「プラージュ」第2話あらすじ感想|住人たちの過去

連続ドラマW「プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~」

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WOWOWの連続ドラマ「プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~」第2話のあらすじと感想です。

再就職に失敗し、前の職場の上司から恨まれていることを知って、ショックを受ける貴生。さらにシェアハウスの住人のひとり、紫織が前科者だとわかり、驚きます。

辛い思いをしても前向きに生きる紫織が健気で泣けました。

第2話あらすじ

再就職がうまくいかず荒れ気味の貴生。ある夜、住人のひとり、紫織(中村ゆり)が怪しい男に絡まれているところを見掛ける。昼間は優しい夫婦が経営する商店街の弁当屋さんで、夜は時々スナックで明るい笑顔と関西弁を振りまきながらけなげに働いている紫織だが、実は昔の男が指名手配中。やがてプラージュや商店街にも刑事が現われ不穏な空気が漂う中、貴生や住人たちが紫織のために歌ったのは……。

WOWOW公式サイトより

第2話ネタバレ

紫織(中村ゆり)の昔の男はコカインの運び屋で、紫織の部屋を保管場所に使っていたことから警察に踏み込まれ、紫織だけが捕まって男は逃亡、指名手配中でした。刑事たちは紫織が男の居場所を知っていると思い込み、執拗に紫織をマークします。

紫織がいつものようにバイト先の弁当屋に行くと、いつも優しい夫婦が暗い顔つきで紫織を迎えます。刑事たちが張り込みをしているせいで、商店街に客が寄り付かなくなる……と、商店街の人たちから苦情が上がっていると言います。

事情を察した紫織は、「お世話になりました」と言って立ち去ります。出ていく紫織を見送った後、嗚咽を漏らすおかみさん。

紫織が店をクビになったことを知った潤子やシェアハウスの住人たちは、紫織のために鍋パーティーを開きます。みんなの優しさにふれ、涙をこぼす紫織。中原(渋川清彦)は、加藤(スガシカオ)のギター伴奏で「大阪で生まれた女」を歌い、紫織を励まします。

早見(眞島秀和)が加藤の親族の一家無理心中について書いた記事は、各方面から反響が殺到し、週刊誌の売れ行きも好調でした。

早見は「次はヤツの私生活を暴く」と言います。「大丈夫なのか?後戻りはできねえぞ」と釘を刺す編集者に、「とっくにわかってますよ、そんなことは」と答える早見。

その頃、加藤は7年前に起きた殺人事件の現場に足を運び、立ちつくしていました。

ある日、ひとりの女性が中原を訪ねてプラージュにやってきます。彼女は中原の元婚約者でしたが、中原は「あいつとはもう会っちゃいけねえんだよ」と言って会わずに追い返します。

中原が「俺、人殺しだからさ」と呟くのを聞いて、言葉を失う貴生。

第2話ネタバレ

重いなぁ…。
紫織がメインの回でしたが、いい子なので辛かったです。

自分はただ事件に巻き込まれただけなのに、と拗ねていた貴生。だけど、同じように事件に巻き込まれて前科者になり、苦労を重ねているにもかかわらず、愚痴も言わずに明るく笑って前向きに生きている紫織を見たら、何も言えなくなりますよね。

だから紫織がお弁当屋さんを辞めなくてはならなくなった時は、悲しかった。商店街の人たちも、お弁当屋さんの夫婦も、紫織も、誰も悪くないと思います。人と人との信頼関係って簡単に壊れてしまうんだな、とあらためて思った。

ダメダメだった貴生も、さすがに変わってきました。

前の職場が自分のせいで酷い目に遭い、上司から「死ね!」なんて言われたら、普通、相当ショックだと思います。潤子さんに八つ当たりしたのは良くないですが、翌朝ちゃんとご飯を食べてお礼を言いにいくところは性格の良さが出てましたね。ズルズル引きずらないところが貴生の良さかな。

普段、何気なく働いて、何気なく生活して、何気なく生きている時は気づかないけれど、人は常に何かに属しているんですよね。どんなに孤立している人でも、ひとりでは生きていない。

今までずっと誰かに助けられていたことに、貴生も気づき始めたのではないでしょうか。

次回は中原みっちゃんのお話のようです。
お調子者のみっちゃんですが、いったいどんな罪を犯したのでしょうか。

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