コールドケース3-真実の扉-第1話|冤罪を訴える父親の悲しき犯行

WOWOWドラマ「コールドケース3 ~真実の扉~」あらすじキャスト

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WOWOWの連続ドラマ「コールドケース3-真実の扉-」第1話のあらすじと感想です。

楽しみにしていた「コールドケース」の第3シーズンがついに始まりました! 待ちかねたわ~。

今回もめちゃくちゃ豪華なゲスト俳優陣、そして最高のチームワークを見せてくれるだろうレギュラー陣に、期待とトキメキとワクワクしかありません!

第1話・第2話は、2011年に起きた少年強姦殺人事件を掘り起こします。いきなり前後編でスタート。元ネタは、アメリカ版「コールドケース」シーズン4第19話“Offender”です。

第1話「鼓動(前編)」のあらすじ

2011年4月。日向秀樹(江口洋介)と妻の桜(戸田菜穂)は、心臓移植で命を救われた息子・大樹(潤浩)の自転車の練習に付き合っていた。

大樹は「自転車に乗れたら一緒に行こうって約束した」と言うが、秀樹は約束を思い出せず、大樹を怒らせてしまう。その後、大樹は失踪し、秀樹の車のトランクの中から遺体で発見される。

現在。小児性犯罪の前科者がビルから突き落とされるという事件が発生。石川百合(吉田羊)が現場に到着すると、遺体の衣服に残された携帯電話に日向秀樹から着信が入る。

秀樹は9年前に自分の息子を殺害した罪で逮捕され、服役を終えたばかりだった。冤罪を訴える秀樹は、犯人が捕まるまで殺人を繰り返すと予告する。

大樹の心臓移植を担当した外科医・喜多原吾朗(松角洋平)は、当時移植の順番を待っていた別の子供がいたことを話す。大樹は手術を待つ少女に「虹の向こうはどんな願いも叶う」と語りかけ、励ましていたことがわかる。

高木(永山絢斗)は課長代理の本木(三浦友和)から、兄・光太郎(渡辺大)が子供の頃に通っていたボクシングジムのコーチが、20年前から児童に対する性的虐待を行っていた可能性があると告げられる。

起訴するためには被害者の証言が必要だが、引き受けてくれる人が見つからないという。高木は光太郎から事情を聴こうとするが、光太郎は「自分は関係ない」と言い張る。

事件当時、大樹の担任だった黒崎貞彦(岡部たかし)は、3年前に児童に対するわいせつ行為で逮捕されていた。だが黒崎は「その手の欲求はもうない」と言い、大樹を殺した犯人は素人だと語る。

黒崎の証言で、大樹が中学生の牛久明良(南出凌嘉)に自転車を壊されていたことがわかる。明良の母・緑(黒沢あすか)の証言により、明良が埋めた大樹の自転車が庭から発見される。

聴取に応じた明良(井之脇海)は「ムカついたから捨てた」と話すが、大樹の殺害に対しては認めようとしない。

金子(光石研)と立川(滝藤賢一)は、大樹に心臓を提供した少年・諸星光について調べ、光の担当医が大樹の手術のあと自殺していたことを知る。

高木は黒崎を訪ね、どうやって子供を手なづけるのかと問う。黒崎は心に隙がある子供を見つけて支えになれば、事に及ぶのは簡単だと語る。被害に遭った子供について他人事のように語る黒崎に、高木は思わず暴力を振るってしまう。

百合のもとに次の犠牲者が出たという連絡が入る。殺されたのは黒崎だった。黒崎の自宅に向かった百合たちは、そこで頭から血を流している高木を見つける。高木は意識を失い、救急車で搬送される。

第1話の登場人物(キャスト)

日向秀樹(江口洋介)
息子の大樹を殺害した罪で服役していたが刑期を終えて出所。無実を訴え、真犯人が捕まるまで小児性犯罪者を殺害すると宣言して犯行を繰り返す。

日向大樹(潤浩)
秀樹と桜の息子。心臓病を患っていたが、心臓移植が成功して回復する。2011年に自転車に乗っていて失踪し、秀樹の車のトランクの中から遺体で発見された。

日向桜(戸田菜穂)
秀樹の元妻。夫が逮捕されてからは一切連絡を取っておらず、服役中に送られてきた手紙も読んでいない。現在も一人で当時の家に住んでいる。

黒崎貞彦(岡部たかし)
事件当時の大樹の担任教師。事件当日は家庭訪問で日向家の近くを回っていた。3年前、児童に対するわいせつ行為で逮捕されている。

牛久明良(南出凌嘉/井之脇海)
動物を殺すことに快楽を覚える青年。事件当時は中学生で、大樹に猫を殺す現場を目撃されている。自宅の庭から大樹の自転車が発見される。

牛久昌和(横田栄司)
明良の父。3年前に家を飛び出した息子に頭を悩ませている。

牛久緑(黒沢あすか)
明良の母。事件当時、息子が庭に自転車を埋めるのを目撃していた。

高木光太郎(渡辺大)
高木の兄。子供の頃に通っていたボクシングジムで性的虐待を受けた可能性がある。高木が捜査協力を依頼するが、何も話そうとしない。

喜多原吾朗(松角洋平)
大樹の心臓移植を担当した小児循環器外科医。

レギュラーはこちら

WOWOWドラマ「コールドケース3 ~真実の扉~」あらすじキャストコールドケース3-真実の扉-登場人物(キャスト)・各話あらすじ・原作

第1話で使用された曲

  • 「大切」FUNKY MONKEY BABYS
  • 「魔法の料理 ~君から君へ」BUMP OF CHICKEN
  • 「Wherever you are」ONE OK ROCK

第1話の感想(ネタバレ有)

冤罪を訴える父親の悲しき犯行

あー、最高。やっぱり大好き、この世界観。

シーズン1、シーズン2ともに何度も繰り返し見ているのですが、このシーズン3も何回も見ちゃうんだろうなー。何度見ても飽きないし、面白いですよね。

今回も豪華なゲストが揃っています。豪華すぎて気を抜けません。

江口洋介さんが演じるのは、息子を殺した罪で服役した父親。冤罪を訴え、真犯人が見つかるまでターゲット(小児性犯罪の前科者)を殺すと宣言し、実行します。

そんなわけで、父親の犯行を止めるべく、2011年に起きた少年強姦殺人事件を再捜査することになった百合たち。

高木に突き付けられた問題

一方で、高木が向き合う問題もまた〝小児性犯罪〟に関わっており、同時進行で描かれます。

彼の兄・光太郎が子供の頃に通っていたボクシングジムのコーチが児童虐待の容疑で捕まり、証言してくれる被害者を探しているという情報が宮城県警から入ってきます(高木は宮城県出身)。

光太郎が被害にあっていた可能性があり(高木は何か知っている様子でしたが)、捜査に協力してほしいと頼みに行くのですが、光太郎は事実を認めません。

高木は殺された小児性犯罪者を「ゴミ」扱いし、死んで当たり前的な発言を繰り返していました。彼の中に、特別〝小児性犯罪者〟を憎む気持ちがあるようです。

ちなみに原作のアメリカ版には、殺された少年の近くに山ほど性犯罪者が住んでいたことが、地図でひと目でわかるゾッとする場面があります。

アメリカには、常習性犯罪者から子供を守ることを目的とした「メーガン法」という性犯罪防止法案があって、性犯罪者の現住所や犯罪歴などをウェブサイトで公開しています。

父親が小児性犯罪者をターゲットにすることができたのも、そのサイトで調べることができたから。日本ではちょっと難しいかもしれません。

浮上した容疑者たち

捜査の中で浮上したのは、

  1. 大樹の元担任・黒崎
    3年前に児童わいせつで逮捕。大樹は好みのタイプじゃないと主張。
  2. 大樹が絡まれた不登校中学生・牛久明良
    大樹の自転車を庭に埋めていたが、殺害については認めず。
  3. 大樹と同じく心臓移植を待つ娘がいた夫婦
    娘は手術を受けられず亡くなったが、大樹に励まされていた
  4. 大樹に心臓を提供した諸星光の両親
    大樹の手術後、光の担当医が自殺している

そうこうするうちに、第2の被害者が出てしまう。殺されたのは大樹の元担任・黒崎。そして黒崎の遺体が見つかったアパートには、頭から血を流している高木がいました。

何があった…?

非常に気になるところで、後編へ。原作にはない心臓移植のエピソードが、事件にどう絡んでくるのか気になるところです。

アメリカ版との違い

ここからは、元ネタとなったアメリカ版「コールドケース」シーズン4第19話“Offender”との違いについて説明します。

時代設定は日本版が2011年だったのに対し、アメリカ版では1987年でした。

高木信次郎/スコッティ

日本版では高木の兄の問題が同時に発生しますが、アメリカ版ではシーズン4の第1話から少しずつ描かれていて、このエピソード(第19話)の前にすでに解決しています。

兄が子供の頃に通っていたボクシングジムのコーチから性的虐待を受けていて、高木がその事実を確認しようと家を訪ねて追及する場面も同じです。

ただ、ボスに呼び出された高木を心配した百合が、ボスを問い詰めて内容を聞き出す場面は、原作にはありません。普段は悪態をつきながらも、内心では高木を思いやっている百合の気持ちにほっこりさせられました。

殺された小児性犯罪の前科者たちに対し、高木が1ミリも同情しないどころか、彼らを「ゴミ」と呼んで日向秀樹を擁護しようとするところも原作通りでした。

日向秀樹/ミッチ

日本版では刑期を終えて出所していますが、アメリカ版では終身刑で、証拠不十分で釈放されたという設定です。決め手となった精液に不純物が混じっていたことが判明した、という理由が生々しい。

冒頭、自転車の練習をするシーンで、息子から「手を離さないで」と言われたのに手を離してしまうところもアメリカ版と同じです(どこの国のお父さんも同じことをやるんだね-)。

日本版では、百合が彼からの電話を受けていましたが、原作では遺体に殺人宣言のメモが添えられていて、その後、警察に高木(原作ではスコッティ)あてに電話がかかってきます。

彼はスコッティの兄の事件を新聞で読んで知っていて、スコッティならわかってくれると思い、「犯人を見つけてほしい」と頼むのです。

日向大樹/クレイ

日本版では秀樹の車のトランクから遺体が発見されましたが、原作では父親ミッチの仕事場だった工事現場で発見されました。

日本版の「心臓移植で命を救われた奇跡の子」という設定や、秀樹と「自転車に乗れたら一緒に行こう」と約束していた設定は、アメリカ版にはありません。

黒崎貞彦/クラバウスキー

日本版で大樹の担任だった黒崎は、アメリカ版では郵便配達員でした。

同じく小児性犯罪の前科者で、第2の被害者となる点も同じですが、高木(スコッティ)がひとりでアパートを訪ねて暴力を振るう場面は原作にはありません。

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