コンフィデンスマンJP第5話(スーパードクター編)ブラック・ジャックでお勉強

「コンフィデンスマンJP」ネタバレあらすじキャスト感想

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フジ月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」第5話(スーパードクター編)。

今回もハッチャけてました~。医療モノは苦手なので、途中まで「今回はイマイチだわ…」と思ってたんだけど、後半の巻き返しがすごかったです!

手術が仕込みなのは見抜けたけど、どういう仕掛けなのかはわからなかったなぁ。そしてやっぱりボクちゃんが騙される回は最高に面白い。

第5話(スーパードクター編)あらすじ

リチャードの虫垂炎を手術した野々宮総合病院の外科医・田淵安晴(正名僕蔵)が不当に解雇され、ダー子(長澤まさみ)とボクちゃん(東出昌大)は同病院の理事長・野々宮ナンシー(かたせ梨乃)を次のターゲットにする。

田淵は、ナンシーの息子で“スーパードクター”と注目される同病院の外科医・新琉(永井大)の影武者だった。田淵の代わりを探すナンシーは、ボストン帰りの医師になりすましたボクちゃんを試験的に雇う。

ボクちゃんはニセの検査結果でナンシーを重病と偽り、すぐに心臓の手術をするよう薦めるが、田淵が辞めた今、難しい手術をこなせる外科医がいない。ボクちゃんはアメリカから呼び寄せた医師としてダー子を紹介。ナンシーは手術が成功すれば3億円を支払うと約束する。

手術当日、モニター室に映るはずのニセ映像がトラブルで映らず、焦るボクちゃん。ダー子は「私、失敗しない気がする!」といきなり手術を始めるが、途中で出血が止まらなくなる。そこへ田淵が現れ、ナンシーを引退させて経営権を譲れと暴言を吐く。

田淵の本性を知ったボクちゃんは、田淵を殴って追い出す。ダー子は新琉に手術の続きをさせようとするが、新琉も逃げ出してしまう。ダー子が切り裂いていたのは、天才特殊造形師・ジョージ松原(山田孝之)が用意したシリコンとファイバーグラスで作った特殊造形で、ナンシーの体にメスは入っていなかった。

ナンシーは経営から退き、病院は人手に渡ることに。新琉は医者を辞めてユーチューバーになると言う。すべては「人は死を意識する体験をすると性格や生き方が変わる」という例を計算に入れた、ダー子のシナリオどおりだった。

第5話(スーパードクター編)キャスト

ダー子……長澤まさみ
ボクちゃん……東出昌大
リチャード……小日向文世
五十嵐……小手伸也
野々宮ナンシー……かたせ梨乃
野々宮新琉……永井大
田淵安晴……正名僕蔵
ジョージ松原……山田孝之

第5話(スーパードクター編)感想

ブラック・ジャックの「灰色の館」

オープニングは、手塚治虫さんの漫画「ブラック・ジャック」の一コマでした。「ブラック・ジャック」は、手塚さんの漫画の中でもわたしが特に好きな作品です。

医者は、人のからだはなおせても、ゆがんだ心の底まではなおせん。

少しネタバレしますと、これは「灰色の館」という話に出てくるセリフです。

山の上の洋館に美しい兄妹が住んでいて、残忍な性格の兄は妹を虐待していました。兄の暴力に耐えられなくなった妹は兄を殴り殺し、その死体を焼却炉で焼こうとするのですが、兄は生きていて、火だるまになって焼却炉から出てきます。

兄を愛していた妹は、全身に大やけどをおった兄を救おうとブラック・ジャックに治療を依頼します。ブラック・ジャックの見事な施術によって元通りの体に戻った兄でしたが、自分をこんな目に遭わせた妹への憎しみを抑えきれず、妹をバーナーの炎で焼いて復讐します。火は洋館に燃え移り、兄妹もろとも炎に包まれました。

前述のセリフは、燃えさかる洋館を後にしたブラック・ジャックが、悔しそうに呟いたセリフです。

今回は、ダー子とボクちゃんが偽医者に扮してターゲットを騙す、というお話でした。

医者には、歪んだ心をなおせない。
でも医者じゃないダー子とボクちゃんにはそれができた、とう皮肉ですかね。

ザ・ノンフィクショナル 仕事の行儀

いきなり聞いたことのある言い回しと音楽で始まった「スーパードクター編」。

「ザ・ノンフィクショナル 仕事の行儀」という番組を、入院先のベッドで見ていたリチャード。思いっきりパクってますね、NHKを……^^;

盲腸の手術は無事に終わり、リチャードも復帰。なのに、なぜか今回、リチャードの出番が少なかったんですよねー。小日向さんの仕事の都合かしら?

手術後に性格が変わる、という、ラストに繋がる大事な伏線ではあったけど。途中からリチャード・ギアみたいな髪型になっていて、可笑しかったです。

ドクターXとマジンガーZ

しかし、ダー子はどこまで知っていたんだろう?

素晴らしい医者のように見えた田淵が実は最低な医者だった、ということも最初から知ってたのかな。まぁ、あれだけ事前に調査していれば、院内での田淵の悪評が耳に入らないほうがおかしいよね。

どこも悪くないのに命に関わる病気だと騙されて手術を受けた(本当は何もしてない)ナンシーが不憫でしたが、望みどおり医者の才能がない息子を辞めさせることができたし、心を入れ替えて新たな人生を送ることにしたようだから、よかったのかな。

「ブラック・ジャック」で勉強し、ドクター・ナオミ・ロックハートに扮したダー子は、「ドクターX」になりきっていたようで。

わたし医療ドラマほとんど見てないからわからないけど、イロイロ遊んでたみたいですね。そうそう、「ブラックペアン」のスナイプっぽい器具使ってましたね。そんで血が「ブシューッ」もあったね。

ダー子の「パイルダー・オン!」は、医療ドラマとは何の関係もないマジンガーZですね。

今回のお気に入りは

「パール、あるいは、少女」です。

野々宮総合病院の理事長室に飾ってあった、フェルメールもどきの絵。第3話でダー子が描いたこの変な絵を……まさかナンシーが落札してたとは!爆笑。

あともうひとつは、手術台の下から出てくる「ジョージ松原」。山田孝之さん、ジョージアのCMそっくりのいでたちで登場。ボクちゃんに「あんたは仕事を選んだほうがいい」ってツッコまれてて笑ってしまった。

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