Netflixで配信中のドラマ「特別捜査部Q」についてまとめました。
デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスンの『特捜部Q』シリーズを原作とした英国ミステリードラマ。舞台をスコットランド・エディンバラに移し、未解決事件を扱う特別捜査部Qの活躍を描いています。
IMDbの評価は8.3、Rotten Tomatoesでは81%の評価を獲得。
スコットランドの陰鬱な風景が物語のトーンとよく合い、映像の美しさが際立っています。主人公のカール・マーク(マシュー・グード)とアクラム(アレクセイ・メンヴェロフ)のコンビが最高。
※この記事は随時更新中です。各話視聴後、加筆修正します
Contents
作品概要
- 配信:Netflix
- 配信開始日:2025年5月29日
- 製作国:イギリス/アメリカ
- 原題:Dept. Q
- 原作:ユッシ・エーズラ・オールスン『特捜部Q』シリーズ
- 脚本・監督:スコット・フランク
あらすじ
強引で無骨だが凄腕の警官が新設部署のトップに就任。寄せ集めとも言うべきはみ出し者たちを従えて、エディンバラ中の未解決事件の謎を解き明かしていく。
Netflix公式サイトより
予告動画
原作について
このドラマの原作は、デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスンの『特捜部Q』シリーズです。
デンマークの警察内に設立された未解決事件専門の部署「特捜部Q」を舞台に、主人公のカール・マーク警部と彼の個性的な仲間たちが過去の事件を再調査し、真相を解き明かしていくというストーリー。
北欧ミステリーの中でも特に評価が高く、緻密なプロットと社会問題を絡めたストーリーが特徴です。2013年から映画化もされ、デンマーク国内外で人気を博しています。
シリーズは以下の順で刊行されています。
- 檻の中の女(2007年)
- キジ殺し(2008年)
- Pからのメッセージ(2009年)
- カルテ番号64(2010年)
- 知りすぎたマルコ(2012年)
- 吊された少女(2015年)
- 自撮りする女たち(2016年)
- アサドの祈り(2019年)
- カールの罪状(2021年)
登場人物(キャスト)一覧
警察
カール・マーク(マシュー・グード)
主任警部。有能だが皮肉屋で、他人を見下しがち。事件現場で待ち伏せ攻撃に遭い、頭部を撃たれて負傷。復職するも、PTSDに苦しめられる。未解決事件を専門とする新部署を任され、メリット・リンガード失踪事件を捜査することに。離婚後に引き取った継息子ジャスパーとの関係に悩んでいる。
アクラム・サリム(アレクセイ・メンヴェロフ)
カールの助手。シリア出身で、2人の娘の父親。総務部でITを担当していたが、書類整理係としてカールの部署に配属される。すぐにカールに才能を認められ、捜査に加わることに。シリアでは警官だったらしいが、あまり多くを語らない。
ローズ・ディクソン(リア・バーン)
カールの同僚。カールとハーディが撃たれる前、2人と同じチームだった。過去に交通事故を起こしており、心に傷を抱えている。2年間デスクワークをしていたが、復帰を望み、新部署に入れてほしいとカールに直談判する。
ジェームズ・ハーディ(ジェイミー・サイブス)
カールの元相棒で、親友。カールとともに事件現場へ行き、銃撃を受けた。下半身まひで入院中。病室から失踪事件の捜査に参加する。ローズの父親から訓練を受けたことがあり、ローズを気にかけている。
モイラ・ジェイコブソン(ケイト・ディッキー)
警視正。カールの上司。上層部からイメージ向上のための新部署設立を命じられ、カールに押し付けて厄介払いしようとする。未解決事件の捜査には興味がなく、新部署のための予算を特殊犯罪課で使ってしまう。
ローガン・ブルース(Kal Sabir)
主任警部。カールが撃たれた事件の捜査を担当するが、進展がなく焦っている。
ファーガス・ダンバー(ゴードン・ブラウン)
4年前にメリットの事件を担当した刑事。8か月間捜査するも手掛かりを得られず、担当を外された。
ジョン・カニンガム(ジリー・ギルクリスト)
モル島の警察官。巡査。リンガード家について、カールに話す。
コリン・カニンガム(アンガス・ミラー)
モル島の警察官。ジョンの息子。島に来たローズを案内する。
失踪事件の関係者
メリット・リンガード(クロエ・ピリー)
4年前に失踪した検事。モル島へ向かうフェリーの上で忽然と姿を消した。犯人に監禁されている。失踪前、グレアム・フィンチの裁判の首席検事だったが、ある証言を使えず、彼を有罪に追い込むことができなかった。
ウィリアム・リンガード(Tom Bulpett)
メリットの弟。16歳のとき強盗事件に巻き込まれて脳を損傷し、発話障害がある。メリットが失踪したとき、一緒にフェリーに乗っていた。現在は治療施設で暮らしている。
クレア・マーシュ(シャーリー・ヘンダーソン)
メリットが雇っていた家政婦。12年間、ウィリアムの世話をしていた。現在も定期的にウィリアムがいる施設を訪れている。子供を失い、結婚生活が破綻した過去を持つ。
フィオナ・ウォレス(ミシェル・ダンカン)
治療施設「エグリー・ハウス」の院長。メリットの失踪後、法的後見人となりウィリアムを施設に住まわせている。
スティーブン・バーンズ(マーク・ボナー)
メリットの上司。法務長官。4年前、メリットの失踪を受けて「自殺だろう」と警察に話していた。フィンチの裁判ではメリットのやり方を非難していた。
リアム・テイラー(パトリック・ケネディ)
検事。メリットとともにフィンチの裁判を担当していた。既婚者だが、一時期メリットと関係を持っていた。
グレアム・フィンチ(ダグラス・ラッセル)
フィンチ外航海運のCEO。妻のアンドレアを階段から突き落として殺害した容疑で起訴されるも、無罪判決に。
カースティ・アトキンス(エレン・バナーマン)
受刑者。麻薬常習犯。メリットと取引し、フィンチの裁判で証言をする約束をしていた。
サム・ヘイグ(スティーブン・ミラー)
スコットランド通信の記者。ホテルで多くの情報源と会っていた。ロッククライミングが趣味で、メリットの失踪前日に転落死している。
ポール・エヴァンス(アレック・ニューマン)
サムのクライミングのコーチ。サムの遺体を発見した人物。サムとは何度も一緒に山に登り、親しくしていた。
ジェイミー・リンガード(クライヴ・ラッセル)
メリットの父。漁師。モル島で暮らしている。妻のライラを亡くした後、酒浸りの生活を送っていた。ライラの形見のネックレスを盗んだメリットのことを恨んでいる。
ハリー・ジェニングス(フレイザー・サンダース)
メリットの幼なじみ。リンガード家に強盗に入り、ウィリアムを襲って重傷を負わせた。フェリーで逃げる途中、海に飛び込んで死亡している。
ライル・ジェニングス(カイ・アレクサンダー)
ハリーの弟。兄を慕っていた。
アルサ・ジェニングス(アリソン・ピーブルズ)
ハリーの母。夫のクライヴを火事で亡くし、精神的に不安定になっていた。
銃撃事件の関係者
アンダーソン(アンガス・エロウリーズ)
カールとハーディが撃たれたとき一緒に現場にいた若い巡査。犯人に最初に撃たれて殉死している。
キャロライン・カー(リリー・ナイト)
カールとハーディが撃たれたとき、現場を通りかかった女性。目撃証言をするものの、撤回する。
アーチー・アレン
事件現場で殺されていた男性。機密情報を扱う雇われの情報提供者で、多数の警官に詳しかった。
カールの周辺人物
ジャスパー(アーロン・マクヴェイ)
カールの継息子。17歳の高校生。両親の離婚を受け入れられず、カールに引き取られるも心を閉ざす。
ヴィクトリア(シャーリーン・ボイド)
カールの元妻。ジャスパーの母。客室乗務員で、世界中を飛び回っている。
マーティン・フレミング(サンジーヴ・コーリ)
カールの家の下宿人。哲学者。
レイチェル・アーヴィング(ケリー・マクドナルド)
精神科医。カールのセラピスト。
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