WOWOWの連続ドラマ「誰かがこの町で」(全4話)についてまとめました。
ある新興住宅地を舞台に、住民たちの間に渦巻く忖度と同調圧力が引き起こす恐怖を描いた社会派ミステリー。
家族を捜してほしいという女性の依頼を受けて調査に乗り出した主人公が、新興住宅地に隠された驚愕の真実に迫ります。
※この記事は随時更新中です。各話視聴後、加筆修正します
作品概要
- 放送局:WOWOW
- 放送時間:2024年12月8日(日)から毎週22:00~ほか
- 原作:佐野広実『誰かがこの町で』
- 脚本:前川洋一
- 監督:佐藤祐市
- 音楽:木村秀彬
あらすじ
2001年。埼玉県の新興住宅地、美しが丘ニュータウンの福羽(ふくは)地区で、木本俊樹(戸次重幸)・千春(大塚寧々)夫妻の6歳の息子が殺害される事件が発生。犯人が捕まらない中で、住民たちの防犯意識が異常なまでに高まった同地区は、やがて“安全で安心な町”を標榜するようになる。事件から23年がたった現在。横浜で法律事務所を構える弁護士・岩田喜久子(鶴田真由)のもとに、望月麻希(蒔田彩珠)と名乗る若い女性が訪ねてくる。彼女 は、喜久子の大学時代の友人・望月良子(玄理)の娘で、自分の家族がどうなったのか知りたい、と言うのだ。実は、望月一家は19年前に失踪していたが、赤ん坊だった麻希だけは残され、児童養護施設で育てられたのだった。喜久子からこの件を託された調査員の真崎雄一(江口洋介)は、かつて望月一家が暮らしていたという美しが丘ニュータウンへと向かうのだが……。
WOWOW公式サイトより
予告動画
原作について
このドラマの原作は、佐野広実氏のミステリー小説『誰かがこの町で』(2022年刊行)です。
登場人物
真崎雄一(江口洋介)
法律事務所で働く調査員。政治家の秘書だったが、現在は喜久子の法律事務所で働いている。娘を自殺で亡くした過去を持つ。麻希とともに、福羽地区で起こった失踪事件を調べる。
望月麻希(蒔田彩珠)
喜久子の大学時代の親友・良子の娘を名乗る少女。19年前に家族が失踪し、児童養護施設で育った。自分の家族の行方を捜すため、喜久子の事務所を訪れる。
岩田喜久子(鶴田真由)
真崎が勤める法律事務所の弁護士。家族の行方を知りたいという麻希の依頼を受け、真崎に託す。
望月良子(玄理)
麻希の母親。福羽地区に一家で越して来るが、町の異常さに違和感を覚える。5年前に福羽地区で起きた誘拐殺人事件を調べているうちに、住民から嫌がらせを受けるようになる。
木本千春(大塚寧々)
福羽地区に住む主婦。5年前、6歳の息子が誘拐殺人事件の犠牲となり、放心状態に。隣に越してきた良子と出会い、息子の事件が不可解だった事に気づかされる。
木本俊樹(戸次重幸)
千春の夫。息子の死後、防犯係に加わる。延川や松尾らの同調圧力により次第に洗脳されていく。
延川善治(宮川一朗太)
福羽地区の地区長代理で、不動産会社の経営者。「安全で安心な町」をモットーに掲げ、町の輪が乱れないよう住民を監視している。
松尾和夫(尾美としのり)
福羽地区の防犯係で土建屋。延川とともに町を取り仕切る。町を守るためならと行き過ぎた行動をすることも。
菅井昭次郎(本田博太郎)
福羽地区の地区長で元町会議員。息子を事故で失った悲しい過去を持ち、同じ境地にいる千春に近づく。
近藤利雄(でんでん)
福羽地区の近くで民宿「源泉館」と農園を営む。真崎と麻希の理解者であり、手助けをする。
国内ドラマの記事