「黒鳥の湖」全話ネタバレ・登場人物(キャスト)一覧・感想

WOWOWドラマ「国鳥の湖」あらすじ・キャスト

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WOWOWの連続ドラマ「黒鳥の湖」(全5話)についてまとめました。

複雑に絡み合う現在と過去、人々の心の闇や傷、次第に明らかになっていく驚愕の事実。“因果応報”をテーマに人間の悪を描き切ったミステリー。

過去の過ちに罪悪感を抱き、翻弄されていく主人公を、WOWOWドラマ出演17年ぶりの藤木直人さんが演じます。

序盤から予想を裏切る展開が繰り広げられ、最後まで驚きの連続でした。

作品概要

  • 放送局:WOWOWプライム/WOWOW4K
  • 放送時間:2021年7月24日(土)から毎週土曜22:00~ほか
  • 原作:宇佐美まこと『黒鳥の湖』
  • 脚本:小峯裕之
  • 監督:岩田和行
  • 音楽:池田善哉

あらすじ

何もかもが似過ぎている…。女性が拉致され、持ち物が次から次へと家族のもとに送られてくるという事件が発生する。ザイゼンコーポレーションの社長、財前彰太(藤木直人)は興信所の調査員をしていた18年前に、谷岡という男性から、ある事件の調査を依頼された過去があった。それは、娘が拉致されワンピースの切れ端、爪が送られてきたという不気味な事件だった。
そして現在。酷似した事件に動揺する彰太。美しい妻の由布子(吉瀬美智子)と今の生活があるのは、彰太がその事件を利用して大きな“細工”をしたからだった。そして、事件の真犯人は逮捕されていない。そんな中、彰太のまな娘が行方不明になり彼女の持ち物が送られてくる。由布子は不安と誰にも言えない秘密を抱え、救いを求めてある寺の住職の妻・大黒(財前直見)とその息子・若院(三宅健)のもとに通い始め…。
すべては18年前の過去の報いなのか、歯車が狂い始めていく――。

WOWOW公式サイトより

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原作について

このドラマの原作は、宇佐美まこと氏の推理小説『黒鳥の湖』(2019年刊行)です。

著者の宇佐美まこと氏は、「愚者の毒」で第70回日本推理作家協会賞を受賞。作品が映像化されるのは本作が初めてとなります。

登場人物(キャスト)

財前彰太(藤木直人)
〈ザイゼンコーポレーション〉社⻑。興信所の調査員だった18年前、恋人の由布子と結婚するために“ある計画”を実行。「娘を誘拐した犯人を捜し出してほしい」という依頼主の谷岡を利用し、叔父の財産と時計店を手に入れた。過去の誘拐事件と酷似する事件が起こり、動揺する。

財前由布子(吉瀬美智子)
彰太の妻。誰にも言えない秘密を抱えている。ある日娘が行方不明になり、救いを求めてある寺に通うようになる。18年前、彰太が務めていた興信所の調査報告が原因で婚約解消になり、失恋の痛手を癒やすように彰太と付き合い始めた。両親からは彰太との結婚を反対されていた。

財前美華(服部樹咲)
彰太と由布子の一人娘。4歳から習っていたクラシックバレエを辞め、反抗的な態度を取るようになる。ある日突然⾏⽅不明になり、所持品が送られてくる。失踪前、「私はサイレントレンジャーかもしれない」と友人に語っていた。

八木之典(杉本哲太)
彰太が厚い信頼を寄せる、興信所勤務時代の上司。彰太が時計店を継ぐと同時に興信所を畳み、現在は〈八木ビジネススクール〉を運営している。18年前、由布子の婚約者から依頼を受けて彼女を調査している。

出島文雄(宅麻伸)
彰太の叔父。18年前、何者かに殺害された。時計店を営み、不動産を複数持つ資産家でもあった。彰太の親代わりとなって学費を払っていたが、彰太が無断で大学を辞めたことで不信を露わにする。彰太に財産と時計店は渡さないと言い放ち、弁護士に遺言書を書き換えさせようとしていた。

田部井克則(板尾創路)
〈ザイゼンコーポレーション〉の専務。彰太の右腕として会社を支えている。誘拐事件にとらわれて仕事が手につかない彰太に代わり、セオドアグループの買収を進める。

権田穣(大澄賢也)
彰太の秘書。もともとは叔父・文雄の秘書だったが、文雄の死後事業を受け継いだ彰太を支え、見守り続けている。

若院(三宅健)
由布子が通う「瞑想の会」の主催者。寺の住職の息子。病気で伏せっている住職の代わりに説法を行っている。彰太の心の葛藤を見抜く。

大黒(財前直見)
若院の母。若院と共に「瞑想の会」を主催している。大らかで親身に人に寄り添う人柄で、由布子を精神的に支える。

谷岡総一郎(酒向芳)
18年前、「娘を誘拐した犯人を捕まえてほしい」と彰太に調査を依頼した男。彰太が「犯人は出島文雄」とするウソの報告書を送った直後、姿を消した。後に亡くなっていることがわかる。

谷岡比佐子(中島ひろ子)
谷岡の義理の娘。18年前の義父の不可思議な調査依頼に興味を持ち、独自に調査を進める彰太に協力する。

清水皐月
谷岡が18年前に雇っていた優秀な家政婦。谷岡と男女の関係にあったらしい。その後プッツリと消息を絶つ。

奈苗(田実陽子)
20年前に「漆黒の切り裂き魔」に誘拐され、性被害にあったとされる女性。

岸本刑事(飯田基祐)
18年前の事件を担当した刑事。彰太に疑念を抱いている。現在で酷似した事件が発生し、彰太の前に再び現れる。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

〈ザイゼンコーポレーション〉の社長・財前彰太(藤木直人)は、美しい妻・由布子(吉瀬美智子)と一人娘の美華(服部樹咲)を育て上げ、満ち足りた毎日を送っていた。そんなある日、歌舞伎町で20代の女性が誘拐される事件が起きる。報道で事件を知った彰太は、被害者の衣服を切り刻んで家族に送りつけるという犯行内容が過去の誘拐事件とそっくりであることに気づく。
18年前、大学を中退し興信所の調査員をしていた彰太は、谷岡(酒向芳)という男から奇妙な依頼を受ける。それは2年前に娘を誘拐した男を捜し出してほしいというものだった。谷岡の娘・奈苗は自力で脱出し難を逃れたが、最近になって誘拐犯を目撃したという。
その頃、彰太の恋人・由布子が妊娠。2人は結婚を望むが、裕福な家の娘である由布子は両親に結婚を反対され、子供を堕ろすよう命じられていた。彰太は資産家でもある叔父の出島文雄(宅麻伸)を訪ね、彼が営む時計店を継がせてほしいと頼むが、厳格な文雄は彰太を信用せず、財産も時計店も渡さないと言い放つ。
追い詰められた彰太は、ある計画を思いつく。文雄を誘拐犯に仕立て上げ、谷岡に彼が犯人だと知らせる嘘の報告書を提出し、殺害するように仕向けたのだ。数日後、文雄は何者かに殺され、彰太は文雄の遺産と事業を受け継ぐことに成功したのだった。
文雄を殺害した犯人は未だ逮捕されておらず、谷岡とはそれ以来会っていなかった。あのときの誘拐犯が再び動き始めたとしたら、罪の報いが巡ってくるかもしれない…と不安に駆られる彰太。
やがて歌舞伎町で誘拐された女性が遺体で発見されたというニュースが流れる。同じ頃、急に反抗的になった娘の美華が何も告げずに姿を消してしまう。

美華と連絡が取れず、心配する由布子と彰太。美華は深夜に帰宅するが、反抗的な態度でまともに口をきこうとしない。
誘拐事件のことが気になる彰太は、部下の田部井(板尾創路)に仕事を任せるようになる。ネットを検索すると、被害者女性の自宅に送られた封筒には「漆黒の切り裂き魔」という名が記されていた。それはかつて谷岡が話した誘拐犯と同じ名前だった。
谷岡の自宅を訪ねた彰太は、彼の義娘・比佐子(中島ひろ子)から谷岡が既に亡くなっていることを知らされる。さらに「谷岡に娘はいない」と聞かされ、愕然とする彰太。
彰太から昔の話を聞いた比佐子は、谷岡が当時雇っていた家政婦・清水皐月と男女の関係にあったことを告げ、誘拐されたのは彼女の娘かもしれないと話す。
美華が歌舞伎町で補導され、彰太は警察署に呼び出される。美華はDNA鑑定で彰太が実の父親でないことを知り、ひとり悩んでいたのだった。彰太はそれを承知で由布子と結婚し、生まれてきた美華を自分の子供として愛してきたと話す。
美華は納得したそぶりを見せるが、翌日再び姿を消してしまう。学校にも行っておらず、2日経っても帰ってこない。そんな中、どこかへ出かける由布子。彰太が後をつけると、彼女は寺で開かれている「瞑想の会」の集いに参加し、住職の息子・若院(三宅健)や彼の母・大黒(財前直見)と親しくなっていた。
彰太のもとに、比佐子から「清水皐月の住所がわかった」という連絡が入る。彼女は谷岡の葬儀に参列していたのだ。谷岡の葬儀が18年前の1月30日だと聞いた彰太は、叔父が殺された日が2月1日であることを思い出し、叔父を殺した犯人が谷岡ではないことを知る。
彰太の自宅に「漆黒の切り裂き魔」から封筒が届く。中には、切り刻まれた美華のワンピースが入っていた。

“漆黒の切り裂き魔”から美華が着ていた服の切れ端が届き、警察は誘拐事件として捜査を始める。憔悴する由布子は救いを求め、大黒と若院に娘が誘拐されたことを告白する。
彰太は“漆黒の切り裂き魔”を突き止めようと、手掛かりとなる家政婦・清水皐月の行方を追う。だがその裏で、専務の田部井が彰太から会社を奪うべく動いていた。
やがて美華の下着の切れ端が入った2通目の郵便物が届く。彰太は事件を担当する岸本(飯田基祐)に、かつて似たような事件があったと人づてに聞いたことがある、と詳細を打ち明ける。だが警察内に“奈苗”という女性が性被害や誘拐に遭ったという記録はなく、岸本は今になってその話を持ち出した彰太を怪しむ。
職務怠慢を理由に、彰太は取締役会で社長を解任される。信頼していた田部井に利用されたことを知り、ショックを受ける彰太。だが相談役の江川は因果応報だと告げる。かつて叔父の文雄は、彰太に事業を継がせたがっていた。だが彰太の浮ついた性格を知っていた文雄は、あえて冷たい言葉で突き放し、彰太を奮起させようとしたのだ。文雄の思いを知った彰太は、自分が犯した罪の重さに打ちのめされる。
20年前に誘拐された女性は“市原奈苗”と判明する。彰太は奈苗に会って20年前の事件について尋ねるが、“漆黒の切り裂き魔”が衣服の切れ端を送りつけたような事実はないという。
そんな中、彰太の会社を乗っ取った田部井が、帰宅途中に階段から転落して意識不明の重体に陥る。彰太は警察に任意同行を求められる。

彰太の会社を乗っ取った田部井が何者かに階段から突き落とされ、重傷を負う。岸本ら警察は動機のある彰太を取り調べるが、田部井に恨みを持つ人間はほかにも多数いることがわかる。
そんな中、犯人と思われる人物から3通目の郵便物が届く。中身は美華がカバンにつけていたキーホルダーだったが、本物のキーホルダーは美華の机の引き出しに入っていた。さらに彰太のもとに「北海道の牧場で働かせてもらっている」と美華から連絡が入り、誘拐ではなかったことが判明。
彰太は由布子を問い詰め、郵便物は彼女の自作自演だと知る。美華を心配した由布子は警察を動かそうと、家出を誘拐事件に仕立てたのだった。彼女に入れ知恵をしたのは大黒だった。
由布子は美華の本当の父親が前の婚約者ではなく、当時の彰太の上司・八木(杉本哲太)であることを告白。八木は授賞式で由布子と再会すると関係の復活を求め、美華の父親であることを脅迫材料に迫ってきたという。美華はその場面を目撃し、家に帰らなくなったのだ。彰太は自分と同じように過去の罪に苦しむ由布子を許し、自分の罪は自分ひとりで背負う決意をする。
彰太と由布子が自作自演を警察に告げた直後、新たに誘拐事件の被害者が出る。彰太のもとには、かつての清水皐月を知るカメラマンから彼女の写真が届く。写真を見た彰太は、清水皐月の正体が大黒であることに気づく。彰太は真実を確かめるため、大黒を訪ねる。

彰太は寺を訪れ、大黒を問い詰める。彼女は悪びれる様子もなく、田部井を突き落としたことを堂々と認める。彼女はかつて谷岡に雇われていた家政婦・清水皐月だった。
皐月は病魔に侵された谷岡に生気を取り戻させるために、偶然耳にした奈苗の事件について話し、復讐を頼んだという。だが出島文雄の殺害については否定し、“漆黒の切り裂き魔”についても知らないと言う。大黒の罪を知った息子の若院は、必ず出頭させると彰太に約束する。
八木と対峙した彰太は、彼が最初から財前コーポレーションを手に入れようと計画し、田部井を送り込んだことを知る。さらに、八木は18年前に彰太が企んだ計画に気づいていたと打ち明ける。
警察に呼び出された彰太は、18年前に叔父の文雄が殺された事件について岸本に問い詰められ、自分が偽の報告書を送って殺されるよう仕向けたことを明かす。
彰太は谷岡が編集をしていた同人誌の没原稿の中に、“漆黒の切り裂き魔”が登場する小説を見つける。谷岡は犯人の捜索を依頼するにあたり、興味を引きつけるために被害内容に脚色を与えていたのだ。
没原稿の小説の作者は清水啓司――若院だった。彰太は岸本とともに寺に乗り込み、部屋の奥でミイラ化した住職の遺体を発見。住職は啓司を勘当しようとして大黒に殺されていたのだった。敷地内で監禁されていた女性も発見され、若院と大黒は逮捕される。
彰太は元秘書の権田(大澄賢也)から、18年前に出島文雄を殺したことを打ち明けられる。文雄は権田の家が代々経営していた企業を奪い、権田を奴隷のように扱っていた。彰太の計画を知って出島時計店を偵察していた八木は、「今なら出島を殺しても罪に問われない」と権田をそそのかし、文雄の殺害を示唆したのだった。
権田は「あなたが私の人生を変えるきっかけをくれた」と彰太に礼を言い、警察に出頭する。
彰太と由布子はやり直すことを決意し、北海道の牧場にいる美華に会いに行く。

感想(ネタバレ有)

複雑に絡まり合った糸が、最後はきれいに解けたという感じ。

終わってみると登場人物のほぼ全員が何らかの罪を犯していて、なんだか人間不信になりそうなお話でした。個人的にいちばん驚いたのは彰太の叔父・出島文雄の本性でしょうか…まさかそんな人だったとは。

“因果応報”がテーマだったけど、「あれ?」と思う人もいました。
整理するために、登場人物それぞれの因果を以下にまとめてみます。

ここから先は結末に触れていますので、ご注意ください。

財前彰太(藤木直人)

【因】18年前、財産と事業を手に入れるために叔父を誘拐犯に仕立て上げ、殺害されるよう仕向けた。
【果】18年前と同じ誘拐犯に娘が誘拐される。叔父から受け継いだ会社を乗っ取られる。

財前由布子(吉瀬美智子)

【因】18年前、彰太の上司・八木の子供を妊娠し、父親を明かさないまま彰太と結婚した。
【果】娘に真実を知られ、拒絶される。

八木之典(杉本哲太)

【因】18年前、由布子の結婚を邪魔して彼女と関係を持ち、子供を妊娠させて捨てた。彰太の計画を知って権田をそそのかし、出島文雄を殺させた。彰太の会社を乗っ取るため、田部井を送り込んで彰太を解任させた。再会した由布子を脅して復縁を迫った。
【果】由布子を脅していた件で立件される。

出島文雄(宅麻伸)

【因】権田の家が代々経営していた企業を奪い、権田を奴隷のように扱っていた。甥の彰太に冷酷な態度を取り、財産の譲渡を拒んだ。
【果】権田に殺害され、彰太に財産と事業を奪われた。

田部井克則(板尾創路)

【因】八木と組んで、彰太から財前コーポレーションを奪った。
【果】大黒に階段から突き落とされ、二度と歩けなくなるほどの重傷を負う。

権田穣(大澄賢也)

【因】八木にそそのかされて出島文雄を殺害した。
【果】自分を救ってくれた彰太が苦しむことになり、罪を打ち明けて自首する。

大黒(財前直見)

【因】夫である住職を殺害した。ほかにも田部井を階段から突き落とすなど、「罰を与える」という理由で過去に複数の罪を犯している。息子の啓司と向き合わず、目をそらし続けた。
【果】自身の罪が暴かれ、啓司が誘拐殺人事件を起こす。

こうやってあらためて見てみると、狡猾に立ち回った八木がいちばん報いを受けていないようにも見えますね。権田を唆した件も、そんなに重い罪にはならなさそうだし。私は因果応報を信じてないので、「やっぱりね」という感想を持ってしまいます。

面白かったのは、「漆黒の切り裂き魔」の由来です。もともとは素人小説に登場する架空の誘拐犯でした。そしてその小説を読んだ谷岡が、現実の事件を脚色するのに使ったため、現実と空想がごちゃまぜになってしまった。

だから「漆黒の切り裂き魔」 を知る人物は、小説を読んだ谷岡、谷岡から現実の事件として聞かされた彰太と八木、そして小説を書いた作者本人(若院)だけだったというわけです。

これは見当も付かなかったです。なんか久慈さんがやたらと同人誌を推すので、何かあるのかなーとは思いましたが…そういうことだったか。

小説が書かれたのは18年前なので、若院には昔からそういう性癖があったようです。子供の頃、家政婦をしている母親が雇い主に体を捧げている現場を見てしまったことが、相当ショックだったんでしょうね…。

被害者の爪を剥がすという行為も、当時の母親が塗っていた赤いマニキュアへの嫌悪感だった。表では立派な僧侶として母親の期待に応え、裏では誘拐事件を起こして抑えていた欲望を解放させる…。

彼は向き合ってくれない母親に、“本当の息子の姿”を見てほしかったんだろうか。

ひとつだけ気になったのは、彰太と刑事の岸本たちが監禁場所に踏み込んだとき。まず真っ先に被害者を救出するもんじゃないですか? なぜ犯人親子の問答が行われている間、ずっと縛られたまま放置なの? こんな酷い目に遭ってるのに。

ドラマなので多少のことは目を瞑るけど、これは見ていて可哀想すぎました。放置されてる被害者が気になって、全然話が入ってこなかったです。

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