「アキラとあきら」第6話あらすじ・感想・原作との違い

WOWOW連続ドラマ「アキラとあきら」第6話のあらすじと感想です。

いろいろと大きな動きのあった第6話でした。社長の階堂一麿が亡くなり、親族の前で遺言が発表されます。
一麿が最後に彬に言おうとした「頼みたいこと」とは…?

第6話あらすじ

一磨が病に伏し、東海郵船は次期社長を誰にするかに決められずにいた。晋と崇は、階堂彬の弟・龍馬(賀来賢人)を社長に据えて、自分たちの意のままにしようと画策する。そのころ、彬は一磨の病室を訪ねていた。そこで一磨は彬にある強い想いを伝える。一方、静岡支店にいる山崎瑛のもとに幼少のころに離れ離れになった保原(木下隆行)から連絡が入る。

WOWOW公式サイトより

第6話感想

今回はいろいろと大きな動きがあって、さらに内容の濃い1時間でした。

瑛は東京に戻ってきたし、ガシャポンは再就職するし、東海郵船には不穏な空気が漂い始めるし。クライマックス突入の準備が整った、という感じですね。

原作とは違う部分で、今回驚いたのは、ガシャポンの失業とヤスさんの登場です。第4話の井口からの手紙にヤスさんのことが書いてなかったので、あれっと思ったのですが、まさかここで登場するとは!

そして、井口の会社がなんと企業買収を手がけている会社! そこにガシャポンを紹介する流れ。なるほど、そうきたかぁ~。これには意表を突かれました。

原作では、ガシャポンは「いかにもやり手の金融マン」として再登場するんです。瑛とは仕事の流れで偶然再会するので、それもけっこう意表を突かれて面白いんですけどね。ガシャポンは、この後とても重要な役割を演じることになるので、楽しみです。

それと、気になるのは亜衣です。どうやら結婚生活はうまくいってない様子。手の怪我はダンナさんのDV? 最終的に瑛とうまくいくのはわかっていますが、心配です。

次回は、階堂彬がついに決断しますね。これから面白さが加速すると思うので、ますます目が離せません!

原作との違い

ここからは池井戸潤氏の長編小説『アキラとあきら』をもとに、ドラマと原作との違いを見ていきます。原作のネタバレを含みますのでご注意ください。

亜衣の結婚

ドラマでは、北村亜衣が3年ぶりにアメリカから帰ってきます。山崎瑛とガシャポンと亜衣は3人で会い、瑛は亜衣がアメリカ人の男性と結婚したことを知って、ショックを受けます。

原作では、亜衣はラストシーンまで登場しないため、このエピソードもありません。

ガシャポンの失業

ドラマでは、バブルがはじけてガシャポンの勤めていた平和証券が破綻します。心配した山崎瑛はガシャポンに会い、3人目の子供が生まれることを聞かされます。

原作では、ガシャポンが失業するというエピソードはありません。ガシャポンは、ブル・ブルックスという投資銀行に勤務後、ゴールドベルクという企業売買を専門に手がける会社を立ち上げ、その会社の代表として瑛と再会することになります。

ヤスさんと井口一家との再会

ドラマでは、ヤスさんからの連絡を受けて、山崎瑛はヤスさんのいる教会に会いに行きます。そこに、以前瑛が担当していた井口製作所の井口一家が来ていました。井口は弟が立ち上げた会社を手伝っており、人手を探していることから、瑛はガシャポンを紹介します。

原作では、ヤスさんや井口一家と瑛が再会する場面はありません。第4話【その6】でも書きましたが、井口の妻からの手紙にヤスさんのことが書かれていただけです。

階堂一麿の葬儀

ドラマでは、階堂一麿の葬儀には、山崎瑛や安堂、北村亜衣、亜衣の父も参列します。瑛は彬に「階堂が後を継ぐって選択肢はないのか」と聞きますが、彬は「俺は銀行員だ」と首を振ります。

原作では、葬儀の場面は詳しく書かれておらず、数行で終わっています。瑛たちが参列したという描写はありません。

一麿の遺言

ドラマでは、一麿は死の間際に「頼みたいことがある」と彬に言い、内容を伝えないまま亡くなります。その後、階堂一麿の葬儀後に階堂彬、彬の母、龍馬、晋叔父と崇叔父の5人が集められ、遺言の発表が行われます。遺言では、彬に東海郵船の全ての株を相続させるとなっていました。

原作では、葬儀後に親族全員が集められ、遺言が発表されています。東海郵船の株式を彬に全て譲る、という遺言が発表されると、彬はそれこそが父が最後に言おうとした「頼みたいこと」だったのだと悟ります。

彬を株主にすることによって、龍馬の経営監視を強めようということだろうと彬は推測します。そして、会社を継ぐことを拒絶した自分に、こんな形で会社を押しつけるのはフェアじゃない、とも思います。

叔父たちの策略

ドラマでは、リゾートホテルが赤字続きで、資金繰りに困った叔父たちは、東海郵船に金を出させるための策略を仕掛けます。その結果、小西は社長を退任し、龍馬が社長に就任します。龍馬は叔父たちに言われるがまま、連帯保証書に判を押します。

原作では、龍馬が社長に就任するのは、ロイヤルマリン下田の創業から5年目、階堂一麿の死から2年後です。叔父たちはまず東海郵船の営業担当常務である秋本に働きかけます。秋本は、取締役会で突如、小西の経営方針を批判しクーデターを起こします。

小西に代わって社長に就任した龍馬は、叔父たちからロイヤルマリン下田の運転資金50億の連帯保証を頼まれます。龍馬はこれを取締役会で提案し、無理やり押し通してしまいます。

山崎瑛の栄転

ドラマでは、静岡支店にいた山崎瑛に、営業本部への転勤辞令が出ます。この辞令は、営業本部の安堂が裏で動いたことによるものでした。

原作では、瑛が静岡支店に飛ばされるというエピソードはありません。瑛は、井口の一件があった翌年に、営業本部に異動しています。

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