摩天楼のモンタージュ第5話・第6話あらすじ感想|仲介業者リン・モンユーの危ない趣味

「摩天楼のモンタージュ~Horizon Tower~」あらすじキャスト

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中国ドラマ「摩天楼のモンタージュ~Horizon Tower~」第5話・第6話のあらすじと感想です。

今回の証言者はC棟1218号室の住人、リン・モンユー。

この人は秘密の趣味を持っていまして、それがメイバオと関わってきます。ひと言でいうと「自意識過剰の変態」。前回同様、男性目線と女性目線の違いも面白いです。

第5話・第6話のあらすじ(ネタバレ有)

3人目の参考人として、仲介業者のリン・モンユーが取り調べを受ける。捜査に協力的な姿勢を見せるモンユーだったが、過去に不法侵入で通報された記録が残っていた。彼は住人から預かった鍵を使って不法侵入しては、愛人ディン・シアオリンとの逢瀬を楽しんでいたのだ。
ヤン刑事は部屋を探していると申し出てモンユーに紹介を頼み、C棟1204号室に案内される。その部屋は設計ミスで音が漏れやすいため、家賃が割安になっているという。
不審に思ったヤンは警備員に話を聞き、かつてメイバオが「幽霊が出る」と語っていたことを知る。メイバオの部屋からは指紋が一切検出されなかったが、通風孔を調べると2人分の指紋が見つかり、そのうちのひとつはモンユーと判明。ジョンは再びモンユーを署に呼び出し、去年の“年越しパーティー”で何があったのかと尋ねる。
マンションの住人だけが招待されたその“年越しパーティー”では、家政婦のイエ・メイリーが15年前の児童誘拐の犯人として逮捕されていた。

モンユーは通風孔を使ってメイバオの部屋をのぞき見ていたことを告白。のぞき趣味があることを認めるが、殺害については否定し、犯人は不倫関係にあったダーセンだと訴える。
ダーセンは妻モーリーが買った高級ブランドの服や靴、アクセサリーと全く同じ物を買ってメイバオに与え、優越感に浸っていたと証言するモンユー。さらに、メイバオの部屋の契約手続きを行ったのは妻モーリーで、2人は契約を交わす際に顔を合わせていたと明かす。
モンユーは住人だけを招待した“年越しパーティー”を主催するが、同じ服を着たメイバオとモーリーが鉢合わせ、一触即発となる場面があったという。
パーティーの後、部屋で泣いているメイバオを覗き見たモンユーは、彼女を慰めるため「価値ある人生を」と書いたメモを残した。後日、通風孔には「心配してくれてありがとう。でも私生活には干渉しないほうがいい。心が通じていればそれだけでいいの」と書かれたメモが置かれており、その日から彼女の部屋を覗くのはやめたと話す。
だがメモを置いたのはモンユーの元妻シェン・メイチーだった。モンユーは睡眠薬の副作用で寝言や夢遊病の症状があり、彼の後をつけて通風孔を見つけたメイチーは、メイバオを装ってメモを残したのだ。もしモンユーが犯人なら、寝言で言うはずだと語るメイチー。通風孔で見つかったもうひとつの指紋はメイチーのものと判明する。

第5話・第6話の感想(ネタバレ有)

仲介業者リン・モンユーの危ない趣味

ホライズン・タワーの半分を仲介しているというモンユー。メイバオの部屋を仲介したのも彼でした。一見気さくで平凡な人物に見えたモンユーですが、とんでもない“変態趣味”を隠し持っていたことが明らかに。

今回の証言者リン・モンユーの供述をまとめてみました。

  • 住人から預かった鍵を使い、不法侵入を繰り返していた(各部屋で愛人とコスプレを楽しんでいた)
  • 愛人シアオリンを選んで妻メイチーと離婚するも、シアオリンに振られた
  • メイバオに片想いし、通気孔から彼女の私生活をのぞき見していた
  • ダーセンは妻が買ったのと同じ物をメイバオに贈り、メイバオを傷つけていた
  • メイバオの部屋の契約手続きをしたのは妻のモーリーだった
  • 昨年の年越しパーティーを主催し、住人を招待した
  • 1204号室は設計ミスで音が聞こえるため、家賃が安くなっている

しかし彼もまた、警察には話していないことがあるようです。

取り調べを受けた後、別れた愛人シアオリンと密会。そのとき彼は「心配するな。余計なことは何も言ってない」と語っています。シアオリンが犯行に関わっているか、不利になるような事柄がある、ということですね。

元妻メイチーの未練

モンユーの元妻メイチーは、なぜか別れたあとも一緒に暮らしています。再婚の可能性があると思ってたんですかねぇ。しかし、最終的にモンユーは再婚しないことを選びました。

一言もしゃべらずに黙々と料理をするメイチーがちょっと不気味でもあったんですが、第6話の終盤でようやく彼女の思いが明らかになります。美しいシアオリンやメイバオに夫を奪われた彼女の悔しさが。

寝言で夫の本音を聞かされるって、まぁまぁ辛いですよね。料理がまずいとか、キツくないですか。何も言われないのも嫌だけど、寝言で言われるのも相当キツいと思う。

でも夫が「のぞき趣味」をやめられずに通気孔に潜んで女性の部屋を覗いてると知った時点で、わたしなら出ていきますけどね。さすがに一緒に暮らすのは無理。

「他人のことはわからないな。わかったつもりでもどんな秘密を隠しているか。すべての人が訳ありだ」

ジョン刑事の言うとおり、他人のことは理解できないのが当たり前なのかもしれません。

逮捕された家政婦イエ・メイリー

今回最も気になったのは、家政婦のイエ・メイリーです。

子供を誘拐して10年間逃走していた犯人として、逮捕されました。突然出てきてまだよくわからないけど、メイバオとは同郷だと言うし、事件と関係があるのかも?

メイリーが捕まったのは“年越しパーティー”のときで、1回目の停電があったのも“年越しパーティー”の直後(1月1日の1時13分)だったことが判明します。なんか引っかかりますね、年越しパーティー。

で、メイリーが誘拐して息子として育てた男の子がイエ・シュージュン。ピアニストとして第1話の冒頭に登場していました。

彼は15年ぶりに本当の父親と再会した後も、誘拐犯であるメイリーを助けようと再審請求をしています。でもメイリーの逃走期間は10年間なのに、15年ぶりに再会ってどういうことだろう?

次回は小説家のウー・ミンユエ編

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