暗号探偵クラブ~女たちの殺人捜査|登場人物(キャスト)・各話あらすじ・感想

海外ドラマ「暗号探偵クラブ~女たちの殺人捜査」

「暗号探偵クラブ~女たちの殺人捜査」

どうも、夏蜜柑です。
海外ドラマ「暗号探偵クラブ~女たちの殺人捜査」(全3話)の紹介です。

「エニグマ」を解読した政府暗号学校・通称“ブレッチリー・パーク”。そこで任務にあたった元解読員の女性たちが戦後再び集結し、連続殺人の謎に迫る英国ミステリー。(シネフィルWOWOW公式サイトより)

2012年9月にイギリスのITVにて放送されたドラマ。

舞台は第二次世界大戦から7年後の1952年。大戦中、政府の暗号学校(通称“ブレッチリー・パーク”)で働いていたスーザンたち4人の女性は、ロンドンで起きた連続殺人事件を解決すべく集結する。

“ブレッチリー・パーク”は、イギリスの数学者アラン・チューリングが「エニグマ」の暗文を解読したことで知られる有名な政府暗号学校です。

「エニグマ」とは、第二次世界大戦時にナチス・ドイツが使用していた暗号機のこと。

アラン・チューリングの半生を描いた映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」で知った人も多いのでは。

主演のアンナ・マックスウェル・マーティンは「グッド・オーメンズ」のベルゼブブ役が記憶に新しい女優さんですね。

シーズン2はこちら
海外ドラマ「暗号探偵クラブ~女たちの殺人捜査2」暗号探偵クラブ~女たちの殺人捜査【シーズン2】元同僚の無実を証明するため、再び4人が集結

番組概要

  • 配信:Netflix(「ブレッチリー・サークル」)
  • 製作国:イギリス(2012年)
  • 原題:The Bletchley Circle
  • 脚本:ガイ・バート
  • 監督:アンディ・デ=エモニー
  • 制作総指揮:サイモン・ヒース

あらすじ

第二次世界大戦中、政府の暗号学校で働いていたスーザンら4人の女性たち。彼女らはドイツ軍の派兵情報や戦闘命令を示す暗号を解読し、イギリス軍の戦況に貢献した。9年後、大戦が終結した後に普通の主婦となっていたスーザンは、ロンドンで起きたとある殺人事件に関して、犯人には行動パターンがあると気付く。犯人の手がかりを求め、かつての仲間に協力してもらおうと声をかけてまわるスーザンだったが……。(シネフィルWOWOW公式サイトより)

動画


登場人物(キャスト)

スーザン・グレイ(アンナ・マックスウェル・マーティン)
主婦。夫と2人の子供がいる。第二次世界大戦中、政府の暗号学校(通称“ブレッチリー・パーク”)で働いていた。パターンを読むのが得意。刺激のない今の生活に物足りなさを感じ、連続殺人事件を解決すべく動き出す。

カミラ・“ミリー”・ハーコート(レイチェル・スターリング)
独立志向の独身女性。元暗号解読員で、スーザンの同僚。終戦後は疎遠になっていたが、スーザンの訪問を受けて事件解決に乗り出し、ルーシーとジーンに声を掛ける。

ルーシー(ソフィー・ランドル)
クラブの最年少メンバー。元暗号解読員。人並み外れた記憶力の持ち主で、データの回収と処理を専門とする。当初は連続殺人事件に関わることに消極的だったが、警察の捜査に不安を覚え、スーザンたちに協力する。

ジーン・マクブライアン(ジュリー・グレアム)
クラブの最年長メンバー。ブレッチリー・パークではスーザンたちを監督する立場で、特殊作戦執行部に在籍していた。戦後は司書として図書館に勤めている。当時の人脈を生かしてさまざまな情報を入手する。

ティモシー・グレイ(マーク・デクスター)
スーザンの夫。運輸省で働く真面目で優しい男性。スーザンが暗号解読員だったことは知らされていない。スーザンが自宅にミリーたちを呼ぶのも「読書クラブ」の集まりだと思っている。

ハリー(エド・バーチ)
ルーシーの夫。支配的な男性で、日常的にルーシーに暴力をふるっている。

アンジェラ・バーカー(アナスタシア・ヒル)
ジーンの友人。戦時中、特殊作戦執行部の“EH課”に所属していた。

キャベンディッシュ(サイモン・ウィリアムズ)
特殊作戦執行部“EH課”の責任者。アンジェラの上司。現在は引退している。部下のクロウリーに関する情報をスーザンに渡す。

ジュリー・オークウッド
1944年に特殊作戦執行部に在籍していた女性。爆撃でがれきの下敷きになり、死亡した。

マルコム・クロウリー(スティーブン・ロバートソン)
戦時中、“EH課”に所属していた。爆撃でがれきの下に生き埋めとなり、女性の遺体と共に3日間過ごした。救出後人が変わり、精神科に入院。その後火事に遭い遺体で発見されるが、顔は判別不能だった。

 

各話あらすじ

※ネタバレを含みます

1943年。第二次世界大戦中、政府暗号学校(通称ブレッチリー・パーク)で働いていたスーザン、ミリー、ルーシー、そして監督役のジーン。ある日、スーザンは“ディーデリヒ”という名のドイツ軍中尉の配属情報が頻繁に暗号化されていることに気づく。本部に報告すると“ディーデリヒ”という人物は存在しておらず、出撃命令の暗号だったことがわかる。これで戦況が有利になると、喜ぶ4人。
9年後。戦争は終結し、スーザンは夫と2人の子供を持つ平凡な主婦として暮らしていた。刺激のない生活に退屈していたスーザンは、ロンドンで起きた連続殺人事件の犯人の行動パターンを読み解き、警察に知らせにいく。だが彼女が指摘した場所を捜査しても何も出てこなかった。運輸省に勤める夫・ティモシーは、スーザンにこれ以上事件に関わらないよう忠告する。
諦めきれないスーザンは、暗号学校時代の仲間ミリーを訪ね、協力を求める。ミリーはルーシーとジーンにも声を掛け、4人は「読書クラブ」と偽って密かに事件の捜査を開始する。
犯人が列車の中でターゲットとなる女性を選んでいることを突き止めたスーザンたちは、新たな犠牲者が空襲の跡地で遺体となって放置されているのを発見する。4人は自分たちの力で犯人を見つけ出そうと決意する。
容疑者を絞り込んだスーザンは、警察に進言する。しかしその後の調査で、犯人は過去にも同様の犯行を繰り返しており、12人もの女性を殺していることが判明。真犯人は偽の証拠を残すことで他人に罪を着せ、逮捕を逃れていた。
スーザンの進言により、警察はウィギンズを逮捕する。スーザンは冤罪を訴えるが相手にされず、4人はルーシーを囮役にして真犯人を電車内で捕まえる計画を立てる。しかし計画は失敗し、ルーシーは夫から浮気を疑われ激しい暴行を受ける。
ジーンは戦時中に不正な情報でドイツ軍を翻弄したとされる特殊作戦執行部“EH課”に所属していたアンジェラを訪ね、責任者キャベンディッシュの名前を聞き出す。キャベンディッシュは犯人像に近い人物として、部下のマルコム・クラウリーを挙げる。クラウリーは戦時中に爆撃で3日間女性の遺体と一緒に生き埋めになり、救出後人が変わったと言う。
スーザンはクラウリーを診察した精神科医を訪ねるが、病院は既に閉鎖されていた。
マルコム・クラウリーの情報を求めて閉鎖された病院を訪れたスーザンは、引っ越し作業中の男に出会う。会話の中で彼こそがクラウリー自身であることに気付いたスーザンは急いで建物を出る。警察と一緒に建物に戻ると、クラウリーは消えていた。
スーザンは再びキャベンディッシュを訪れ、彼らが“心理作戦”として戦時中に敵の戦意を喪失させる絵を描いていたことを知る。
スーザンが事件を調査していることを知ったクラウリーは、スーザンの家にキャベンディッシュの住所を含む暗号を送る。スーザンがキャベンディッシュの家を訪ねると、彼は自殺に見せかけて殺されていた。
キャベンディッシュの部屋からクラウリーが描いた残酷な絵を見つけたスーザンは、絵に描かれている女性がすべて同じ顔であることに気づく。その女性は1944年に爆撃で死んだジュリー・オークウッドだった。
パターンを読み解いたスーザンは、最初の殺害現場であるオークウッド家の別荘について訊ねるため、ジュリーの父親に連絡する。しかし電話に出たのはクラウリーだった。クラウリーはスーザンの家族を傷つけると脅し、スーザンにひとりでオークウッド家に来るよう命じる。
スーザンにジュリーの姿を重ねるクラウリーは、スーザンと共に家を爆破しようとするが、追ってきたミリー、ルーシー、ジーンに阻止される。クラウリーはミリーに銃で撃たれ死亡。スーザンは家族が待つ家へ帰る。

感想

全3話と短めで、サクッと見られる楽しい作品でした。

地味だけどレトロな雰囲気がとてもいいです。
英国ミステリー好きにはたまらないですね。

戦時中、政府暗号学校・通称“ブレッチリー・パーク”で活躍した4人の女性たち。ブレッチリー・パークは映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」にも登場する実在の諜報機関です。

オープニングには、映画でベネディクト・カンバーバッチ演じるアラン・チューリングが作った暗号解読装置“クリストファー”がどーんと映し出されていて、映画を見たときの感動が蘇ってきたわ~。

戦争が終わり、平凡な主婦として暮らす主人公スーザン。

彼女は暗号解読で多くの人々を救った経験が忘れられず、幸せな家庭に恵まれたことを喜びながらも、心のどこかで刺激を求めてもいる。

国家保安上の理由から、戦時中の経歴は秘密にするよう義務づけられていて、彼女は夫にも暗号学校にいたことを話せないのです……。

夫のティモシーは真面目で優しい人なんですけど、やはり当時の男性の価値観に囚われていて、女性は家にいるもの、夫を支えるものと思っています。

独身のミリーも雇い主から体の関係を迫られ、断ると「女を雇ってくれるところなんかないぞ」と脅される。

腹立たしいですが、そういうことがまかり通っていた時代なんでしょうね。

暗号解読の特技を生かし、連続殺人事件のパターンを読み解いても、警察は〝たかが主婦〟のスーザンの言うことなどまともに聞いてくれません。

序盤から終盤に至るまで、スーザンは何度も警察に足を運んで情報提供しようとしてるんですよね。けれども警察はいっこうに動こうとしない。

挙げ句には、「おとなしくしないと戦時中の経歴を夫にバラすぞ」などと脅される。女性には相当風当たりが強い社会だっただろうことが想像できます。

「男たちが手を打たないなら、悪の勝利よ。見過ごせない」

警察の協力を得られないまま、4人は独自に捜査を進め、やがて犯人を追い詰めていくことに……。

事件の捜査には、4人のそれぞれの個性と特技が生かされます。

ルーシーがちょっと可哀想な役回りだったなぁ。
囮捜査で犯されそうになったり、DV夫に暴行を受けたり。

人並み外れた記憶力も、善し悪しだよね。
わたしは〝忘れる〟からこそ人は生きていけるんだと思ってる。

他人にとっては便利かもしれないけど、本人は辛いはず。
できれば嫌なことはキレイさっぱり別れて、幸せになってほしい。

4人の知性が集結し、徐々に真犯人へと近づいていく過程が丁寧に描かれています。
それと同時に戦時中の特殊任務の実態なども明かされていく。

イギリスの女優さんは演技力が抜群で、見た目が地味でも味があります。
おかげでスッと作品世界に入り込めました。

シーズン2もあります。楽しみ。

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