英国ドラマ「刑事カレン・ピリー 再捜査ファイル」シーズン2(100~105分×全3話)についてまとめました。
スコットランド警察の若き女性刑事カレン・ピリーが、過去の未解決事件に挑む本格的なクライム・ドラマの第2弾。今回のシーズンでは、1984年に起きた資産家一家の誘拐事件を再調査することになります。
事件の背景には、政治的な駆け引きや家族の秘密、そして長年封じられてきた傷が隠されていて、カレンは過去と現在を行き来しながら、真実に迫っていきます。
※この記事は随時更新中です。各話視聴後、加筆修正します
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Contents
作品概要
- 放送局:ミステリーチャンネル
- 放送時間:2025年9月28日(金)16:00~ ※全3話一挙放送
- 製作国:英国(2025年)
- 原題:Karen Pirie
- 原作:ヴァル・マクダーミド『迷宮の淵から』
- 脚本:エマー・ケニー
- 監督:ガレス・ブリン
あらすじ
1984年、不況下のスコットランド。資産家グラントの娘カトリーナとその息子が誘拐された。脅迫状が2通届いた後、犯人からの連絡は途絶え、事件は未解決のまま迷宮入りした。40年後の2024年、ある男の遺体が炭坑で発見された。迷宮入りしていたはずのグラント事件が再び動き出す。捜査を命じられたのは警部補に昇進したカレン・ピリーだ。フィルやミント、新人刑事のアイラと共に初動捜査の記録をたどりつつ、関係者の足取りを追う。
ミステリーチャンネル公式サイトより
原作について
このドラマの原作は、ヴァル・マクダーミドの長編小説『迷宮の淵から』(2008年刊行)です。
1984年の炭鉱ストライキ下で起きた2つの失踪事件と、2007年の再捜査を描く心理サスペンスです。裕福な一家の誘拐と炭鉱労働者の失踪——全く異なる背景の事件が、時を越えて複雑に絡み合います。
刑事カレン・ピリーの捜査はスコットランドの田舎町からイタリア・トスカーナまで広がり、過去の沈黙の中に埋もれた真実を少しずつ掘り起こしていきます。
複数の時間軸が交錯する構成は少し複雑ですが、それがかえって読者の想像力を刺激し、物語の深みを増しています。
登場人物(キャスト)一覧
カレン・ピリー(ローレン・ライリー)
スコットランドのセント・アンドルーズ警察署に勤務する刑事。鋭い観察力と粘り強さが武器だが、鼻につく女だと周りから疎まれている。シーズン2では1984年の誘拐事件を追う。
ジェイソン・マレー(クリス・ジェンクス)
通称ミント。カレンの相棒。誠実で親しみやすい性格。
フィル・パルハトカ(ザック・ワイアット)
カレンの元相棒。カレンとは親密な関係だったが、彼女が再捜査チームの担当に選ばれたことに嫉妬し、関係が壊れてしまう。その後、殺人課に異動した。
サイモン・リース(スティーヴ・ジョン・シェパード)
カレンの直属の上司。彼女の能力を疑いながらも、重要な事件を任せる。
リバー・ワイルド(エマー・ケニー)
カレンの親友で、ルームメイト。法医学と考古学の教授。カレンの捜査に協力する。
カトリーナ・グラント(ジュリア・ブラウン)
資産家の娘。1984年に息子とともに誘拐された。事件は未解決のまま迷宮入りした。
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