海外ドラマ「イエローストーン」シーズン3(全10話)についてまとめました。
現代のアメリカ西部を舞台に描く重厚な人間ドラマの第3シーズン。ベック兄弟との壮絶な戦いに勝利するも、またもやジョンの土地を狙う新たな強敵が出現。空港建設と大規模な開発をもくろむ巨大投資会社が参入してきます。
投資会社のロアーク役をドラマ「LOST」のジョシュ・ホロウェイが、またテキサスから来た女性ティーター役をドラマ「大草原の小さな家」のマイケル・ランドンの娘ジェニファーが演じています。
ベスがジェイミーを毛嫌いする理由、ジェイミーが家族の中で浮いている理由が明らかになりました。ラストには衝撃の展開が待っているので、お見逃しなく。
Contents
作品概要
- 放送局:WOWOWプライム/WOWOW4K
- 放送時間:2022年4月19日(火)から毎週火曜20:00~ほか ※2話ずつ放送
- 製作国:アメリカ(2020年)
- 原題:Yellowstone
- 企画・脚本:テイラー・シェリダン
- 製作総指揮:テイラー・シェリダン/ジョン・リンソンほか
あらすじ
モンタナ州。広大なダットン牧場を持つジョンには、弁護士の次男ジェイミー、投資会社で働く長女ベス、先住民のモニカと結婚した三男ケイシーの3人の子どもがいる。前シーズン、ケイシーの息子テイトが、ジョンの宿敵ベック兄弟に誘拐されるが、ダットン家の決死の捜索で無事保護され、抗争の末ベック兄弟はついに葬られる。しかし、その抗争で計6人が亡くなる大惨事となってしまう。新シーズン、ジョンは法的責任を免れる代わりに、家畜協会の理事を辞任することに。同じころ、開発業者ダンの土地を買った投資会社“マーケット・エクイティーズ”は、かつてない壮大な事業を計画していた。
WOWOW公式サイトより
またシーズンの後半、ダットン家のある秘密が明らかになり、一家に最大の危機が訪れる。
予告動画
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登場人物(キャスト)
※シーズン2までのネタバレを含んでいます
ダットン家
ジョン・ダットン(ケヴィン・コスナー/声:原康義)
モンタナ州のイエローストーン国立公園に隣接する広大な牧場の経営者。普段は理性的だが怒らせると常識が通用せず、誰にも止められなくなる。先祖代々の土地を守るため先住民や開発業者と戦う一方で、子供たちとの関係に悩んでもいる。
ジェイミー・ダットン(ウェス・ベントリー/声:赤坂柾之)
ダットン家の次男。弁護士。ジョンの不正を暴く記事を出そうとした記者サラを殺してしまい、リップとともに隠蔽した。自殺を決意するもジョンに止められ、牧場でカウボーイとして働き始める。
ベス・ダットン(ケリー・ライリー/声:加藤美佐)
ダットン家の長女。気が強く毒舌家。ソルトレークの投資銀行で辣腕を振るっていたが、ジョンのために実家に戻り投資会社〈シュワルツ&マイヤー〉を立ち上げた。
幼い頃、母が落馬して命を落とすきっかけを作ったことで、今でも自責の念にとらわれている。リップとは深い絆で結ばれている。
ケイシー・ダットン(ルーク・グライムス/声:清水裕亮)
ダットン家の三男。元軍人。ジョンの反対を押し切って先住民のモニカと結婚した。以来ジョンとは疎遠になっていたが、牧場に戻ってジョンの後を継ぐことに。
モニカ(ケルシー・アスビル/声:吉元里謹)
ケイシーの妻。心優しく聡明な女性。州立大で講師をしている。争いの耐えないダットン家を敬遠していたが、誘拐された息子テイトをジョンが救ったことで考えを改める。
テイト(ブレッケン・メリル/声:小林さとみ)
ケイシーとモニカの息子。牧場を訪れるうちジョンに懐くようになる。ベック兄弟に誘拐され、無事に保護されるも心に傷を負う。ジョンやカウボーイたちとともにキャンプ地で過ごすうち、以前の明るさを取り戻す。
牧場の従業員
リップ・ウィーラー(コール・ハウザー/声:斎藤寛仁)
ジョンの牧場で長年働くカウボーイ。少年時代に母と弟を殺した父親を殺し、逃亡中にジョンと出会って救われた。ジョンに対する忠誠心が厚く、父親のように慕っている。子供の頃からベスを想い続けている。
ジミー(ジェファーソン・ホワイト/声:藤井雄太)
ジョンの牧場で働き始めた新入り。犯罪者だがリップに助けられ、「Y」の焼き印を胸に刻まれてチャンスを与えられた。カウボーイとしては半人前だが、ロデオの腕はピカイチ。
ロイド(フォリー・J・スミス)
リップやジミーと同じく罪人で、「Y」の焼き印を持つカウボーイ。ロデオ経験者。ジミーを息子のように可愛がり、ロデオの才能を見出して手ほどきした。
ティーター(ジェニファー・ランドン)
新しく採用されたカウガール。口は悪いが乗馬と投げ縄の技術があり、リップの目に留まる。
ウォーカー(ライアン・ビンガム)
元従業員。刑務所から仮釈放された日にリップにスカウトされ、「Y」の焼き印を入れられて牧場に雇われた。リップと対立して殺されかけるが、ケイシーが密かに逃がした。
エクイティーズ社の関係者
ロアーク・モリス(ジョシュ・ホロウェイ)
ヘッジファンドの運営者。イエローストーンでかつてない壮大な事業を計画している。ジョンの私有地にある川で釣りをしていて、偶然ベスと出会う。
エリス・スティール(ジョン・エメット・トレイシー)
投資会社マーケット・エクイティーズの代理人。
ウィラ・ヘイズ(カレン・ピットマン)
投資会社マーケット・エクイティーズのCEO。開発計画が思うように進んでいないことを知り、モンタナに乗り込んでくる。
そのほか
トーマス・レインウォーター(ギル・バーミンガム/声:安原義人)
先住民居留地の新首長。ジョンから先祖の土地を奪い返そうとする野心的な男。ジョンの牧場の隣にカジノを建設する計画を進めているが、エクイティーズ社に差し止められてしまう。
ペリー(ウェンディ・モニツ)
モンタナ州知事。ジョンと関係を持っていたが破局。最近のジョンの暴走を懸念し、ジェイミーを司法長官の座に就かせようと奔走する。エクイティーズ社の代理人エリスから大規模な開発計画を持ちかけられ、興味を示す。
ウェイド・モロー(ブーツ・サザーランド)
ジョンの仇敵。息子のクリントとともにジョンの前に現れ、しつこく挑発する。
ミア(エデン・ブローリン)
ロデオガール。ロデオ大会でジミーと出会い、付き合うようになる。
各話のあらすじ(ネタバレ有)
ベック兄弟殺害の件でペリー知事に呼び出されたジョンは、全責任を負って家畜協会の理事を辞任すると申告。後任理事にケイシーを指名しようとするが、本人に断られる。
ケイシーとリップはクローバーの種をまかれた東の牧草地の様子を見に行き、ジェンスを越えて迷い込んだ一団と出会う。彼らはダンのリゾートを買い取って運営するプロビデンス・ホスピタリティの面々と、投資会社マーケット・エクイティーズの代理人エリス・スティールだった。
ベスとボブは合計7000ヘクタールの土地を購入するが、プロビデンスがダンの土地を運営していると知って驚く。彼らがカジノやゴルフ場よりも大きな事業を展開すると予想したボブは、ベスに土地を買い続けるよう指示する。
ベック兄弟から救出されたテイトは、心に傷を負い悪夢を見る日々が続いていた。モニカは息子を救ってくれたジョンに例を言い、彼の立場に理解を示す。そしてテイトの心の傷を癒やすため、かれを放牧先のキャンプに連れて行って欲しいと頼む。
ベスの提案を受け入れ、ジョンはジェイミーに家畜協会の理事を任せることに。ジョンから家に戻るよう指示されたジェイミーは、二度と裏切らないと約束する。
テイトはジョンやカウボーイたちと自然に囲まれたキャンプ地で過ごすうち、悪夢から解放され、以前の明るさを取り戻していく。そんなテイトを見て、「ずっとこんな暮らしがしたかった」というモニカ。
リップは再び責任者に昇格し、ジョンから新しい従業員を募集するように言われる。後日、リップは口は悪いものの乗馬と投げ縄の技術があるティーターを新規採用する。
家畜協会の理事に就任したジェイミーは、競技大会で盗難事件があったという連絡を受け、家畜エージェントのスティーブ・ヘンドンを派遣する。保安官代理のランディから、女性を襲って馬を盗んだ2人の男を懲らしめるよう持ちかけられたヘンドンは、2人をトレーラーに乗せて乱暴な運転で走りまわり、死なせてしまう。
ベスとボブはマーケット・エクイティーズ社を調べ、彼らがダンの土地に空港とスキーリゾートを建設しようとしていることに気付く。ヘッジファンドを運営しているのは、先日ベスが偶然出会った釣り人ロアーク・モリスだった。
ペリー知事は定年間近の司法長官マイク・スチュワートを呼び出し、選挙で当選したキャシディが政府の司法長官代理になることを伝える。また、エクイティーズ社の代理人エリスから、空港建設とそれに関連するリゾートや別荘の開発で、年間約60億ドルの税収を見込めると提案される。
提案に興味を持つペリーだったが、彼らが計画する空港建設の候補地はイエローストーンだった。そのことを知ったベスはロアークに宣戦布告するが、ロアークは悠然と構え、条件を提示するよう告げる。
ジェイミーは勾留中のヘンドンと面会し、彼の罪を隠蔽しようと画策する。保安官代理のランディを脅して口止めし、犯人の男たちに襲われた被害女性の父親を丸め込んで、殺害の証拠を隠滅する。
ジョンはカウボーイたちを連れてジミーが出場するロデオの予選を見に行き、そこで初めてベスとリップの関係を知る。ジミーは会場で出会ったミアに夢中になり、集中力を欠いて落馬してしまう。
ペリー知事はジョンと話し合うため会場を訪れ、ジェイミーを臨時の司法長官にするよう提案する。
ロデオで落馬したジミーは重傷を負うも、一命を取り留める。ジョンは医療費を払い、ロデオを諦めるようジミーを諭す。ミアは入院したジミーに付き添い、渾身的に看病する。
ベスは空港建設の情報をマスコミにリークし、エクイティーズ社の株価を急落させる。
トーマスはカジノ建設をエクイティーズ社に差し止められて打つ手を失い、ジョンに協力を求めることを決断。トーマスの真の目的は白人に奪われた谷をもとの状態に戻すことで、カジノはそれを叶えるための資金源となるはずだった。
ジェイミーを司法長官に就任させたいペリーは、ジョンたちが滞在するキャンプ地を訪れ、ジェイミーの代わりに家畜協会の理事を引き受けるようケイシーを説得する。
ベスは子供が産めないことをリップに告白し、結婚に前向きになれない理由を明かす。リップは子供は不要だと言い、ベスを慰める。
カリフォルニアから来たバイクの一団が牧場の敷地に侵入。それを見つけたライアンたちが私有地だと伝えるが話にならず、乱闘騒ぎに発展。通りがかったリップが加勢し、バイカーたちを追い出す。
その夜、牧場に火をつけるべく舞い戻ってきたバイカーたちを、ジョンとケイシー、リップ、ロイドが銃を持って待ち構えていた。彼らに穴を掘らせ、「今度戻ってきたら埋めてやる」と脅すジョン。
ジョンはキャンプを撤収して家に戻ることを決める。
少女時代、ベスはリップの子供を妊娠した。ジェイミーに助けを求めたベスは、誰にも知られず中絶するために先住民居留地を訪れるが、無料診断所の中絶手術は不妊手術と同じものだった。ジェイミーはその事実を告げずにベスを連れて行き、その結果ベスは子供を産めない体になっていたのだ。だがそのことはリップには秘密だった。
トーマスはジョンのもとを訪れ、空港建設を妨害するための策を持ちかける。ベスはロアークから空売りをやめて取引に応じるよう説得されるが、とことん戦う姿勢を見せる。
ケイシーが家畜協会の理事を引き受け、ジェイミーは正式に司法長官に就任する。その頃、馬のブリーダーをする牧場主ボイド・ネルソンが自殺する。彼の牧場は抵当に入っており、債権者の銀行に奪われると知ったケイシーは、彼の家族のため300頭の馬を売却する計画を立てる。
ジョンやカウボーイたちが協力し、ケイシーは銀行に知られる前に馬を売却することに成功。残された妻キャロラインに馬を売って得た金を渡す。
ロデオで大怪我をしたジミーは退院し、牧場のカウボーイ小屋に戻ってくる。
先住民居留地で少女が失踪する。部族警察だけでは捜索の人数が足りず、トーマスから相談を受けたケイシーは家畜協会のエージェント数名とともに居留地へ。モニカも学生からボランティアを募って捜索に加わる。
しかし少女は遺体で発見され、心を痛めるモニカ。トーマスは居留地の女性への暴力に関する委員会を作って議会や大学に働きかけたいと語り、モニカに先導してほしいと頼む。
牧草地に隣接した場所でバッファローを見張っていたのは、ジョンの故敵ウェイドとその息子のクリントだった。ウェイドはジョンたちに敵意をむき出しにする。
司法長官となったジェイミーは、エクイティーズ社のCEOウィラ・ヘイズと対面する。彼女は州の代わりに破格の値段で土地を買うと言い、ジェイミーの心を揺さぶる。
ベスはジェイミーのせいで子供が産めなくなったことをジョンに打ち明ける。激怒したジョンはジェイミーを責め、自分がやってきたことはすべて無駄だったと後悔する。
牛が盗まれる被害が発生し、ケイシーは家畜協会の理事として捜査にあたる。ビリングスの競売場で怪しいトレーラーを発見したケイシーは、運転手を捕まえて仲間の家を突き止める。銃撃戦になり、ライアンとヘンドンが撃たれて負傷する中、ケイシーは犯人を射殺する。
ベスはリップとの結婚をジョンに認めてもらい、リップに指輪を渡してプロポーズする。リップはベスの求婚に応え、彼女と結婚することを決める。
ジェイミーは司法長官の就任手続きのため出生証明書を確認し、初めて自分が養子であることを知る。しかも実父ギャレット・ランドルは殺人犯だった。
ジェイミーに真実を語るよう迫られたジョンは、彼の本当の両親について語る。実母はジェイミーが3か月のときに亡くなり、ジョンと妻エブリンがジェイミーを引き取って育てたのだった。
ジョンはジェイミーに父親を選ぶ権利を与え、実父を見つけ出して会ってこいと助言する。
ケイシーが家畜協会の事務所へ行くと、大勢の牧場主たちが集まっていた。彼らは命懸けで牛を守ってくれたケイシーに感謝し、礼を言う。
モニカはトーマスの依頼を引き受け、ケイシーには内緒で居留地でのおとり捜査に協力する。車が故障して困っているように装い、通りがかりの車に乗せてもらうと、運転手は道を外れて人目に付かない場所でモニカを襲おうとする。待ち伏せていた部族警察が男を狙撃するが、モニカは恐怖と罪悪感に打ちのめされる。
ジェイミーは土地を売るしかない状況をケイシーに話し、ベスにジョンを説得させてほしいと頼む。ケイシーからデータを受け取ったベスは、このままではいずれ貯金が底をつき、将来ケイシーとテイトが牧場で生計を立てられなくなると説明するが、ジョンは納得しない。
フェンスの修理に出かけたコルビーとティーターは、敷地に侵入したウェイド親子たちに遭遇。彼らは馬で2人に襲いかかり、踏み潰そうとする。
リップはロイドを連れて野生馬生息地へ行き、引き取り手のない暴れ馬を放す。そしてベスと結婚することをロイドに打ち明け、介添人になってほしいと頼む。帰り道、2人は偶然入ったバーで死んだはずのウォーカーを見かける。
リップは偶然見つけたウォーカーを強制的に連れて帰り、殺害を命じたケイシーを問い詰める。ウォーカーが死なずにすむ方法は、再び牧場に戻ってリップのもとで働くことだけだった。ケイシーに説得され、不本意ながらも渋々承諾するウォーカー。
そこへ怪我をしたティーターとコルビーが戻ってきて、ウェイド親子に襲われたことを話す。ウェイド親子を雇い、ジョンに嫌がらせをさせていたのはロアークだった。そうとは知らないジョンは、ウェイド親子を殺害するようリップたちに命じる。
ウェイドはかつて、ジョンの牧場で働いたことを示す「Y」の焼き印を持つ男だった。ジョンに焼き印を取り返すよう指示されたリップは、雇い主を聞き出した後、ウォーカーに命じてウェイドの胸の焼き印を切り取らせる。
殺されたウェイドと息子クリントの遺体は、彼らが「駅」と呼ぶ谷底に捨てられた。そして復讐に加わったライアン、コルビー、ティーターたちは「Y」の焼き印を刻まれる。
ベスの会社はエクイティーズ社に買収され、ベスはウィラに解雇されてしまう。
ジェイミーは実父ギャレット・ランドルに会いに行く。ジェイミーに問い詰められたギャレットは、夫婦でクスリに溺れたこと、留守中に体を売った妻を殺害したことを明かす。
ギャレットは赤ん坊だったジェイミーを救うために自分の人生を諦め、母親を殺したと話す。そしてジェイミーが殺人を犯したことや、ジョンに不満を抱いていることを見抜くと、ジョンを殺して牧場を乗っ取るよう持ちかける。
空港建設の件で関係者たちが一堂に会し、話し合いが持たれる。ジェイミーは自分の権限で土地を売ると言い放つが、ジョンは断固として拒否し、ロアークに宣戦布告する。トーマスもまた、環境保護団体と連携して共同訴訟を起こすと宣言する。
ジミーは恋人のミアから「ロデオを辞めるなら別れる」と言われ、ロデオを続けることを決意するが、練習中に落馬してしまう。
ケイシーは家畜生産者協会の会長たちから、ペリーの後任として知事になってほしいと頼まれる。彼らが帰った後、事務所に銃を持った男が乱入し、ケイシーに向かって乱射する。
そのころベスの会社にも不審な荷物が届き、アシスタントが箱を開けたとたん爆発する。
ジョンは帰宅途中、パンクで立ち往生している親子を見かけ、手を貸す。そこへ怪しいトラックが現れ、ジョンと母親を撃って立ち去る。ジョンは胸ポケットに入れていたスマホのおかげで一命を取り留める。
リップはジョンやベスと電話が繋がらず、ジェイミーに電話をかけるが、「今後は僕に連絡しないでくれ」と言われ切られる。
感想(ネタバレ有)
衝撃のラスト
なにこの終わり方…衝撃。
シーズン4から視聴者数が爆上がりした理由がわかりました。ベスとケイシーがどうなったのか、めちゃくちゃ気になります(まぁ生きてるとは思うけど)。
誰のしわざなのかも気になりますよね。ジェイミーなのか、ロアークなのか。わたしはジェイミーかなと思っていますが。実の父親とはいえ、なんでギャレットに同調しちゃったのかなぁ。あの流れだとしかたないのか。
ギャレットに会いに行くことを勧めたジョンは、こうなることを予想してなかったんでしょうか。ジェイミーを信じていたのか、信じようとしたのか、ちょっとよくわからない。私なら勧めない。
ベスは毛嫌いしつつもジェイミーのことをよく見てるけど、ジョンはあまり見てなかったのかもしれません。
家族の秘密
ジェイミーは自分が養子だということを知らなかったんですね。この年齢になって知るのは辛いだろうなぁ。しかも父親が殺人犯で、殺した相手が母親だなんて。
ベスやケイシーはそのことを知ってたんでしょうか。
あと、ベスがジェイミーを憎む理由も判明しました。少女時代にリップの子供を妊娠したとき、密かに処理しようとしてジェイミーを頼り、彼が連れて行ったのが居留地の無料診断所。そこでベスは何も知らずに子宮摘出手術を受け、子供が産めない体になってしまいました。
ジェイミーは受付の女性から「不妊手術」だと聞かされていたのに、なぜベスに何も言わずに手術を受けさせたのか、理解に苦しみます。めんどくさかったの? どうでもよかったの? どういう心境だったの?
穏やかな日々は続かない
シーズン2に比べると血なまぐさい抗争シーンが減り、特に前半はとても穏やかなシーンが多くて楽しかったです。キャンプ地での日々は自然美と愛に溢れていて、本当に素晴らしかった(ずっと見ていたかった)。リップとベスの幸せそうなシーンもよかった。
でも、モニカが「こういう100万年前みたいな暮らしをするなんて無理。週末か休みの日にやる行事にすぎない」と言っていたとおり、期間限定の幸せでした。
カリフォルニアから来たバイカー集団、仇敵ウェイド親子、そして大企業マーケット・エクイティーズ社と、ジョンの土地に侵入する者たちが後を絶ちません。そのたびに激しい戦いが繰り広げられます。
なんでも暴力で解決し、「大事なものを守るためには殺すしかない」という極論にはまったく頷けないけど、ドラマとしては面白かったです(もう半ばファンタジーとして見ることにしました)。
シーズン4とスピンオフ
シーズン2の途中で消えたウォーカーが戻ってきました。殺されたくなかったら牧場で働けって…あんなに嫌がってるのに…可哀想に。
そして復讐計画に参加したライアンやコルビーたち4人が、新たに「Y」の焼き印を入れられることに。それを見たミアは、「金持ちに飼われるのはやめて」とジミーを説得し、ロデオを続けさせようとしましたが…。
練習中に落馬して意識を失ったジミー。無事だといいけど。
シーズン4は、アメリカでは2021年11月から2022年1月に放送されました。あと気になるのがスピンオフ。第1弾となる前日譚ドラマ「1883(原題)」はシーズン1が放送済で、シーズン2の制作が決定。さらに「1883」の次章的なシリーズとなるスピンオフ第2弾「1932」の制作も決定しています。
このスピンオフで、ジョン・ダットンの祖先たちが繰り広げる物語―西部開拓時代が描かれるらしい。ひゃー♡ 見たくてたまりません! 全部WOWOWで放送してくれるといいな~。待ってます!
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