海外ドラマ「ホワイト・クイーン 白薔薇の女王」(全10話)についてまとめました。
15世紀のイングランドで起こった薔薇戦争を描いた歴史ドラマ。IMDbの評価は7.8。
『ブーリン家の姉妹』で知られるフィリッパ・グレゴリーの原作小説をもとにしたシリーズの第1弾で、3人の女性たちがイングランドの王座をめぐって争う姿が描かれます。
主演は「ミッション:インポッシブル」シリーズの、スウェーデン出身の女優レベッカ・ファーガソン。
終盤のクライマックス(第8話~10話)がドラマチックで震えました。史実を知っていてもハラハラする展開で、めちゃくちゃ面白かったです!
Contents
作品概要
- 放送局:チャンネル銀河
- 放送時間:2021年1月10日(日)から毎週日曜夜7:30~ ※2話連続放送
- 製作国:イギリス(2013年)
- 原題:The White Queen
- 原作:フィリッパ・グレゴリー『The White Queen』『The Red Queen』『The Kingmaker’s Daughter』
あらすじ
1464年、ランカスター派の平民の娘とヨーク家の王が情熱的な恋に落ちた。2人は秘密裏に結婚式を挙げ、イングランドに新しい王妃が誕生する。しかしその結果に反対する2人の女性が、娘を王座から引きずりおろそうと心に誓う。
銀河チャンネル公式サイトより
予告動画
原作について
このドラマの原作は、イギリスの作家フィリッパ・グレゴリーの歴史小説『The White Queen』『The Red Queen』『The Kingmaker’s Daughter』です。
日本語翻訳は『The White Queen』のみ、『白薔薇の女王』というタイトルで刊行されています。
時代背景
薔薇戦争とは?
薔薇戦争(1455年~85年)は、ランカスター家とヨーク家の王位争奪を中心とする封建貴族間の内乱です。
ランカスター家は赤バラ、ヨーク家は白バラを家紋としていたため、のちに「薔薇戦争」と呼ばれるようになりました。
発端は、イングランド王だったヘンリー6世が精神病を患い、代わりに宮廷を掌握した気の強い王妃マーガレット・オブ・アンジューと、血筋の上でもっとも国王に近いヨーク公リチャードの確執でした。
ヨーク公リチャードが戦死すると、息子のエドワードがヨーク家の統領なり、ヘンリー6世に代わってエドワード4世として王位に就きます。
このドラマはエドワード4世の王妃となったエリザベス・ウッドヴィル、のちにヘンリー7世としてチューダー朝初代の王となるヘンリー・チューダーの母マーガレット・ボーフォート、そして反逆者の娘でありヘンリー6世の息子エドワードの妻となったアン・ネヴィルの3人の女性を主人公にした物語です。
年代 | 出来事 |
---|---|
1453年 | 英仏百年戦争が終結 |
1455年 | 薔薇戦争が始まる |
1461年 | エドワード4世が即位 |
1464年 | エドワード4世がエリザベス・ウッドヴィルと結婚 |
1470年 | ヘンリー6世が復位 |
1471年 | エドワード4世が復位 |
1472年 | リチャードがアン・ネヴィルと結婚 |
1483年 | エドワード5世が即位 リチャード3世が即位 |
1485年 | 薔薇戦争が終結 ヘンリー7世が即位し、チューダー朝が始まる |