2021年にBS12で放送される海外ドラマ「アガサとイシュタルの呪い」(全1話)について。
2019年に英国チャンネル5で放送された“アガサ”シリーズ第2弾。アガサ・クリスティがイラクで遺跡発掘作業に参加したエピソードを下敷きにしたフィクションドラマ。IMDbの評価は6.1。
アガサが発掘現場で出会い、のちに結婚した14歳年下の英国人考古学者マックス・マローワンも登場します。
※この記事は随時更新中です。放送後、加筆修正します
この記事の目次
作品概要
- 放送局:BS12
- 放送時間:2021年1月22日(金)19:00~
- 製作国:イギリス(2019年)
- 原題:Agatha and the Curse of Ishtar
- 脚本:トム・ダルトン
- 監督:サム・イエーツ
- 製作総指揮:エミリー・ダルトン/トム・ダルトンほか
あらすじ
英国チャンネル5で放送された、推理作家アガサ・クリスティをモチーフにした人気フィクションドラマシリーズの2作目。離婚で傷心中のアガサ・クリスティは、イラクはバグダッドへ旅をする。砂漠の遺跡発掘調査現場で14歳年下の考古学者とのロマンスにおちるアガサは、不可思議な殺人と陰謀に巻き込まれることに。
BS12公式サイトより
予告動画
アガサ・クリスティと中東
1928年にアーチボルトと正式に離婚したアガサ・クリスティは、休養と次回作の構想を練るため、その年の秋に海外への一人旅を計画しました。
当初、行き先はジャマイカを予定していましたが、出発の2日前に「バグダッドの古代遺跡は素晴らしい」「現地へはオリエント急行で行ける」という話を、当地に駐留していた中佐夫妻から聞かされ、心を動かされます。
古代遺跡とオリエント急行に強く惹かれたクリスティは、翌朝ジャマイカ行きをキャンセルし、オリエント急行の鉄道切符を購入しました。
シンプロン=オリエント急行は、ベルギーの国際寝台車会社が運行する長距離夜行列車です。西ヨーロッパから東欧のバルカン半島を南下し、中東の入り口イスタンブールに至る、夢の国際観光列車でした。
のちにクリスティの代表作となる『オリエント急行殺人事件』の舞台にもなっていますね。
クリスティはフランスのカレーからこの豪華列車に乗ってバグダッドへ行き、ウルの発掘現場へ向かいました。

ちなみにクリスティが2番目の夫マックス・マローワンと出会うのは、このときの旅ではなく、2年後。1930年にウルを再訪したときです。
登場人物(キャスト)
アガサ・クリスティ(リンゼイ・マーシャル)
マックス・マローワン(ジョナ・ハウアー=キング)
ルーシー・バーナード(ブロナー・ワウ)
コンスタンス・バーナード(スタンリー・タウンゼント)
レオナルド(ジャック・ディーム)
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