ネタバレ有「キリング・イヴ」シーズン1全話あらすじ・キャスト

海外ドラマ「キリング・イヴ/Killing Eve」全話あらすじキャスト

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海外ドラマ「キリング・イヴ/Killing Eve」シーズン1(全8話)についてまとめました。

イギリスの小説家ルーク・ジェニングスによる「ヴィラネル」シリーズを原作にしたサスペンスドラマ。独特な作風とストーリー展開が評価され、既にシーズン3の製作が決定しています。

英国アカデミーテレビ賞(British Academy Television Awards)で、ドラマシリーズ賞、主演女優賞(ジョディ・カマー)、助演女優賞(フィオナ・ショー)の3冠に輝きました。

サイコパスな暗殺者ヴィラネルを演じるのは、「13 サーティーン/誘拐事件ファイル」で13年間の監禁生活から脱出した主人公の複雑な感情を圧倒的な演技力で表現したジョディ・カマー。

サンドラ・オー演じる主人公イヴをはじめ、各キャラクターが個性的で面白く、シリアスなストーリーの中にユーモアを織り込んだ一風変わったスパイものになっています。

ロンドン、パリ、ベルリン、トスカーナなどヨーロッパ各地でロケが行われました。

作品概要

  • 放送局:WOWOWプライム
  • 原作:ルーク・ジェニングス「ヴィラネル」シリーズ
  • 原題:Killing Eve
  • 製作国:アメリカ/イギリス
  • 制作総指揮・脚本:フィービー・ウォーラー=ブリッジほか
  • 音楽:デヴィッド・ホームズ/キーファス・チャンチャ
  • 全米放送:2018年4月~(第1シーズン)

あらすじ

英国保安局“MI5”で働く女性イヴは暗殺者の情報を集める一方、退屈なデスクワークの仕事にも、夫との生活にもどこか不満を抱えていた。ある日、ウィーンでロシアの政治家がプロの暗殺者と思われる何者かによって殺され、事件を目撃したその恋人がロンドンで保護される。イヴは女性の犯行だと考え、上司に黙って捜査を開始する。果たして、イヴの読み通り、犯人はヨーロッパ各地で暗躍する、美貌の暗殺者ヴィラネルだった。彼女は指示役のコンスタンティンからの依頼を受けて、目撃者を殺すためロンドンに向かう。

やがて違法捜査がバレて“MI5”を解雇されたイヴは、海外での情報収集を担当する秘密情報部“MI6”の極秘チームにリクルートされ、本格的にヴィラネルを追うことになる。

WOWOW公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト)

※ネタバレを含みます

イギリス保安局

イヴ・ポラストリ(サンドラ・オー/声:沢海陽子)
MI6極秘捜査チームのリーダー。MI5ではデスクワーク中心のアシスタントとして働いていたが、違法捜査がバレて解雇される。女暗殺者ヴィラネルの存在にいち早く気づいたことでキャロリンの目に留まり、MI6の非公式捜査チームのリーダーにスカウトされる。夫との仲は良好だったが、極秘捜査チームに加わったことでギクシャクし始める。

ビル・パーグレイヴ(デヴィッド・ヘイグ/声:内田直哉)
イヴの元上司で心を許せる相棒。イヴとともにMI5を解雇され、MI6の極秘捜査チームへ。プライベートでは幼い娘を育児中。ベルリンでヴィラネルを尾行中、ヴィラネルに刺殺される。

エレナ・フェルトン(カービー・ハウエル=バプティスト/声:田村聖子)
イヴの同僚で友人。ユーモアがあり陽気な性格。キャロリンに憧れている。イヴに誘われてMI5を辞め、MI6の極秘捜査チームに加わる。

ケニー・ストートン(ショーン・デラニー/声:梶裕貴)
元ハッカー。社会性は低いがインターネット上のあらゆる情報を探る達人。MI6の極秘捜査チームで主にリサーチを担当する。実はキャロリンの息子。エレナに気がある。

キャロリン・マーテンズ(フィオナ・ショウ/声:高島雅羅)
MI6のロシア部門の主任。長年ロシアの大物と緊密な関係を築き、国に貢献してきた。イヴと同様に女暗殺者の存在に気づくも相手にされず、非公式で捜査を行う極秘捜査チームを作る。データ収集力と直感に優れたイヴを見込んで、チームのリーダーにスカウトする。

フランク・ヘイルトン(ダーレン・ボイド/声:根本泰彦)
MI5でのイヴたちの上司。高慢で規律に厳しい男。捜査に口を挟むイヴを毛嫌いしている。「防犯カメラに映っていたのは男だった」と嘘をつき、イヴの女暗殺者説を否定する。違法捜査を行ったイヴと上司のビルに解雇を言い渡した。敵と繋がっていたがイヴに知られて秘密を暴露し、ヴィラネルに抹殺される。

謎の組織「トゥエルヴ」

ヴィラネル(ジョディ・カマー/声:逢田梨香子)
謎の組織に属する凄腕のロシア人暗殺者。2年前から暗躍し、ヨーロッパ各地で殺人を実行している。サイコパス的人格で非情かつ冷酷だが、無邪気でオシャレ好きな一面も。パリに住んでいて、稼いだ金はファッションにつぎ込んでいる。なぜか自分を追うイヴに異常な執着心を見せる。
本名はオクサナ・アスタンコワ。8歳のときからありとあらゆる犯罪に手を染めている。

コンスタンティン・ワシリエフ(キム・ボドゥニア/声:大塚芳忠)
謎の組織のメンバー。ヴィラネルに暗殺の命令を伝える。無謀な行動を重ねるヴィネラルに手を焼いている。実はロシアの諜報機関の職員で、キャロリンとも関係を持っている。

そのほか

ニコ・ポラストリ(オーウェン・マクドネル/声:新納慎也)
イヴの夫。ポーランド人。数学教師でブリッジの先生でもある。イヴとの平穏な暮らしを望んでおり、極秘捜査に加わることになったイヴを心配している。

ナディア(オリヴィア・ロス/吉元里謹)
ヴィラネルの元恋人。ヴィラネルが服役中、同じロシアの刑務所に服役していた。コンスタンティンの手引きで脱獄することになっていたが、ヴィラネルが代わりに脱獄した。出所後ヴィラネルと再会し、殺される。

ウラジミール・ベトキン(ローレンス・ポッサ/声:小杉十郎太)
ロシア諜報機関の職員。キャロリンと関係を持っている。

アンナ(スーザン・リンチ/声:三石琴乃)
語学教師。ヴィラネルが局部を切り落とした男性の妻。問題児だったヴィラネルを受け入れ、優しく接した。ヴィラネルに関する情報をイヴに提供し、獄死したと思っていたヴィラネルが生きていることを知らされる。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

ウィーンでロシアの政治家ケドリンが暗殺される。MI5でアシスタントとして働くイヴは、現場に居合わせたケドリンの恋人カーシャの警護の手配を任される。イヴは犯人を女だと予測するが、防犯カメラに映っていたのは男だった。イヴはカーシャと面会して密かに会話を録音し、「犯人は貧乳のサイコ」という証言を得る。
イヴはカーシャからさらなる証言を引き出そうとロンドンの病院へ行くが、カーシャは看護師と2人の警備員と共に暗殺者ヴィラネルによって殺害される。イヴは違法捜査を理由にフランクから解雇を言い渡される。MI6のロシア部門の主任キャロリンは、ヴィラネルを朝食に誘う。

女暗殺者の犯行と思われる事件のデータを密かに集めていたイヴは、キャロラインに自分の推理を披露する。実はキャロリンも同じ仮説を立てており、非公式の捜査チームを指揮してほしいとイヴをスカウトする。イヴはビルとエレナに声を掛け、極秘捜査チームを率いることに。
コンスタンティンは無謀な行動が目立ち始めたヴィラネルから次の仕事を取り上げるが、ヴィラネルは指示を無視して暗殺を実行する。コンスタンティンはMI6の非公式チームがヴィラネルを追っていることを話す。
イヴはカーシャが殺害された病院で出会った看護師から話を聞こうと彼女を探すが見当たらず、その看護師こそ女暗殺者ではないかと疑う。その頃、ヴィラネルもまたイヴの写真を見つけていた。

イヴは病院で見た女の特徴を伝え、モンタージュ作成を依頼。一方ヴィラネルはベルリンで中国軍に所属するハッカーを暗殺し、イヴの名前を名乗る。イヴとビルは捜査のためベルリンへ向かい、事件現場で中国の大使館員ジンと会う。その様子を見ていたヴィラネルはイヴのスーツケースを盗み、イヴのスカーフを身につけて2人の周辺に現れる。ヴィラネルに気づいたビルは尾行を開始するが、ナイトクラブでヴィラネルに刺殺される。

ビルの葬儀が行われる。ニコはイヴが危険な仕事に就いていることを知り心配する。イヴの元にベルリンで盗まれたスーツケースが届くが、中には見覚えのない高価な服と「ラ・ヴィラネル」という香水が入っていた。イヴは〝SORRY BABY(ごめんね)〟と書かれたカードを見て、女暗殺者の仕業だと知る。
ヴィラネルはコンスタンティンから単独で仕事をすることを禁じられ、2人の工作員と合流。イヴの元上司フランク・ヘイルトンを暗殺するため郊外の村ブレッチャムへ向かう。フランクの不正を知ったイヴはエレナと共にブレッチャムへ向かい、逃亡中のフランクを助けようとする。ヴィラネルは2人の工作員を殺害し、フランクを追ってイヴの前に現れる。

イヴとキャロリンはフランクを安全な家に匿う。フランクは謎の組織〝トゥエルヴ〟に情報を売り、その見返りとして妻の治療費や子どもたちの学費を得ていたことを明かす。イヴはヴィラネルの本名が〝オクサナ・アスタンコワ〟で、過去に男性の局部を切り落とし服役していたことを知る。
イヴの自宅にヴィラネルが現れ、イヴの携帯電話を奪って去って行く。携帯電話にはフランクの供述や隠れ家の地図が保存されていた。ヴィラネルはフランクの居場所を突き止め、彼の局部を切り落として殺害する。
コンスタンティンは、ヴィラネルが殺した2人の工作員のうちのひとり、ナディアがロシアで生きていることを告げ、殺害を示唆する。

ヴィラネルはコンスタンティンからナディアの殺害を命じられ、ナディアが収容されているモスクワの刑務所に囚人として潜入する。イヴとキャロリンはナディアから〝トゥエルヴ〟に関する情報を聞き出すためモスクワへ向かい、ロシア諜報機関の職員ウラジミールと会う。ウラジミールが連れてきたもう一人の職員は、コンスタンティンだった。
イヴとキャロリンは刑務所でナディアと面会し、出所させる代わりに〝トゥエルヴ〟とヴィラネルに関する情報を提供するよう持ちかけるが、コンスタンティンの同席によりナディアは口をつぐんでしまう。
キャロリンとウラジミール、コンスタンティンの関係を訝しんだイヴは、ケニーに調査を依頼。キャロリンに内緒でウラジミールに会い、交渉する。その頃、ヴィラネルはナディアを殺害し、独房に入れられていた。

ナディアが殺害されたとの知らせが入り、イヴはヴィラネルの仕業ではないかと推測。合流したケニーと共に捜査を続けようとするイヴだが、キャロリンはなぜか帰国を命じる。納得がいかないイヴとケニーは密かに捜査を続行する。
イヴはヴィラネルの過去を探るため、アンナに会いに行く。アンナは優秀な語学教師で、問題児だったヴィラネルを受け入れ親しくしていたと語る。しかしヴィラネルはアンナに執着するあまり、アンナの夫を憎むようになったと言う。
アンナにヴィラネルの獄死を伝えたのはコンスタンティンだった。ケニーがハッキングした刑務所の監視カメラの映像にヴィラネルが映っているのを発見したイヴは、ヴィラネルがキャロリンと面会していた事実を知って驚く。
一方、ヴィラネルは組織のメンバー、アントンの手引きで脱獄に成功する。アントンはヴィラネルにコンスタンティンを抹殺するよう命じるが、ヴィラネルはアントンを殺害し、コンスタンティンに会いに行く。
ヴィラネルはコンスタンティンの家族を人質に取り、自分を見捨てようとしたコンスタンティンを殺そうとするが逃げられる。

ヴィラネルはコンスタンティンの娘イリーナを誘拐。コンスタンティンはキャロリンとイヴに助けを求め、イヴはコンスタンティンと共にアンナの家へ向かう。ヴィラネルはイリーナを連れてアンナの家に押し入り、かつて贈ったコートの裏地に隠した逃亡用のパスポートを手に入れようとするが、パスポートはイヴによって抜き取られていた。
アンナはヴィラネルの心が既に自分にはないことを知って自殺を図り、ヴィラネルはイヴとコンスタンティンを呼び出してコンスタンティンを撃ち、逃亡する。
イヴとケニーはキャロリンから解雇を言い渡される。ヴィラネルの住居を突き止めたイヴはひとりでパリへ行き、ヴィラネルの部屋に上がり込む。そこへヴィラネルが現れ、2人は互いの気持ちを打ち明け合うが、イヴは隙を突いてヴィラネルの腹を刺し、ヴィラネルは怪我を負ったまま姿を消す。

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