私のおばさんは推理作家3姉妹!*第2話「殺しのレコード盤」ネタバレ感想

海外ドラマ「私のおばさんは推理作家3姉妹!」ネタバレキャスト

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海外ドラマ「私のおばさんは推理作家3姉妹!」第2のあらすじと感想です。

今回はキャットおばさんが若い頃に所属していたバンドのお話。彼女の過去が波瀾万丈でびっくり。ロックバンドのメンバーだったとか、ハリウッドで1年間スタントをしていたとか、実は娘がいたとか。

殺人事件と古いレコードに隠されていた歌詞の謎を解くべく、マチルダと3人のおばたちが事件の真相に迫ります。今回も登場人物は多いですが、バンドメンバーとスタッフというわかりやすい構図だったので前回ほど混乱しませんでした。

第2話「殺しのレコード盤」登場人物(キャスト)

エレクトラ・ブリス(ミシェル・コリンズ)
本名はスーザン・フォイル。バンドのボーカル担当。ジャニス・ジョプリンのジャケットを今も着続けている。深夜、スタジオでレコーディング中に何者かに絞殺される。部屋の壁には覗き穴が開けられていた。

レン・サヴェッジ(コン・オニール)
バンド〈ヴォルカニック・ユース〉のマネージャー。タルーラの夫。新たにレコード会社と契約し、10年ぶりのアルバム制作に意気込む。本人は音楽に興味がない。

タルーラ・サヴェッジ(ジョゼット・サイモン)
バンドのキーボード担当。子供ができず、夫レンとの関係は冷え切っている。エレクトラが殺された夜、レンと別れることを決意し、スタジオを出て行く。

ヴィヴ・コリンズ(フランシス・バーバー)
バンドのドラム担当。過去のトラウマを抱え、薬物と酒に依存している。パトリックの飼い犬リンゴを車で轢いた。

ジーナ(シドニー・ホワイト)
エレクトラの口利きでバンドに加わったベーシスト。エレクトラの死後、レンと言い争っているところをキャットに目撃される。

ジョナス・ヴィマー(Julian Michael Deuster)
映画監督。ドキュメンタリー映画制作のため、バンドのレコーディングに同行する。

カート・リー(マーク・ヒープ)
エンジニアスタッフ。エレクトラの声に心酔している。事件の夜、エレクトラにスタジオの鍵を渡した。

サー・レイ・アイヴス(ボブ・グッディ)
トレントハウス・スタジオの所有者。ロック界の大物。

ニッキー(チェルシー・エッジ)
故人。バンドを作った元ボーカル。キャットの同性パートナーでもあった。27歳のときプールで溺死した。

パトリック(コリン・マイケル・カーマイケル)
町のレコード店の店主。愛犬リンゴが失踪し、マチルダに捜索を依頼する。


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第2話「殺しのレコード盤」あらすじ

キャットが昔所属していたバンド〈ヴォルカニック・ユース〉が新たにレコード会社と契約し、10年ぶりにアルバムを出すことに。

ワイルドマーシュでレコーディングが行われると聞いたキャットは、かつての仲間たちと旧交を温めようとスタジオを訪ねるが、ボーカルのエレクトラと喧嘩になってしまう。

当時、キャットは酔った勢いでファンの男性と関係を持ち、妊娠してグループを脱退したのだった。バンドの要で同性パートナーだったニッキーとも別れることになり、バンド内に大きな亀裂を生む原因となった。その後ニッキーはプールで溺死し、27歳の若さでこの世を去っていた。

その夜、エレクトラはスタジオで何者かに絞殺され、翌朝遺体で発見される。マチルダはテリー・フォスター巡査とともに捜査を始めるが、防犯カメラには外部からの侵入者は映っていなかった。

事件を聞きつけたキャットは、〈ヴォルカニック・ユース〉が過去に出した「27」というアルバムの中に「絞殺」というタイトルの曲があることを思い出し、ベスとジェーンを連れてレコード店へ行く。

レコードを聴くと“バックマスキング”という技術が使われており、逆回転させると「月夜の森で罪を運ぶ」というフレーズが歌われていた。当時ミキサーを担当したカート・リーに確認するも、記憶にないという。

キャットはスタジオの外のゴミ箱から、破り捨てられたメモ用紙を見つける。そこには「また飲んでるわね。過去を引きずり未来を壊さないで」と書かれていた。エレクトラは酒浸りのヴィヴを辞めさせようとしていたのだ。

レンはレコーディングを続行し、エレクトラの曲を完成させると宣言。だがその直後、何者かに刺殺される。ソーン警部補は内部の犯行とみて、関係者の外出を禁じる。

マチルダはレンの部屋を捜索し、彼がスタジオから持ち出していた録音テープを発見する。テープにはエレクトラが事件の夜にレコーディングした音声が録音されており、殺される直前に「Sorry(ごめん)」と言っていたことがわかる。

エレクトラの声に心酔するカートは、彼女の部屋の壁に穴を開けて盗聴していた。事件の夜に録音された音声を聞くと、ジーナと2人で薬物を使用していたことが判明。エレクトラに支払いを拒まれたジーナは、その後レイとも口論になっていた。

残されたタルーラとジーナは、2人でバンドを再出発させることを決める。激怒したヴィヴはライフル銃を持ち出し、タルーラに向かって「過去は消せない。今も湖の悪夢にうなされてる」と叫ぶ。

ヴィヴはマチルダに取り押さえられ、署に連行される。そしてニッキーの死の真相を語る。彼女はプールで死んだのではなく、レンの家の近くの湖で車ごと沈んで死んだのだった。

同乗していたレンとほかのメンバーは助かり、車の中のドラッグが見つかることを恐れて事故を隠蔽。4人でニッキーの遺体をプールに運び、溺死に見せかけたという。「月夜の森で罪を運ぶ」というフレーズは、そのときの罪を歌ったものだった。

映画監督のジョナスは、音楽雑誌で〈フェアサイト・フィルム〉の募集広告を見て応募したと話す。ジェーンとベスが調べると、その会社は現在レコード会社になっており、〈ヴォルカニック・ユース〉が今回契約したレコード会社と判明する。

レコード会社の代表者「スティーブン・W・タイン」は実在する人物ではなく、そのアルファベットは「twenty seven(27)」のアナグラムになっていた。

キャットは、決して謝らないエレクトラが最後に残した「Sorry」という言葉に違和感を覚える。マチルダはニッキーの父親がバンドをやっていたと知り、「Sorry」ではなく「サー・レイ」だと気付く。

57年前、サー・レイはニッキーの父親になることを拒み、母親がひとりでニッキーを育てた。ニッキーが死んだ理由に納得できなかった母親は、死ぬ前にサー・レイに手紙を送り、「今後はあなたが調べて」と真相究明を彼に託していた。

スーザンとレイを殺し、タルーラに毒を盛ったのはサー・レイだった。保身のためにニッキーの遺体を運び、彼女の死を悪用して「27」というアルバムを作り、一躍有名になった彼らへの復讐だった。

ジョナスを雇ったのは、関係者にインタビューをさせて首謀者を特定するため。曲の中に入っていたバックマスキングのフレーズを自白と受け取った彼は、ヴィヴの担当医を買収して彼女の秘密を聞き出し、ニッキーの死の真相を知ったのだった。

サー・レイはキャットを人質に取り、ニッキーが死んだ湖へ車を走らせる。キャットは途中で車から飛び降りるが、サー・レイは車ごと湖に突っ込み、自殺を図る。マチルダは湖に飛び込んでサー・レイを救い出す。

キャットは疎遠になっている一人娘アニーに電話するが、留守電だった。マチルダは父親の存在を忘れようとしてきたが、今回の事件で気になり始める。

第2話の感想(ネタバレ有)

「27」の謎

レコードに刻まれていた逆再生の歌詞や、被害者が残したダイイングメッセージなど、今回もワクワクする仕掛けがたくさんありました。古典的だけどやっぱりこういうの好き。

序盤からやたらと「27」という数字が出てくるな~と思っていたら、それが最大の伏線になってたんですね。「27」はニッキーの享年で、バンドが有名になるきっかけとなったアルバムのタイトルでもありました。

エレクトラが大事にしていたジャニス・ジョプリンのジャケット。ジャニスが死んだのも27歳。そしてレコード会社の代表者「スティーブン・W・タイン」は、アルファベットをならべかえると「twenty seven」に。

「27クラブ」というリストの存在は、私は今までまったく知らなかったけど、ネットで検索するとすぐ出てきました。ブライアン・ジョーンズやジミ・ヘンドリックスなど、27歳で亡くなったミュージシャン、アーティスト、俳優のリストだそうです。もちろんジャニス・ジョプリンも入ってます。

悪徳マネージャーだったレンは、この伝説とニッキーの死を利用してアルバムを売ろうと考えたんですね。

ワイルドマーシュのロケ地

このドラマの舞台は、架空の町「ワイルドマーシュ」。撮影はイギリス南東部のケント州にあるクランブルックや、ファーニンガムで行われました。

クランブルック
ファーニンガム

本当におとぎ話に出てきそうな町です。残念ながら今回はほとんどスタジオでしたけども。

残り1話なのに、マチルダの両親に関する事実がまったく明かされませんね~。今回、おばさんたちがレコードショップに貼られていた俳句のチラシを「マチルダに見られるとまずい」と言ってはがすシーンがあったけど、彼女たちは何を隠そうとしてるんでしょうか…。

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