ホワイト・クイーン|全話ネタバレ・感想・登場人物(キャスト)・家系図・時代背景・予告動画

海外ドラマ「ホワイト・クイーン 白薔薇の女王」あらすじキャスト

各話のあらすじ(ネタバレ有)

1464年。ランカスター対ヨークの“薔薇戦争”勃発から9年。若きエドワード4世は武力で王位を奪い、前王ヘンリー6世とマーガレット妃は逃亡する。
ランカスターの騎兵隊長だったエリザベスの夫ジョン・グレイは戦死し、領地を没収される。寡婦となったエリザベスは2人の息子トマスとリチャードを連れて両親の家に身を寄せていた。
ある日、エリザベスは没収された領地の返還を求め、エドワード4世に直訴する。それをきっかけに2人は恋に落ちるが、エリザベスの父や弟は宿敵であるヨーク家への恨みから2人の仲に反対する。
エドワードとエリザベスは秘密裏に結婚し、母ジャケッタが証人になる。エドワードの従兄で側近のウォリック伯は、エドワードとフランスのボナ公女の結婚を計画していたが、突然エドワードから平民のエリザベスとの結婚を打ち明けられ、面目を潰される。
エドワードの母であるセシリー公爵夫人は、寡婦で年上のエリザベスを王妃にふさわしくないと決めつけ、冷淡な態度を取る。
魔術を使う母の血を受け継いだエリザベスは、赤い服を着た女が血まみれになっている未来を予見する。

1465年5月26日。エリザベスの戴冠式が盛大に行われる。エリザベスは自分に敵意を抱くウォリック伯を警戒し、彼の娘イザベルとアンを侍女にしたいと申し出るが断られる。ウォリック伯とエドワード王の弟ジョージは、エリザベスの親族が宮廷で勢力を広げていることに危機感を抱く。
エドワードは前王ヘンリー6世の甥であるヘンリー・チューダーの爵位“リッチモンド伯”を剥奪し、弟のジョージに与える。ヘンリーの母マーガレット・ボーフォートは息子の養育を禁じられ、亡き夫の弟ジャスパー・チューダーに預けていた。
マーガレットとジャスパーは互いに惹かれ合っていたが、マーガレットは母の意向でスタッフォード卿と再婚。ヘンリーと再会したマーガレットは、奪われた爵位を必ず取り返すと約束する。
エリザベスは女児を出産する。ウォリック伯は逃亡中の前王ヘンリー6世を捕らえ、見返りに娘のイザベルをジョージと、アンをリチャードと結婚させたいと申し出る。エリザベスはウォリック一族が莫大な富と王家の血を手に入れることを恐れ、別の形で報酬を与えるようエドワードに助言する。エリザベスの意見を取り入れたエドワードは、ジャスパー・チューダーから領地を奪ってウォリック伯に与える。
3年後。ウォリック伯は王を裏切り、無許可でジョージとイザベルを結婚させる。イザベルは望んでいた王の弟との結婚を喜ぶが、父とジョージが謀反を起こすためだったと知ってショックを受ける。エドワードはウォリック伯とジョージに捕らえられ、エリザベスの父と弟ジョンは斬首される。
エリザベスは復讐を誓い、魔術を使ってウォリック伯とジョージを呪いをかける。

ウォリック伯はジョージ王とイザベル王妃の即位を宣言しようとするが、議会の掌握に失敗する。エドワードは解放され、エリザベスのもとに帰還する。
父と弟を殺したウォリック伯への復讐を望むエリザベスだったが、エドワードは平和的解決を望み、娘のエリザベスをウォリックの甥に嫁がせようと考える。
ヘンリー派が反乱を起こし、エドワードは妊娠中のエリザベスを残して戦場へ向かう。だが首謀者はウォリック伯とジョージで、反乱と見せかけてエドワードをおびき出す罠だった。ジャスパー・チューダーは甥ヘンリーを王位につかせるため謀反に加わり、マーガレット・ボーフォートも弟のリチャード・ウェルズを騙して兵を出させる。
戦場で自分たちが囮だと知ったウェルズは動揺し、エドワードに陰謀を密告する。ウェルズはその場でエドワードに斬り殺されてしまう。反逆者となったジャスパーは「ヘンリーを頼む」という手紙をマーガレットに送り、フランスへ逃亡する。
ウォリック伯はフランスに渡って挙兵することを決意。出産間近なイザベルは反対するが、渡航を余儀なくされる。ウォリック伯の企みを知ったエリザベスは魔術で嵐を起こし、イザベルは荒れ狂う海の上で男の子を出産。だが逆子だった赤ん坊は死んでしまう。

ウォリック伯はジョージを王にすることを諦め、娘のアンをヘンリー6世と前王妃マーガレット・オブ・アンジューの息子エドワードに嫁がせて同盟を結ぼうと画策する。アンジューは同盟を受け入れるが、援軍なしで夫の王位を取り戻し、王妃エリザベスを始末するようウォリック伯に命じる。
マーガレット・ボーフォートはペンブルック城を奪われ、息子ヘンリーの養育権はヨーク家のウィリアム・ハーバート卿に移される。
ジョージの母セシリー公爵夫人はエリザベスの助言を受け入れ、ジョージに帰国を促す伝言を送る。再び決起したウォリック伯はイングランドに上陸して不意を突き、エドワードはフランドルへ逃亡する。
エリザベスの母ジャケッタは、ウォリック伯に拘束されて魔女裁判にかけられるが、マーガレット・オブ・アンジューの親友だと訴えて解放される。エリザベスは子供たちを連れてウェストミンスター寺院に逃げ込み、男児を出産する。
ハーバート卿はウォリック伯に捕まり殺されるが、ヘンリーは王位継承者であることから解放される。マーガレットはジャスパーとともにヘンリーを連れて、復位したヘンリー6世に拝謁する。

1470年。前王妃マーガレット・オブ・アンジューとエドワード王太子はイングランドに上陸。ジャスパーは王妃の軍と合流するため、ウェールズへ向かう。
ウェストミンスター寺院の地下聖堂に避難しているエリザベスのもとに、エドワードが戻ってくる。弟ジョージが約束を守ってヨークに戻り、3兄弟は再び結束。ウォリック率いるランカスター軍と戦うため、エドワードは再び戦場へ向かう。
テムズ川の霧を味方につけたエドワードは、3倍の兵力を備えるウォリック軍に勝利し、ウォリックを討ち果たす。
父の死の知らせを聞いたアンは涙を流すが、前王妃に従いウェールズへ向かうことを決意。だがジャスパーとの合流を目前に、アンの夫エドワードは戦死し、アンと前王妃は捕まってしまう。アンを保護したリチャードは、ロンドンに戻ったら姉イザベルに会わせると約束する。
ジャスパーはヘンリーとともに亡命することになり、マーガレットは2人を見送りに行く。夫のスタッフォードは戦場で重症を負い、「ヨークと和解して息子を取り戻せ」とマーガレットに言い残して息を引き取る。
ランカスター軍に勝利したエドワードは王座に返り咲き、エリザベスも王妃として宮廷に戻る。エドワード、ジョージ、リチャードの3兄弟は、幽閉した前王ヘンリー6世を密かに暗殺する。

1471年。アンはエドワードに謁見し、反逆は不本意だったと弁明。赦免され、宮廷内で姉と暮らすことを許可されるが、実質は監禁状態だった。母に会いに行くことすら許さない姉イザベルと、その夫ジョージへの不満を募らせていくアン。
エリザベスは妊娠するが、リチャードがジェーン・ショアと関係を持っていることを知って動揺する。そんな中、母ジャケッタは心臓を患い、もう長くないことを告げる。
自由な身となったマーガレットは、ジャスパーのもとへ行こうとするが断られ、彼との結婚を断念する。マーガレットは息子ヘンリーを王位に就かせるため、ヨーク家の側近スタンリー卿と結婚する。
アンは後見人のジョージによって修道院に入れられそうになり、リチャードに助けを求める。リチャードはアンに求婚し、2人は密かに駆け落ちして結婚式を挙げる。
エリザベスは早産で子供を喪い、母ジャケッタも亡くなる。リチャードは「私が帰る家は君だ」とエリザベスに愛を伝える。
マーガレットはスタンリー卿と結婚し、ヨーク王家の一員として宮廷で暮らし始める。

1473年。エリザベスは男児を出産。マーガレットは死にかけていた赤ん坊を救ったとしてエリザベスの信頼を勝ち取り、赤ん坊の世話役を任される。
ジョージとリチャードはウォリック家の財産をめぐって対立する。リチャードはアンの母を監禁し、法律上死んだことにして財産を分けることを提案する。ジョージはフランスを奪還して摂政になることをもくろみ、エドワードに戦争を持ちかける。
エリザベスの反対を押し切ってフランス奪還に向かったエドワードだったが、ルイ王の講和条件を受け入れ、戦わずに帰還する。和睦に反対していたジョージとリチャードは、エドワードに対する反感を深めていく。
出産を控えるイザベルはエリザベスの魔術を恐れ、ジョージとともに宮廷を離れることに。イザベルは男児を出産するが、まもなく体調を崩して亡くなってしまう。ジョージはエリザベスが殺したと触れ回る一方で、ブルゴーニュのマリーとの再婚を希望。アンは姉を殺したのはジョージではないかと疑う。
スタンリー卿は妻マーガレットからジョージが魔術師を雇ったという情報を仕入れ、エドワードに報告。王の暗殺と王権奪取を企てた罪でジョージを逮捕する。
和解を望むエリザベスや母セシリーの訴えを聞き入れず、エドワードはジョージに死刑を宣告する。ジョージはエリザベスの好物であるマームジーワインの酒樽で溺死することを希望し、刑が執行される。
エドワードはジョージが持っていた称号をヘンリー・チューダーに返還すると決め、知らせを受けたマーガレットは歓喜する。

1483年。エドワードは原因不明の高熱で、危篤状態に陥る。エドワードは弟リチャードを王子の後見人に指名し、王子が大人になるまでリチャードを護国卿にするようにと遺言を残して息を引き取る。
謀反を恐れたエリザベスは、ウェールズに居住するエドワード王子をすぐさま宮廷に呼び寄せるが、リチャードは妻アンと母セシリーの意見に従って王子を略奪。保護する名目でロンドン塔に監禁してしまう。
エリザベスは子供たちを連れて寺院へ逃げ、リチャードと戦うことを決意するが、弟のアンソニーや娘のリジーは和解を促す。ヨーク家を潰してヘンリーを王位につかせたいスタンリー卿とマーガレットは、密かに画策してリチャードとエリザベスの対立を煽る。
リチャードは兄の遺言に従い、エドワード王子を戴冠させて護国卿になることを望んでいたが、スタンリー卿の策略で信頼していたアンソニーに裏切られたと勘違いしてしまう。
エリザベスはアンソニーが反逆罪で捕まったことを知り、リチャードと妻アンに呪いをかける。バッキンガム公に次男リチャード王子を差し出すよう命じられたエリザベスは、王子の替え玉を用意し、密かにリチャード王子をフランドルへ逃がす。
リチャードは妻アンと母セシリーに王位につくよう求められ、議会を招集。亡きエドワード王がエリザベスよりも前に結婚していたことを理由に、エリザベスとの結婚を無効とし、王子たちに王位継承権がないことを認めさせる。
アンソニーは無実を訴えるが聞き入れられず、エリザベスの息子リチャード・グレイとともに処刑される。リチャードは王位につき、アンは王妃となる。

1484年。アンは王子たちが生きている限り脅威になると考え、ロンドン塔の長官に任命されたブラッケンベリー卿に王子のたちの死を望んでいることを伝える。
エリザベスは王子たちを救出するため、娘のリジーをマーガレットの息子ヘンリー・チューダーに嫁がせることを約束。ロンドン塔の襲撃に息子トマス・グレイを参加させるが、救出に失敗する。
マーガレットは夫のスタンリー卿が王に送った警告の手紙が失敗の原因だと考え、バッキンガム公と手を組む。スタンリー卿はリチャードに妻の裏切りを密告。リチャードは腹心のバッキンガム公が反乱の黒幕だと知る。
マーガレットはヘンリーを王位につかせるため、ロンドン塔の2人の王子を殺害することを決意。命令を受けた人物がロンドン塔に侵入し、王子たちを拉致する。バッキンガム公は「リチャードが王子たちを殺した」と街中に触れ回る。
王子の死を知らされたエリザベスは、味方だと思っていたバッキンガム公とマーガレットが真の敵であることに気づく。エリザベスとリジーはチューダー軍の上陸を阻むため、魔力を使って嵐を呼び起こす。援軍なしで戦ったバッキンガム公は惨敗し、リチャードに捕らわれて処刑される。
リチャードはエリザベスと会い、塔にいた王子たちを殺したのは自分ではないと弁明する。アンは自分が口にした言葉のせいで、ブラッケンベリー卿が王子たちを殺しのたのではないかと罪悪感に苦しむ。
エリザベスとリジーは、王子たちを殺した犯人から長男と孫息子たちを奪い、その家系から長男を絶やすよう呪いをかける。

リチャードと和解したエリザベスはグラフトンの屋敷へ移り、娘のリジーとセシリーは宮廷に迎えられる。リチャードがリジーに求婚したという噂が広まり、アンは心を痛める。リチャードは噂を流すことでリジーの婚約者であるヘンリーを辱め、チューダー側の者たちを味方につけようと考えていた。
リチャードとアンの息子エドワードが病死し、マーガレットはヘンリーを挙兵させる。アンはロンドン塔から消えた王子たちの悪夢にうなされ、ブラッケンベリーを呼んで確かめる。ブラッケンベリーから「殺していない」と聞かされ、安堵するアン。そしてまもなくアンも病死する。
アンが亡くなったことでネヴィル家に従う北の領主たちが寝返り、チューダー軍はウェールズのミルフォード・ヘイブンに上陸。しかし兵士のほとんどが囚人の寄せ集めで、リチャード軍の半分の数にすぎなかった。
マーガレットは夫のスタンリー卿に「ヘンリー支持を宣言して」と頼むが、リチャードに実の息子を人質に取られたスタンリー卿は拒む。ジャスパーとヘンリーに再会したマーガレットは逃げるように促すが、2人は戦う意志を固める。
リチャードの愛が真実であることを確かめたリジーは、リチャードと結ばれる。だが翌日、ボズワースの戦いでチューダー軍とまみえたリチャードは、スタンリー卿の裏切りによって敗れ、戦死。ヘンリー・チューダーが新たなイングランド国王となる。
密かにフランドルに逃亡していたリチャード王子が帰還し、母エリザベスと再会する。兄の死を知ったリチャードは復讐を誓うが、エリザベスは「戦は死を呼ぶだけ」と忠告する。リジーは新王ヘンリーとの結婚を怖がり、エリザベスに王妃としての覚悟を持つよう諭される。

感想(ネタバレ有)

生命力あふれる女性たち

ひゃーーー面白かった!!
たった今見終わったばかりで、めっちゃ興奮してます!

登場人物たちが次々と命を落としていく中、最後まで生き残った者たちによる“天下分け目の戦い”。最終話の“ボズワースの戦い”は最高の盛り上がりでした。

最後に勝ったのは、ヘンリー・チューダー。長い逃亡生活の果てに掴んだ王冠です。母マーガレットにとっても長い道のりでした。感無量。

歴史の流れは知っていても、ドラマ仕立てになると「それぞれの物語」が浮き彫りになるので、つい感情移入してしまいますね。いろんな視点から状況を見ることができるのもドラマの面白いところ。

エリザベス、マーガレット、アンという3人の主人公の中では、個人的にはマーガレットがいちばん魅力的で、目が離せない存在でした。

3人とも生命力にあふれる強い女性たちだったけど、マーガレットの執念やしぶとさはわたし自身にはないものだったので、ちょっと憧れを感じてしまいましたね。

実は本作を見る前に「スパニッシュ・プリンセス」のほうを先に見たので、のちの彼女と繋がる部分も大いにあって、「あ~~なるほどな~」という感じです。面白いです。

やたら呪いをかけまくるエリザベスも面白かったですけどね。

リチャード3世と消えた王子たち

悪者になりきれないリチャード3世の描き方も好きです。これは演じた俳優アナイリン・バーナードの魅力も大きいと思う。彼はカリスマ的なオーラを持っていて、ちょっとヨアン・グリフィズと雰囲気が近い感じ。

シェイクスピアの史劇『リチャード三世』では完全な悪者だったリチャード。玉座に座るために兄ジョージと妻アンを殺し、甥である王子2人をロンドン塔に閉じ込めて殺し屋に始末させた「冷酷で残忍な人物」として描かれています。

ただ最近では、王子たちを殺した犯人はヘンリー7世で、リチャードはチューダー家に罪を被せられたとする説のほうが有力のようで、このドラマでは後者の説を取っていました。

リチャード3世の遺体は2012年に発見されていて、頭蓋骨から復顔作業を行ったところ、ハンサムで温和そうな表情が浮かび上がっています。

参考 リチャード3世、遺骨から浮かび上がる壮絶な最期CNN.co.jp

王子殺しの真相は今もわかっていません。わかっているのはリチャードが2人の王子をロンドン塔に入れ、彼らに王位継承権がないことを議会に認めさせて自ら戴冠し、その後王子たちが行方不明になった、ということ。

ドラローシュやミレイが描いた不吉な絵を見ると、なんとも傷ましく、陰謀に巻き込まれた2人の少年に同情せずにはいられません。

物語は呪われたチューダー朝へ

30年続いた薔薇戦争も、ようやく終結。これからはチューダー朝の物語へと引き継がれていきます。ヘンリー・チューダー(ヘンリー7世)とエリザベス王女の結婚から始まる物語ですね。

戦争は終わりましたが、チューダー朝もまた別の意味で凄絶なので、今後も目が離せません。

ドラマでは、エリザベスとリジー(エリザベス王女)がロンドン塔の王子たちを殺した犯人とその子孫に呪いをかける場面がありましたが、この呪いが恐ろしい悲劇を招くことになります。だいぶ先の話ですが。

ドラマの設定では王子たちを殺したのはマーガレットだったので、リジーは自分がかけた呪いに苦しめられることになるんですよね…。

あと、替え玉で暗殺を逃れたリチャード王子。彼も今後の重要人物になると思われます。

第2弾となる「ホワイト・プリンセス」は、ヘンリーに嫁いだリジーが主人公(リジーを演じるのはわたしの大好きなジョディ・カマーです!)。

こちらも引き続き視聴しますよー。

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