わりたくないと拒む。ソヒョンは入学当時素行の悪かったハンスがスアと出会ってから変わり、体育教師になりたいと話していたことを明かす。
アイドルを目指すイェリは芸能事務所の後輩が自分よりも先にデビューすると知り、密かに彼女のスキャンダルをネットに流す。それによってイェリのデビューが決める。
ギフンは父親が代表を務めるソンハ法律事務所を訪れ、ハンスの事件の訴訟資料に目を通す。そして担当弁護士が法廷でスアの売春疑惑を暴いたことを知る。

スアの噂を流したのはナ・イェリだった。ムヒョクはデビューを控えるイェリを脅して事実を認めさせ、彼女が運営する“闇の森”を閉鎖するよう命じる。さらに、イェリからスアとハンスが同じ養護施設出身だという事実を聞き出す。
検事のヒョンジョンは上司に逆らってハンスの事件の捜査を続けるが、証拠保全が申請されているはずの殺人現場は片付けられ、テソクが部屋を買い取ってリフォームしようとしていた。ヒョンジョンの行動を知ったイ・ドジンは、捜査をやめさせるようヤン・サンベに命じる。
ソヒョンは2年2組のソ・ユナから“闇の森”の存在について知らされ、スアの悪い噂が投稿されているのを見てショックを受ける。その直後、“闇の森”はイェリによって閉鎖されてしまう。
ソヒョンを信用できると判断したユナは、イェリとテラがしつこくスアをいじめていたことを話す。スアは反撃しようとしてテラの受賞記録を調べ、彼女が学校から特別待遇を受けていたことを知ったのだった。
国内の検索サイトからは女子高生殺人事件の記事がすべて消されており、誰かが揉み消そうとしていると推測するユナ。さらに、ユナはハンスの裁判を傍聴し、そこで弁護人として法廷に立つムヒョクを見たとソヒョンに告げる。

ビョンホは“パシリバトル”に参加しないと妹をいじめると言われ、教室でジュンジェを殴りつける。騒ぎを止めに入ったムヒョクはカッターで切られて腕に怪我を負う。
ムヒョクがハンスの弁護士だったと知ったソヒョンはムヒョクを責め、「生徒たちに関わらないで」と通告する。教務主任のヨンヘはいじめの事実を隠蔽し、ジュンジェとビョンホを自主退学させようとする。ソヒョンはそれに真っ向から立ち向かい、教育庁に陳情書を提出すると宣言する。
検事のヒョンジョンはイ・テソクについて調べ、彼がウナム大学買収の優先交渉権を持っていることを知る。チョンミョン高の生徒の保護者が大物ばかりだと気づいたヒョンジョンは、テソクが保護者を選んで入学させ、大学買収のための資金を集めていることを突き止める。
ジュンジェを問い詰めたムヒョクは、限定版スニーカーの本当の持ち主がビョンホだったことを知る。
ムヒョクはハンスとスアが育った養護施設を訪ね、2人が特別な絆で結ばれていたことや、スアが2年前に施設を訪ねてきたこと、その際に「これから私は変わる」と言っていたことを聞き出す。

ウォンソクはイ・テソクの芸能事務所を訪ね、映画館でヤン次長検事を接待していた女子大生に会う。スアの写真を見せると、彼女は「社長の携帯短縮番号“0番”とデートしていた子」だと話す。
“0番”はイ・ドジンではないかと推測するムヒョク。そこへイェリから「スアの家に男が入る写真が、写真部の奥の部屋にある」と連絡が入る。すぐに学校へ向かったムヒョクだったが、そこにあったのは弁護士時代の自分の写真だった。ムヒョクが写真を手に取ったとたん火がつき、たちまち部屋にあった証拠写真はすべて燃えてしまう。
ソヒョンは写真部の部室から出てきたムヒョクを見つけ、正体をばらすと言う。ムヒョクは10日以内に証拠を見つけると約束し、それまで待って欲しいと頼む。
教務主任のヨンヘは突然ビョンホに対するいじめを認め、退学処分を撤回する。ビョンホがテ・イソクと繋がっているのではと疑うムヒョク。
ソヒョンは昏睡状態のハンスを見舞おうとするが、転院したと告げられる。転院先の病院へ行くと、そこへムヒョクが現れる。ハンスを転院させたのはムヒョクだった。
ムヒョクはこれまでの経緯を明かし、事務長のイ・テソクがハンスを有罪にして事件を終わらせようとしたことや、ビョンホに指示して拘留中のハンスと面会させ、ハンスに死を選ばせたことを話す。
ビョンホから証言が得られればハンスの無罪を証明できるというムヒョクに、「これ以上生徒を傷つけることは許さない」と非難するソヒョン。ムヒョクは本当に生徒を傷つけているのはチョンミョン高だと反論し、邪魔をしないでほしいと告げる。

スアを殺した犯人がハンスだということに、疑いを抱くギフン。だがそれを確かめようとすると父イ・ドジンに厳しく咎められる。ムヒョクはギフンを問い詰め、スアの写真に写っていた男がテソクであることを自供させる。
ミジュは慣れないフランス語の授業でテラと押し問答になり、テラは倒れた拍子に手首を痛めてしまう。テラの母親で予備校長のウ・ウネは激怒し、ウナム大買収のための投資を撤回。さらにミジュを解雇するよう命じる。
テラのチャリティー・リサイタルが開催される。その実体はVIP父兄の入試社交パーティーだった。除け者にされたテソクは腹を立て、強引にリサイタル会場に乗り込み騒ぎを起こす。ムヒョクはテソクに盗聴器を仕掛けてドジンやウネとの会話を盗聴し、ドジンがハンスにスア殺害の罪を着せるようテソクに指示していたことを知る。
そこへ検事のヒョンジョンが現れ、テソクを逮捕しようとする。ムヒョクはテソクの背後に黒幕がいることをヒョンジョンに告げ、逮捕を保留するよう頼む。
ミジュはこれまでのテラの生活記録や、優遇を受けているVIP生徒と保護者のリストをソヒョンに渡す。学校で行われている不正の事実を知ったソヒョンは、テラのリサイタル会場を訪れ、ヒョンジョンにイ・テソクの不正の証拠を持っていると告げる。

ドジンとウネを脅して関係を取り戻したテソクは、ドジンにウナム大の買収に必要な法的手続きを依頼し、ウネに買収のための投資金を払うよう命じる。
リサイタルを途中放棄したテラは、母親の人形であることにストレスを感じていた。ボムジンはそんなテラを慰め、関係を修復する。
検事のヒョンジョンはムヒョクとソヒョンに頼まれ、イ・テソクの逮捕を見送る。3人は情報を共有し、連絡を取り合うことに。ソヒョンは自分のやり方では通用しないと痛感し、ムヒョクに協力を申し出る。
ムヒョクは解雇されたミジュの代わりに2組の担任になり、テラの内申管理を引き継ぐ。
ギフンは父親がスアの事件に関与しているのではと疑い、密かにソン弁護士に命じてドジンのスケジュールを調べさせる。ボムジンはイェリがムヒョクに脅されていると知り、これ以上スアやハンス、テソクのことを調べないで欲しいとムヒョクに訴える。ムヒョクはギフンとボムジンが何かを隠していると気づく。
ムヒョクは情報を得るため、生徒たちの携帯をハッキングすることを思いつく。

ムヒョクはハッキングアプリを使い、試験中に集めた生徒たちの携帯から情報を抜き取る。その結果、ボムジンの携帯からスアの写真とスパイアプリが見つかる。ボムジンはアプリを使って誰かを監視していたらしい。
防犯カメラの映像により、事件当日スアの家に入ったのはハンスだけだとされていたが、家の周囲を調べたムヒョクは抜け道があることに気づく。
ソヒョンは昏睡状態のハンスが入院している病院にビョンホを連れて行き、真実を話して欲しいと訴える。罪悪感に苦しんでいたビョンホは、全てを打ち明ける決心をする。
ビョンホは拘留中のハンスと面会し、「スアがこうなったのはお前のせいだ。人魚姫の結末にスアを救う答えがある」と告げたのだった。
ギフンは事務長のテソクがスアに接待させていたことを知り、その相手が父親ドジンではないかと疑う。ギフンに正面から問い詰められたギフンは言葉に詰まる。

ソヒョンはビョンホから聞き出した真実をムヒョクに伝える。ビョンホは学校生活を問題なく過ごせるよう計らうとテソクに言われ、彼の代わりにハンスに伝言を伝えたのだった。
だがその内容は証拠として使えるものではなく、ムヒョクは「無駄足だった」と切り捨てる。生徒たちの気持ちを考えようとしないムヒョクに、ソヒョンは「教師でいる間は彼らを傷つけないでほしい」と訴える。
ギフンは事務長室に乗り込み、スアを接待に利用したテソクを非難する。だがテソクはギフンと父親のドジンを罵倒し、ギフンを叩きのめして部屋から追い出す。
ムヒョクはテソクの手帳と携帯を盗むため、夜、ウォンソクとともに事務長室に忍び込む。だがそこで見たのはテソクの首吊り死体だった。机の上には「違法行為が明るみに出て怖くなった」という遺書が残されていたが、金庫に入っていたはずの手帳と携帯がなくなっており、ムヒョクは他殺だと気づく。
翌朝、テソクの遺体が発見されるが、警察は自殺と判断して早々に引き揚げる。ムヒョクはボムジンがスパイアプリで監視していたのは父親のユ・ヤンギ議員で、彼こそがスアの接待相手“0番”ではないかと推測する。
ムヒョクがハンスの弁護士だったことを知ったボムジンは、ギフン、イェリ、テラの3人の行動を管理し、自分の指示に従わせる。ムヒョクを追い出したいイェリは学校に来ていた記者にムヒョクの情報を流そうとするが、ボムジンに阻止される。

ムヒョクにスア殺害の疑いをかけられたテラは、事件の夜は映画館にいたと話そうとして思いとどまる。途中でボムジンが席を外したことに気づいていたからだ。
イェリはスアをいじめていたことをバラすとボムジンに脅され、やむを得ず彼に従うことを承諾する。ボムジンの冷酷さに気づいたイェリは、テラに「騙されているかもしれない」と忠告する。
警察は記者会見を開き、テソクの死因を自殺と断定して捜査終了を発表する。ムヒョクとヒョンジョンはテソク殺害犯として、ボムジンの父ユ・ヤンギ議員を疑う。さらに、スアの事件の一週間前、ボムジンがスアの家の近くの防犯カメラに映っていることがわかる。
ムヒョクは以前ジュンジェに脅されていた女子生徒イ・ジウンに呼び出される。だが放送室で2人きりになると、彼女は自ら服を引きちぎって悲鳴をあげ、ムヒョクに襲われたように装う。
生徒たちが騒然となる中、駆けつけたソヒョンとユナがその場をおさめ、ジウンを説得して嘘をついたことを認めさせる。ジウンは借金を帳消しにすると言われ、ジュンジェの指示に従ったことを打ち明ける。
ボムジンの携帯データが復旧し、彼がスパイアプリを使って監視していた人物が父親のユ・ヤンギであることが判明。彼は父親がスアと会っていることを知っていたのだ。

ムヒョクはボムジンが父親を監視していたことをヒョンジョンに伝える。スアがテソクに接待させられていた“0番”がユ・ヤンギであることを確信する2人だったが、ユ議員がスアを殺害した動機がわからない。
ソヒョンはジュンジェに会いに行き、彼がボムジンから「復学させてやる」と言われていたことを知る。ボムジンが様々な形で生徒たちを動かしていることに気づき、疑心を強めるソヒョン。さらに同僚のヘスから、ボムジンとスアが言い争っていたという情報を得る。
ヒョンジョンはスアとテソクの両方の事件を担当した広域捜査隊のオ・ギファン警部補を怪しみ、警察を調べる。するとスアの事件の当日に火事があり、鑑識がそちらを優先したため現場検証が2日後に行われていたことがわかる。当日現場にいた警察官に話を聞くと、オ警部補の指示で現場を離れたと証言する。
ヒョンジョンは「スアを殺した真犯人を見つけて、ハンスに罪滅ぼしをしたい」とムヒョクに心の内を明かすが、その直後、2人乗りのバイクに襲われ重傷を負う。ヒョンジョンの捜査を妨害するようオ警部補に命じたのは、ユ・ヤンギだった。
ボムジンは教務主任のヨンヘにムヒョクの教員資格を確認するよう告げる。ヨンヘに呼び出されたムヒョクは、2組の担任と生活指導を辞めるよう命じられる。

ムヒョクとソヒョンはボムジンに対する疑いを濃くする。ムヒョクはメディアを味方につけることを思いつき、ソヒョンに勧められたプライム・ジャーナルの記者カン・ジホに情報を渡す。
それによってソンハ法律事務所と検察との間の司法取引疑惑や、チョンミョン高の生活記録捏造などが公表される。登校したテラは生徒たちの前でイェリから責め立てられるが、ボムジンに助けられる。ボムジンはイェリが闇の森の運営者であることを暴露し、イェリは孤立してしまう。
事件の再捜査を請求する声が高まり、ドジンはムヒョクを呼び出して「ハンスの事件から手を引くなら、弁護士資格を取り戻してやる」と持ちかける。
ムヒョクはテラに会いに行き、スアが殺された当日のボムジンの動向について問い詰めるが、テラは「私と一緒に映画館にいた」と主張する。ムヒョクはボムジンを信じるなとテラに忠告する。
ハンスの意識が戻ったという連絡が入り、ムヒョクは病院へ向かう。だが先に到着したのはオ警部補だった。スアの件で話があるとハンスを屋上に連れ出したオ警部補は、ハンスに銃口を向けるが…。

ムヒョクが病院に駆けつけると、屋上でボムジンとハンスが話していた。ハンスはムヒョクに敵意を見せ、「二度と関わらるな」と告げる。
密かに病院の廊下に設置していた隠しカメラを確認すると、オ警部補がハンスを屋上へ連れ出した後にボムジンがやってきて屋上へ向かい、その後、オ警部補だけが立ち去っていた。ムヒョクはボムジンがオ警部補を止め、ハンスの口を塞いだと確信する。
帰宅したボムジンは父親のユ・ヤンギから「余計なことはするな」と忠告される。ボムジンはスアの名誉を守るためだとハンスに言い聞かせ、殺人現場でテソクを見たと証言するよう言い含めていた。
ハンスはボムジンに言われたとおり法廷での自白を否認し、事件当日テラの部屋の裏窓から逃げるテソクを見たと証言する。ムヒョクはハンスと面会し、真実を聞き出そうとするが、ハンスは頑なに拒否する。
ドジンと会ったムヒョクは、テソクと彼の密談を録音した音声をネタに脅迫し、懲戒の取り消しを約束させる。さらにハンスの弁護をソンハ法律事務所に引き受けさせ、訴訟費用も負担させる。
ムヒョクはさらなる被害者を出さないためにも、ハンスを無罪にするだけでなく、真犯人を見つけるべきだと考え方を変える。そしてハンスから事件について隠していることを聞き出してほしいとソヒョンに頼む。

ソヒョンは養護院から持ち帰ったスアの幼い頃の日記をハンスに渡す。スアのことを話してほしいと言われ、ハンスは彼女が養父母に捨てられ、授業料が払えずに高校を中退したことを語る。
その頃ムヒョクは映画館からスアの家までの時間を計り、映画館にいたボムジンにも犯行が可能だったことを確かめる。
自分がムヒョクに疑われていることを知ったボムジンは、口封じのためテラを屋上から突き落とす。連絡を受けたムヒョクたちは病院へ向かうが、すでにテラは息を引き取っていた。警察が自殺と見る中、ムヒョクに問い詰められたボムジンは「あなたが従わないからテラが死んだ」と言う。
どうにかハンスを説得したいムヒョクは、ソヒョンを通じてこれまで集めた資料をハンスに渡す。資料に目を通したハンスは、スアがテソクの芸能事務所に所属し、ボムジンの父親ユ・ヤンギを接待していたことを知る。真実を知ったハンスはムヒョクと面会し、事件のことを話し始める。
スアに拒絶されながらも彼女の幸せを願っていたハンスだったが、闇の森にスアの写真があがり、テラとイェリのいじめがひどくなったことを心配していた。そしてある日、スアの家の近くで彼女が男と車から降りてくるのを見たという。

ハンスはスアが会っていた相手が国会議員のユ・ヤンギだと知り、スアを呼び出して問い詰める。ハンスの想いが昔も今も変わらないと知ったスアは、この状況から抜け出すことを決め、ハンスに養護施設宛の郵便物を出してほしいと頼む。
郵便物を出した後、スアのことが気になったハンスは家を訪ね、そこで刺されたスアを発見したのだった。ハンスがボムジンに頼まれてイ・テソクを現場で見たと証言したことを知ったムヒョクは、ボムジンがスアを殺した犯人だと確信する。
ムヒョクはユ議員に電話をかけ、スアのことで話があると呼び出す。父の動向をスパイアプリで監視しているボムジンは2人の待ち合わせ場所に姿を現し、ムヒョクは彼こそがスアを殺した真犯人だと告げる。
ムヒョクが立ち去った後、ボムジンは「俺がスアを殺した」と告白。激しく動揺し責め立てる父親に、ボムジンは自分の将来のためだと言い、「あなたもイ・テソクを殺したでしょう」と開き直る。
ムヒョクはイ・ドジンに事件の真相を伝え、ユ議員との関係を切るよう告げる。弁護士資格を取り戻したムヒョクは記者会見を開き、スアの事件を偽装したのはユ議員だと公表し、彼とイ・テソクとの利害関係を明らかにする。
ソヒョンはスアがハンスに渡した郵便物を追い、別の養護施設に誤配されていたことを突き止める。封筒の中に入っていたのは、彼女が殺される日まで書き綴った日記帳だった。ハンスは日記を公開することを決める。

ハンスはカン・ジホ記者のインタビューを受け、カメラの前でスアの日記の存在を明かす。スアとの交際が明らかとなったユ・ヤンギ議員は、記者会見を開いて事実無根と訴えるが、ムヒョクもまた記者会見を開いてハンスの無実を訴え、スアを殺した真犯人がユ議員の息子ボムジンだと公表する。
ヒョンジョンによってヤン次長検事の罪も暴かれ、追い詰められたユ・ヤンギはすべての罪をオ警部補に被せようとする。ユ議員に脅されて自首したオ警部補だったが、ムヒョクの説得により、取り調べでユ議員に指示されたことを明かす。
真犯人の容疑をかけられたボムジンは世間の注目を浴び、学校でも孤立する。ムヒョクは「証拠がなければ裁判で勝てない」と言うボムジンに対し、勝つことが目的ではないと反論する。
イ・テソクの口座を調べていたウォンソクは、テソクが家用防犯カメラの業者「ISEEガード」の社員チェ・スンユンに個人的に依頼し、スアの家に隠しカメラを設置していたことを突き止める。
ウォンソクは検察の協力のもとチェの家宅捜索を行い、隠しカメラの映像データを見つけ出す。

オ警部補の自白により逮捕間近となったユ・ヤンギは、イ・ドジンに会い、ムヒョクから再び弁護士資格を奪うよう指示する。ドジンはユ議員の弁護を引き受けると偽って自白を引き出し、その場で待機していたヒョンジョンが殺人教唆および売春防止法違反の罪でユ・ヤンギを逮捕する。
ハンスの裁判が始まり、証人として法廷に呼ばれたユ・ヤンギは、オ警部補に事件現場の偽装を指示したことや、オ警部補にテソクを殺して自殺に見せかけるよう指示したことを認めるものの、すべて息子の罪をかばうためだったと主張。スアとの交際は否定し、後見人として貧しい彼女を支援していたと語る。
そこへ突然ボムジンが現れ、父親の証言を否定する。ムヒョクは急遽ボムジンを証人として申請し、法廷で事件当日の行動について質問する。映画館にいたと主張するボムジンだったが、ムヒョクはスアの家に仕掛けられていた隠しカメラの映像を公開。
それによって事件当日、ボムジンがスアの家を訪れ彼女と会っていたことが明らかになる。しかし犯行の様子は映っておらず、スアを刺した証拠にはならなかった。ムヒョクは「勝訴よりも、事件の真相を明らかにするほうが価値のあることだ」と訴え、世の中の人々に判断を委ねる。
裁判所を出たボムジンは好奇の目にさらされ、精神的に追い詰められる。そして路上で何者かに注射を打たれ、その場に倒れて息を引き取る。
無実が証明されたハンスは釈放され、チョンミョン高校に登校する。ビョンホとギフンはハンスに謝る。教務主任のヨンヘは学校を去り、ベリタス討論部は解散、生活記録の捏造もなくなる。
チョンミョン高の顧問弁護士となったムヒョクは、ソヒョンから生徒たちに紹介され、笑顔で迎えられる。

感想(ネタバレ有)

面白かったけど、ラストのモヤッとする感じが韓国ドラマらしい…。

個人的には証拠を見つけて法廷で裁いてほしかったなぁ。ユ・ヤンギもボムジンも、最後は私刑で殺されるという結末でした。

ボムジンを殺したのは誰なんでしょうね? 考えられるのは、殺されたスアのことを好きだったハンスとギフン。ギフンにそこまでの根性はなさそうだから、有力なのはハンスかな。

話数が進むにつれてハンスとスアの関係が明らかになっていくのですが、知れば知るほどスアに死んで欲しくなかったという思いが強くなって、最後に実は生きてたってことにならないかな…と密かに思ってました。

子供の頃からずっとスアを想い続け、彼女の夢が自分の夢でもあったハンスにとっては、これからの人生は辛いものになるかもしれない。もしボムジンを殺したとしたら、その罪も抱えて生きていくわけだから…。

ハンスのその後が心配になった最終回でした。