ドラマ「THE LAST OF US」第4話~第6話ネタバレと感想|愛する者のために

海外ドラマ「THE LAST OF US」あらすじキャスト

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U-NEXTで独占配信中の海外ドラマ「THE LAST OF US」の第4話~第6話のあらすじと感想(ネタバレ有)です。

ジョエルとエリーが旅の中で出会う、立場の異なる人々。

崩壊した世界で、追い込まれた状況で、それぞれが愛するものを救うために選択を迫られます。

辛い。

各話のタイトル
  • 第4話 この手につかまって
  • 第5話 耐えて生きぬけ
  • 第6話 親族

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海外ドラマ「THE LAST OF US」あらすじキャスト ドラマ「THE LAST OF US」登場人物(キャスト)一覧・予告動画・視聴方法

第4話のあらすじ

ジョエルとエリーは、カンザスシティーで略奪者から襲撃を受ける。殺されそうになったジョエルを助けるため、エリーは隠し持っていた銃で敵を撃つ。

エリーに人を撃たせてしまったことを悔やむジョエルだったが、エリーは「初めてじゃない」と明かす。

ジョエルたちを襲ったのは、FEDRA(連邦災害対策管理庁)を制圧したレジスタンスたちだった。反乱軍のリーダーであるキャスリンは、殺された兄マイケルの仇を討つため、裏切り者のヘンリーを捜していた。

キャスリンはジョエルをヘンリーが雇った傭兵だと思い込み、必ず見つけ出して殺すよう命じる。

キャスリンとペリーは、ヘンリーが隠れていたと思われる建物を発見する。その建物の地下には感染者たちがうごめいていたが、キャスリンは対応を後回しにし、ヘンリー捜しを優先する。

ジョエルとエリーは反乱軍の目につきにくい高層ビルに身を隠す。だがその夜、2人の前に銃を手にした少年が現れ…。

第5話のあらすじ

キャスリン率いるレジスタンスは、FEDRA(連邦災害対策管理庁)を制圧して街を占拠していた。そしてFEDRAに協力した密告者たちを冷酷に裁いていた。

キャスリンに追われるヘンリーは、医師エデルスティンと合流し、耳の聞こえない弟サムとともに屋根裏部屋に隠れることに。10日後、食料が底をつくがエデルスティンは姿を見せず、やむなく2人は脱出を試みる。

ジョエルとレジスタンスたちの銃撃戦を目撃したヘンリーは、ジョエルとエリーを尾行し、高層ビルへ。

眠っていた2人を起こし、ここから脱出するために自分たちと手を組まないかと持ちかける。殺人経験がなく銃を撃つことができないヘンリーは、ジョエルの戦闘能力を買っていた。

ヘンリーの案内で地下トンネルに入った4人は、日が暮れるまで待つことに。

ヘンリーは弟のサムが白血病であることをジョエルに明かす。ヘンリーは薬を手に入れるために、レジスタンスの偉大なリーダーだったキャスリンの兄マイケルをFEDRAに売ったのだ。

地下トンネルを抜けた4人は、脱出に成功する。だが民家にいたスナイパーに狙われ、ジョエルが彼を始末する。スナイパーはレジスタンスの一員で、既にキャスリンに情報が伝わっていた。

キャスリン率いるレジスタンスたちが現れ、襲撃を受けるヘンリー、サム、エリー。

ヘンリーはサムをエリーに託して投降する。その直後、炎上したトラックが地下に落ち、地下から無数の感染者たちが湧き出てくる。

ジョエルは家の中から援護射撃をしてエリーを助け、エリーはヘンリーとサムを助けて逃げようとする。3人の前に立ちはだかったキャスリンだったが、背後から感染者に襲われて死亡する。

ジョエル、エリー、ヘンリー、サムの4人はモーテルに逃げ込む。ジョエルはワイオミングへの旅にヘンリーたちを誘い、ヘンリーも喜んで応じる。

エリーとサムは筆談で会話をする。サムはエリーに「怖いものはないの?」と聞き、エリーは「独りぼっちになるのが怖い」と答える。サムは感染者に噛まれた足をエリーに見せる。

エリーは自分の腕の傷口を見せ、「私の血は薬なの」とサムに教える。そして自らナイフで手を傷つけ、その血をサムの傷口に塗る。

翌朝。目覚めたエリーはサムに声をかけようとして襲われる。ヘンリーはサムを撃とうとするジョエルを制し、自分の銃でサムを撃ち殺す。混乱したヘンリーはジョエルに銃を向けた後、自ら命を絶つ。

ジョエルとエリーは2人の遺体を埋葬する。エリーは筆談で使っていたボードに「I’m Sorry」と書き、サムの墓の上に置く。

第6話のあらすじ

3か月後。ジョエルとジュリーはワイオミング州に到着する。弟のトミーがいると思われたコーディは感染者だらけで、2人は手がかりをなくしてしまう。

先住民夫婦は「死の川は決して渡るな」と警告するが、2人は警告を無視して川を渡る。道中、将来の夢として羊の牧畜をやりたいと語るジョエルに対し、エリーは宇宙飛行士への憧れを口にする。

ジョエルとエリーはもう一つの川が“死の川”だったことに気づく。馬を駆る武装集団が現れ、2人は包囲される。だがマリアという女性がジョエルに気づき、2人をジャクソンの集落に案内する。

マリアはトミーの妻だった。トミーと再会を果たしたジョエルは、彼らが平和な集落で幸せに暮らしていることを知る。

ジョエルは〈ファイアフライ〉の拠点が東コロラド大学にあることを知り、エリーを送り届けるために同行してほしいとトミーに頼むが、マリアが妊娠していることを告げて断るトミー。

トミーと喧嘩別れしたジョエルは、体調不良に襲われる。集落の人々の中にサラに似た女性を見かけ、思わず目を凝らすジョエル。

自分の弱さを認めたジョエルは、エリーに免疫があることや、テスが途中で死んだこと、エリーに命を救われたことをトミーに話す。

そして自分では彼女を守れないと告げ、代わりにエリーを東コロラド大学へ送り届けてほしいと頼む。

エリーはマリアから、ジョエルが娘を亡くしていることを知らされる。トミーとジョエルの会話を盗み聞きしたエリーは、「何を恐れてるの?私はサラじゃない」と自分を捨てようとしているジョエルを激しく責める。

翌朝、ジョエルは「お前が選べ」とエリーに選ばせる。エリーは問答無用で「行くよ」と言い、ジョエルと一緒に行くことを選ぶ。トミーに見送られ、2人は集落を後にする。

東コロラド大学に到着したジョエルとエリーだったが、〈ファイアフライ〉の姿はなく、ソルトレイクシティに拠点を移したと思われる〝引っ越しリスト〟が残されていた。

そこへ数人の男たちが現れ、密かに逃げようとしたジョエルはその中の1人から襲撃を受ける。

男を殺害するも、折れたバットが腹部に刺さり、重傷を負うジョエル。エリーはジョエルを馬に乗せて逃げるが、ジョエルは意識を失ってしまう。

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第4話~第6話の感想

ジョエルとエリー

第3話でビルとフランクの死に遭遇し、ジョエルのエリーに対する態度が少し変わってきました。

エリーが〝ダジャレ本〟を読んでジョエルを笑わせるとか、これまでにはない微笑ましいシーンもあって。

ジョエルは頑固に「テスから頼まれたお荷物」と言い張るんですけどね。変化は目に見えて明らかです。

車と物資を手に入れて、心に余裕が生まれたというのもあるかもしれない。

ただ、エリーとの距離が縮まれば、ジョエルにのしかかる責任もどんどん重くなってくる。エリーを守りたいという思いが重圧になっていく。

ジョエルを助けるためにエリーが銃を使って人を撃ち、そのことに責任を感じるジョエル。

でもこの一件でジョエルはエリーを信用するようになり、銃を携帯することを許します。

ヘンリーとサム

カンザスシティーで出会ったのは、ヘンリーとサムの兄弟。

ヘンリーは白血病の弟サムを助けるために密告者となり、レジスタンスの偉大なリーダーであるキャスリンの兄マイケルを軍に売り渡し、死なせてしまっていた。

「悪事を働いたのは俺だ。でもわかるだろ? あんたは誰かの父親だったのだから」

ジョエルは答えないけれど、彼にも弟がいて、かつては娘もいた。生きるため、愛する者を守るために、やむをえず手を汚す彼ら。

ヘンリーに兄を殺されたキャスリンも、兄が報復を望んでいなかったことを知りながら、ヘンリーを許すことができない。

「監獄の兄さんに最後に会ったとき、ヘンリーを許せと言われた。でもそれで兄さんは報われる? そこに正義はある? 許すことになんの意味がある?」

ちなみにキャスリンは、ドラマのオリジナルキャラクター。原作のゲームでは、主人公にただ撃ち殺されるだけのモブだったのかもしれない。

敵キャラにも愛する家族がいて、復讐に突き進む情念がある。ドラマだからこそ描けたエピソードだと思う。

窮地を脱したジョエルたち4人は、一緒にワイオミングへ行くことに。でもサムは感染してエリーを襲い、ヘンリーはサムを撃って自らも死んでしまう。

なんて救いのない結末。悲劇としか言いようがない。

トミーとジョエル

行方不明だったトミーとようやく再会したジョエル。

トミーは平和な共同集落でマリアという女性と結婚し、何不自由なく暮らしていました。

この終末世界で、新しい家族を作るという希望を持つトミーと、絶望の中で立ち止まったままのジョエル。

トミーと喧嘩別れしたジョエルが自分の「老い」を実感し、涙ながらにトミーを説得してエリーを託すシーンが切ない。

「お前が知ってる俺は、今の俺とは違う。俺は弱い。最近は突然恐怖がこみ上げてきて心臓が止まったようになる。夢も見る。毎晩だ。どんな夢かは覚えていない。だが起きた時に感じる。何かをなくしたと。夢の中でしくじってる。(中略)俺じゃあいつを死なせてしまう」

これまでは兄の威厳を保って、トミーに弱音なんて吐いてこなかったはず。だけど今のジョエルにとっては、そんなプライドよりもエリーの命を守ることのほうが重要だった。

ジョエルの体調不良は精神的なもののようで、おそらくサラを失ったことによるトラウマが影響しているのだと思う。

2人の選択

自分を捨てたジョエルに怒りをぶつけるエリー。

「私の大事な人はみな、死んだか私を置いていった。あんた以外はね! 他の人といたほうが安全なんて嘘。もっと不安になる」

一度は「別々の道を行く」と決めたジョエルでしたが、サラを思って一晩過ごした後、エリーに自分とトミーのどちらを選ぶか決めるよう告げます。

考えるまでもなく「行くよ」と食い気味に言うエリーがかわいい。

トミーに見送られ、出発するジョエルとエリー。誰かに押し付けられたのではなく、自らの意志でエリーとともに行くことを決めたジョエル。

2人は本当の親子のように仲良くなっていきます。

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