アキラとあきら第3話|原作にはない買収と辞令

アキラとあきら

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連続ドラマW「アキラとあきら」第3話が放送されました。

池井戸作品ではお約束という感じですが、上司たちが揃ってダメダメですね(笑)
原作も試練の連続ですが、ドラマのアキラたちも困難続きです。

第3話あらすじ

日本橋支店副支店長・不動公康(利重剛)に井口製作所の稟議書を突き返された山崎瑛。心臓病を患う井口の娘のためにもなんとか稟議を通したい瑛だが、不動の壁は厚い。そして、ついに井口製作所が不渡りを出そうという時、不動から衝撃の一言が瑛に告げられる。そのころ、本店営業四課では角田製薬が申し込んできた追加融資5億円をどうするべきか、皆が頭を悩ませていた。その時、階堂彬は起死回生の打開策を見いだす。

引用元: http://www.wowow.co.jp/dramaw/akira/

第3話における原作との違い

このドラマの原作は、池井戸潤さんの長編小説「アキラとあきら」です。

直木賞受賞作「下町ロケット」よりも前に書かれた作品で、あの半沢直樹も所属した「産業中央銀行」が舞台の、スケールの大きな作品です。

ドラマ第3話の原作との主な相違点をあげてみました。
以下、原作のネタバレになりますのでご注意ください。

1.安堂と2人のアキラ

ドラマでは、安堂が階堂彬と飲んでいた居酒屋に山崎瑛も呼んで、3人で飲む場面がありました。

原作では、安堂と2人のアキラが酒を飲む場面はありません。安堂と山崎瑛が顔を合わせる場面もありませんでした。

2.山崎瑛と亜衣

ドラマでは、亜衣は仙台へ引っ越した後、高校生の時に瑛とガシャポンと3人で会う場面がありました。また、現在の瑛が井口の娘の病気を心配して悩んでいる時も、亜衣に相談していました。

原作では、亜衣と瑛が頻繁に会っているという描写はありませんでした。

3.階堂彬と亜衣

ドラマでは、東海郵船の傘下であるケーズフーズの社員として、亜衣の父・北村利夫が彬の父・一麿とゴルフをする場面で、同行した彬と亜衣も顔を合わせ、会話を交わしています。

原作では、彬と亜衣が会う場面はありませんでした。

4.井口ファクトリー

ドラマでは、山崎瑛が担当する「井口製作所」という工場として登場します。

原作では、三次元CADを扱う機械設計会社「井口ファクトリー」として登場します。会社も工場ではなく、薄汚れた雑居ビルの3階にある事務所です。

5.角田製薬

ドラマでは、階堂瑛が担当する「角田製薬」として登場します。伴埜がとりつけた融資額は「30億円」でした。また、「角田製薬」の社長は小島副本店長との会話を録音していました。

原作では、「茂原製薬」として登場します。伴埜がとりつけた融資額は「10億円」で、小島副本店長との会話は録音ではなく、「業務日誌」に書き付けていました。

6.三友商船による買収

ドラマでは、三友商船が東海郵船を買収するという話が持ち上がります。それを聞いた安堂は「家業の一大事だ」と階堂彬を誘って父・一麿に会いに行きます。

原作では、三友商船から買収を提案されるという場面はありません。

7.山崎瑛の辞令

ドラマでは、副支店長の不動に逆らって井口夫妻を助けた瑛は、静岡支店に異動になります。

原作では、瑛のとった行動が問題視される場面はなく、瑛は営業本部へ栄転となります。そのため、静岡支店への転勤辞令を受ける場面はありませんでした。

第3話感想

今回は、原作にはないエピソードが結構たくさん追加されていました。
特にラストの「三友商船からの買収提案」と「辞令」は、予想外だったので驚きました。

三友の買収提案のほうは、おそらく断るでしょうね。原作にはないし。
原作では、融資を依頼する一麿に、安堂が秘策を打ち出すのですが、ドラマでは彬がアイデアを出すことになりそうです。

それにしても、ドラマ版の安堂の位置づけがいまいち「?」なのは私だけでしょうか。
もともと彬の家庭教師をしていただけで、銀行員としての部署も人事部なのに、やたらと東海郵船の大事な場面に登場するので、なんとなく不自然な気がします。

あとは、東海郵船グループの組織図です。
叔父ふたりはそれぞれ子会社の社長で、会社を分けたのは兄弟の仲の悪さを考えて、彬の祖父が決めたことなのですが、そのあたりの説明がドラマでは一切ないんですよね(今のところ)。

原作を読んでいない人はついてこれているのかなぁ……。

でもまだ3話目なので、これからの展開を見守りたいと思います。

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