Netflixの海外ドラマ「ロック&キー」第9話・第10話(最終話)のあらすじと感想です。
あ~~~面白かった!!
後半は突っ込みたくなる場面もありましたが、総じて楽しめました。もうちょっと鍵を上手に使う場面が見たかったですけどね。イタズラとかじゃなくて。
ラストのクリフハンガーも最高でした。シーズン2が楽しみです。
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第9話・第10話のあらすじ(ネタバレ有)
ボードはダンカンの記憶の瓶を見て、レンデルに殺されたルーカスがエリーの家にいることをタイラーとキンジーに教える。ボードに問い詰められたルーファスは、エリーがキーハウスから盗んだ〈影の冠〉を見せ、ボードとともに戦うことを決意する。
キンジーが頭の中から追い出した“恐れ”が学校に現れてイーデンを襲い、キンジーとタイラーは友人たちにロック家に伝わる魔法の鍵について説明することに。ジャッキ-、スコット、ゲーブはそれぞれ恋人の秘密を知って戸惑う。
ルーファスに励まされたエリーは、ルーカスが隠していた鍵を持ってキーハウスへ。〈頭の鍵〉を使ってタイラーとキンジーに過去の記憶を見せる。
25年前の卒業式の夜、レンデルとエリーたちは洞窟にある〈黒い扉〉を開けた。すると扉の中から青く光る弾が飛び出してきて、ルーカスに当たったという。その夜、ルーカスは仲間たちから〈鍵〉を奪おうとして暴れだし、キムとジェフを殺害。レンデルはルーカスの凶行を止めるために殴り殺したのだった。
その現場をダンカンに見られたため、彼の記憶を奪って森の木に隠し、3人は海の洞窟で溺れて死んだことにしたという。その後、レンデルは〈どこでも鍵〉と〈オメガ鍵〉を、エリンは〈頭の鍵〉を、マークは〈マッチ棒鍵〉を、エリーは〈変身鍵〉と人を生き返らせる〈こだま鍵〉を預かり、ほかの鍵はマークがキーハウスに隠して、二度と使わない誓いを立てた。
だがルーカスを忘れられなかったエリーは、去年〈こだま鍵〉を使って井戸の中にルーカスを生き返らせ、彼に取り憑いた悪魔をも蘇らせてしまう。レンデルが殺されたことを知ったマークが自殺したのは、彼の記憶=鍵の隠し場所を守るためだった。
ルーカスに息子を殺すと脅されたエリーは、彼の言いなりになって〈鍵〉を集めることに協力していたが、ルーカスと話しているところをリッジウェイに見られてしまう。ルーカスがリッジウェイを殺す現場に居合わせたエリーは、ルーカスを銃で撃つが、“こだま”を殺すことはできなかった。
“こだま”を止めるには井戸に閉じ込めるしかないというエリー。ボードはキー・リングに使われていた〈影の冠の鍵〉を見つけ、エリーに渡す。冠をかぶった人が作り出す強い影は、何でもできるという。エリーは家にある冠を取りに行くが、ルーカスに見つかり〈影の冠の鍵〉を奪われる。
〈影の冠〉を手に入れたドッジはキーハウスに現れ、影たちを操って屋敷内に入り込み〈オメガ鍵〉を探して暴れ回る。光をあてれば消えると知ったボードは、〈マッチ棒鍵〉を使って影のひとつを破壊。ドッジは意識を失う。
タイラーとキンジーは、スコット、ゲーブ、ジャッキー、イーデンの助けを借りてドッジを洞窟に運び、〈黒い扉〉の中に投げ入れる。
ボードはウェドン家へ行き、負傷したルーファスを発見するが、エリーの姿はどこにも見当たらない。その後、ルーファスはネブラスカの親戚と一緒に暮らすことになり、マセソンを離れる。
翌朝、ニーナはキーハウスに引っ越したのは間違いだったと認め、シアトルに戻ることを宣言。だが子どもたちはこの家に残りたいと主張し、引っ越しに反対する。その結果、一家はマセソンに留まることに。
キンジーはスコットと別れ、ゲーブとの関係を続けるが、ゲーブは〈変身鍵〉を使って変身したドッジであることが判明する。そしてタイラーたちが〈黒い扉〉に投げ込んだのは、やはり〈変身鍵〉でドッジに変えられたエリーだった。
タイラーたちが〈黒い扉〉を開けたとき、イーデンの腕に光る弾が当たってた。悪魔に取り憑かれたゲーブとイーデンは店で合流し、食事をともにする。
第9話・第10話の感想(ネタバレ有)
レンデルが隠蔽した25年前の悲劇
エリーの告白によって、レンデルたちの過去が明らかに。
〈黒い扉〉を開けたことでルーカスに悪魔が取り憑き、レンデルは仲間を殺すルーカスを止めるために殴り殺し、その事実を隠蔽したことが判明。
残った4人で鍵を分け、いくつかの鍵はマークがキーハウスに隠し、二度と使わないと誓ったにもかかわらず、エリーが我慢できなくなって〈こだま鍵〉を使用し、悪魔憑きルーカスを復活させてしまった……という流れ。
第1話の冒頭で死んだマークは、自分の頭の中に入らせないため(鍵の在処を探させないため)に自殺したらしいのですが、侍かと思うほどできすぎ! 仲間の中でも信頼が厚かったという理由がわかるわ。生きていてくれたら頼りになったろうに。
叔父のダンカンが何も覚えていないのは、レンデルたちによって記憶を封じられたからだったんですね。そういえばあの花飾りの鍵、結局使う場面がなかったけど、どうやって使うんだろう。
魔法を見てもすぐに忘れてしまう母親ニーナは、最後まで蚊帳の外。アルコール依存症の彼女がお酒を飲んでいる間だけ覚えていられる、というのがなんとも皮肉で悲しい。
エリーは「大人になっても忘れない方法がある」と言っていましたが、それも明らかにされないままでした。
シーズン2に続く恐ろしい結末
〈影の冠〉を手に入れたドッジは無敵かと思ったら、案外そうでもなく。光をあてられると消えるというヘナチョコな影たち。タイラーとキンジーは気を失った彼女を〈黒い扉〉に投げ込んで、一件落着!……ではなかったんですね。
ドッジだと思ったのは〈変身鍵〉で変身させられていたエリー。彼女が〈黒い扉〉に投げ込まれたとき、必死に「タイラー、やめて!」と叫んでいたのがちょっと引っかかっていたのですが(ドッジらしくなかった)、そういうことでしたか。
ボードはそのことに気づいていたのに、タイラーとキンジーに否定されてしまう。2人はもっとボードの言葉に耳を傾けるべき! 可愛いうえに賢くて、小さいのにほんと頼りになる。ボードだけが安心材料だわ。
そして最後に恐ろしい真実が……。
キンジーが付き合い始めたゲーブもドッジが変身していたことが明らかに。さらに、〈黒い扉〉を開けたとき、イーデンの腕に光の弾があたっていて、彼女にも悪魔が取り憑くという事態に。
結局、何も解決してない!
っていうか前より状況が悪くなってるし!
ドッジは〈オメガ鍵〉を手に入れて何をしようとしてるんだろう。彼女の目的が明らかになっていないのも怖い。
ホラーテイストのファンタジードラマだったけど、本格ホラーほど怖くはなく、ホラーが苦手なわたしにはちょうどいい塩梅でした。
この作品の原作者の父上はモダンホラーの帝王と称されるスティーブン・キング氏ですが、わたしは彼の作品がちょっと苦手で(怖いのよ!)あんまり見てません。なので不安ではあったのですが、こちらは全然大丈夫でした。
続きも楽しみです。
シーズン2はもっと鍵を有効活用してくれたらいいなぁ。
第9話・第10話に登場した鍵
- どこでも鍵
- 頭の鍵
- 変身鍵
- こだま鍵
- マッチ棒鍵
- 影の冠の鍵
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