NHKの連続ドラマ「3000万」第6話のあらすじと感想(ネタバレ有)です。
今回はほぼワンシチュエーション。奥島さんが絡むと面白くなるなぁ。
佐々木夫妻の友人でありながら刑事という設定がハラハラさせるのと、演じてる野添義弘さんの朴訥とした感じがいいです。
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NHKドラマ「3000万」登場人物(キャスト)一覧・各話あらすじ第6話のあらすじ
毎年恒例の奥島(野添義弘)の誕生日会がやってくる。
祐子(安達祐実)は息子・純一(味元耀大)が風邪をひいたと嘘をつき誕生日会を中止しようとするが、義光(青木崇高)が断りきれず、しぶしぶ奥島を家に招くことに。
組織から逃げてきたソラ(森田想)は、佐々木家に匿われていた。ソラによると、逮捕された大津(栗原英雄)は組織のボスではないという。
ソラは「本物のボスを狙って組織を潰す」と言い、祐子に手伝ってほしいと頼む。
大津は野崎(愛希れいか)の尋問を受けて自白する。
大津は組織の上層部とは直接会っておらず、愛人の弱みを握られて命令に従っていただけの「運び屋」であることが判明する。
その頃、坂本(木原勝利)のもとに組織の人間と思われる謎の人物から連絡が入る。坂本は「受け渡しを密告した裏切り者を一週間以内に見つけ出せ」と命じられる。
奥島はタレコミをしてきた人物が自分の携帯の番号を知っていたことから、義光ではないかと推測する。
奥島に問い詰められた義光は否定するが、自首することを考え始める。
祐子も苦悩する純一を見て反省し、自首することに同意する。だが義光は、自分がひとりですべての罪をかぶると言い出す。
祐子を怪しんだ坂本と長田(萩原護)は佐々木家を訪れ、奥島がいることを知る。
長田は配達員に変装して祐子に接触し、「警察に情報を漏らしたら子供をさらう」と脅す。
だがそのとき、義光はすでに奥島に罪を自白していた。
第6話の感想
序盤の疾走感がなくなった
奥島さんの誕生日会(なぜか佐々木家で開催)で繰り広げられるドタバタ劇。
2階にいるソラや純一の存在を気にかけつつ、一刻も早く奥島に帰ってもらおうと奮闘する祐子。
一方の義光は、奥島と音楽の話で盛り上がり、キャッキャとはしゃいでる。
ヒヤヒヤして面白かったけど、序盤の疾走感はなくなりましたね。同じようなことの繰り返しで、ちょっと間延びした印象でした。
ソラを匿うシーンとか、第3話の焼き直しみたいになってて、新鮮味がないんですよね…。
だいたいあんな衝撃的な拉致られ方をしたのに、ソラがあっさり逃げて戻って来るっていうのも謎。
あと一番わからなかったのが、ソラが純一に言ったこのセリフ。
「知ってる?ガキって悪いことできないんだよ。責任取れないから。責任取れる大人になって、初めて悪いことできるようになるわけ」
子どもでも大人でも悪いことは悪いことじゃない?
ソラは純一を慰めるために言ったんだろうけど、この理屈はまったく理解できなかったです(このドラマに倫理観を求めるほうがバカ?)。
組織のボスは誰?
予想はしてましたが、逮捕された大津は、組織のボスではありませんでした。
で、ホテルで写経をしている坂本のもとに、「本物のボス」と思われる人物から電話が。
「ムキになりすぎだ、お前は。よっぽど悔しかったか? 次で挽回しろ。一週間以内に密告者を見つけ出せ」
話し方だけ聞くとずいぶん若い人っぽいんだけど、もしかして長田くん???
ここから新しいキャラが登場するとは思えないので、たぶん今までに登場した誰かだと思うのですが…。
前回の末次という線もありますね。退場するの早かったし。
義光の夢VS祐子の現実
奥島さんに疑われ、純一にも責められ、いよいよ自首する覚悟を決めた佐々木夫妻。
義光は、かつて自分が音楽を辞める決心をしたとき、奥島に譲ったキーボードを祐子がひそかに取り戻していた…という話を聞いて完全にほだされ、自分がひとりで罪をかぶると言い出します。
「あとは俺に任せろ。純一のこと頼んだぞ」
いやいやカッコつけたいだけじゃん。単純すぎるでしょ。
でも実は祐子、義光のためではなくて、「売ってお金に替えるため」にキーボードを取り戻していたんですよね。夢<現実。ちゃっかりしてます。
それを知った義光は激怒して、夫婦の罵り合いに発展。いつかこうなるとは思ってたけど。
なんかもう純一くんが可哀想。佐々木夫妻はどうでもいい。ただただ純一くんが可哀想。
残り2話で、どう解決するつもりなのか…。
若干の不安もありつつ、最後まで見届けたいと思います。
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