ネタバレ有「ヴェラ」シーズン3全話あらすじ・キャスト

ヴェラ~信念の女警部~シーズン3あらすじキャスト

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英国ドラマ「ヴェラ~信念の女警部~」シーズン3についてまとめました。

名優ブレンダ・ブレシンが主人公を演じる本格ミステリードラマの第3シーズン。

刑事としてはとても優秀なのに、普段は不器用で人付き合いが苦手なヴェラ。相変わらず不機嫌で皮肉屋で部下に厳しい彼女ですが、ジョーの粘り強い努力のおかげか、少しずつ変わり始めています。

シーズン2で明らかになった妹の存在も気になるところ。

作品概要

  • 放送局:AXNミステリー
  • 製作国:英国(2013年)
  • 原題:Vera
  • 原作:アン・クリーブス「ヴェラ・スタンホープシリーズ」
  • 脚本:ポール・ラトマンほか

あらすじ

外科医のダン・マーズデンが自宅で射殺され、娘のミラとカレンが連れ去られた。現場に残されていたのは、左右で大きさの異なる靴跡のみ。困惑するヴェラたちの前に、娘2人の写った写真が宅配便で届けられた。いったい誰が父親を殺し、娘を誘拐したのか?

AXNミステリー公式サイトより

登場人物(キャスト)

主要人物

ヴェラ・スタンホープ(ブレンダ・ブレシン)
捜査に情熱を傾ける女警部。率直な性格で、部下に容赦なく厳しい言葉を浴びせる。10歳のときに母を亡くし、絶縁状態だった父も最近亡くなった。現在は父が住んでいた家に引っ越し、一人で暮らしている。シーズン2で父の愛人だったマギーが女児を産んでいたことが判明し、突然知らされた妹の存在に戸惑いを隠せない。

ジョー・アシュワース(デヴィッド・レオン)
ヴェラの相棒。幼馴染の妻セリーヌと3人の子供を育てている。仕事人間のヴェラに付き合わされ、なかなか休みを取れない。ヴェラと良好な関係を築きたいと考えており、人付き合いが苦手な彼女を食事に招いたり、家族の話を聞き出したりと心を砕いている。

ケニー・ロックハート(ジョン・モリソン)
ヴェラのチームの捜査員。 いつもヴェラに文句を言われている。

ビリー・カートライト(ポール・リッター)
監察医。女性関係が派手。

マーク・エドワーズ(ライリー・ジョーンズ)
刑事に昇進し、犯罪捜査部に加わる。S1とS2の第4話にも巡査として登場している。

レベッカ・シェパード(クレア・カルブレイス)
新しくチームに加わった捜査員。通称「シェプ」。軍警察出身で、S2の第3話にシェパード大尉として登場している。

第1話

ダン・マーズデン(リース・アンドリューズ)
退職した外科医。自宅で何者かに銃殺される。

ローラ(サスキア・リーヴス)
ダンの妻。畑で銃声を聞き、家の中で夫の遺体を発見する。犯人に連れ去られた娘たちを心配する。

ミラ(Shifaa Arfan)
ダンとローラの娘。本名はアミラ。6歳のときバグダッドで米軍の誤爆に巻き込まれて家族を亡くし、自身も瀕死の重傷を負った。イギリスの病院へ運ばれてダンの治療を受け、彼の養女となった。妹のカレンとともに犯人に誘拐される。

カレン(エイミー・キャメロン)
ダンとローラの娘。ミラの妹。ミラとともに犯人に誘拐される。

カイル(アダム・ロング)
カレンの恋人。

ジョナ・リーガン(ディーン・アンドリューズ)
報道写真家。バグダッドでミラが救出される瞬間に立ち会い、その写真が報道写真大賞を受賞した。その後もミラのことを気にかけている。

マリク(アミール・ブトルス)
イラク人。リーガンがかつてのミラの居住区を訪ねた際に出会った整備士。ミサイル攻撃で肋骨を6本骨折し、足を負傷した。

ゲイリー・ウェッブ(ジェイミー・ミッチー)
税関職員。収賄の疑いで監視対象となっている。賄賂を受け取って不法就労者を密入国させている。

ロビン・クリービー(ヒュー・サイモン)
カレンの名付け親で、ダンの旧友。事件に巻き込まれたローラを支える。元外務省職員。

バリー・ケルマン(Gareth Farr)
捜査員。一週間の出向でヴェラのチームに加わり、事件の捜査にあたる。

第2話

リジー(エバ・クイン)
理学療法士。“メドウ・ポンズ”という別荘で友人たちと休暇を楽しんでいる最中、何者かに胸を撃たれて殺される。親しみやすい性格で、誰からも好かれていた。

コリーン・フランクス(ヴィネット・ロビンソン)
リジーの元患者。建築士。9か月前に衝突事故を起こし、首を痛めてリジーの治療を受けていた。慈善クジで当選した別荘の宿泊をリジーにプレゼントした。

アンドリュー・フランクス(ジョン・ライト)
コリーンの夫。建築家。コリーンとともにメドウ・ポンズを設計した。コリーンが事故を起こしてから献身的に支えていた。

ティム・ホプキンス(ニコラス・グリーヴス)
別荘地のオーナー。別荘やテーマパークの設計を依頼するなど、フランクス夫妻と親交があった。

カースティ・ホプキンス(アレックス・チャイルズ)
ティムの妻。家事と育児をひとりでこなしている。

ロバート・ドラン(リチャード・リデル)
別荘の近くに住む男。別荘の敷地に落ちていたタバコの吸殻からDNAが検出され、リジー殺害の容疑をかけられる。8年前、傷害罪で1年半の実刑判決を受けている。

マギー・ビショップ
9か月前にコリーンの車と衝突事故を起こし、亡くなった女性。一時停止の標識を見落としたとされている。

ジャスティン・ビショップ(ショーン・ディングウォール)
マギーの夫。事故当時、一時停止の標識が茂みで隠れていたことを指摘し、検視結果に抗議している。

サム・ビショップ(アレクサンダー・アーノルド)
マギーの息子。18歳。

第3話

ギデオン・フラン(Darragh Horgan)
投資銀行家。スポーツ施設の湖畔にゲルを建てて休暇を過ごしていた。ある夜、火だるま状態で崖から飛び降り、溺死する。のちに聖フィナン学校の卒業生であることがわかる。

ルーシー・カルバート(レベッカ・ベンソン)
聖フィナン学校の生徒。母子家庭で貧しいが、奨学金で学校に通っている。事件を目撃し、動揺する。

イジー(ジョディ・カマー)
ギデオンの元恋人。美容師。彼と別れた後、脅迫などの嫌がらせを受けており、何度も警察に相談していた。

キット・オダウド(ケヴィン・トレイナー)
イジーの友人。同じ美容室で働く美容師。ギデオンの嫌がらせに怯えるイジーを自宅に匿っていた。

マンダ・アデレイド/シスター・クレア(ピッパ・ベネット=ワーナー)
ギデオンの学生時代の恋人。ギデオンと別れた後、自殺未遂事件を起こして失踪している。現在は修道女となっている。

ジェイミー・レヴィンソン(マーク・クワートリー)
ギデオンの学生時代の友人。在学中に薬物問題で退学となり、現在はリハビリ施設に入っている。

ヴィヴィアン・リップマン(モーリーン・ビーティー)
聖フィナン学校の校長。初の女性校長でもある。在学中のギデオンをよく知っている。

シスター・ベネディクト(リタ・デイヴィス)
ヴェラの少女時代を知る人物。ヴェラが学校を追い出されそうになったとき反対し、味方になってくれた。

コリン・カルバート
ルーシーの父親。聖フィナン学校の教師だったが、7年前に事故死している。

ロナルド・カルバート(ケネス・コリー)
ルーシーの祖父。元警察官。

第4話

ジョン・ワーノック(アラン・ウェスタウェイ)
元刑事。クラブを出た直後に何者かに刺殺される。遊び人で、複数の女性と関わりがあった。姉の婚約者が経営する醸造所で働いていた。

アグネス・レノックス(ジーニー・スパーク)
企業の顧問弁護士。ジョンと関係を持っていた女性のひとり。ジョンにある仕事を依頼していた。

マギー・ワーノック(ジル・ハーフペニー)
ジョンの姉。母親の死後、農場を継いだ。12年ぶりにジョンと再会し、母親から譲り受けた農場の半分を彼に与えている。

サム・ハーパー(リアム・カニンガム)
マギーの婚約者。18年前に妻を亡くし、娘のエヴァとともにフィンチ醸造所を経営している。

エヴァ(ソフィー・スタッキー)
サムの娘。事件の夜は父親とマギーとともに競馬場に隣接するホテルでパーティーに出席していた。

リサ(クリスティン・ボトムリー)
ジョンの元恋人。現在はロスと結婚し、2人の娘を育てている。

ロス(ラルフ・アイネソン)
リサの夫。悪党。ジョンに3度逮捕されている。

リース(ジェームズ・アンソニー・ピアソン)
路上強盗の常習犯。事件後にジョンのカードを盗み、使用している。自宅で鳩を飼っている。

ジャンナ(エミリー・ターフェ)
獣医学生。事件の夜、クラブでジョンに口説かれた女性。ジョンが刺された直後に遭遇し、ショックを受ける。

キャリー・キンズデール
ウエイトレス。事件の夜、ジャンナと一緒にいた女性。以前、勤め先でジョンに口説かれたと証言する。本名はカーラで、ヴェラの異母妹。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

元外科医のダン・マーズデンが自宅で射殺され、娘のミラとカレンが連れ去られる。現場に残されていた犯人のものと思われる靴跡は、なぜか左右でサイズが違っていた。
ダンの妻ローラによると、養女のミラは朝7時までにインスリン注射を打たなければ命の危険があるという。ミラは6歳の時にバグダッドで米軍の誤爆に巻き込まれ、その後がれきから救出される瞬間が大きく報道されて話題になった少女だった。養父のダンは彼女が運ばれたイギリスの病院の医局長だった。
事件直後、姉妹の写真が自宅に届けられる。撮影したのは、ミラが救出される瞬間を撮影し、報道写真大賞を受賞した写真家リーガンだった。彼もミラを養子に迎えようとしたが申請が却下されていた。リーガンはつい最近ミラが住んでいた居住区を訪ね、マリクという整備士にミラについて話したという。彼はミサイル攻撃で左の足先を失っていた。
ヴェラはマリクが犯人だと考え、税関職員のウェッブを捕まえてマリクを密入国させたという証言を得る。
カレンからの電話で逆探知に成功し、ヴェラはビニールハウス内に倒れていたカレンを発見。だが犯人は姉妹の自宅に侵入し、ローラを脅してインスリンを盗もうとする。ジョーからの連絡を受けて駆けつけた捜査員のバリーは、犯人の銃弾を受けて亡くなり、ローラもまた負傷する。
ジョーは家の前に風船が掲げられていたことから、ミラとマリクの共謀ではないかと疑う。ミラのSNSを調べると、マリクが友人リストに入っていた。マリクは空爆で死んだと思われていた彼女の実の兄だった。
マリクはミラとの再会を望み、何度もイギリス大使館にビザの申請書と陳情書を提出していたが、すべて大使館の職員クリービーによって却下されていた。クリービーはダンの親友で、彼のためにマリクをミラから引き離したと打ち明ける。
マリクはミラと逃亡を続けるも、バリーの銃弾を受けて重傷を負っていた。ヴェラたちは海岸で2人を発見し、ミラを保護する。マリクは既に死亡していた。
カレンはミラの写真と名前でSNSのアカウントを作り、彼女になりすましていたことを告白する。恋人のカイルがミラに気があると知り、それを確かめるためだった。そして友人申請してきたマリクに、軽い気持ちでイギリスへ来るよう持ちかけたと話す。目印に風船を掲げたのはカレンだった。
ヴェラは会ったことのない異母妹について調べ、「カーラ・キンズデール」という名前であることを知る。

別荘で友人と休暇を楽しんでいた理学療法士のリジーが、胸を撃たれて死亡する。現場付近に落ちていたタバコの吸い殻から、近所に住むロバート・ドランが浮上するが、彼は犯行を否定する。ドランは8年前に傷害罪で実刑判決を受けており、当時捜査を担当したのは若かりし日のジョーだった。
リジーに宿泊をプレゼントしたのは、彼女の元患者で建築家のコリーン・フランクスだった。フランクス夫妻はホスピスの慈善クジで当選し、当初は彼らが宿泊する予定だったという。ヴェラが間違い殺人に気づいた直後、コリーンは何者かに車で轢き殺される。
コリーンは9か月前に衝突事故を起こし、それ以来塞ぎ込んでいたという。検視の結果、事故は相手のマギー・ビショップによる一時停止無視が原因と断定されたが、亡くなったマギーの夫は標識が茂みで見えなかったとして、検視結果に抗議していた。
ヴェラはビショップとコリーンの接点を見つけ出そうとするが、コリーンと会っていたのは彼の息子サムのほうだった。母親の死に罪悪感を抱いていたサムはコリーンに慰められ、彼女から数々の贈り物を受け取っていた。
ヴェラは事故当時、コリーンの車に同乗者がいたことをサムから聞き出す。鑑識の倉庫にあったコリーンの事故車両を調べると、別荘のオーナーでフランクス夫妻とも親しいティム・ホプキンスの指紋とDNAが検出される。
ティムはコリーンと不倫関係にあり、事故が起きた日は彼女と駆け落ちするつもりだったと認めるものの、リジーとコリーン殺害については否定する。しかしティムの車からコリーンの血痕と脳の組織片が検出され、ヴェラはティムの妻カースティを疑う。
ヴェラとジョーがホプキンス邸へ駆けつけると、カースティは2人の子供を道連れに屋根から飛び降りようとしていた。カースティは夫の携帯電話を覗き見てコリーンとの不倫に気づいたと語り、リジーとコリーンの殺害を認める。ヴェラは携帯電話で彼女を説得し、無事に3人を保護する。
ジョーは8年前にドランから送られてきた手紙を今も保管し、捨てられずにいた。そこには「妻と正式に別れた」と書かれていた。以来、彼は息子と会うこともできず、釈放後もひとりで暮らしていた。
非は相手側にあったと、ドランはジョーの手抜き捜査を指摘する。当時、捜査ミスにも気づかず、無邪気に評決を喜んだことを後悔するジョー。ヴェラはジョーが眠っている間に手紙を燃やし、その灰を封筒に入れて彼のポケットに戻す。

ある週末の夜、聖フィナン学校の生徒たちがスポーツ施設の湖畔で過ごしていると、対岸から火だるま状態の男が走ってきて崖から飛び込む。翌朝、遺体が湖から引き揚げられ、投資銀行家のギデオン・フランと判明。休暇中だった彼は、ゲルを建てて過ごしていたという。
ヴェラたちが捜査を進めるうち、ギデオンの元恋人イジーが浮上。彼女はギデオンと別れた後、脅迫や器物破損などの嫌がらせ行為を受けており、何度も警察に相談していた。やがてイジーの友人キットがギデオンに脅迫文を送り、職場に押しかけて暴行を加えていたことが判明。キットは何もしない警察の代わりにイジーを助けようとしたと行為を認めるが、殺害は否定する。
検視により、イデオンの足首から金属片が見つかる。ゲルを調べると焦げたランプが見つかり、ヴェラは何者かが彼の足にランプを投げつけたのではと推測する。だが遺体からアトロピンが検出され、毒を盛られていたことが判明。彼は毒による幻覚症状で混乱状態に陥り、暴れ回ってランプを蹴ったと思われた。
ギデオンが聖フィナン学校の卒業生だと知ったヴェラは、当時も現職だったリップマン校長から話を聞くことに。校長によると、ギデオンは優等生で模範的な生徒だったという。だが彼の恋人マンダは自殺未遂事件を起こして失踪しており、友人のジェイミーも薬物問題で退学になっていた。
リハビリ施設にいるジェイミーを訪ねたヴェラだったが、彼に出された酒を飲んで倒れてしまう。酒にはアトロピンが混入していたが、ジェイミーは身に覚えがないと言う。
マンダが失踪し、ジェイミーが退学した7年前、コリン・カルバートという教師が事故死していた。彼は事件の夜に対岸で目撃していた生徒のひとりルーシー・カルバートの父親だとわかる。
修道女になっていたマンダを問い詰めると、彼女は過去に犯した罪を語り始める。7年前、ギデオンは不正をしてA評価を取り、それに気付いたのが教師のコリンだった。だがリップマン校長はギデオンの家族から金を受け取って事件を隠蔽し、ギデオンはコリンをいじめるようになったという。
ある日の放課後、ギデオンとマンダ、ジェイミーの3人は教室でコリンをなじり、涙を流す彼を見て笑ったという。コリンはその日に事故死したのだった。マンダによると、彼らがコリンをなじるところを娘のルーシーが目撃していたらしい。
ヴェラとジョーはルーシーの家を訪ねるが、彼女は姿を消していた。ヴェラは自分の少女時代を思い出し、ルーシーが誰かをかばっていると気付く。ルーシーは図書館で発見され、犯人が祖父ロナルドだと気付いていたことを明かす。
署に連行されたロナルドは、ギデオンを殺害したことを認める。ジェイミーの酒瓶にアトロピンを入れたのは、捜査を攪乱するためだった。7年前、ロナルドは10歳だったルーシーから話を聞いて、コリンが学校で苦しんでいた理由を知った。
リップマン校長が不正を隠蔽した事実を公にしようとしたが、暴露すればコリンが飲酒運転だったことも明らかになり、死亡手当も遺族年金も得られないと言われて口をつぐんだという。
ロナルドは余命半年と宣告されており、ギデオンが今も元恋人に嫌がらせをして傷つけていることを知って、正義を示すために自ら裁きを下したと語る。
事件が解決し、ジョーやケリーたちがパブで飲んでいる頃、ヴェラは捜査中に再会したシスター・ベネディクトを訪ねる。彼女はヴェラの少女時代を知る良き理解者だった。

クラブの外の脇道で、元刑事のジョン・ワーノックが刺殺される。彼は遊び人で、複数の女性と関わりを持っていた。検視の結果、凶器にはユーカリ油が付着し、数か月前に骨折していたことがわかる。
ジョンは姉マギーの婚約者サムが経営するフィンチ醸造所に雇われていたが、真面目に働かず遊んでばかりいたという。マギーとサム、サムの娘エヴァは、事件当時ホテルのパーティーに参加していた。
やがてジョンが関係を持っていた弁護士アグネスが、アメリカの大企業PZVによるフィンチ醸造所の買収計画に関わっていたことが判明。ジョンはアグネスの依頼を受けて、スパイとして醸造所に潜入していた。
ジョンの元恋人リサは、夫ロスからの暴力に耐えかねて逃げ出し、ヴェラに助けを求める。彼女はジョンと駆け落ちしようとしていたことを明かし、それを知ったロスが激怒して仲間とともにジョンを襲っていたこともわかる。ヴェラはジョン殺害容疑でロスを逮捕するが、彼にはアリバイがあった。
事件の2週間前、サムの家に窃盗犯が入っていたことがわかる。だが急行した警察官はサムに追い返されていた。ヴェラはサムの娘エヴァがジョンと関係を持っていたことや、サムがアイルランド軍に所属する元軍人だったことを知る。
窃盗犯はジョンのカードを盗んだリースで、彼はジョンに頼まれて盗みに入ったことを明かす。サムの本名はキアラン・ムランで、彼には知られたくない過去があった。リサとの新生活のために金が必要だったジョンは、サムの過去を知って脅迫していた。
サムとエヴァ、マギーが事件の夜に滞在していたホテルを調べると、マギーが1時間ほどパーティーを抜けて部屋で休んでいたことが判明。彼女を連行すると、ジョンを殺したことを自供する。
凶器のナイフに付着していたユーカリ油は、馬の蹄鉄から石を取るために使ったものだった。ジョンはエヴァに手を出し、農場の半分では満足せず、さらに金を要求してきたという。マギーはパーティーを抜け出してジョンに会いに行き、怒りを抑えきれず刺してしまったと告白する。
サムの一族は悪党で、彼は30年前に暴力をふるう父親を殺して逃げていた。ジョンはその事実を掴み、マギーを脅迫していたのだった。ヴェラはマギーとサムを逮捕する。
ジョンに口説かれた女性の中に、ヴェラの異母妹カーラがいた。ヴェラは聴き取りをジョーに任せ、カーラに会おうとしない。事件解決後、ヴェラはひとりでカーラの家を訪ね、実家に残されていたカーラの母マギーの持ち物をドアノブに掛けて立ち去る。

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