海外ドラマ「ヴェルサイユ」シーズン2(全10話)についてまとめました。
太陽王と呼ばれたフランス王ルイ14世を主人公に、絢爛豪華なヴェルサイユ宮殿で繰り広げられる愛憎劇をスキャンダラスに描いたドラマ。
シーズン1同様、つぎつぎと事件が起こるので目が離せません!
新たに加わったキャストの中では、フィリップの新妻リーゼロッテがお気に入り。血なまぐさい陰謀やドロドロした人間関係の中に、爽やかな風を吹き込んでいます。
Contents
作品概要
- 放送局:放送局:チャンネル銀河
- 放送時間:2021年4月26日(月)から毎週月-金曜深夜0:00~
- 動画配信:Netflix
- 製作国:フランス/カナダ(2017年)
- 原題:Versailles
- 脚本:デヴィッド・ウォルステンクロフト/サイモン・ミレンほか
- 監督:トーマス・ヴィンセント/マイク・バーカーほか
予告動画
時代背景
年代 | フランスの主な出来事 |
---|---|
1643年 | ルイ14世、4歳でフランス国王に即位 |
1648年 | フロンドの乱(~1653年) |
1660年 | ルイ14世、スペイン王フェリペ4世の王女マリー・テレーズと結婚 |
1661年 | 宰相マザランが死去、ルイ14世による親政が始まる ヴェルサイユ宮殿の造営を開始 |
1667年 | 南ネーデルラント継承戦争(~1668年) |
1670年 | ルイ14世、イングランド王チャールズ2世とドーバーの密約を結ぶ |
1672年 | オランダ戦争(~1678年) |
1682年 | ヴェルサイユに宮廷と政府機関を移転 |
1683年 | 王妃マリー・テレーズ、コルベール死去 ルイ14世、マントノンと秘密結婚 |
1685年 | ナント勅令を廃止、国内で反乱が起こる |
1688年 | アウクスブルク同盟戦争(~1697年) |
1701年 | スペイン継承戦争(~1714年) |
1710年 | ルイ15世誕生 |
1715年 | ルイ14世死去、ルイ15世即位 |
登場人物(キャスト)
※シーズン1のネタバレを含みます
主要人物
ルイ14世(ジョージ・ブラグデン)
フランスの国王。王室狩猟場のヴェルサイユを好み、王としての権力を示す象徴としてヴェルサイユ宮殿の建築を進める。マリー・テレーズとは政略結婚。モンテスパン夫人など、多くの女性を愛人にしている。
オルレアン公フィリップ1世(アレクサンダー・ヴラホス)
ルイの弟。偉大な兄の影で苦悩する。男色や女装を好み、愛人のシュヴァリエを寵愛している。シーズン1で妻アンリエッタを毒殺され、陰謀渦巻く宮廷を去った。今シーズンではルイの命令で再び政略結婚させられ、ヴェルサイユに戻ってくる。
マリー・テレーズ王妃(エリサ・ラゾウスキ)
フランス王妃。スペイン王フェリペ4世の娘。夫であるルイの寵愛を得たいと願うもかなわず、孤独を抱える。信仰心に厚く、宮廷内の堕落ぶりに危機感を抱いている。ルイが寵愛するモンテスパン夫人を憎悪する。
リーゼロッテ(ジェシカ・クラーク)
プファルツの侯女。フィリップの政略結婚の相手として選ばれた。快活で正直な性格で、誰に対しても率直な物言いをする。フィリップとシュバリエの関係を認めつつ、自身の役割を全うしようと努める。
宮廷の臣下たち
ボンタン( スチュアート・ボウマン)
ルイが最も信頼を置いている臣下。穏やかで忍耐強く、実直な人柄。護衛隊長のファビアンとは互いに信頼し合う関係で、毒殺犯の捜査にも協力している。
ファビアン(ルイ・タニャン)
護衛隊長。忠誠心が厚く、反逆者に対しては拷問も辞さない。宮廷内に潜む毒殺犯を見つけ出そうと捜査にあたる。シーズン1でクロディーヌに命を救われ、彼女の家に通うようになる。
コルベール(スティーブ・カミン)
財務総監。ルイの育ての親でもある宰相マザランの腹心で、彼の遺言によりルイに仕えることとなった。外交・軍事以外の全行政に関与している。職務に忠実で、何よりも仕事を優先する。
ルーヴォワ候(ジョー・シェリダン)
陸軍卿。父ル・テリエとともにフランス陸軍をヨーロッパ最大かつ最強の陸軍に育て上げた。オランダとの和解を望んでおり、強引に戦争を続けようとするルイに手を焼く。
カッセル公爵(ピップ・トレンズ)
不道徳な行いで悪名高い貴族。シーズン1で反逆を企てるも敗れ、ルイに屋敷を燃やされて宮殿の物置部屋を与えられた。今シーズンでは大法官に抜擢され、ルイの臣下となる。
トマ・ボーモント(マーク・レンドール)
パリで有名な劇作家。ルイに気に入られて宮廷史官に任命され、ヴェルサイユへやってくる。ソフィーと恋に落ちる一方で、カッセル公爵を脅すなど宮廷内で怪しい動きを見せる。
ジャック(ギリー・ギルクリスト)
庭師。元兵士で、戦争で右腕を失っている。人生の機微に通じ、温かく懐の深い人物。ルイに慕われ、たびたび相談を持ちかけられる。
クロディーヌ(リジー・ブロシュレ)
ルイが信頼する宮廷医師。勉強熱心で解剖学にも通じ、その知識と情熱は男性に引けを取らない。シーズン1で毒を盛られたファビアンの命を救い、彼と心を通わせるようになる。
貴族たち
シュヴァリエ(エヴァン・ウィリアムズ)
フィリップの愛人。軽薄な行動で周囲を振り回すが、根は小心者。フィリップへの愛ゆえに嫉妬に狂い、数々の問題行動を起こす。シーズン1で追放処分となるが、王に許されてヴェルサイユに帰ってくる。
モンテスパン侯爵夫人(アンナ・ブリュースター)
名門貴族出身の知性と美貌をあわせ持つ女性。シーズン1でルイの愛人となり、今シーズンでは子供を出産。ルイの寵愛を一身に集める公妾となるが、その愛を失う予感に怯える。
ソフィー・ド・クレルモン(マディソン・ジャザニ)
シュヴァリエのいとこを名乗っている。シーズン1で母ベアトリスが処刑された後、ファビアンの手下になることで宮殿に残ることを許された。今シーズンではルイの命令で不本意な結婚を強いられることに。
ガストン・ド・フォア(ハリー・ハッデン=パトン)
大法官の有力候補だったが、その座をカッセル公爵に奪われ意気消沈する。宮殿を去ろうとするが、毒殺犯の疑いをかけられ逮捕される。小間使いのオディルとは親密な関係。
ド・フォア夫人(グレタ・スカッキ)
ガストンの母。息子を出世させるべく、モンテスパン夫人に頼んでルイに推薦させる。逮捕された息子の無実をルイに訴えるが…。
フランソワーズ・ドービニェ(キャサリン・ウォーカー)
「スカロン夫人」と呼ばれている。モンテスパン夫人の友人で、彼女に子供の養育係を頼まれ、ヴェルサイユにやってくる。やがてルイの寵愛を得てマントノンの所領を贈呈され、「マントノン侯爵夫人」になる。
イザベル(Phareelle Onoyan)
コルベールの姪。ヴェルサイユにやってきて新たな生活を楽しむ。
そのほか
アガット夫人(スザンヌ・クレマン)
村に住む占い師。モンテスパン夫人の旧友。宮廷でルイを占い、「地獄が現れて楽園は崩壊する」と予言。影で反逆者を支援する。
パスカル神父(ジェームス・ジョイント)
マリー・テレーズ王妃がパリから呼び寄せた王妃つきの神父。貴族たちの堕落と神の力を恐れない王に危機感を抱き、ボシュエ司教とともにルイを脅迫する。
エティエンヌ神父(ネッド・デネヒー)
クロディーヌが診察をしている売春宿で、私生児を引き取っている聖ジュヌビエーブの神父。
オラニエ公ウィレム(ジョージ・ウェブスター)
オランダ(ネーデルラント)の最有力貴族。オランダ総督オラニエ公ウィレム2世とイングランド王女メアリーの息子。ルイのもとに次々とスパイを送り込む。