ネタバレ有「TOP DOG -勝者の階段-」全話あらすじ・キャスト・予告動画

北欧ドラマ「TOP DOG」あらすじキャスト

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北欧ドラマ「TOP DOG -勝者の階段-」(全8話)についてまとめました。

“勝ち組”(TOP DOG)を目指す野心的な女性弁護士が、刑務所から出所したばかりの“負け組”マフィア構成員と手を組んで失踪事件の真相を追うクライムサスペンス。IMDbの評価は7.3。

ストーリーが進むにつれてバラバラだったピースがつながっていく予想外な展開が見どころ。製作総指揮は「THE BRIGE/ブリッジ」「凍てつく楽園」などを手掛けたアンダース・ランドストレムらが担当。

作品概要

  • 放送局:WOWOWプライム
  • 放送時間:2021年10月9日(土)・10日(日)15:00~ ※4話ずつ放送
  • 製作国:スウェーデン/ドイツ(2020年)
  • 原題:TOP DOG
  • 製作総指揮:アンダース・ランドストレムほか

あらすじ

大手法律事務所で働くエミリーは事務所のパートナー弁護士(共同経営者)への昇格を目指しがむしゃらに働いていたが、実は借金を抱え実家も差し押さえられていた。そんな中、大口クライアント“シャーレ・インダストリー”の次期CEOフィリップが失踪する事件が発生。エミリーは上司マグヌスからフィリップの代理人を装って情報収集すれば昇格させると約束され、シャーレ関連の案件を調査することになる。
同じころ、マフィア構成員のテディは10年の刑期を終えて出所するが、裏社会から足を洗うと宣言。エミリーは出世のため、フィリップ失踪事件の調査を続けるうち、何者かに命を狙われてしまうが、彼女はそこで自分を救ったテディとともに、一連の事件の真相を知ろうと挑むことに。

WOWOW公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト/声の出演)

主要人物

エミリー・ヤンソン(ヨセフィン・アスプルンド/声:坂本真綾)
大手法律事務所〈レイヨン&パートナーズ〉で働く野心家の弁護士。莫大な借金を抱えている。共同経営者への昇格を目指し、大口クライアント〈シャーレ・インダストリー〉の次期CEO失踪事件の調査に乗り出す。

テディ(アレクセイ・メンヴェロフ/声:遠藤大智)
セルビア系マフィア構成員。10年の刑期を終えて出所し、裏社会から足を洗うことを決意。偶然エミリーの命を救い、調査に協力する。本名はナイダン・マクスミッチ。

エミリーの関係者

マグヌス(ペーテル・ガーディナー/声:横島亘)
〈レイヨン&パートナーズ〉の共同経営者のひとり。エミリーの上司。エミリーにフィリップ失踪事件の調査を命じ、見返りに〈シャーレ・インダストリー〉を担当させる。

ダニエル(ジョエル・スピラ/声:中野泰佑)
エミリーの同僚。エミリーを見下していたが、自分の担当を奪われ敵対視する。

ヘンリク(Christian Hillborg)
エミリーの同僚で恋人。エミリーが借金を抱えていることは知らない。エミリーの希望で、社内では彼女との関係を秘密にしている。

ルイーズ(アンナ・アスカラーテ)
エミリーの母。エミリーが幼い頃に離婚し、家を出て行った。6年前、突然エミリーの前に姿を現したが…。

テディの関係者

イサク(マハムティ・スヴァキ/声:小原雅人)
セルビア系マフィア。数年前に亡くなった組織のボス、エミリアン・マゼルパヴィッチの跡目候補。テディが服役中、彼の家族の面倒を見ていた。自分の縄張りに警察の捜査が入ることを恐れ、フィリップ誘拐の黒幕を見つけ出すようテディに命じる。

リワン(カルド・ラザーディ/声:荒井勇樹)
セルビア系マフィア。テディの幼なじみで友人。糖尿病を患っている。大きな秘密を抱えている。

リンダ(Sandra Stojiljkovic)
テディの姉。セーデルテリエに住んでいる。脳梗塞で倒れた父の介護をしながら息子ニコラを育てている。テディがいない間、面倒を見てくれたイサクに恩義を感じている。

二コラ(グスタフ・リンド/声:宮本昌輝)
テディの甥。リンダの息子。17歳。学校を休みがちで、いつもシャモンとつるんでいる。アニナに恋心を抱く。

シャモン(Beka Kuliev)
イサクの使い走りをしている17歳の少年。ニコラの友人。強盗や薬物の前科があり、少年刑務所にも入っていた。フィリップの浮気相手だったアニナのいとこで、彼女のためにフィリップに仕返しする。

サラ(ジェシカ・グラボウスキー/声:清水はる香)
テディの元恋人。一方的にテディのもとから去り、何も告げずに彼の子供を出産した。現在は警察官になり、トーマスと結婚している。

マッツ・エマニュエルソン(Jonatan Blode)
10年前にテディが誘拐し、死なせてしまった男。エキセントリック社の経営顧問だった。

エミリアン・マゼルパヴィッチ
テディが所属するマフィア組織のボス。数年前に亡くなっている。テディを息子のように可愛がっていた。

ミカエラ(ビアンカ・クルゼイロ)
エミリアンの娘。スペインのパルマに住んでいる。

フィリップと関係者

フィリップ・シャーレ(Björn Elgerd)
〈シャーレ・インダストリー〉の次期CEO。3人の仲間とパック社を立ち上げ、成功した。ステファニーという婚約者がいるが、あちこちで浮気している。ある日とつぜん姿を消す。

カール・ヨハン(ダグ・マルンベルグ)
〈シャーレ・インダストリー〉の現CEOで、フィリップの父。心臓病を抱えている。息子に事業を譲ると発表した直後にフィリップが失踪し、警察には通報せず民間会社に調査を任せる。

キャロリーン・シャーレ(Lina Englund/声:佐古真弓)
フィリップの姉。ロンドンに滞在中だが、父親が倒れたと知って急遽帰国。誘拐について何も知らせなかったことに腹を立て、メアリーたちの介入を拒む。

ヤン(Jan Mybrand)
〈レッドウッド・セキュリティー〉の調査員。カールの依頼を受けてフィリップの失踪事件を調べている。

アニナ・ハンナ(Sara Shirpey)
フィリップの浮気相手。セーデルテリエの美容院で働いている。シャモンのいとこ。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

大手法律事務所レイヨン&パートナーズに勤務するエミリーは、正統な評価を得られず焦っていた。実生活では父が残した自宅さえ競売にかけられそうなほど莫大な借金を抱え、昇格する必要に迫られていた。
ある日、メアリーは経営者のマグヌスから大口クライアント〈シャーレ・インダストリー〉の次期CEO、フィリップ・シャーレが失踪したことを知らされる。父親で現CEOのカール・ヨハンは警察に通報せず、民間会社に調査させていた。
マグヌスから調査を命じられたメアリーは、シャーレの担当にすることを条件に受諾。フィリップが自宅とは別に、セーデルテリエに部屋を借りていることを突き止める。
一方、10年の刑期を終えて出所したマフィア構成員テディは、裏社会から足を洗うと宣言。だが組織を牛耳るイサクに、フィリップ失踪事件の黒幕を見つけ出すよう命じられる。
しぶしぶフィリップが借りていた部屋を見に行ったテディは、そこで男に殺されかけているエミリーと遭遇。エミリーの命を救うが、男たちに反撃されて逃げられてしまう。
エミリーを襲ったのは、テディの甥ニコラの友人シャモンと、彼の仲間たちだった。

テディは浴室で血痕を発見し、フィリップが誘拐されたことを確信する。エミリーはテディから話を聞こうとするが、目を離した隙に逃げられてしまう。エミリーが帰宅すると家の鍵が付け替えられており、中に入れなくなっていた。仕方なく会社に泊まるエミリー。
ヤンの調べで、フィリップが失踪直前に強盗に遭っていたことが判明。さらに婚約者のステファニーは、セーデルテリエの美容院にフィリップの浮気相手がいると明かす。
エミリーは財布を取り戻しに会社を訪ねてきたテディを雇い、浮気相手のアニナを捜す。テディの協力でアニナはすぐに見つかるが、フィリップとはもう会っていないという。だが彼女はいとこのシャモン・ハンナにフィリップのことを話していた。
スウェーディア銀行のフランツのもとに、フィリップから電話が入る。希望の条件に合う物件を見つけたのですぐに購入代金1500万クローナを送金してほしい、という内容だった。準備するのに2日かかると言うと、フィリップはそれでいいと言って切ってしまう。
テディからの報告で仲間のシャモンが関わっていることを知ったイサクは、シャモンを呼び出して問い詰める。シャモンはフィリップから時計を奪ったことは認めるが、誘拐はしていないと主張。フィリップが借りていた部屋へ行ったのは、カメラを探すためだったと話す。
その頃、カールはフィリップのカメラに保存されていた写真を見て心臓発作を起こし、倒れてしまう。
ヤンはフィリップが借りていた部屋の指紋を調べ、その中に殺人と誘拐の罪で服役していたナイダン・マクスミッチの指紋が紛れていたことをエミリーに報告。彼の写真を見たエミリーは、“テディ”だと知る。
誘拐されたフィリップは箱の中に閉じ込められ、テディの車庫の片隅に置かれていた。

テディがセルビア系マフィアの構成員で、殺人と誘拐の前科があることを知ったエミリー。ヤンは組織を牛耳るイサクがフィリップ誘拐の首謀者で、テディとシャモンが実行犯だと推測するが、エミリーは「やましいところはない」というテディを信じ、再び彼を雇って調査に協力させる。
そんな中、フィリップとともに〈パック社〉を立ち上げた3人のうちのひとり、ケビンが解雇されていたことが判明。フィリップ、アクセル、カールの3人が彼を嵌めてアイデアと金を奪ったのだ。ケビンはアニナと組んで暴走。アクセルを銃で脅し、無理やり金を送金させる。
父カールが倒れたとの連絡を受け、ロンドンにいたフィリップの姉キャロリーンが帰国する。キャロリーンはカメラに保存されていた動画を見て、フィリップがアニナに暴力を振るっていたことを知る。
エミリーの携帯に、アニナを脅迫するフィリップの音声データが届く。ケビンがパック社を追い出されたのは、フィリップの正体を世間にさらすべく通報しようとしたからだった。
フィリップを監禁している男がマスクを外すと、リワンだった。リワンは「お前を殺すつもりはない。静かにしていればうまくいく」とフィリップに告げる。

10年前。テディはボスの指示でマッツ・エマニュエルソンを誘拐するが、手違いから死なせてしまう。
テディはマフィアから足を洗おうと、出所後に受け取ったボスの車を彼の妻リサに返しに行くが、彼の意向だからと拒まれる。テディは親友のリワンに車を譲ることに。
カール・ヨハンのもとにフィリップの指が送り付けられる。エミリーは犯人の目的が金ではないことに気づき、違和感を覚える。だがカールはレイヨンを信用できないと判断、取引を中止すると言い出す。焦ったエミリーはキャロリーンにカールを説得してほしいと頼む。
するとキャロリーンがレイヨン社に現れ、エキセントリック社の買収を進めることに。エミリーはキャロリーンの会社が破産していることを知り、カールに報告。カールは彼女がフィリップ誘拐を企てたと思い込む。
テディはリワンがフィリップを誘拐した実行犯だと気づき、イサクに「本人の自作自演だった」と嘘をつく。連絡を受けたエミリーはテディとともに監禁場所へ駆けつけ、燃えさかる小屋の中から瀕死のフィリップを救出する。

エミリーは誘拐犯の正体を知っているテディを問い詰めるが、テディは「言えない」と頑なに拒む。
キャロリーンが〈シャーレ・インダストリー〉の代表となり、エミリーは彼女の意向で担当を外される。彼女が誘拐に関わっていることをマグヌスに訴えるが、信じてもらえない。キャロリーンは貿易会社大手のエクセントリック社を評価額よりずっと低い金額で買収する。
一命を取り留めたフィリップは意識を取り戻し、リワンの写真を見て怯えた様子を見せる。リワンが実行犯だと確信したエミリーは、リワンの銀行口座を調べるが、入金された形跡はなかった。
テディの甥ニコラがドラッグの販売で捕まり、エミリーは彼を釈放させる代わりにリワンに会わせてほしいとテディに頼む。リワンに会ったエミリーは雇い主を問うが、誰かはわからないと言う。
リワンは10年前にテディが殺したマッツの息子ベンヤミンに毎月送金していた。そのことを問い詰めると、ボスの娘のミカエラが自分の口座を使って送っていると明かす。
エミリーはマッツとフィリップの誘拐が繋がっていると考え、テディはマッツが生きている可能性があると知って動揺する。
エミリーはニコラの弁護をしたことで経営陣に非難され、マグヌスからも見放される。

2014年。マッツ殺しで実刑となったテディは刑務所にいた。刑期が残り1年を切る頃、テディは新しい看守としてやってきたサラと出会い、2人は恋に落ちる。
サラが妊娠したことを知ったテディは、組織を抜けて足を洗うことを決意。だがテディを息子のように思う組織のボス、エミリアン・マゼルパヴィッチは、たびたび面会に訪れ、刑務所にいるリアムという男から商売相手を聞き出してほしいとテディに頼む。
その頃エミリーは介護が必要な父と暮らし、弁護士を目指して就職活動に奔走していた。ある日、幼い頃に別れた母ルイーズから花束が届き、エミリーは母に会いに行く。再婚して海外で暮らしていたルイーズは離婚を望んでいたが、夫に会社を奪われると苦悩していた。エミリーは母を助けるため、いったん自分に会社を譲渡する方法を提案する。
だがその後、ルイーズは突然エミリーの前から姿を消してしまう。さらに、母から譲渡された会社は莫大な負債を抱えていることが判明。エミリーは〈レイヨン&パートナーズ〉のマグヌスに直談判し、借金返済のために仕事に励むことを約束し、特別に採用される。
テディはサラから突然「子供を堕ろす」と言われ、一方的に別れを告げられる。傷ついたテディは自暴自棄になり、刑務所内でリアムを殴って暴れ、刑期が4年延びる。

会社から休暇を取るよう命じられたエミリーは、テディとともにスペインのパルマを訪れ、ボスの娘ミカエラに会う。エミリーとテディにマッツについて追及されたミカエラは、彼が生きていることを明かす。
2人の前に姿を現したマッツは、ボスが自分の利用価値に気づき死を偽装してここに隠してくれたと告白。10年前、ギャンブルで仕事を失ったマッツは、上司ペーデル・ベリーを脅迫するためパソコンデータを盗み、彼が小児性愛者であることを知ったという。
ペーデル・ベリーがエキセントリック社のオーナーだと知ったエミリーは、フィリップとマッツが同じ理由で誘拐されたと気づく。
2人はマッツから動画データを受け取り帰国。エミリーは迎えにきた恋人ヘンリクとともに彼の部屋へ行くが、彼の昔のアルバムを見てキャロリーンがヘンリクの元恋人であることを知る。
ヘンリクは動画をネタにペーデル・ベリーを脅迫し、買収を有利に進めたことを認める。そしてカールもそれを知って息子よりも会社を選んだと告げる。
テディの甥ニコラはイサクの用心棒に指名されるが、肝心な場面で銃を撃つことができず、イサクの仲間が撃たれてしまう。イサクに落とし前をつけるよう言われ、悩むニコラ。
サラは娘のレアを連れてテディが働くピザ店を訪れ、レアを産んだことを黙っていたのは間違いだったと語る。店を閉めて帰ろうとしたとき、因縁の相手リアムから電話が入る。その直後、ピザ店が爆発。店にいたサラは爆発に巻き込まれて重傷を負う。

病院に運ばれたサラは手術で一命を取り留める。怒りにかられたテディはイサクのもとを訪ね、報復に協力してほしいと乞う。テディはイサクとリワンの協力を得てリアムを呼び出すが、発砲に躊躇し、代わりにリワンが射殺する。
エミリーはマグヌスに会い、ヘンリクとキャロリーンが買収相手のペーデルを脅迫していたことや、ヘンリクが条項を加えてエクセントリック社の買収額を操作していたことを報告する。フィリップ誘拐は、追い込まれた末にペーデルが取った行動だった。
アンデシュが引退し、エミリーは〈レイヨン&パートナーズ〉の共同経営者に選ばれる。だがパーティーの席には解雇されたはずのヘンリクの姿があった。ヘンリクは「最後にものをいうのは金だ。これ以上は関わるな」と忠告する。エミリーはマグヌスに騙されたことを知る。
テディはボスの妻リサから10年前の真相を聞かされる。テディをマッツ殺しで逮捕させたのはボスではなく、親友のリワンだった。ボスはリワンを信用できないと判断し、テディにすべてを譲るつもりだったという。
シャモンはニコラが撃つはずだったターゲットを負傷させ、入院させる。この借りは必ず返すと約束するニコラだったが、シャモンは「お前は俺とは違う。チャンスをムダにするな」と言う。ニコラは密かに想いを寄せるアニナをダンスに誘う。
テディはリワンを呼び出し、2人きりで話をする。ニコラは10年前にテディを嵌めて刑務所送りにしたことや、イサクに隠れてリアムと取引をしていたことを認める。許してくれと乞うリワンに、容赦なく弾を撃ち込むテディ。
競売にかけられていたエミリーの家は、買い手全員が手を引いたため、急遽売却が延期になる。エミリーの支払いも猶予される。エミリーは〈レイヨン&パートナーズ〉を辞める。