「闇の伴走者~編集長の条件」第2話|綿貫の秘密が明らかに

闇の伴走者~編集長の条件

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どうも、夏蜜柑です。
連続ドラマW「闇の伴走者~編集長の条件」第2話。

ますますミステリアスで面白いです。南部の死の真相は未だ謎ですが、どのシーンも伏線だらけなので目が離せません。一瞬も気が抜けないなぁ(笑)。

伊東くんが社史から想起社と紅忍者との繋がりを発見する場面は、今回一ゾクゾクしました。あっという間の1時間。古田新太さんはもう編集長にしか見えないわ。

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第2話「疑惑」あらすじ

  • 醍醐(古田新太)は、綿貫がコミックスープレックスに何度も高額の経費を使用していることに不審を抱き、社長の小城(平泉成)に進言するが、綿貫の祖父には恩があるとして適当にあしらわれる。
  • 「紅忍者」の画稿の出所を調べる優希(松下奈緒)は、古書店ノスタル堂の店主・三浦(小宮浩信)から、非合法な取引をする闇の古本屋が存在することを聞く。
  • 優希の父の同僚で元刑事の矢島(森本レオ)は、かつて自殺に見せかけて人を殺す「落とし屋」がいたという噂があったことを語る。事故現場で「足を引きずっている男を見た」という目撃談もあったという。
  • 優希は、刑事部捜査一課の管理官で、暴力団との癒着を疑われていた父が、ホームから足を踏み外して死んだことに今でも疑念を抱いており、そのことで姉との関係がうまくいっていないことを矢島に打ち明ける。
  • 伊東(白石隼也)は、醍醐に命じられて想起社と阿島文哉(ベンガル)の繋がりを調べ、「想起社五十周年記念社史」で初代社長が関東オール社から独立したことを知る。関東オール社は、「紅忍者」が掲載されていた貸本の発行元だった。
  • 優希は、ノスタル堂の店主・三浦から闇取引を行う小売屋のリストを受け取る。そこには、コミックスープレックスの名があった。醍醐は正体を見極めるため、おとり捜査を仕掛けることを提案。優希はコミックスープレックスに電話をかける。

登場人物はこちら
闇の伴走者~編集長の条件 「闇の伴走者~編集長の条件」全話あらすじ感想・登場人物(キャスト)

第2話「疑惑」感想

少しずつですが繋がってきましたね。

温水さん演じる喫茶店のマスターの名前も明らかに。
伊集院龍之介。

醍醐さんと一緒にツッコんでしまったわ(笑)

伊東を狙うのは「足をひきずる男」?

白石隼也さん演じるバイトの伊東くんが、いい働きをしてくれました。

「ヘルシーだから」という理由で、上司よりも高価な弁当を買ってくる伊東くん。
白土三平も小島剛夕も知らないけれど、「ワンピース」の連載開始年は知っている伊東くん。

頼りなさそうに見えるのに、なんだかんだ言いつつしっかり醍醐と優希を助けてるところが面白いです。

彼が書庫で「想起社五十周年記念社史」を見つけるシーンは、殺されるんじゃないかとヒヤヒヤしましたけども。

でもどうやら不安は当たってたみたいで、何者かが彼を狙っていましたね。
右の靴のかかとだけがすり減っていたから、「足をひきずる男」と思われます……大丈夫かなぁ。

優希の父の死の謎が明かされる?

無関係と思われた優希のお父さんの死が絡んでくるとは、全くの予想外でした。

前作で描かれた優希の家族問題が今作にも持ちこまれているのですが、情報の出し方が絶妙です。ここまででわかっていることをまとめてみますと……。

  • 優希の父はノンキャリアで刑事部捜査一課の管理官だった
  • 警察と暴力団との癒着を疑われ、警察の腐敗の象徴のように噂される
  • 心労が重なり帰宅途中にホームから足を踏み外して死んでしまう
  • マスコミは自殺をほのめかし、警察は疑惑を否定しなかった
  • 優希は警察に失望して辞職し、東京に出て調査員になった
  • 姉がひとりで認知症の母の面倒を見ることになる
  • 母が死んだ後、父の死の真相を突き止めたいと言って姉と口論になる
  • 家を売ることになり、財産相続をめぐって姉ともめている

「落とし屋」の噂が気になるんですよねぇ。

足をひきずる男=落とし屋ってことでいいんでしょうか?
今後の展開が非常に気になります。森本レオさん演じる矢島が、重要な鍵を握っていそうな気も……。

綿貫の正体は?

南部殺しの犯人候補として上がっていた綿貫ですが、やはりミスリードみたいです。

今回わかったことは、「祖父は関東オール社の社長で、想起社の初代社長と深い縁があった」ということ。そしてコミックスープレックスという会社は、どうやら彼のものらしい。

何やら怪しいマンションの一室に出入りしているシーンがあったので、あそこがコミックスープレックスの事務所になっていると思われます。

つまり、彼は編集部の経費を使って闇取引で高価な画稿を買い取り、画稿を売った金を着服していた……ということでしょうか?

そしてそのことは、想起社の社長と専務も知っている……?
こうなると、想起社という会社そのものが怪しくなってきましたねぇ。

南部がこだわっていた「水色」の正体は?

前回、優希が南部のマンションで見つけたアイデアノート
事件のヒントと思われる書き込みがいくつかありました。

  • 時代は水色。水色読者に向けた漫画雑誌
  • 読者を慰撫し、鼓舞する雑誌
  • 日本のよさを読者に伝える作品
  • サラリーマンもの2本
  • 「黒い画」の作品がほしい
  • 昭和の未解決事件・怪事件をドキュメンタリー風に
  • 幻のマンガ家発見!!→これが最後のピース
  • 大人向けマンガで革命を起こす

うーん。
やっぱり「水色」が気になるなー。

アイデアノートには江戸時代を賞賛する書き込みもあったんですよね。江戸時代+水色で思い浮かぶのは、新撰組のダンダラ模様の羽織で知られる浅葱色

当時「浅葱裏」という言葉があって、表地だけ豪華に見えるが実際は粗末な服という意味の隠語だったりするのですが……それとは無関係かなぁ。

綿貫と南部、幻の漫画家の関係は?

綿貫は、コミックスープレックスで闇取引を行い、表に出ない漫画の画稿を扱っていました。
南部はそれを利用して、例のブキミな線路の絵を手に入れたんじゃないでしょうか?

アイデアノートに「幻のマンガ家発見!!」と書かれていたのは、このことで。
だから、綿貫の不正を見逃していたのではないかと。

問題は、その漫画家が何者なのか、ということです。

幻の漫画家を演じるのが田中泯さんであることはわかっているのですが、その漫画家が下山事件とどう関わっているのか、足をひきずる男と同一人物なのか……

下山事件が起きたのが1949年なので、今から70年ほど前です。
当時10代の若者だったら、現在も生きている可能性はあります。

そして、冒頭のシーンで草むらから線路を覗いていた顔は、若い男のように見えました。これが若き日の漫画家ということになるのでしょうか?

とすれば、足をひきずる男≠漫画家ということになりますね。

まだ謎だらけだけど、面白いったらないわ~。

事件の真相も気になるけど、ちょいちょい挟まれる醍醐の編集長としての仕事ぶりも興味深いです。今回の「パシリ刑事」のマンネリ打開策、最高でした。すごい読みたくなってしまったよ、「パシリ刑事」。