ヒューマンズ|全話あらすじ・感想・登場人物(キャスト)

海外ドラマ「ヒューマンズ」シーズン1ネタバレ感想

海外ドラマ「ヒューマンズ」シーズン1(全8話)の紹介です。

スウェーデンのSFドラマ「Real Humans」をイギリスのチャンネル4とアメリカのAMCが共同制作でリメイク。テクノロジーが発展した近未来を舞台に、人間の存在意義や社会問題をスリリングに描く、話題作!(FOX公式サイトより)

人間の代わりに家事や仕事をこなす高機能人型ロボット〈シンス〉が普及した世界で、自我を持ち始めたロボットと人間との攻防を描くSFサスペンスドラマ。

といっても戦争や激しいバトルが描かれるわけではなく、ストーリーは静かに(そしてちょっと不気味に)展開します。面白いです。

テーマは「鉄腕アトム」と同じ“ロボットと人間の共存”。
人間そっくりなロボット〈シンス〉との日常生活がとてもリアルです。

最初はかなり不気味でしたが、ロボットに嫉妬したり、家族のように愛してしまう人間の心理が興味深く描かれていました。

シンスに働く場や役割を奪われ、生きる目的を失うことに不安を覚える人間たちも。
一方、感情を持つシンスたちは、人格を踏みにじられて生きることに苦悩します。

廃棄処分を迫られる旧型シンスとミリカン博士との友情や、攻撃的なシンス“ニスカ”が徐々に愛情や友情を手に入れて成長していく過程など、グッとくる場面がたくさんありました。

シリーズ構成

  • シーズン1(全8話)
  • シーズン2(全8話)
  • シーズン3(全8話)
放送予定2019年11月26日(火)よりFOXチャンネルにて放送されます。放送スケジュール等はFOXチャンネルの公式サイトにてご確認ください。

作品概要

  • 動画配信:Hulu
  • 製作国:イギリス/アメリカ(2015年)
  • 原題:Humans
  • 原作:「Real Humans」(スウェーデンドラマ)
  • 脚本:サム・ビンセント/ジョナサン・ブラックリー
  • 監督:ルイス・アーノルドほか
  • 製作総指揮:ジョナサン・ブラックリー/ジェーン・フェザーストーンほか

あらすじ

近未来のイギリス。そこでは、人間に代わり家事や仕事をこなす高機能AIアンドロイド“シンス”が普及し、家庭や工場などで活躍する必需品となっていた。妻の仕事が忙しく、家事や3人の子供たちの世話に追われるジョー・ホーキンスも、妻に内緒でシンスを買うことにする。「アニータ」と名づけられ、家族の一員となった彼女は、プログラム通り、与えられた仕事を淡々とこなしていく。しかし一家は、アンドロイドであるはずのアニータの言動に次第に違和感を感じるようになる。ある日、ITの知識に詳しい長女のマティーがアニータのプログラムを見てみると、異変を発見。なんと、アニータには「感情を生み出すプログラム」が組み込まれていたのだ。そして、アニータのほかにも感情を持つシンスがいることを知ったホーキンス一家だが…。(FOX公式サイトより)

動画


シンスとは?

  • 人間そっくりに作られた人工知能AI搭載のアンドロイド
  • 男女それぞれのシンスが存在する
  • 体液は青色、目は鮮やかなグリーン
  • 家事、育児、介護、工場での作業などもこなす
  • 第1ユーザーに従順で、嘘はつかない
  • 人間に危害を加えることはない(ただし第1ユーザーに危険が迫っていると判断した場合は例外)
  • 異性からの不適切な行為があった場合、第1ユーザーに報告する
  • 成人モードに設定することができる
  • 人間に危害を加えた場合、廃棄される

 

登場人物(キャスト)

ホーキンス家

アニータ/ミア(ジェンマ・チャン)
ジョーが購入した家事・育児代行用のシンス。当初は無表情に家事をこなしていたが、やがて感情を持っているかのような言動を見せ始める。実は14年前にエルスター博士が作った特別なシンスで、違法改造されて新品として販売された。

ジョー・ホーキンス(トム・グッドマン=ヒル)
妻ローラの不在中に仕事と家事と子供たちの世話に追われ、ローラに内緒でシンスを購入。第1ユーザーとして登録される。ローラの違和感を妄想だと決めつけ、“アニータ”をロボットと認識しつつも人間そっくりな姿に戸惑う。

ローラ・ホーキンス(キャサリン・パーキンソン)
ジョーの妻。弁護士として忙しい日々を送る。子供たちへの影響を考え、シンスの購入には反対していた。当初は子供たちが自分よりも“アニータ”を慕うことに苛立っていたが、アニータのロボットらしからぬ言動に違和感を覚え始める。

マチルダ“マティー”・ホーキンス(ルーシー・カーレス)
ホーキンス家の長女。ITの知識に長け、プログラミングとハッキングに精通している。シンスが自分の将来を奪う存在だと考え、シンスに怒りを抱いていたが、“ミア”と出会ったことで彼女のために行動するようになる。

トビー・ホーキンス(セオ・スティーブンソン)
ホーキンス家の長男。アニータを女性として意識し、彼女を守ろうとする。

ソフィー・ホーキンス(ピクシー・デイヴィス)
ホーキンス家の末娘。シンスに「アニータ」という名前をつけ、懐くようになる。

ミリカン家

ジョージ・ミリカン博士(ウィリアム・ハート)
かつてレオの父親と共にシンスの開発に携わっていた博士。現在は引退し、オディという名の旧型シンスと暮らしている。記憶障害と身体不随を患っており、医療代行用シンス“ベラ”を押しつけられる。

オディ(ウィル・チューダー)
ミリカン博士が大切にしている旧型のシンス。壊れかけているため、言葉に詰まるなどの症状を見せるが、時折ミリカン博士と彼の妻との記憶を思い出して語ってくれる。

ベラ(レベッカ・フロント)
ミリカン博士の介護者としてやってきた医療代行用シンス。食事や睡眠などあらゆる生活の細部に口を出すため、ミリカン博士に「看守のようだ」と文句を言われる。

 

エルスター家

レオ・エルスター(コリン・モーガン)
感情を持つシンスたちを必死で捜索する謎の男。実は、シンス開発の第一人者デビッド・エルスター博士の息子で、13歳の時に事故に巻き込まれ脳死を宣言された。その後、博士の力で脳のダメージを人工知能で補われたため、“半分人間、半分シンス”という状態で生きている。

デビッド・エルスター博士
レオの父。かつてミリカン博士やホブ教授らと共にシンスの開発に携わり、感情を持つ“真の人工知能”を実現させようとしていた。息子レオのために感情プログラムを埋め込んだ5体のシンスを秘密裏に製作した後、自殺した。

感情を持つシンスたち

マックス(イヴァノ・ジェレマイア)
エルスター博士がレオの弟として作ったシンス。レオと一緒に感情を持つシンスたちを探している。優しく愛情深い性格の持ち主。

ニスカ(エミリー・バーリントン)
風俗店で働かされているシンス。攻撃的な性格で、人間に対する敵対心が強い。自分を性のはけ口にする人間の男たちに憎悪を抱き、店の客を殺して逃亡する。一緒に行動すべきだというレオの説得を無視して単独行動を取る。

フレッド(ソープ・ディリス)
農園で働くシンス。レオの兄。真面目な性格。携帯電話で密かにレオと連絡を取り合っていたが、ホブ教授に見つかって拘束されてしまう。

警察官

カレン・ヴォス(ルース・ブラッドリー)
警部補。ピートと共にシンスの事件を追う。警視正から捜査をやめるよう命じられるが、密かにニスカを探す。ピートに好意を寄せている。

ピート・ドラモンド(ニール・マスケル)
カレンの相棒。巡査部長。事故の後遺症が残る妻ジルが保険会社から送られてきたシンスを頼るようになり、不満を抱く。売春宿の事件現場で記者を殴って停職になるが、記者に取引を持ちかけ復帰する。

そのほか

エドウィン・ホブ教授(ダニー・ウェッブ)
人工知能研究者。かつてエルスター博士やミリカン博士と共にシンスの開発に携わった人物。農園で働いていたフレッドが「普通ではない」ことに気づき、調査する。エルスター博士の遺志を継ぐため、彼が生み出した「感情を持つシンス」を探している。

各話のあらすじ(ネタバレ有)

妻の不在中、家事と子供たちの世話にストレスを感じたジョー・ホーキンスは、妻に黙って最新の高機能ロボット〈シンス〉を購入する。幼い娘ソフィーは“アニータ”と命名して懐くが、帰宅した妻のローラはかねてから反対していたこともあり、自分に黙ってシンスを購入した夫に不満をぶつける。
その頃、レオはシンスの“マックス”と共に、闇業者に盗まれたシンス“ミア”の行方を追っていた。5週間前、レオはマックス、ニスカ、アニータらと共に森に身を隠していたが、マックスとレオを除く全員が拉致されロンドンに連れ去られていた。レオと携帯電話で繋がっていたシンスの“フレッド”は、ホブ教授に携帯電話を見つけられてしまい、調査のために連行される。
一方、かつてシンスの開発に携わっていたミリカン博士は、亡き妻との思い出を共有する旧型シンス“オディ”を息子同然に可愛がっていたが、オディはスーパーマーケットで店員を怪我させてしまい、警官に廃棄するよう命じられる。
ローラはアニータが夜中にソフィーを連れ出したのではないかと疑うが、アニータは否定する。人間らしからぬアニータの言動に違和感を覚えるローラ。トビーは密かにアニータに惹かれていく。
ミリカン博士は強引に押し付けられた新型シンス“ベラ”に疎ましさを感じ、返品を申し出るが断られてしまう。ピート・ドラモンドは、事故の後遺症が残る妻ジルが保険会社から送られてきたシンスを頼るようになり、シンスに嫉妬心を抱くようになる。
レオは改造マニアのサイラス・カペックを訪ねる。サイラスは廃棄業者が持ってきた“ミア”のシステムを消去し、新しい人格を入れて新品同様にして売ったと話す。レオはサイラスから激しい暴行を受け、マックスの助けを借りて逃げ出す。
売春宿で働く“ニスカ”は、年配の客の「子供のように怖がれ」というリクエストに怒りを覚え、客を殺して逃亡する。ホブ教授はフレッドの記憶を調べ、繰り返し再生された形跡のあるアニータの動画と記憶を見つける。ソフィーに執着するアニータに異質なものを感じたローラは、返品するためアニータを車に乗せる。
ホブ教授は拘束したフレッドに話しかけ、エルスター博士が秘密裏に作った5体のシンスについて尋ねるが、フレッドは思考を閉ざす。
ローラがアニータを返品しようとしていることを知ったトビーは、自転車でローラの車を追いかけ、道路に飛び出してしまう。アニータは車を止めようとして撥ねられるが、トビーは無事だった。ジョーはアニータを連れて帰り、息子の恩人だとローラを説得する。
カレンとピートは売春宿で男性客が殺された事件を捜査するが、殺人を主張する2人に対し、上司は事故として扱うよう命じる。売春宿を訪れたホブ教授は、店と取引のある改造業者がサイラスだと知る。
レオは男性客を殺して逃亡したニスカと合流し、身を隠すべきだと説得するが、ニスカはマックスから携帯電話を受け取ってひとりで立ち去る。
レオは“ミア”の深層部にあるルートコードをオンラインで検索できるよう設定。マティーはアニータがほかのシンスと違う原因を探そうとコードを抽出し、サイトに投稿する。マティの投稿を見たレオは“ミア”がロンドンにいることを知って喜ぶ。
ミリカン博士は“ベラ”を部屋に閉じ込め、オディを車に乗せて森へ向かう。博士はオディを森の中に隠し、ひとりで帰宅する。
“トム”がローラの浮気相手だと勘ぐったジョーは、ローラの車を追跡するようアニータに頼む。ジョーはアニータの感情を引き出すために成人モードを起動し、アニータとセックスをする。ローラとジョーは専門家を呼んでアニータを検査させ、彼女が14年前に製造されたシンスであることを知る。
レオは“ミア”のコードを投稿したマティーを呼び出し、彼女のシンスが“ミア”だと主張するが、マティーに逃げられてしまう。レオとマックスはシンス・プロジェクトのメンバーだったミリカン博士に会いに行き、“ミア”のコードを見せる。コードの中にはレオの父・デビッド・エルスター博士が作ったシンス向けのプログラムが隠されていた。
ニスカは人間たちがシンスを破壊してストレスを発散する〈スマッシュクラブ〉へ行き、人間相手に暴れ回る。停職処分になったピートは妻のジルとシンスに当たり散らし、ジルから「距離を置きたい」と言われてしまう。ピートは相棒のカレンの家に転がり込むが、カレンもまた〈シンス〉だった。
エルスター博士はレオやマックスたちの中に「機械に意識を与える方法」を残していた。殺人犯として追われるニスカは、レオの提案でミリカン博士の家に転がり込むことに。“意識を持つシンス”を目の当たりにしたミリカン博士は、ニスカと対等に接する。
一方、アニータが違法改造品だと判明したホーキンス家では家族会議を開く。返品するべきと主張するジョーに対し、マティーはアニータの過去を調べるべきだと意見する。マティーはレオに連絡を取り、アニータをレオの隠れ家に連れて行く。レオはアニータの人格を取り戻そうとするが、過去のデータは見つからなかった。
検査報告書を見たマティーは成人モードが起動されていることに気づき、トビーの仕業だと勘違いする。マティーとローラに問い詰められたトビーは、自分がやったと嘘をつく。トビーはジョーが犯人だと感づき、両親の仲がこじれることを懸念して罪を被ったのだった。ジョーはローラに真実を打ち明け、激怒したローラに家を追い出される。
エルスター博士の残したプログラムがシンスたちの中に隠されていると知った政府は、レオとシンスたちが再会してプログラムが起動することを恐れ、フレッドを破壊するようホブ教授に命じる。
ホブ教授は政府に嘘をついてフレッドを自宅に匿うが、フレッドはホブ教授を撃って逃亡する。
マティーは母親のローラを問いただし、「トム」が5歳で亡くなった弟だと知る。ローラの母親はトムの死の責任をローラに背負わせ、責め続けたという。マティーとの関係に悩んでいたローラは、母親と会えば解決策が見つかるかもしれないと考え、前回の出張時に母親に会いにいったと打ち明ける。
マティーとローラの話を聞いていたアニータが突然異常を示し、“ミア”が現れる。マティーはマックスと共にレオを探し出し、レオがエルスター博士の息子だと知る。
マックスやニスカやフレッドはレオの兄弟として、ミアは子守役として、エルスター博士に作られたのだった。だが13歳の時、病気の母親がレオと共に無理心中を図り脳死状態に。エルスター博士はレオの脳を人工物に変え、記憶を抽出し、体内に配線を施してレオを再生させた。そしてある日、エルスター博士はレオとシンスたちを追い出し、自殺を図った。
レオとマックスはホーキンス家へ行き、アニータのコードに隠されていた“ミア”を発見する。ミアとレオ、マックスは再会を喜び合い、ローラたちに事情を打ち明ける。ローラは彼らの力になることを約束する。
ピートはジルに呼ばれて暴走したシンスを破壊するが、ジルとの仲は修復できない。カレンはピートとセックスをした後に気持ちを打ち明け、自分が〈シンス〉であることを告白する。
フレッドからの連絡を受け、レオとマックスは待ち合わせ場所へ向かうが、ジョーの通報によりホブ教授らに見つかってしまう。追い詰められたマックスはレオを逃がすために川に飛び込み、自殺する。
カレンは、エルスター博士によってレオの母親ビアトリスそっくりに作られたシンスだった。だがレオが彼女を拒んだため、エルスター博士は彼女を森に置き去りにし、自殺したのだった。
ジョーはローラに謝罪して家に戻ることを許され、ミアから事情を聞かされる。ジョーが戻ったことで、家族は気まずい雰囲気に。ミアは「ジョーと話し合うべき」とローラに助言するが、ローラは頑なに拒む。
カレンはニスカを見つけ、自分を殺してほしいと頼む。ニスカは仲間を増やす計画を打ち明けるが、家族に捨てられた苦しみに耐えてきたカレンは、自分たちの存在を“失敗作”だと語り、ニスカを殺そうとする。ミリカン博士はニスカをかばって撃たれ、オディに見守られながら息を引き取る。ニスカはミリカン博士の家を出てホーキンス家へ向かう。
レオはフレッドと再会し、川辺に横たわるマックスを見つけてホーキンス家に戻る。レオたちはマックスを回復を試みるが、マックスの意識は壊れかけていた。ジョーが警察に通報したことを知ったレオたちはホーキンス家を出ることを決意。ニュースでニスカが殺人犯であることを知ったローラとジョーも彼らに出ていくよう命じる。
カレンはホブ教授と手を組み、ホーキンス家にいるレオを連れ出そうとする。ミアたちは必死に止めるが、武装した警官たちが現れて拘束されてしまう。
ホブはレオたちを拘束し、デビッドのプログラムを起動させようとする。レオはマックスを生き返らせるためにあえてプログラムの起動を試みるが、起動にはカレンが必要だった。
ホーキンス一家はレオたちを救出するため、レオの記憶映像を使ってホブを脅迫することを思いつく。カレンの過去を調べたピートがホーキンス一家に協力し、レオたちを解放させることに成功する。しかしホブはフレッドに自作のコードを埋め込んでおり、位置情報を把握していた。
追っ手から逃げる中、レオはカレンを呼び出して再びプログラムの起動を試みる。ミアに説得されたカレンは協力することを決め、プログラムが起動されてマックスの意識が戻る。ニスカはハードドライブに保存したプログラムデータをローラに託す。
ニスカは「自分の人生を生きる」ことを決め、ひとり別行動を取ることに。レオとミア、マックスは、フレッドを停止させた状態でその場に残し、ホーキンス一家に別れを告げて立ち去る。
カレンはレオたちのもとから立ち去るが、ピートに声をかけられて行動を共にする。ミアのいなくなったホーキンス家では、家族が絆を取り戻す。ニスカは密かにプログラムのコピーを作成して持ち去っていた。

 

感想(ネタバレ有)

魅力的な〈シンス〉に心を奪われる

テーマは王道で物語もシンプルですが、とても面白かったです。
ロボットと人間の戦いというより、絆を描いた優しい作品でした。

ごく普通の一般家庭「ホーキンス家」が中心になっているので、そんなにSF色・専門色が強くないところも見やすかったです。

とにかく〈シンス〉を演じる俳優さんたちの演技力がすごい!

ロボットを演じるだけでも難しいと思うのですが、「感情を持たないロボット」と、「感情を持つロボット」との差異も完璧に演じ分けていて、見ていてもはっきりわかります。

特に旧型シンス“オディ”を演じたウィル・チューダーが素晴らしかった。
どこから見ても壊れかけのロボットにしか見えません。

その一方で、なんだかとても愛おしいのです。

オディとミリカン博士の関係には胸が熱くなり、ハラハラして目が離せませんでした。オディに息子のような情を抱き、廃棄処分を命じられても必死に彼を生かそうとするミリカン博士。

博士がオディに看取られて死んでしまうシーンは、切なくてたまらなかった。
オディのその後が描かれてなかったけど、やはり廃棄されてしまったのかな……。

「愛することはできないが、愛のある時間をくれた」という博士のセリフが印象的でした。
もっと生きていてほしかったんだけど、死んでしまったのが本当に残念。

最初は人間そっくりな姿形の〈シンス〉を「気味が悪い」と感じていたのに、ドラマの回数が進むうちにだんだんと〈シンス〉に親しみを感じるようになっていく自分自身の心理も面白い。

ホーキンス家のトラブルメーカー

ホーキンス家では、ローラが真っ先に“アニータ”が普通じゃないことに気づきました。

最初は子供たちに懐かれるアニータに嫉妬し、自分の役割をアニータに奪われることに焦りを感じていたローラ。

だからこそ、アニータがローラの母親としての気持ちをくみ取り、身を引くような行動を見せたとき、「ロボットにそんな繊細な気持ちが理解できるはずがない」と思ったんでしょう。

子供たち――マティーや、トビーや、幼いソフィーでさえ、アニータを「家族」として大切に思う気持ちを育んでいくのに、夫のジョーだけがまったく理解できない。

彼にとってアニータは「ただの機械」だから、返品することにもセックスすることにも抵抗がない。

ジョーは〈シンス〉を購入したときもそうだったけど、無計画で想像力に欠け、思いつきで行動するタイプ。後半は彼のテキトーな言動がトラブルの種になってしまいます。

ジョーのキャラクター設定、もうちょっとなんとかならなかったのかなぁ~。
これじゃただのトラブルメーカーだよ。

人間らしいといえばそうなのかもしれないけど、正直、この人にはかなりイライラさせられました。

レオたちは再び逃亡生活へ

最終話はうまくいきすぎて、少しあっけない気も。

カレンの気持ちの変化がイマイチよくわからなかった。
でも、ピートとうまくいくといいなぁと思う。

ホブ教授のもとから逃げ出したレオとミア、マックスは、3人で逃亡することに。
ニスカはひとりで自分の人生を生きることを選択しました。

でも、ニスカは例のプログラムのコピーを持ってるんですよね……内緒で。

フレッドはホブ教授を第一ユーザーと認識するコードを埋められて制御不能に陥ったので、放置されてしまう。

ホーキンス家とはこれでサヨナラなのかな?
続きが気になるのでシーズン2も見る予定です。

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