どうも、夏蜜柑です。
連続ドラマW「イノセント・デイズ」第2話。
今回は中学時代の幸乃が描かれます。伏線が多くて謎が深まりますね。幸乃は冤罪だと思いますが、どうやって事件の真相を暴いていくのか気になります。妻夫木聡さん演じる主人公・慎一にも秘密がありそう。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。
第2話のあらすじ
- 慎一(妻夫木聡)は、幸乃(竹内結子)が中学生時代に起こした強盗傷害事件の真相を探るため、同級生だった理子(長谷川京子)を捜し出す。理子は夢を叶え、翻訳家になっていた。
- 中学時代、理子(池田朱那)と幸乃(清原果耶)は本好きという共通点から心を通わせるようになるが、理子は不良グループのリーダーである皐月(越後はる香)の誕生日会に行き、憧れていた遠山先輩に犯される。理子はその時の写真をネタに皐月から脅され、高価な物を要求されるようになる。
- 幸乃と一緒に書店を訪ねた際、理子はレジから金を盗もうとして店主に見つかり、思わず突き飛ばして暴行を加えてしまう。13歳の幸乃なら少年法で罪を問われないからと、理子は幸乃に罪を被せて逃げる。その後、幸乃は教護院に入れられることに。
- 理子の告白を聞いた慎一は、再審の時に証言してほしいと頼む。翔(新井浩文)は幸乃と面会し再審請求を促すが、幸乃は頑なな態度で拒む。
第2話の感想
慎一、翔、幸乃。この主要人物3人の思惑がまだ見えてこないこともあって、モヤモヤしますね(いい意味で)。伏線と思われる謎めいたシーンも多く、頭を働かせて推理しているんですけど^^;
幸乃は、やっぱり冤罪なんでしょうね。
今回は、彼女が中学時代に起こした強盗傷害事件の真相が明らかになりました。
かなりショッキングな内容でした……。
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長谷川京子さん演じる理子は、中学時代の幸乃の親友でした。
だけど、親友と呼べるのかどうか。
彼女が幸乃にしたことは、とても残酷で許し難い行為です。
あの山姥みたいな祖母に引き取られ、劣悪な環境で育てられた幸乃は、学校でも敬遠され友達もできず、孤独に過ごしていました。
そんな幸乃にとって、理子はかけがえのない存在だったはず。でも、幸乃は理子に「そばにいてほしい」とは言わない。ただ理子が求める時に、理子のそばにいようとする。
一方理子は、不良グループの皐月に好かれようと必死に機嫌を取り、嫌われることを恐れて皐月の前では幸乃を無視したり。
「私には幸乃が必要なんだ。幸乃とだけは、無理しないでいられるから」
わたしにはどうしようもなく薄っぺらい、安易なセリフに聞こえましたね。
彼女が求めているのはその場しのぎの安らぎで、こんなの友情じゃないです。
理子の幸乃に対する思いは、幸乃の理子に対する思いに比べて、あまりにも軽いんです。
理子が起こした事件だって、ウンザリするくらい浅はかで。どう考えても彼女が悪いので、同情の余地はまったくありません。それを、幸乃はあっさり「いいよ」と言って身代わりになってあげる。
人がよすぎるよ、幸乃。
しかも、彼女は今でも理子を「友達」だと言うんです。
嬉しそうに、理子が出した絵本を眺めて。
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理子が事件を起こすシーンで、気になったことがあります。
理子と幸乃が店に入る直前、慎一に似た男の子が店から出てきます。幸乃は「幼なじみに似てた」と言うのですが、ハッキリとはわかりません。
これ、慎一ですよね?
そもそも慎一は、なぜ理子の存在を知っていたのか?
幸乃とはずっと会ってないはずなのに、慎一は事件の詳細を知っていました。
前半、慎一が一瞬だけ昔を思い出すシーンがあって。それが、理子が事件を起こして幸乃が「逃げよう、理子ちゃん」という場面でした。
慎一は、あの場にいた。
そして、あの店のお金をたびたび盗んでいたのは、慎一だったのではないでしょうか?
店主のおばあさんは、前から犯人を探していたようなことを言っていました。そして貧しい町に住む幸乃を疑っていました。
折しも、幸乃とお揃いの服を着た理子が店にやってきて、レジの金を盗もうとした……。
そう考えると、慎一がここまで必死になって幸乃の無実を訴えるのも、わかる気がします。あの時、慎一は幸乃が無実であることを知りながら、自らの犯行を隠すために見て見ぬフリをしてしまったのだとしたら……。
慎一が何かを隠していることは間違いないのですが、それが明らかになるのはもう少し先になりそうです。
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幸乃の気持ちもまったくわかりませんね。
幼なじみの翔を冷たく追い返したと思ったら、号泣したり。
理子の本を嬉しそうに開いたと思ったら、「無実のあなたへ」という手書きの文字を見てパタンと閉じてしまったり……。
次回は、幸乃が殺した女性の夫・敬介との関係が明らかになりそうです。