ネタバレ有「心配性刑事ワーグナーの捜査」|全話あらすじ・感想・登場人物(キャスト)・予告動画

海外ドラマ「心配性刑事ワーグナーの捜査」あらすじキャスト

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海外ドラマ「心配性刑事ワーグナーの捜査」(全6話)についてまとめました。

心配性のワーグナー警部と美人監察医ボーモンのコンビが、世界遺産のストラスブールを舞台に難事件を解決するミステリー!

BS11公式サイトより

本国フランスでは第1話の放送で490万人の視聴者、シリーズを通して最高540万人の視聴者数を獲得し、早々にシーズン2も決定したフレンチ・ミステリー。

フランス東部の古都ストラスブールを舞台に、心配性で生真面目な刑事ワーグナーが、懐の深い相棒ボーモンと組んで難事件に挑みます。2人の夫婦漫才のようなやり取りと恋の駆け引きが楽しい、心温まるシリーズ。

作品概要

  • 放送局:BS11
  • 放送時間:2022年10月15日(土)から毎週土・日曜9:59~
  • 製作国:フランス(2020年)
  • 原題:César Wagner
  • 脚本:エリック・ヴェラ/セバスチャン・パリ
  • 監督:アントワーヌ・ガルソー

あらすじ

リヨンから地元ストラスブールに転属となったセザール・ワーグナー警部。監察医エリーズ・ボーモンと親しくなったところで事件が起こる。地元のサッカークラブの選手が試合中に死んでしまったのだ。事件解決のために市長である母のコネをつかったワーグナーは、部下の反発を受けながらも捜査を進めていく。

BS11公式サイトより

予告動画

登場人物(キャスト)

セザール・ワーグナー(ギル・アルマ)
警部。真面目で潔癖症。ある理由で、リヨンから地元ストラスブールに転属してくる。健康状態に対する過度の不安から、いつも薬が手放せない。政治家である母親との関係に悩んでいる。

エリーズ・ボーモン(オリヴィア・コート)
監察医。いつも明るく開放的で、奔放な性格。セザールに興味を示す。

レア・サスケヴィッチ(コラリー・ルシエ)
セザールの部下。警部補。人に流されず、自分の意見を通す率直な面を持つ。優秀だがときに暴走する。

ファリッド・ベルハジ(スフィアン・ゲラブ)
セザールの部下。セザールがコネで転属してきたことを知り、当初は露骨に反発していた。セザールが最初の事件を解決したことでボスとして認めるようになる。

グレッグ(エチエンヌ・ディアロ)
セザールの部下。情報収集が得意。

フレデリック・コーラー(ジョセフィーヌ・デ・ミオー)
警視正。セザールの上司。

マリー=アンジュ(ファニー・コタソン)
ストラスブール市長。セザールの母親。生真面目で政治のセンスがないセザールを心配している。

クリストフ・モンデニアン(ピエール・ラビ)
検事代理。

フィロメーヌ・フィシェール(アントニア・ドゥ・レンディンゲル)
セザールの高校時代の同級生で、元彼女。セザールたちがよく利用する店で働いている。

アルチュール・ワイス(Amaury de Crayencour)
嘱託医。検診に来たセザールに一目惚れし、何かと口実をつけて会いに来る。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

セザール・ワーグナー警部は、リヨンから地元ストラスブールに転属する。さっそく監察医のエリーズ・ボーモンと急接近するが、セザールは健康状態に対する過度の不安から常に薬が手放せない変わり者だった。
そんな中、地元サッカークラブの有望選手ババカール・シーが試合中に死んでしまう。検視はボーモンの上司であるステルン教授が行い、心臓に肥大が見られることから死因は心停止で、自然死だと判断する。
しかし腑に落ちないボーモンは密かに腸を採取し、植物の残留物を見つけ出す。彼女は毒殺だと断言し、捜査を続けて仮説を実証してほしいとセザールに頼む。
ババカールの母親の証言から、シテ(貧困地区)を牛じるボス、ジョルダン・マルコヴィッチが浮上。だがマルコは「口論になっただけでババカールは親友だ」と話し、彼が研修生であるにもかかわらず、現金で母親にアパートを買っていたことを明かす。
さらに、同じクラブに所属していたテオ・グランシャンから、ババカールが解雇されるのを恐れて心臓の病を隠していたという事実を知らされる。
セザールの部下ファリッドは、セザールがコネを使って転属してきたことを知り、反抗的な態度をとる。レアはチームに迷惑だと諭し、ひとりで捜査を進めるセザールに協力する。
ボーモンは被害者の腸内から見つかった植物の正体を突き止めようと知り合いの植物学者にあたるが、協力を得られない。だが農園で撒かれていたネズミ除けの草に注目し…。

ババカールの死は毒殺が疑われ、捜査の続行が認められる。批判が高まることを懸念したマリー=アンジュ市長は、息子であるセザールを自宅に呼び出す。上司を告発して追放されたセザールを、ストラスブールに転属させたのは彼女だった。
マリー=アンジュは地元サッカークラブの会長クリスチャン・ハースと協力してシテ地区問題を改善してきたことを明かし、目立たないように解決してほしいと頼む。政治に興味のないセザールは、母親の干渉に辟易する。
毒の成分を調べていたボーモンは、キョウチクトウに含まれるオレアンドリンであることを突き止める。殺鼠剤に使われているが、植物自体は町の生花店などで手軽に買える物でもあった。
ババカールの銀行口座を調べていたレアは、大金が振り込まれていることを報告。コーチによると、彼は英国のサッカークラブに移籍することが決まっていたという。ハースはババカールが心臓病を患っていることを知っており、200万ユーロで英国に売ったことを明かす。
捜査を進めるうち、ババカールの恋人メラニーが試合の前日に彼に会い、妊娠を偽って英国行きを引き留めようとしていたことが判明。彼女に金を払って指示したのはコーチのリュック・トマソだった。聴取に応じたトマソはメラニーを使ってババカールを引き留めようとしたことを認めるが、殺害は否定する。
セザールはクラブに所属していた元選手テオが犯人だと気づき、彼の家を訪ねる。テオは才能のあるババカールに恋人を奪われ、恨みを募らせていたのだった。自宅でキョウチクトウを燃やし、メラニーを道連れにして自殺を図るテオ。セザールは自らも煙を吸い込みながら、2人を救出する。
事件が解決し、反抗的な態度を取っていたファデッカはセザールに謝罪する。コーラーはセザールが提出した退職願を破り捨て、チームに迎え入れる。

公園内で女性の遺体が発見され、所持品からルーマニア人のマルチェラ・イリエスクと判明。検視の結果、手足に拘束された痕跡があり、一滴残らず血を抜かれていることがわかる。
彼女の勤務先は外交特権に守られた欧州人権裁判所(CEDH)だったため、セザールたちは捜査に苦労する。彼女の上司であるウラジミール・ミルチャヌ裁判官も捜査に非協力的で、何かを隠しているように思われた。
マルチェラの自宅を調べたセザールは、彼女が今も生きており、遺体は別人であることに気付く。
一方、ファリッドは捜査中に出会ったCEDHの翻訳者アナと恋仲になる。アナはティフェーヌ・ルグランという翻訳者の女性を捜していた。殺害されたのはティフェーヌだった。
アナによると、ティフェーヌは2年前から不正を追及する記事を書いてブログに載せており、重要書類や内部告発の証拠も手に入れていたという。セザールはマルチェラが生きていることを確信し、同郷であるミルチャヌ裁判官との関係を調べる。

マルチェラは以前、ミルチャヌ裁判官の一族が経営する有名企業クレアロール社に勤務していた。殺されたティフェーヌの通話記録を調べると、彼女はクレアロール社や新聞社に何度も電話していた。
ボーモンによるとティフェーヌは逆さに吊され、頸動脈を切られて血を抜かれていた。彼女が苦しんで死んだことを知ったボーモンは、必ず犯人を捕まえてとセザールに告げる。
セザールはミルチャヌ裁判官の関与を疑うが、証拠を掴むことができない。それを知った検事代理のモンデニアンは、川沿いに停車している買春目的の車の中に外交官ナンバーのものがあると助言する。
やがて川沿いでミルチャヌ裁判官の車が見つかるが、乗っていたのは同姓同名の甥ウラジミールだった。署に呼び出されたミルチャヌ裁判官は、事件の夜に彼とテレビ電話をしたことを証言し、2人は釈放される。しかしその帰り道、2人の乗る車が何者かに襲撃され、運転手のウォルフが射殺される。
セザールはついに身を隠していたマルチェラを見つけ出す。彼女はクレアロール社が安価で汚染防止事業を受注しながら、その裏で廃棄物を不法投棄している事実を明かす。事件の夜、ティフェーヌは彼女から資料とIDを受け取り、討論会でその事実を告発しようとしていたのだ。
マルチェラやミルチャヌ裁判官の故郷ボルシャには、報復のために敵の所有する動物の血を抜くという伝統があった。それを知ったセザールは、犯人がミルチャヌ裁判官の甥ウラジミールだと気付く。
マルチェラはミルチャヌ裁判官が犯人だと思い込み、密かに抜け出して彼を襲う。だが駆けつけたセザールから真相を聞かされ、解放する。ミルチャヌ裁判官は、甥が犯人だと気付いていたことを明かす。
射殺された運転手のウォルフはティフェーヌ殺害に協力した共犯者だった。裁判官に気付かれたことを知ったウラジミールはウォルフを殺し、圧力をかけたのだ。
その後、ミルチャヌ裁判官の協力でウラジミールは逮捕される。裁判官は辞表を出したことを明かし、一族の秩序を取り戻すために故郷に帰ることを決める。
「家族からは逃げられない」という彼の言葉に触発されたセザールは、母親で市長のマリー=アンジュに会い、汚染防止プログラムを落札したクレアロール社について再考してほしいと頼む。

川で若い男性の水死体が見つかった日の夜、セザールはマリー=アンジュに同伴し、ピーター・ブレックのデザイン展に行く。そこで偶然ボーモンに会ったセザールは、彼女がブレックの妻だと知らされる。ボーモンは15年前にブレックと結婚し、数か月で破綻したと説明するが、セザールは動揺を隠せない。
その会場で画廊経営者のレイラ・シャクールが転落死するという事件が発生する。単なる事故と思われたが、後日ボーモンの検死により、レイラが亡くなる直前にアレルギー反応を起こしていたことが判明。彼女は重度のピーナツアレルギーで、注射器を持ち歩くほどだった。そのことを知る何者かが殺害した可能性が浮上する。
警察署にエロイーズという車椅子の女性が現れ、水死体の身元が彼女の弟ステファン・ヴィアルと判明する。ヴィアルの後頭部には骨折の痕跡があり、木曜の夜に殺害されて遺棄されたものと推測された。
ヴィアルの通話記録から、最後に電話した相手が転落死したレイラとわかり、セザールはヴィアルとレイラの関係を調べることに。芸術学校の学生たちに聞き込みを行うと、2人は付き合っていたという。
さらに1か月前にブレックが学校で講演を行った際、ヴィアルと喧嘩になったという情報も入る。レイラの画廊の従業員ソフィアによると、ヴィアルとブレックはずっと前からの知り合いだったらしい。
ヴィアル殺害を疑うセザールに対し、ブレックはアリバイを主張。彼が死んだ木曜の夜、ボーモンとホテルにいたと話す。セザールはボーモンが死亡推定時刻を偽る可能性があると見て、捜査から下りるよう命じる。
マリー=アンジュはセザールの階級を警視監にまで上げようともくろみ、邪魔なコーラー警視正を異動させようとする。そのことでコーラーとの関係が悪くなり、閉口するセザール。さらにマリー=アンジュは、新たに立ち上げるデザイン財団の指揮をブレックに任せようとしていた。

捜査に奔走するセザールだったが、その過程でたびたび原因不明のアレルギー症状に見舞われる。一方、ボーモンはセザールに共犯の可能性を疑われて激怒する。
セザールは、ブレックがかつて高校生向けの工房を作っていたという情報を入手する。参加者リストの中にはヴィアルの名前もあった。ソフィアはブレックに盗作されて泣き寝入りしたことを告白する。
セザールは高校時代のヴィアルのデッサンを見つけ出し、ブレックに盗作されていたことを知る。ブレックはその作品によってデザイン界で成功し、評判になったのだった。
ブレックを連行し、事実を突き付けるセザール。ヴィアルが死んだ日、ブレックはレイラに呼び出されて彼女の画廊へ行き、ヴィアルを説得しようとしたという。補償金を用意し、彼の初プロジェクトも支援すると申し出たが、彼は拒んだ。
ブレックは画廊を去ったが、その後レイラから電話が入り、ヴィアルの死を知らされたという。ヴィアルは携帯電話で会話を録音しており、それを奪おうとしたレイラと揉み合いになって後頭部をぶつけ、死んだのだと。
レイラは遺体を画廊の奥の小部屋に隠した。ブレックは暖房で遺体の体温低下を防ぎ、死亡時刻を細工してアリバイ工作をしたのち、遺体を川に遺棄したのだった。
証拠はないというヴェッテル弁護士に、セザールは原因不明のアレルギー症状について話す。原因は、絵の具に使用されるコバルトだった。ヴィアルの遺体に触れていれば、コバルトが付着しているはずだと説明する。
その夜、ヴェッテル弁護士はブレックの事務所に侵入する。待ち伏せていたセザールは、彼女の上着からコバルトが検出されたことを告げる。ヴェッテルはブレックに命じられて、ヴィアルの遺体を遺棄したことを認める。
デザイン展が開催された夜、泥酔したレイラは自白すると言い張った。ヴェッテルは彼女を止めようと、グラスに微量のピーナツを塗ったという。殺意はなく、数日落ち着かせてブレックに説得してもらうつもりだった、と話す。
セザールはコーラー警視正と和解し、自分が母を抑えると宣言する。ヴィアルの姉エロイーズに「また会いたい」と伝えるセザールだったが、彼女には恋人がいた。ボーモンはブレックとの離婚が成立し、セザールと喜びを分かち合う。

感想(ネタバレ有)

フランスのドラマは画面からも乾いた空気感が伝わって、ストーリーもどことなくカラッとした印象を持ちますね。コミカルな描写が多い作品だということもありますが、湿度の高い英国ドラマとの違いを感じました。

作品の舞台となっているストラスブールは、フランス北東部、ドイツとの国境であるライン川沿いにあるアルザス地方の中心都市。

領有権をめぐってドイツとたびたび争った歴史があり、ドイツとフランス両国の影響を受けた文化と建築が存在します。市の全域が世界遺産という、世界でも稀な都市です。

中世の橋「ポン・クヴェール」
プティット・フランスの街並み

潔癖症で、常に病気に怯えている主人公のセザール。出世欲も政治のセンスも皆無だけれど、誰に対しても公平で偏見がなく、真面目なところに好感が持てました。明るく奔放なボーモンとの関係がいっこうに進まないところも微笑ましく、楽しかったです。

最終話でボーモンの離婚がようやく成立したので、シーズン2では少しは進展が見られるのでしょうか。セザールはかなり奥手というか用心深そうだから、前途多難な予感もします。

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