ネタバレ有「バティスト」シーズン2全話あらすじ・キャスト・予告動画

「バティスト~ブダペストに消えた影~」あらすじキャスト

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海外ドラマ「バティスト~ブダペストに消えた影~」(全6話)についてまとめました。

ミステリードラマ「ザ・ミッシング」シリーズのスピンオフ「バティスト」の第2シリーズ。企画・脚本を務めるハリー・ウィリアムズ&ジャック・ウィリアムズ兄弟は、本作を“最終シーズン”としています。

ストーリーは失踪事件が起きた14か月前と現在の2つのタイムラインが並行して進み、「ザ・ミッシング」シリーズへのオマージュに。また主人公ジュリアンのパーソナルな部分も深く描かれます。

ヒロインは、「キリング・イヴ」「フリーバッグ」などに出演のベテラン女優フィオナ・ショウ。舞台は暗い歴史と美が融合したハンガリーの首都ブダペスト。ストーリーの重要な一部分になっている情景も見どころ。

作品概要

  • 放送局:スーパー!ドラマTV
  • 放送時間:2021年10月13日(水)から毎週水曜24:00~ほか
  • 製作国:イギリス(2021年)
  • 原題:Baptiste
  • 脚本:ハリー・ウィリアムズ/ジャック・ウィリアムズ
  • 製作総指揮:クリストファー・エアード/ハリー・ウィリアムズ/ジャック・ウィリアムズ

あらすじ

14ヵ月前、元刑事ジュリアン・バティストは妻セリアと離れて暮らし、人を捜す仕事をしていた。その頃、在ハンガリー英国大使エマ・チェンバーズの夫リチャードと息子のアレックスとウィルが、山岳地帯での休暇中に姿を消す。それを知ったバティストはハンガリーに向かい捜査に協力することに。

スーパー!ドラマTV公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト)

※シーズン1のネタバレを含みます

主要人物

ジュリアン・バティスト(チェッキー・カリョ)
冷静沈着で腕の立つ元刑事。フランス人。行方不明者の捜索を得意とし、あらゆる手段を講じて難事件を解決してきた。脳腫瘍手術後は娘夫婦とともにオランダ・アムステルダムで平穏に暮らしていたが、地元警察の知り合いからの依頼で捜索の世界に戻り、家族を巻き込んでしまう。罪悪感に苦しみ、現在は家族と離れて捜査に没頭している。

エマ・チェンバーズ(フィオナ・ショウ)
イギリス人大使。ハンガリーの山で休暇中に夫と息子2人が突然失踪してしまい、国際メディアの標的となる。ジュリアンから無償で捜査の手助けをオファーされ、申し出を受けることに。2年前、ある事件で娘のローラを亡くしている。

ジョーフィア・アースラン(ドルカ・グリルシュ)
ブダペストの地元警察。エマの家族失踪事件の指揮を取る。当初は部外者のジュリアンを煙たがっていたが、やがて彼の捜査能力を信頼し協力を求めるようになる。治安の悪いヨージェフ街に住む父親のことを心配している。

エマの関係者

リチャード・チェンバーズ(エイドリアン・ローリンズ)
エマの夫。エマとの関係はあまりうまくいっていない。家族で山岳地帯を訪れ、事件に巻き込まれる。

アレックス・チェンバーズ(Stuart Campbell)
エマの息子。家族で山岳地帯を訪れ、事件に巻き込まれる。弟ウィルとともに、首に4本の線のタトゥーがある男に拉致されたとみなされている。

ウィル・チェンバーズ(コンラッド・カーン)
エマの息子。2年前から一切の言葉を発しなくなり、携帯電話と兄にしか興味を示さない。家族で山岳地帯を訪れ、兄アレックスとともに拉致される。

ナディーム(エース・バティ)
大使館の職員で、エマの片腕。エマの頼みでジュリアンの捜査を手伝う。

ジュリアンの関係者

セリア・バティスト(アナスタシア・ヒル)
ジュリアンの妻。イギリス人。夫が事件の捜査に出るたびに家族を二の次にすることにずっと耐えてきた。娘のサラを亡くした後、家を出て自暴自棄になったジュリアンを救えないことを悟り、離婚を決意する。

サラ・バティスト
ジュリアンとセリアの娘。アムステルダムで平穏な暮らしを送っていたが、ジュリアンが捜査を始めたことでマフィアに狙われ、潜伏生活を余儀なくされた。その後、薬物の過剰摂取で命を落とす。

そのほか

アンドラーシュ・ユースト(Miklós Béres)
事件直後にホテルの前の道で目撃された男。首に4本の線のタトゥーがある。最有力容疑者として逮捕されるが、テロリストから釈放を求める動画が届き、その後警察署から逃走する。

カミラ・アゴストン(Gabriella Hámori)
政治家。極右政党ハンガリー・ファースト党のリーダー。極右勢力のリーダーであるゴモラと接触しているという噂がある。

ミヒャエル(ピーター・サリヴァン)
カミラの夫。建設会社を経営している。荒廃したヨージェフ街の再開発に乗り出す。

メフメト・アースラン(ケヴォルク・マリキャン)
ジョーフィアの父。ヨージェフ街で商店を営んでいる。面倒見がよく誰にでも親切だが、移民であることを理由に嫌がらせを受けている。不良少年のバラージュと心を通わせるようになる。

バラージュ・ドボシュ(Atanáz Babinchak)
ヨージェフ街に住む不良少年。仲間たちに半ば脅される形でメフメトの店に嫌がらせをしていたが、怪我の治療をしてくれたメフメトに心を開くようになる。

コヴァチ大佐(Éva Magyar)
ジョーフィアの上司。カミラの友人。ジョーフィアに全ての責任を負わせ、クビにする。



各話のあらすじ(ネタバレ有)

14か月前。ハンガリーに滞在中の英国大使エマ・チェンバーズは、夫リチャードと息子のアレックスとウィルとともに休暇を楽しむため、山岳地帯を訪れていた。ところが夫と口論をした翌朝、エマが目覚めると3人の姿はなく、息子ウィルの携帯が部屋に置きっぱなしになっていた。
片時も携帯を手放さないウィルが携帯を置いていったことで、3人に何かあったと察したエマは警察に通報。ハンガリー警察が捜索を開始し、エマは会見を開いて情報提供を求める。
元刑事ジュリアン・バティストは妻セリアと離れて暮らし、救いを求めるように捜索の仕事に没頭していた。テレビでエマの訴えを聞いたジュリアンは、すぐさまブダペストに飛び、捜査に協力したいと申し出る。
ホテルのスタッフの目撃証言が間違っていることを見抜いたジュリアンは、警察とは反対の方角を捜索し、リチャードの遺体を発見する。そばに落ちていた携帯には殺害時の様子が録画されていたが、犯人の顔は映っていなかった。
ジュリアンはホテルのカメラを調べ、リチャード殺害時刻の直後にホテルの前を通った車に着目。偶然その車を目撃していたホテルの宿泊客は、「運転手は短髪で、首に4本の黒い線のタトゥーを入れていた」と証言する。
ジュリアンはエマに捜査の状況を報告するとともに、4か月前に娘のサラを亡くしたことを打ち明ける。エマもまた、2年前に娘のローラを亡くしていた。
ウィルからの電話を受け取ったエマは、ジュリアンとともにブダペスト西駅へ向かう。ジュリアンは駅のホームで首に4本のタトゥーがある男を見つけ尾行するが、男にナイフをつきつけられ「あんたは何もわかっちゃいない。引っ込んでろ」と脅される。
現在。ジュリアンは捜索の仕事から手を引き、酒に溺れて暴れるなど自堕落な生活を送っていた。妻セリアは彼を立ち直らせるのは無理だと判断し、離婚を申し出る。
仕事を失い車椅子生活を送っていたエマは、ジュリアンのもとを訪ね、ウィルを見つけ出すためにもう一度協力してほしいと訴える。エマの車の中には首に4本のタトゥーがある男、アンドラーシュ・ユーストが監禁されていた。

エマは夫と長男を殺した容疑者アンドラーシュ・ユーストに協力させて、未だ行方不明の次男ウィルの居場所を突き止めようとしていた。心を入れ替えたと主張するアンドラーシュは、捜索のプロであるジュリアンが手伝うことを条件に、ゴモラからウィルの居所を聞き出すことを約束する。
一旦は捜索から手を引いたジュリアンだったが、エマの訴えを聞き入れ再び手を貸すことに。2人は警察を辞めて警備員になっていたジョーフィアに協力を求め、行動を開始する。
14か月前。ブダペスト西駅で容疑者と接触したジュリアンは、逃げられる直前に財布を盗んでいた。タトゥーの男はアンドラーシュ・ユーストと判明し、ジョーフィアたち捜査班が自宅に踏み込んで身柄を確保する。
しかしその後、テロリストからアンドラーシュの釈放を要求する動画が届く。彼らは動画の中でエマの長男アレックスを射殺し、アンドラーシュを釈放しなければ次男ウィルも死ぬことになると宣言する。
エマはウィルを救うために犯人の要求をのむようジョーフィアに訴えるも、テロに屈することはできないと拒否されてしまう。追い詰められたエマは拘留中のアンドラーシュと面会するが、彼はエマを人質に取って逃走してしまう。
ジュリアンはエマがアンドラーシュにナイフを渡し、わざと彼を逃がしたと見抜いていた。娘が再び薬物に手を出したのは自分のせいだと考えるジュリアンは、エマを責めることができない。
エマは非通知の番号からメッセージが届き、指示を出されたと明かす。ジュリアンはアレックスの殺害動画に違和感があると言い、映像が作り物であることをエマに伝える。

14か月前。ジュリアンとジョーフィアは映像がイスラム系過激派の犯行を装った作り物で、作成者はハンガリー極右勢力だと推測。裏でゴモラが糸を引いていると考える。
エマは長男アレックスのパソコンに「待ちきれない。時が来た」というメールがあるのを見つけ、ジュリアンに連絡。テロ計画を疑ったジュリアンとエマは、メールに書かれていたヨージェフ街へと向かう。
その頃ジョーフィアは、極右勢力の顔であるカミラ・アゴストンの演説中にテロが起きるとの情報を得て、警護にあたっていた。だがそれは偽情報で、テロはジュリアンの予想どおりヨージェフ街で起きる。
テロに巻き込まれたエマは逃亡中に銃弾を受け、ジュリアンはエマを助けるべく目の前に現れた銃撃犯を射殺するが、それは死んだと思われていたアレックスだった。
現在。亡くなった父メフメトの書類を整理していたジョーフィアは、父がバラージュ・ドボシュという少年あてに自動送金していたことを知る。ジョーフィアはバラージュに会うため施設を訪ねるが、ゴモラを恐れるバラージュは逃げ出してしまう。
ジュリアンとエマ、ジョーフィアは、アンドラーシュを使ってウィルの居場所を探ろうとしていた。アンドラーシュはカミラに接触してゴモラの居場所を聞き出そうとするが、彼女の家で拉致される。

14か月前。ヨージェフ街の銃撃事件で撃たれたエマは下半身不随となる。ジュリアンはエマの息子アレックスが銃撃犯のひとりだったことを隠すが、エマに「頼んでいない」と責められる。エマは息子を殺したジュリアンを許せず、一方的に捜査を打ち切る。
世間が銃撃犯を撃ったジュリアンを“ヨージェフ街の英雄”と呼んで讃える一方で、ジョーフィアはコヴァチ大佐から全責任を押しつけられ、警察を解雇される。ジョーフィアの父メフメトはヴィクトルから暴行を受けて亡くなる。
現在。政治家カミラ・アゴストンの家の地下でゴモラの仮面を見つけたジュリアンは、カミラとマイケル夫妻を問い詰めるが、警察に通報されてしまう。コヴァチ大佐がカミラと通じていることを知ったジョーフィアは捜査を諦めるが、亡き父メフメトと交流があった青年バラージュから、ゴモラの正体はマイケルだと知らされる。
ジュリアンとエマは携帯を使ってカミラとマイケルの会話を盗聴。マイケルが秘密裏に所有している会社クランサムから、ヴィクトルに金が支払われていることを突き止める。
建設会社を営むマイケルは銃撃事件によって無人地帯と化した土地をタダ同然で買い占め、再開発に名乗りを上げていた。ジュリアンはマイケルが大金を稼ぐために襲撃を指示したのではないかと推測し、彼を問い詰める。
マイケルはゴモラであることを否定するが、妻カミラが週1回、早朝に恐ろしい形相で出かけることを明かす。ジュリアンとエマはカミラを尾行し、彼女が入っていった廃屋で行方不明中のエマの息子ウィルと遭遇する。

2年前、エマの娘ローラは自宅に不法侵入した移民に殺害された。その現場を目撃したウィルはショックを受け、それ以来言葉が話せなくなっていた。
ジュリアンとエマはジョーフィアが勤務するショッピングセンターの地下にウィルを監禁し、ゴモラの正体を聞き出そうとする。ジュリアンはウィルの携帯に彼の演説動画が保存されているのを見て、ウィルが話せるようになっていることや、彼らが次のテロ計画を準備していることを知る。
エマに問い詰められ、父リチャードが死んだ朝のことを話し出すウィル。早朝、兄のアレックスがゴモラの仲間と会うためホテルを出て行き、ウィルもそれに同行。窓から2人が歩いて行くのを見たリチャードは、兄弟を追って森に入ったのだ。
待ち合わせ場所で待っていたのはアンドラーシュだった。彼は大使の息子である2人を信用できず、銃を向ける。そこへリチャードが現れ、アンドラーシュが発砲したのだった。
ヨージェフ街で兄が殺された後、ゴモラは兄の遺志をつぐべきだとウィルに語りかけ、彼はそれに応えようとしていた。エマとジュリアンは必死にウィルを説得しようとするが、「ローラを殺した奴らを許せない」という彼の気持ちは変わらなかった。
ゴモラの正体はカミラだというウィルの言葉を確かめるため、カミラの家を訪ねるジュリアン。ウィルはその隙に逃亡を図り、迎えに来たアンドラーシュと合流する。ジュリアンはアンドラーシュこそゴモラだと気づく。

ゴモラの正体はアンドラーシュだと気づいたジュリアンとエマ。アンドラーシュは「ウィル捜索に協力する」と持ちかけて2人を騙し、カミラに拉致されるふりをして脱出したのだった。
ジュリアンとエマはテロ計画を阻止しようと、ウィルがいた廃屋を調べるが、手がかりは見つからない。その頃ウィルはアンドラーシュと合流し、テロ計画の準備のため難民センターを訪れていた。
ジュリアンとエマは難民センターに辿り着き、ウィルが2か月前から施設でボランティアをしていることを知る。施設はテロ計画の一部にすぎないと見抜いたジュリアンは、ジョーフィアに助けを求める。
ジョーフィアはテロ計画を知らせるため警察署を訪れるが、ラダンを病院送りにしたことで逮捕されてしまう。だがコヴァチ大佐はジョーフィアを釈放し、テロ計画が進んでいることを聞いて即座に対応する。
アンドラーシュはウィルに難民たちの鍋やフライパンを盗ませ、それらを使ってウィルを殺そうとする。難民に殺されたウィルの無惨な死体を発見させて、国民の感情を煽ろうとしたのだった。
アジトに駆けつけたジュリアンは取っ組み合いの末にアンドラーシュを打ち負かし、エマは瀕死のウィルに心肺蘇生を行う。
逮捕されたアンドラーシュはカミラとの会話を録音した音声データを提出し、カミラに罪をなすりつけようとする。それによってカミラが銃撃事件に関与した疑いが浮上するが、予想に反して彼女の支持率は上がる。
エマは記者会見を行い、息子のアレックスがヨージェフ街の事件を起こした銃撃犯の一人であることを告白する。ウィルは意識が戻らず、昏睡状態が続いていた。
エマはジュリアンに感謝し、「再会しないことを願う」と別れを告げる。ジュリアンは孫と暮らす妻セリアに会いに行く。

シーズン1はこちら

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