「プラージュ」第1話あらすじ感想|ダメダメな主人公

連続ドラマW「プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~」

記事内に広告を含みます

WOWOW連続ドラマ「プラージュ~訳ありばかりのシェアハウス~」第1話のあらすじと感想です。

思っていたより重い内容でした。星野源さん演じる主人公・貴生のダメダメっぷりが見どころです。

第1話あらすじ

旅行代理店の冴えない営業マン・貴生(星野源)は、仕事も恋も失敗続き。憂さ晴らしに出掛けた先でよく分からないまま覚せい剤を打たれ逮捕されてしまう。会社からは解雇、揚げ句、住んでいた部屋が火事に……。執行猶予中の身で借りられる物件などそうそうあるわけもなく、ようやくたどり着いたのは、潤子(石田ゆり子)がオーナーを務める「プラージュ」という名の1階がカフェになっているちょっと変わったシェアハウスだった。

WOWOW公式サイトより

第1話ネタバレ

貴生はシェアハウスの家賃5万円と、住人・小池美羽(仲里依紗)に惹かれ、シェアハウスに住むことを決めます。さらに、再就職先が決まるまでという約束で、潤子が経営する「プラージュ」でバイトをすることに。

シェアハウスの住人は、貴生のほかに5人。ムードメーカー的存在の中原(渋川清彦)や明るい性格の紫織(中村ゆり)、人あたりのいい野口(眞島秀和)とはすぐに打ち解けますが、無口で影のある美羽(仲里依紗)や加藤(スガシカオ)は、何か事情がある様子。

美羽は保護司・伸介の家に通って家事を手伝っていましたが、見知らぬ男と行きずりの関係を重ねる行為をやめられずにいました。

加藤は、7年前に三鷹市で起きた「中古車ディーラー殺人事件」の犯人として逮捕され、5年間服役していましたが、警察のずさんな捜査が発覚して釈放、再審公判中でした。

シェアハウスの住人・野口(眞島秀和)の本名は早見で、実は、加藤の事件を追うフリーライターでした。「あれは冤罪なんかじゃない」と、出版社の編集者に語る早見。

新しいスーツを着て意気揚々と旅行社の面接に行く貴生を、悲しそうな目で見送る潤子。犯罪者が社会復帰するのは難しいことを、潤子はよく知っていました。

「入居者全員が前科者だなんて、あんたもずいぶん変わり者だね」と不動産屋の店主に言われ、「私はただ、決めつけたくないだけ」と答える潤子。

「隣人が犯罪者だと知った時、怖いって思う気持ちはわかる。再犯率も高いし、またやるんじゃないかって疑う気持ちもわかる。だけど罪を償って、本気でやり直したいって思う人がいるなら、私は信じてあげたい。社会は犯罪者をひとくくりにしてしまうから」

面接を終え、貴生が手応えを感じながら帰ろうとした時、以前の会社の上司に会います。貴生が面接を受けたことを知ると、「ああそう。じゃあもう抜けたんだ、シャブは」と言います。

どうしてそれを、と青ざめる貴生。上司は「みんな知ってるよ。おまえが犯罪者だってこと」と告げ、貴生に「ちょっと付き合えよ」と言います。

第1話感想(ネタバレ有)

予告がコメディっぽい雰囲気だったので、軽いタッチのドラマを予想していましたが、意外と重い内容でした。

主人公の貴生があまりにも軽率でびっくりした。後先考えずにノリで生きているタイプ。仕事でトラブルが起きても、覚醒剤を打って逮捕されても、「自分は悪くない」。何ひとつ反省しない。

だから、罪悪感もまったくない。演じる星野源さん自身が「この人苦手だなあ」と言う気持ちがわかりました。

プラージュの住人たちは、みんな何かしら重い過去を抱えている様子。これから徐々に明らかになっていくと思います。

そんな彼らと関わることで、このどうしようもない貴生の生き方がどう変わっていくのか。今後の展開が楽しみです。

「プラージュ」記事一覧