WOWOWの連続ドラマ「不発弾 ~ブラックマネーを操る男~」第5話のあらすじと感想です。
相変わらず金融業界の仕組みをよくわからないまま見ています。
佐知子、辛いなぁ。
第5話のあらすじ
1999年。中野(奥田瑛二)が支店長を務めるCBFS銀行東京支店に、金融監督庁から免許停止処分が下される。中野は法廷で、娘のゆかりが白血病に侵されていたことを告白。契約金で豪邸を建てたのも娘のためだった。中野はこれまでの罪を認め、金融業界から足を洗う。
60億円もの損失を抱える荒井(渡辺哲)は、古賀(椎名桔平)に泣きつく。だが古賀は「どうにもならない」と冷たく突き放し、荒井は首を吊る。
後日、古賀の母・良美(山口美也子)が上京。荒井が古賀とのやりとりを詳細に記した手帳をネタに古賀を脅し、金をゆする。古賀は地元の後輩に頼み、良美を交通事故に見せかけて殺す。
2018年。小堀(黒木メイサ)は佐知子に自分の正体を明かし、古賀の裏の顔を伝える。古賀が売りつけた商品がもとで自殺に追い込まれた人々の中には、佐知子の父もいた。古賀を善人と信じる佐知子は動揺を隠せない。
中野は、三田電機の不正に深く関わる古賀を心配し、金融業界から足を洗うことを勧めるが、古賀は「もう後戻りできない」と言う。古賀を止めることができるのは自分しかいない、と悟った佐知子は、小堀に協力を申し出る。
キャスト
古賀遼(良樹)……椎名桔平
小堀弓子……黒木メイサ
今井春彦……堀部圭亮
東田章三……宅麻伸
村田佐知子……原田知世
中野哲臣……奥田瑛二
古賀良樹(青年時代)……三浦貴大
古賀睦美……入山杏奈
岡田加津美……朝夏まなと
古賀良美……山口美也子
荒井勝利……渡辺哲
相楽優一郎……津嘉山正種
第5話の感想
古賀が荒井を死に追いやった過程が明らかになりました。
- 荒井が60億の不良債権の露呈を恐れ、古賀に泣きつく
- 古賀が「どうにもならない」と突き放す
- 荒井が古賀の母・良美を巻き込んで古賀を脅す
- 古賀が無視する
- 荒井が古賀の身辺調査報告書と証拠の手帳を良美に託し、首を吊る
- 良美が報告書と手帳をネタに古賀を脅し、金を巻き上げようとする
- 古賀が大牟田の後輩に頼んで良美を殺させる
母親もたいがいですが、殺す以外の方法はなかったのかなぁ。
荒井への復讐が終わって、古賀も一時は足を洗おうとしていたんですね。でも、三田電機の東田と二世議員の芦原がそれを許さなかった。
彼らにとって古賀は「懐刀」であり、のし上がるために必要不可欠な道具だったのでしょう。それを古賀自身がわかっていないはずはないのですが…。
古賀がどういう思いでこの仕事を続けていたのか、彼自身が心の内を語ることがないので、想像するしかありません。
古賀もまた、不発弾を抱いて行くとこまで行く覚悟なのかもしれません。だから佐知子と籍を入れてないのかも。
あの北海道の善良そうなおじさん、佐知子のお父さんだったんですね。古賀は知らなかったみたいだけど、結局、佐知子のお父さんを自殺に追い込むことになってしまいました。
そのことを母親の良美から聞かされて、それをネタに脅されるという状況も、古賀にとっては相当きつかったのではないでしょうか。
小堀は、とうとう佐知子に警察であることを明かし、古賀を逮捕するため協力を求めます。捜査のためなのはわかるけど、これはきつい。
佐知子にとって、古賀はあくまでも優しくて理解のある夫。そんな夫の思いも寄らない裏の顔を突然知らされて、捜査に協力しろと言われても、すぐに「ハイ」とは言えないですよね。
しかも、お客さんだと思って仲良く接していた親子が、実は警官だったんだから…人間不信に陥りそう。
今回は佐知子の立場が辛すぎて、見てて痛々しかったです。彼女に何をやらせようとしてるのか知らないけど、正直、彼女を巻き込まずに警察だけでなんとかしてよーと思った。
次回は最終回。古賀に逮捕状が出るみたいだけど、どうなるんだろう。
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