ネタバレ有「ブラインデッド:ゾウズ・フー・キル」シーズン2全話あらすじ・感想・キャスト・予告動画

北欧ドラマ「ブラインデッド:ゾウズ・フー・キル」あらすじキャスト

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北欧ドラマ「ブラインデッド:ゾウズ・フー・キル」(全8話)についてまとめました。

デンマーク発の人気ドラマ「ゾウズ・フー・キル 殺意の深層」をリブートした「ダークネス:ゾウズ・フー・キル」の第2シーズン。IMDbの評価は7.5。

前シーズンに引き続き、女性プロファイラーのルイーセが活躍するほか、新たな登場人物たちが加わり、スリリングな物語を織り成します。

亡き母の友人からの依頼で連続殺人事件の捜査に協力することになったルイーセが、刑事カリーナらとともに犯人の心理を読み解いていきます。今回もゾッとする展開が続くのですが、後半は意外な方向に…。

作品概要

  • 放送局:WOWOWプライム
  • 放送時間:2022年1月2日(日)、3日(月)20:30~ ※4話ずつ放送
  • 製作国:デンマーク(2021年)
  • 原題:Den som dræber – Fanget af mørket
  • 原作:エルセベート・エゴーム

あらすじ

犯罪者の心理に詳しいプロファイラーのルイーセは、亡くなった母親の友人アリスと再会する。アリスは5年前、当時18歳だった息子マークスを何者かに殺されたが、犯人は見つかっていなかった。犯行の手口から3件連続した殺人事件の中の一つと考えられており、末期がんであるアリスはルイーセに捜査への協力を頼む。
ルイーセは捜査を担当する刑事カリーナを訪問するが、やがて新たな事件が起きる。犯人は平凡な中年男性ピーダだったが、彼の妻は仕事で何年もシンガポールに行っていて、彼は息子と2人で暮らしていた。捜査に加わったルイーセが少しずつ犯人像を絞り込む一方、偶然が重なって、ルイーセとピーダの運命は意外な形で交わっていく。

WOWOW公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト/吹き替え)

警察関係者

ルイーセ・ベアウスタイン(ナタリー・マドゥエニョ/声:永宝千晶)
心理学者。イギリスでプロファイラーを務めていたが、 ある事件で判断を誤り、以来警察の仕事からは離れていた。知人のアリスに頼まれ、フュン島で起きた連続殺人事件の捜査に協力することに。

カリーナ・フーロプ(ヘレ・ファグラリッド/声:冨樫真)
連続殺人事件の捜査責任者。事件発生当時は担当ではなかったが、3か月前に責任者に任命された。当初はルイーセの介在を拒んでいたが、彼女の能力を知って捜査への協力を正式に依頼する。

セーアン・デデンロート(イェンス・アナセン/声:伊原正明)
事件当初からの捜査担当。

トーベン・ヴィスィンゲ(カスパ・ライスナ/声:俊藤光利)
事件当初からの捜査担当。

被害者と家族

マークス・アイビュー(Vilmer Trier Brøgger)
5年前の連続殺人事件の最初の被害者。18歳。アリスの息子。成績優秀で、ハーバード大に合格していた。アルバイトの帰りに襲われ、森の中で遺体で発見された。事件の前、自宅に空き巣が入り卒業式の帽子を盗まれている。

アリス・アイビュー(ソールビョルク・ホイフェルト/声:一柳みる)
ルイーセの亡くなった母親の友人。裁判官。脳腫瘍で余命わずかと宣告されている。ルイーセに手紙を送り、5年前に息子マークスを殺した連続殺人犯を捕まえて欲しいと頼む。

エスペン・クヴィスト
2人目の被害者。 プロゲーマー。外国暮らしで、年に数回帰省していた。賞金で豪邸を購入している。事件の前、自宅にあったeスポーツのトロフィーを盗まれていた。

カスパ・ラースン
3人目の被害者。2年前に起業し、オーデンセで不動産会社を経営していた。

イローナ・ラーセン(Rosalinde Mynster)
カスパの母親。同じく息子を亡くしたアリスを気遣い、捜査にも積極的に協力する。

リッキー・ハンスン(Peter Zandersen)
新たな被害者。元軍人。3か月前から国民学校の教師をしていた。パーティーの翌日、森の中で遺体で発見される。軍服についていた勲章のひとつが盗まれていることがわかる。

ヴィリアム・フィエルビュー(Oscar Dyekjær Giese)
フィエルビュー建設の次期オーナー。マークスの同級生で、親友でもあった。ピーダが勤務する製材所にアパートの建設を計画しており、ライフに土地の売却を持ちかける。

マーティン・フィエレスン(Joen Højerslev)
大学教員。オルボー在住。6年前、連続殺人事件と類似した手口で暴行を受けている。事件については誰にも話さず隠してきたが、アリスの動画を見て警察に通報する。

犯人と家族

ピーダ・ヴィンゲ(トビアス・ザンテルマン/声:中谷一博)
連続殺人犯。ノルウェー出身。妻のマシャはシンガポールに長期出張中で、息子のヨハネスと2人で生活している。昇進してシンガポールに住むことになったマシャから離婚を切り出され、ショックを受ける。

ヨハネス・ヴィンゲ(Louis Næss-Schmidt/声:武田華)
ピーダの息子。13歳。母親が仕事で何年も家に帰ってこないことを不安に感じ、離婚をごまかそうとする父親ピーダにも反抗的な態度を取る。

マシャ・ゼリンスキー(Josephine Park
ピーダの妻。シンガポールに長期出張していたが、昇進して支店長になることが決まり、ひとりで移住することを決意。ピーダに離婚を申し出る。

そのほか

ライフ・ハルボー(ヘンリク・プリップ/声:原康義)
ピーダが働く製材所のオーナー。フィエルビュー建設から土地の売却を持ちかけられている。

デーヴィズ(Johannes Lassen)
ルイーセの恋人。1年半前から付き合っている。ルイーセとの結婚を望んでいるが、家族を作ることに消極的な彼女に不安を感じている。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

プロファイラーのルイーセは、亡き母の友人アリスに呼ばれてフュン島を訪れる。彼女は脳腫瘍で余命わずかと宣告されたことを打ち明け、5年前に息子マークスを殺した連続殺人犯を見つけたいと話す。
ルイーセはアリスの思いを汲み、地元警察に協力を申し出るが、捜査責任者のカリーナ・フーロプは資料の開示を拒む。アリスはマークスが殺される前、空き巣に入られたことを話す。気になったルイーセはマークスの部屋を確認してもらい、彼が大切にしていた卒業式の帽子が盗まれていることが判明する。
ルイーセの報告を受け、カリーナはほかの被害者宅を確認することに。すると2人目の被害者エスペンや、3人目の被害者カスパの家にも、事件前に空き巣が入っていたことがわかる。
被害者の共通点は「若い青年」という点のみだったため、犯人は面識のない相手を衝動的に襲ったと考えていたカリーナは、犯人像が間違っていたことに気づき、ルイーセに捜査への協力を正式に依頼する。
捜査資料や殺害現場を見たルイーセは、犯人像を地元の人間で社会にうまく適応している人物と推測。家族がいて仕事もあるが、心の奥では若い男性をいたぶることを妄想していると分析する。
その頃、平凡な中年男性ピーダは、仕事でシンガポールに長期出張中の妻マシャの帰りを待ちながら、息子のヨハネスと2人で生活していた。ある日、一時的に帰国したマシャから、昇進してシンガポールに移住すると言われ、一方的に離婚を告げられる。
ピーダは元軍人のリッキーの家に侵入し、彼の軍服から勲章を盗む。そしてパーティーから帰った彼を待ち伏せして拉致し、森の中で殺害する。

森の中でリッキーの遺体が発見され、カリーナたちは捜査を始める。5年前とは手口が異なることから、同一犯の可能性は低いと考えるルイーセ。だがアリスは「犯人のこだわりは年齢ではないのかも」と言う。
被害者のリッキーの部屋を調べると、彼が大切にしていた勲章のひとつがなくなっていた。ルイーセは5年前の連続殺人犯と同一人物と考え、動機を探るため3人の被害者についてさらに詳しく調べる。その結果、被害者宅から盗まれた物は彼らの優れた才能を表していることがわかる。犯人は自分より優れた者を罰している、と推測するルイーセ。
ルイーセは犯人にとってリッキー殺しは失敗だったと考え、すぐにまた新たな被害者が出ることを危惧する。
製材所で働くピーダは、フィエルビュー建設がライフに土地売却の話を持ちかけていることを知る。彼らは製材所の土地を買ってアパートを建設しようとしていた。話をしにきたヴィリアムに反感を抱いたピーダは、彼の家から時計を盗み、後日就寝中のピーダを襲って拉致する。
ヴィリアムはマークスの同級生だったことから、彼から話を聞こうと家を訪れるルイーセとカリーナ。だが妻のエルヴィーラが目を覚ましたときにはヴィリアムは姿を消しており、枕には血痕が残っていた。

警察は森の中を捜索するが、ヴィリアムの遺体は発見されない。ヴィリアムの父ゴームは金目当ての誘拐だと決めつけ、息子は生きていると主張する。ルイーセとカリーナも犯人がどこかに被害者を監禁している可能性があると考え直し、防犯カメラの映像や目撃者の証言を手がかりにヴィリアムの車の行方を追う。
2人は農場の近くに乗り捨てられた車を発見するが、ヴィリアムの姿はなかった。ルイーセは犯人が盗んだヴィリアムの時計が高価なものではなく、祖父からの贈り物だったことを知り、犯人を刺激した理由は富ではなく“家族に愛されている証拠”だと気付く。
ピーダはヨハネスの誕生日にプレゼントを贈り、サッカーの試合を見に行く約束をする。だが試合には間に合わず、ヨハネスを傷つけてしまう。夜遅く、母マシャからの電話で彼女が誕生日プレゼントを送っていたことを知ったヨハネスは、ピーダが鍵をかけている小屋に入り、自分宛のプレゼントを見つける。
ルイーセはゴームの家の壁に掛かっている写真に注目し、カリーナとともに創業当時のフィエルビュー建設があった場所へ向かう。それはヴィリアムの車が乗り捨てられていた場所の近くだった。建物の中に入った2人は、天井から吊り下げられているヴィリアムの遺体を発見する。

ヴィリアムは鎮静剤を打たれ、生きている間に57か所も傷つけられていた。ルイーセは犯人の怒りが収まれば殺人は終わるが、そうでなければ次の標的を見つけると分析する。
病状が進むアリスは、医師から「やり残したことがあるなら今のうちにやるべき」と言われ、自ら犯人を捜そうと行動に出る。カリーナらが情報提供を呼びかけようと決めた矢先、アリスはSNSで遺体の写真を公開し、情報提供者に懸賞金を払うと公表。さらに犯人に向けて「あなたは弱くてあわれな人間よ。逃げられない」とメッセージを送る。
アリスの勝手な行動に激怒したルイーセは、アリスの家を出て恋人のデーヴィズと会うが、彼から一緒に暮らすための新居を探していると言われ戸惑う。ルイーセが子供を欲しがっていないことを見抜いたデーヴィズは、黙って立ち去る。
警察には懸賞金目当ての情報が殺到。ルイーセとカリーナは、6年前に連続殺人事件と類似した手口で暴行を受けたという大学教員マーティン・フィエレスンから話を聞く。彼はパーティーの途中で拉致され、森に連れて行かれて暴行を受けたが、そのまま朝まで放置され命を奪われることはなかったと話す。
ピーダはマシャからの誕生日プレゼントを小屋に隠していたことをヨハネスに追及され、思わず「お前も捨てられた」と言ってしまう。ヨハネスは家を飛び出し、ライフの家に行く。ピーダはライフの家でアリスの動画を目にし、彼女のメッセージに怒りを覚える。
アリスは元密売人のオリヴァに会いに行き、彼から無償で銃を譲り受ける。その夜、マークスの「助けて」と呼ぶ声が聞こえ、眠りから冷めたアリスは、テレビの画面にマークス殺害時の映像が映し出されているのを見る。家の外に出たアリスは様子をうかがっていたピーダと目が合い、部屋の中に逃げ込む。
留守電を聞いたルイーセはアリスの家に戻り、彼女の遺体を発見する。

アリスの葬儀が終わり、ルイーセはコペンハーゲンに戻ることを決める。アリスの家に侵入者の痕跡はなく、警察はアリスがマークス殺害時の映像を見てショックを受け、自ら死を選んだのだと考えていた。
だがアリスの弟カイは自殺なんてありえないと言い、ルイーセも他殺の可能性を疑い始める。ルイーセに説得されたカリーナは、拳銃の出どころや当夜の周辺の状況を洗うことに。
アリスに銃を渡した元密売人のオリヴァは、アリスが自分で犯人を殺す気だったと話す。さらにアリスが死んだ夜、何者かが港のガレージに侵入し、カヤックを持ち出していたことが判明。防犯カメラには犯人らしき人影が映っていた。
港のガレージで花瓶の破片が見つかり、アリスの家の花瓶がなくなっていることに気付くルイーセ。花瓶が置かれていた階段を調べると、カーペットの下から割れた破片が見つかる。カリーナは犯人が侵入し、アリスを殺したと確信する。
ピーダはライフから製材所を継いでほしいと頼まれ、ひそかに喜ぶ一方で、反抗的な態度を取るヨハネスに手を焼いていた。ピーダが深夜に外出する様子を見ていたヨハネスは、ライフ夫妻の前でそのことを話し、ピーダは焦りを覚える。
ピーダに余計なことを話すなと注意され、ふてくされるヨハネス。ピーダはもう母親が戻ってこないこと、離婚することをヨハネスに打ち明ける。

ピーダはガソリンスタンドで財布を忘れて困っているルイーセを見かけ、お金を貸すことに。返さなくていいと言うピーダだったが、ルイーセは彼の住所を聞き、後日お金を返しにいく。
アリスの家にあったUSBメモリーには、カスパの会社のロゴが入っていた。カリーナたちはカスパの取引相手の中に犯人がいると考え、条件を当てはめ候補を絞り込んでいく。
ピーダは警察がプロファイラーを雇ったという噂を聞き、小屋に隠し持っていた証拠品を町へ捨てに行く。その帰りに立ち寄ったバーで偶然ルイーセと再会し、2人は一緒に酒を飲んで楽しい時間を過ごす。
カスパの母イローナからの情報で、カスパが顧客のウアスリウと揉めていたことがわかる。ウアスリウに話を聞くと、家を売る際にカスパに査定を頼んだが、家を気に入った彼は勝手に買い手を退け、自分が購入したという。
カリーナは元の買い手マシャ・ゼリンスキーを調べるが、彼女はひとりで家を買うつもりだったと言い、海外暮らしということもあって捜査は行き止まりになる。
カスパの追悼式の帰り、ルイーセはジョギング中のピーダを見かけ、家まで送る。ピーダは家族についての悩みをルイーセに打ち明け、自分の両親が離婚したときに弟は父に、自分は母に引き取られたが、母とその恋人とはうまくいかず、すぐに家を出たと話す。
夕食の誘いを断り、帰宅するルイーセ。だが夜になって考え直し、再びピーダの家を訪れる。ルイーセが恋人と別れた理由を打ち明けると、ピーダも子供を持つことは計画外だったと明かす。気持ちが通じ合った2人は一夜をともにする。

ピーダの家で目覚めるルイーセ。2人は仕事について話し、ピーダは分子生物学の博士号を持っていることを明かす。ルイーセはコペンハーゲンに住んでいることや、警察にプロファイラーとして雇われていることをピーダに話す。
予定より早く別荘から戻ってきたヨハネスは、ソファにルイーセのブレスレットが落ちているのを見つけ、父親が恋人と一晩を過ごしたことを知ってショックを受ける。
ピーダはルイーセの留守宅に忍び込み、彼女の捜査資料の中から港の防犯カメラに映っている自分の写真を見つける。その夜、ピーダは薬でヨハネスを眠らせ、ある場所へ向かう。
ルイーセは港の写真を見て、犯人が港に来た時にしていた手袋が帰る時には外れていることに気付く。そのことをカリーナに知らせると、カリーナはひとりで港へ向かい、手袋を発見する。そしてルイーセに電話している最中、背後から犯人に襲われ手袋を奪われてしまう。
翌朝、ピーダは今日で製材所を辞めることをライフに告げ、明日ノルウェーに引っ越すことをヨハネスに伝えて荷造りさせる。
ルイーセはカスパの顧客から絞り込んだ10人の候補写真を、6年前の暴行被害者マーティンに見せに行く。そこで初めてマーティンが分子生物学を教えていると知るルイーセ。ピーダは7年前に辞めた彼の教え子だった。
すぐにマーティンを署に連れて帰り、7年前の事情を聞くと、マーティンはピーダが論文の実験結果を改ざんしたことを上層部に報告し、会議に呼び出されたピーダは論文を取り下げて大学を辞めたという。
ピーダはその後2年近く失業し、妻のマシャとは1年ほど別居していたことがわかる。マーティン、マークス、エスペン、カスパの事件は、すべてピーダが独り暮らしの時に起きていた。そしてカスパ殺害の2か月後、関係を修復した夫婦は家を買い、ピーダは製材所に働き口を得ていた。
ピーダが犯人だと確信したカリーナたちは、ピーダの家に機動隊員を送り込む。だが家にいたのはヨハネスだけで、ピーダは姿を消していた。引っ越しを拒んだヨハネスはピーダに殴られ、部屋に閉じこもっていたため、父親の不在には気付いていなかった。
敷地内の小屋からは、犯人が盗んだエスペン、カスパ、ヴィリアム、リッキー、そしてマークスの持ち物が見つかる。
その頃、何も知らないピーダは、デンマークに来ている妻マシャと会っていた。

カリーナはヨハネスがルイーセに会っていたことを知り、ルイーセにピーダとの関係を問いただす。しかしルイーセは、お金を借りただけで仕事もフルネームも教えていない、と嘘をつく。
ピーダはマシャと会い、ヨハネスをマシャに託すことを決める。ヨハネスを連れに自宅へ戻ろうとするが、家には大勢の捜査員の姿があった。自分が犯人だと知られたことに気付いたピーダは、マシャが泊まっているホテルへ行き、彼女を殴って拉致する。
カリーナはヨハネスと話す中で、ルイーセがピーダの家に泊まっていたことを知る。嘘をついたルイーセを責め、「彼が逃亡したのはあなたのせい」「あなたは見抜くべきだった」と怒りをぶつけるカリーナ。彼女に帰るよう命じられたルイーセは署を去る。
翌朝、ルイーセが目を覚ますと部屋の中にピーダがいた。俺のことがわかるならどういう人間か話せ、と言うピーダ。ルイーセはピーダが父親に拒絶され、父親の目にかなう人間になろうと父親と似た学問をやり、博士号を取ったことを指摘する。
ピーダが殺害した被害者たちには、自分より優秀で賢くて強いという父親との共通点があった。ルイーセに「結末はあなた自身で決めて」と言われたピーダは、その場から逃走し、自ら走行する車の前に飛び出して死を選ぶ。
マシャは無事に救出され、ヨハネスを連れてシンガポールへ戻る。カリーナはルイーセとピーダの関係を報告書には書かす、「犯人を捕まえられたのはあなたのおかげ」と礼を言う。
ルイーセはフュン島を去る前にアリスとマークスの墓に花を供える。

感想(ネタバレ有)

なにやってんのよ、ルイーセ!!

って、ほとんどの人が思ったよね。カリーナが「なんで犯人だって見抜けなかったの?」という視聴者の心の声をまるまる代弁してくれたので、多少すっきりはしたけど、個人的にはこの展開はやりすぎだと思いました。

ドラマ的には面白いのかなぁ。わたしは生理的に気持ち悪いと思ってしまったけど。ルイーセが嘔吐するシーンを入れてるってことは、製作陣もそれを承知のうえで、あえてこれを選んだってことだよね。

前シーズンのコンビが好きだったから、今回もルイーセとヤンでコンビを組んでほしかった。カリーナも嫌いじゃないけど、ヤンとのコンビのほうが断然面白かったと思う。

もしヤンとコンビを組んでいたら、ピーダとああいうことにはならなかったはず。逆に言うと、この展開にするにはカリーナじゃなきゃダメだったってことですね。“幸せな家庭”を持っているカリーナがそばにいたからこそ、ルイーセはああいう行動に出てしまったわけで。

もうひとつ気になったのが、ピーダの妻マシャ。事件解決後の彼女の明るい表情に引っかかりました。別居していたとはいえ、夫が5人も殺害してたなんて相当ショックじゃないですか? 恐怖もあるだろうし、被害者に対する罪悪感もあると思う。そんなに簡単には吹っ切れないと思うのですが…。

北欧ドラマってダークな作品が多いけど、結末はけっこう強引にハッピーエンドにもってくなぁという印象(そんなにたくさんは見てないけど)。わたしは悲しみを引きずるラストのほうが好きなので、よけいに違和感を覚えるのかも。

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