ネタバレ有「キリング・イヴ」シーズン2全話あらすじ・キャスト

海外ドラマ「キリング・イヴ」シーズン2

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海外ドラマ「キリング・イヴ/Killing Eve」シーズン2(全8話)の紹介です。

物語は、衝撃的な幕切れを迎えたシーズン1のラストシーン30秒後から始まります。

ヴィラネルを刺したことに動揺しながらも、なんとかロンドンへ戻るイヴ。一方、姿を消したヴィラネルは、病院で怪我の治療を受けた後ロンドンへ向かいます。

相変わらずヴィラネルがぶっ飛んでいて面白いです。
シーズン1でダントツに怪しかったキャロリンの正体も気になるところ。

脚本は、シーズン1のフィービー・ウォーラー=ブリッジからエメラルド・フェネルへバトンタッチ。ヴィラネルを演じたジョディ・カマーは、2019年9月に授賞式が行なわれた第71回エミー賞のドラマ部門で主演女優賞を受賞しました。

作品概要

  • 放送局:WOWOWプライム
  • 放送時間:毎週木曜夜11時(二カ国語版)/毎週金曜夜10時(字幕版)ほか
  • 原作:ルーク・ジェニングス「ヴィラネル」シリーズ
  • 原題:Killing Eve
  • 製作国:アメリカ/イギリス
  • 脚本:エメラルド・フェネル
  • 制作総指揮:フィービー・ウォーラー=ブリッジほか
  • 音楽:デヴィッド・ホームズ/キーファス・チャンチャ
  • 全米放送:2019年4月 ~(第2シーズン)

あらすじ

イギリス情報局保安部“MI5”で退屈な日々を送っていたイヴは、秘密情報部“MI6”の極秘捜査チームにリクルートされたことから、ヨーロッパ各国やロシアで暗殺を繰り返す女性の凄腕殺し屋ヴィラネル(本名はオクサナ)を追うことになる。

前シーズン、パリにあるヴィラネルのアパートにたどり着いたイヴ。ヴィラネルと心を通わせたように見えたが、イヴのある行動からヴィラネルは姿を消してしまう。第2シーズンはその30秒後からスタート。

イヴとヴィラネルは再び出会うことになるのか。さらにヴィラネルの背後でうごめく謎の組織“トゥエルヴ”とは一体何なのか。残された多くの謎の全容に迫っていく……。

WOWOW公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト)

MI6

イヴ・ポラストリ(サンドラ・オー/声:沢海陽子)
MI6極秘捜査チームのリーダー。MI5でデスクワークをしていた時にキャロリンの目に留まり、MI6の非公式捜査チームのリーダーにスカウトされる。女暗殺者ヴィラネルを追う中で彼女と心を通わせるようになる。ロシアでの捜査中に解雇されるが、外部の専門家としてMI6の公式捜査チームに加わることに。

キャロリン・マーテンズ(フィオナ・ショウ/声:高島雅羅)
MI6のロシア部門の主任。長年ロシアの大物と緊密な関係を築き、国に貢献してきた。女暗殺者ヴィラネルを追うため非公式で捜査を行う極秘捜査チームを作り、データ収集力と直感に優れたイヴを見込んでチームのリーダーに抜擢した。コンスタンティンとは旧友。

ケニー・ストートン(ショーン・デラニー/声:梶裕貴)
元ハッカー。キャロリンの息子。社会性は低いがインターネット上のあらゆる情報を探る達人。MI6の極秘捜査チームで主にリサーチを担当する。ロシアではイヴと共に密かにキャロリンを調べていた。

ヒューゴ(エドワード・ブルーメル/声:入野自由)
オックスフォード大学卒の若きメンバー。下ネタ抜きでは会話が成り立たない。 この仕事に就いたのは、退屈な人生が嫌だったから。

ジェス(ニーナ・ソサーニャ/声:松枝裕香)
聡明な情報収集担当者。アラビア語を習得し、現在の職を勝ち取った。妊娠中。イヴとは年齢が近く、気の置けない仲となる。

マーティン(アディール・アクタル/声:奈良徹)
キャロリンに雇われたサイコパス専門家。ヴィラネルにのめり込むイヴを心配し、手を引かせるべきだと忠告する。

トゥエルヴ

ヴィラネル(ジョディ・カマー/声:逢田梨香子)
謎の組織〈トゥエルヴ〉に属する凄腕のロシア人暗殺者。本名はオクサナ・アスタンコワ。サイコパス的人格で非情かつ冷酷だが、無邪気でオシャレ好きな一面も。イヴとは互いに惹かれ合っている。 愛情をコントロールできず、恋人を破滅に追い込んでしまう。

コンスタンティン・ワシリエフ(キム・ボドゥニア/声:大塚芳忠)
謎の組織〈トゥエルヴ〉のメンバー。ヴィラネルに暗殺の指示を伝える役目だったが、ロシアでヴィラネルに撃たれた。実はロシアの諜報機関の職員で、キャロリンとも関係を持っていた。
シーズン2で生きていたことが判明。ヴィラネルと再会し逃亡を図る。

レイモンド(エイドリアン・スカーボロー/声:土師孝也)
ヴィラネルの新しい指示役。冷淡で、厳しくヴィラネルを監視する。新顔の暗殺者“ゴースト”の存在をヴィラネルに教え、嫉妬心を煽る。

そのほか

アーロン・ピール (ヘンリー・ロイド=ヒューズ/声:神谷浩史)
殺されたIT業界の大物、アリスター・ピールの息子。極度の人嫌いだが妹のアンバーにだけは心を許している。捜査に非協力的。

アンバー・ピール(シャノン・タルベット/声:孫崎純)
アーロンの妹。断酒会に参加している。

ニコ・ポラストリ(オーウェン・マクドネル/声:新納慎也)
イヴの夫。ポーランド人。数学教師でブリッジの先生でもある。イヴとの平穏な暮らしを望んでおり、極秘捜査に加わることになったイヴを心配している。

ジェマ(エマ・ピアソン/声:内藤有海)
ニコの同僚教師。ニコに横恋慕し、イヴと破局することを密かに望んでいる。

ゴースト(ジャング・サン・デン・ホランダー/声:浅野真澄)
新たに浮上した女暗殺者。ヴィラネルとは正反対で、用心深く几帳面で、個性がない。標的に合わせて急死を偽装するテクニックを持っている。ヴィラネルを恐れている。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

ヴィラネルが姿を消した30秒後。救急救命士に扮した〈トゥエルヴ〉の片付け屋がアパートにやってくる。イヴは激しく動揺しながらもアパートを抜け出し、なんとかロンドンの自宅へ戻る。イヴの夫ニコは、明らかに様子がおかしいイヴを心配するが、イヴは頑なに黙り込む。
一方、イヴに刺されアパートを出たヴィラネルは、車庫に隠れて〈トゥエルヴ〉の片付け屋をやり過ごし、病院へ向かう。ヴィラネルが病院のベッドで意識を取り戻すと、傷の縫合は既に終わっていた。隣のベッドの少年からパジャマを借りたヴィラネルは、少年を殺し、薬を盗んで病院から抜け出す。そしてイヴに会うためロンドンへ向かう車に潜り込む。
イヴはキャロリンに呼び出され、捜査に関する新事実を聞かされる。〈トゥエルヴ〉の暗殺者のひとりだったナディアが殺される直前、イヴ宛ての手紙を残しており、そこには2か月前に死んだIT業界の大物アリスター・ピールの名前が書かれていたという。キャロリンはパリで何があったのか問い詰めるが、イヴはヴィラネルの部屋へ行っただけで会っていないと嘘をつく。

イヴは外部の専門家としてMI6のアリスター・ピール殺害の捜査チームに加わり、そこでケニーと再会。パリでヴィラネルを刺したことをケニーに告白する。
パリの病院で少年が殺害されたニュースを見たイヴは、容疑者が若い女性患者だと知りヴィラネルの犯行だと確信する。ピールの殺害状況からヴィラネルの手口とは正反対だと気づき、新たな女暗殺者の出現に興奮するイヴ。
一方、ヴィラネルは病院から持ち出した薬を盗まれ、スーパーで出会ったジュリアンという男性に「暴力的な義父から逃げている」と嘘をついて助けを求める。ジュリアンに勧められて彼の家に泊まることになったヴィラネルだったが、ジュリアンは彼女を監禁し自分のものにしようとする。
ヴィラネルはMI6に電話をしてイヴに助けを求めようとするがジュリアンに気疲れ、揉み合いになる。ジュリアンを殺して逃げ出したヴィラネルは、新しい指示役のレイモンドに拾われる。
イヴはキャロリンに招かれて彼女の自宅へ行き、そこでヴィラネルに撃たれたはずのコンスタンティンと会う。

イヴはヴィラネルに撃たれたコンスタンティンが生きていたことを知って驚く。コンスタンティンはキャロリンと取引をし、MI6に家族を保護させて彼女の家に滞在していた。イヴはヴィラネルの居所を知りたがるが、コンスタンティンは「あいつは〝腹ぺこあおむし〟と同じだ」と警告する。
完全復活したヴィラネルは、レイモンドの指示を受けてロンドンで仕事を再開。指示通りにエレベーターで投資家グレッグ・リチャードソンを殺すが、慎重で地味な殺し方に不満を隠せない。さらにレイモンドから新顔の暗殺者“ゴースト”の存在を明かされ、トゥエルヴやイヴの関心が彼女に移っていると知って激しく嫉妬する。
イヴはニコの学校のパーティーに参加するが、同僚のジェマがニコに好意を持っていることを知って複雑な気持ちになる。変装してパーティーに潜入したヴィラネルは、ジェマにニコを奪うようけしかける。
翌朝、イヴはカバンの中に「LOVE IN AN ELEVATOR」という色名の口紅が紛れ込んでいることに気づき、グレッグ殺しの犯人がヴィラネルだと気づく。イヴはケニーにコンスタンティンの家族の居場所を調べさせ、その情報と引き換えにトゥエルヴの手先が寝泊まりする場所を教えるようコンスタンティンに取引を持ちかける。
コンスタンティンはイヴにホテルの場所を教える一方で、先回りしてヴィラネルと再会を果たし、一緒にフリーの殺人請け負いの仕事を始めないかと提案する。
イヴが率いるMI6の部隊がホテルに踏み込むが、ヴィラネルとコンスタンティンは逃亡した後だった。イヴとケリーはキャロリンから怒られ、イヴはケリーから「私情で動いている」と失望される。
ヴィラネルからもらった口紅をつけたイヴは、唇を切ってしまう。口紅の中には刃物が仕込まれていた。

イヴはアリスター・ピールの関係者が複数死亡していることに気づき、“ゴースト”の巧みな偽装によって事件化されずに処理されていたことを突き止める。
イヴは一連の死がピールの会社の売却や業務に関係していると考え、ジェスと一緒にピールの息子アーロンに話を聞きに行くが、アーロンは非協力的な態度を取る。その後、ピールの秘書が心臓発作で亡くなったという知らせが入り、“ゴースト”が標的に合わせて急死を偽装するテクニックを持っていることに気づく。
イヴの家には護衛がつくことになるが、そのことを夫ニコに言い忘れていたことで、イヴはニコと険悪なムードに。ニコは以前のイヴに戻って欲しいと訴える。
一方、ヴィラネルはコンスタンティンと共にアムステルダムに逃げ、フリーの殺人請け負いの仕事を始める。だが刺激のない殺しに退屈し、不満を漏らすヴィラネル。イヴに事件を連想させる絵はがきを送るが、事件現場に現れたのはイヴの同僚のジェスだった。上司のキャロリンが“ゴースト”に集中させるため、絵はがきをイヴに渡さなかったのだ。
ショックを受けたヴィラネルは自暴自棄になり、薬を飲んで通りすがりの女を殺しかけ、コンスタンティンに止められる。
“ゴースト”の犯人像を絞り込んだイヴは、ついに“ゴースト”を見つけ出し連行する。

イヴたちは“ゴースト”を尋問するが、彼女は依頼主について話そうとしない。彼女がヴィラネルを恐れていることを知ったイヴは、ヴィラネルにゴーストを尋問させることを思いつき、自分の殺害を依頼してヴィラネルをおびき出す。
次の標的がイヴだとコンスタンティンに告げられたヴィラネルは、葛藤しつつもイヴの家を訪れる。パリで刺されたことに触れ、謝る気はないのかとイヴに問うヴィラネル。イヴは「ない」と断言し、ヴィラネルはその一件を水に流すことを決める。
ヴィラネルはイヴの頼みを受けて、“ディーンの森”でコンテナの中に監禁されている“ゴースト”に会い、彼女の雇い主がアリスター・ピールの息子アーロンであることを聞き出す。
オックスフォードに出張中のニコの前にヴィラネルが現れ、学校に苦情を入れたことを謝る。そしてパリでイヴに刺されたこと、今は仲直りして友達以上の関係になったことを告げる。

イヴがヴィラネルを刺したことを知ったニコは、帰宅してイヴを問い詰める。翌朝、ニコは「これ以上耐えられない」と家を出て行く。
“ゴースト”を雇っていたのがアーロンだと知ったイヴたちは、彼を見張るためスパイを送り込むことにし、ヴィラネルとコンスタンティンに協力を依頼。人間嫌いのアーロンが唯一心を許す妹のアンバーを利用し、ヴィラネルがアーロンに接近する作戦を立てる。
ヴィラネルは飲酒運転の前歴がある“ビリー”という女性になりきってアンバーが参加する断酒会に加わるが、出席者たちに身の上話が嘘であることをすぐに見抜かれてしまう。「本当のことを話して」とイヴに注意されたヴィラネルは、次の断酒会で「何も感じない」自分に嫌気が差していることを涙ながらに語り、アンバーの共感を得る。
ヴィラネルはイヴが見ている前で無関係の女性を交通事故に見せかけて殺害するが、イヴはそのことをキャロリンに言い出せない。
イヴは同僚教師のジェマの部屋に居候しているニコに会いに行き、ジェマに激しい嫉妬を覚える。ジェマを「大切な友人」だとかばうニコに腹を立て、「正常位で楽しんで」と言い残して立ち去るイヴ。
ヴィラネルは夕食に誘われてアンバーの家へ。アーロンはヴィラネルが演じる“ビリー”の経歴に疑いを持ち、専門的な質問を繰り返して嘘を見破る。アーロンを本で殴り、家を出て行くヴィラネル。

アーロンに反撃したヴィラネルは彼の気を引くことに成功し、ローマへの出張に誘われる。アーロンがローマで「武器」の取引をすると見たMI6は、ヴィラネルをローマ出張に同行させて「武器」の正体と買い手を突き止めようとする。
キャロリンはヴィラネルをコントロールするようイヴに命じる。イヴにチームを追い出されたケニーは新しい仕事に就き、イヴに「ローマへは行かない方がいい」と忠告する。
イヴはサイコパス専門家のマーティンを密かに訪ね、常にヴィラネルのことを考え不安を感じていることや、覚醒した感覚にあることを相談。マーティンは身を守りたいなら手を引くべきだと助言するが、イヴは仕事を全うするためヒューゴと共にローマへ旅立つ。
イヴとヒューゴはアーロンの邸宅近くのホテルに泊まり、隠しマイクを通して盗聴する。ヴィラネルはアーロンの取引現場に同行し、彼が扱う「武器」の正体を知る。それは名前を入力するだけでどんな人物の秘密も手に入るというものだった。
しかしその武器を使ってもヴィラネルの正体だけは突き止めることができず、アーロンは「実態がない」「空白」の彼女に自分と通じるものを感じ、共鳴する。
その夜、イヴは自分に向かって囁きかけるヴィラネルの声に誘導され、ヒューゴを誘ってセックスをする。翌朝、ヒューゴはイヴがイヤホンでヴィラネルの声を聞きながら行為に及んでいたことを知る。
その頃、貸倉庫で意識を取り戻したニコは、遺体となったジェマを発見する。殺したのはヴィラネルだった。

ヴィラネルはアーロンが隠し撮りした映像を見て、彼が邸宅に泊まった女性を殺害していたことを知る。さらに、アーロンの「武器」の買い手候補がトゥエルヴのメンバーのレイモンドだと知ったヴィラネルは、緊急時に使えと言われた「紳士」の合い言葉を口にする。
ホテルで盗聴していたイヴは合い言葉を聞いてヴィラネルの救出に向かおうとするが、ヒューゴが何者かに撃たれてしまう。イヴは瀕死のヒューゴをホテルに残し、清掃員のふりをしてアーロンの邸宅に乗り込む。
イヴが現れると、アーロンはヴィラネルにイヴ殺害を命じる。ヴィラネルはイヴの目の前でアーロンを殺し、パニックに陥るイヴを連れてその場から逃げる。
イヴがホテルに戻ると、部屋が片付けられていた。キャロリンが現れ、アーロンが死んだことは結果的によかったと話す。すべてはアーロンを殺すためにキャロリンが仕組んだ計画で、イヴとヴィラネルは利用されていたのだった。真相を知ったイヴはキャロリンに訣別を告げる。
ヴィラネルもまたコンスタンティンと会い、真相を知らされる。コンスタンティンは家族のためにキャロリンと取引をし、トゥエルヴと交渉までしていた。ヴィラネルはコンスタンティンに別れを告げ、イヴがいるホテルへ向かう。
ホテルの廊下で待ち受けていたのは斧を手にしたレイモンドだった。レイモンドと格闘し、殺されそうになるヴィラネル。イヴは背後からレイモンドの背中に斧を突き刺す。レイモンドは死なず、ヴィラネルに煽られたイヴはレイモンドの頭を斧で叩き割る。
イヴは放心状態のままヴィラネルとともにホテルを出る。アラスカで一緒に暮らそうというヴィラネルに一度は頷いたイヴだったが、ヴィラネルが銃を持っていたにもかかわらず使用せず、イヴにレイモンドを殺させたことを知って愕然とする。
イヴは「愛してる」と訴えるヴィラネルに背を向けて家に帰ろうとし、ヴィラネルに撃たれてしまう。ヴィラネルは倒れたイヴを置いてその場を立ち去る。

感想(ネタバレ有)

ヴィラネルにはまっていくイヴ

シーズン1に続いてまたもや衝撃的な場面で終わりました。ヴィラネル最高すぎませんか。こんな可愛い暗殺者いる?

イヴはすっかりヴィラネルのとりこ。そして彼女自身も自分の中にヴィラネルと通じるものがあると気づいたようです。

ヴィラネルが“ビリー”として参加した断酒会で、「何も感じない」自分に嫌気がさしていると涙ながらに語るシーンがありましたが、彼女の話を聞いていたイヴが動揺したのは、自分と同じだと気づいたからですかね。

可哀想なのはイヴの夫ニコで、普通すぎるせいでイヴに退屈されてしまい、同僚のジェマのところへ転がり込んだらヴィラネルが現れてジェマを殺してしまいました…ヒドイ。

ヒューゴもイヴと似た部分があって、彼はイヴに気があったようなのだけど、イヴに誘われてベッドインしたら実は彼女はイヤホンでヴィラネルの声を聞きながら行為に及んでいた、という悲劇。

知らぬ間にどんどんヴィラネルのペースにはまっていくイヴ。気がついたら、イヴに愛された人はみんな恐ろしい目に遭っているよね。

ヴィラネルはシーズン1でイヴ自身に刺されたし、ニコはヴィラネルに襲われたし、ヒューゴも誰かに撃たれてしまった(生きてるんかな)。

最終回でヴィラネルも言ってたけど、本当は全部イヴが望んで選んでいることなのかも…と思うとちょっと怖い。

油断ならない古狸たち

そして相変わらず古狸キャラ全開のキャロリンとコンスタンティン。

イヴもヴィラネルも視聴者も、シーズン1でキャロリンとコンスタンティンにさんざん騙されて、信じちゃダメだってわかってるのになぜ信じてしまうのか…。

キャロリンを演じるフィオナ・ショウは「ミセス・ウィルソン」でも最後まで得体のしれない怪しい元秘密情報部員を演じていて、ハマってたんですよね。今後彼女を見ると「怪しい」イメージが先行してしまいそう。

ニコ同様、可哀想だったのはキャロリンの息子ケニー。今回はイヴにお払い箱にされてしまい、活躍する場面ほとんどなし。

最後はキャロリンに「マンダレイ作戦」の後始末までさせられました。第7話でイヴに何か言おうとしていたのは、このことだったのね。

ケニーはなぜキャロリンのもとを離れようとしないのかなぁ。親離れできていないのかしら。この母親についていても、いいことないと思うんだけど。

わたしはキャロリンもサイコパスの素質ありだと思うわ。ちなみにサイコパスの特徴(サイコパス研究の第一人者ロバート・D・ヘアによる)は、以下の通り。

  • 良心が異常に欠如している
  • 他者に冷淡で共感しない
  • 慢性的に平然と嘘をつく
  • 行動に対する責任が全く取れない
  • 罪悪感が皆無
  • 自尊心が過大で自己中心的
  • 口が達者で表面は魅力的

シーズン3放送決定

シーズン3は2020年春にBBCアメリカと米AMCで放送開始予定で、WOWOWでも追って放送されることが決まりました。シーズン4の製作も既に決定しています。

ラストシーンでイヴが撃たれましたが、このまま死ぬとは思えないから何らかの方法で助かるのでしょうね~。

ヴィラネルとの攻防はまだまだ続きそうです。

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