「60 誤判対策室」第1話|重厚なミステリに文句はないけれど

連続ドラマW「60 誤判対策室」

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連続ドラマW「60 誤判対策室」

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どうも、夏蜜柑です。
連続ドラマW「60 誤判対策室」(全5話)が始まりました。

WOWOWの得意な、重厚な雰囲気の渋い刑事ドラマです。
原作は石川智健さんの同名ミステリ小説。

舘ひろしさん演じる定年間近のベテラン刑事と、古川雄輝さん演じる野心家のエリート弁護士コンビがいい感じです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

第1話のあらすじ

  • 国策で創設された機関「誤判対策室」に所属するベテラン刑事・有馬英治(舘ひろし)は、まもなく60歳の定年を迎えようとしていた。有馬はかつて無実の者を冤罪に陥れた過去があり、以来惰性の日々を送っていた。
  • 有馬が通う風俗店の風俗嬢・マミ(酒井若菜)からある事件の情報を入手した有馬は、なぜか取り憑かれたように平成25年に起きた「府中母子3人強盗殺人放火事件」について調べ始める。
  • 有馬の様子が気になった「誤判対策室」の弁護士・世良章一(古川雄輝)は、検事の春名美鈴(星野真里)に釘を刺されながらも有馬の捜査を手伝うことに。
  • 事件の犯人・古内博文(康すおん)は犯行を認め、死刑が確定していた。担当した刑事は「古内が犯人しか知り得ない情報を知っていた」と冤罪を否定するが、取り調べ時の映像を見た有馬は「古内は冤罪だ」と断言する。

キャスト

有馬英治……舘ひろし
世良章一……古川雄輝
春名美鈴……星野真里
西島慎太郎……村上淳
マミ……酒井若菜
中倉徹……竹原ピストル
世良光蔵……若松武史
古内博文……康すおん
矢野高虎……赤堀雅秋
梶永……小林勝也
矢野琴乃……ハマカワフミエ
古畑勝茂……利重剛
坂口克之……井上肇
松下詩織……水崎綾女

第1話の感想

いつものWOWOWらしい、重くて暗くて渋い刑事ものです。

舞台は「誤判対策室」で、舘ひろしさん演じる有馬は定年待ちの刑事、星野真里さん演じる春名は左遷された検事、古川雄輝さん演じる世良は若手エリート弁護士。

彼らの職場はビルの薄暗い地下倉庫で、仕事はひたすら分厚い書類とにらめっこ。
なんかどこかで見たような設定ですね~^^;

「誤判対策室」とは、死刑囚の冤罪の可能性を調査する組織。

過去に無実の男を冤罪に陥れ、自殺に追い込んでしまった主人公・有馬は、誤判対策室ですっかり惰性の日々を送っています。

その有馬が足繁く通っている風俗店「ヘブンズガーデン」。
風俗嬢のマミは、有馬が陥れた無実の男・中倉(竹原ピストルさん)と関わりがありそう。

マミが偶然聞いてしまったという男の話を聞いて、なぜか「府中母子3人強盗殺人放火事件」を調べ始める有馬。

有馬の謎めいた行動には興味を搔き立てられましたし、冤罪事件を匂わせる提示もあって、続きが気になる展開でした。

作品そのものに不満はないのですが、注文がひとつだけ。

つい先日、「イノセント・デイズ」で死刑囚の冤罪をやったばかりなのに、なぜ連続で似たような作品を持ってきたのかなぁ。また?って感じでちょっとしんどいです。

WOWOWが作る重厚な作品は好きですし、ミステリというジャンルも好きなので、作ること自体に文句はないのです(実際、どれもとても面白い)

でも、もう少し、ほかのジャンルの作品があってもいいかなーと思ってしまいますね。ラブストーリーでも、コメディでも、歴史ドラマでも、何でもいいから新しいことに挑戦してほしいです。