韓国ドラマ「ブラインド」第5話~第8話のあらすじと感想(ネタバレ有)です。
ようやく全体の半分まで来ましたが、事件がなにひとつ解決しないままストーリーが進んでいくという、韓国ドラマらしい展開。
記憶喪失で過去がわからない主人公と、謎めいた行動を取る兄。さらに両親まで怪しくなってきました。まだまだ何かありそう。
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韓国ドラマ「ブラインド」登場人物(キャスト)一覧・全話ネタバレ感想|謎が絡み合う復讐クライムサスペンス第5話 ある約束
ソンジュンは命からがらペク・ムンガンから逃れ、ウンギに電話して助けを求める。
ウンギはかつてソンジュンの父リュ・イルホに裁判で助けられたことを思い出し、ソンジュンを職場の倉庫の屋根裏部屋に匿う。
意識を取り戻したソンジュンは、自分がチョン・マンチュン一家殺害の容疑者になっていると知って愕然とする。
マンチュンが転落した現場からはソンジュンの指紋がついたボタンが発見され、妻を殺害した凶器にもソンジュンの指紋が付着しており、窒息死した息子の服からは毛髪が見つかっていた。
ソンジュンは悪夢にうなされ、その夢の正体がわからず悩む。ソンジュンには幼い頃の記憶がなかった。
ムンガンが自分の幼少期の名前を知っていことを思い出し、誰かが〝ユンジェ〟の名前で殺人を犯したのではないかと推測するソンジュン。
ウンギを巻き込むことを恐れたソンジュンは出ていこうとするが、ウンギは真犯人探しに協力すると申し出る。さらに協力者を得るために家族に助けを求めてはどうかと助言するウンギ。
ソンジュンは自分が養子であることを明かし、子どもの頃から両親を失望させてきたと話す。両親は自分を養子にしたことを後悔しているが、世間体を気にして離縁をしていないだけだと。
ウンギは渋るソンジュンを説得して手紙を書かせ、兄ソンフンに手渡す。だがソンフンは監視していた強力班の刑事に手紙を渡してしまう。
ソンフンは手紙に書かれていた待ち合わせ場所へ向かい、ソンジュンを待つ。周囲には刑事たちが張り込んでいた。
ソンジュンが現れると、チーム長のオ・ヨングクがわざと携帯を落とし、ソンジュンに危険を知らせる。刑事が張り込んでいることに気づいたソンジュンは、その場から逃げる。
兄の裏切りに傷つき、落ち込むソンジュン。だが屋根裏部屋に戻ると、ウンギとともに兄ソンフンが現れる。
第6話 敵は一番近くにいる
20年前。7番の少年は、定期点検日の夜に11番らが脱走を企てていることをペク・ムンガンに密告する。そしてその見返りに、自分だけ見逃してもらう約束を取りつける。
現在。屋根裏部屋に現れたソンフンは、真犯人を確かめるためにソンジュンと刑事らを欺いたことを明かす。逃げるソンジュンを追っていたのは、ムンガンの腹心であるク・ピルスだった。
ソンフンに問い詰められ、マンチュン一家が殺された日のことを話すソンジュン。屋上でマンチュンと会った後、モーテルへ向かったのは、そこに録音ファイルがあると聞かされたからだった。
ソンジュンがモーテルに着いたとき、彼の妻はすでに刺されて倒れていた。息子のウォヌンも死にかけていたが、ソンジュンが心肺蘇生を試みると息を吹き返したという。
ソンジュンの話を聞いたソンフンは、真犯人探しに協力することを約束する。
ソンジュンはペク・ムンガンが隠し持っている録音ファイルを盗もうとペク家に忍び込むが、すでに犯人がファイルを持ち去った後だった。
ムンガンは録音ファイルが盗まれたことを知って激怒し、誤って妻を死なせてしまう。ムンガンは妻の遺体を冷凍庫の中に隠す。
チェ・スンギルは危険な運転をして走行を妨害したバイクに恨みを募らせ、バイクの後ろに乗っていたユナを拉致して山の中に連れ込む。
ユナからの電話で助けを求められたウンギは、山の中で血を流して倒れているユナを発見する。
スンギルは裁判所で「7番」を見たことをペク・ムンガンに話し、〝ユンジェ〟が7番と一緒に犯行を企てたのではないかと推測する。
一方で、スンギルはひそかに「7番」に連絡し、黙っている代わりに金を準備するよう脅迫する。
ユナの証言から、彼女を襲ったのはスンギルだと確信するソンジュンたち。さらに、ソンジュンが公園で見つけたヘジンの爪から、身元不明のDNAが検出される。
だがその報告書をカン刑事が手に入れ、強力班が目にする前にヨム署長に渡してしまう。
ソンジュンはスンギルのDNAを手に入れるため、彼の家を訪れる。スンギルは何者かに襲われ、頭から血を流して倒れていた。
時計の上にあった携帯を盗み、警察が駆けつける直前に逃げるソンジュン。
スンギルの携帯には、直前に録音された音声ファイルが保存されていた。
その音声から、「7番」と呼ばれる人物が訪問したこと、その男がスンギルを瓶で殴って逃走したことが判明する。
ソンジュンは犯人の足音から「7番」の正体に気づく。
第7話 番号で呼ばれる子どもたち
20年前。カン・ヨンギは「希望福祉園」に食材を配達し、食材の偽装をほう助して対価を得ていた。ヨンギに名前を聞かれたユンジェは、「13番です」と答える。
現在。ソンジュンは足を引きずっていたアン・テホがスンギルを襲った犯人だと確信する。ウンギも彼の手の甲にやけど痕があったことを思い出す。
ヘジンの爪から検出されたDNAが、スンギルのものと一致する。アン・テホは警察に出頭し、自分がスンギルを襲った犯人だと自白する。
スンギルは一命を取り留め、入院していた。
音声ファイルの続きを聞いたソンフンは、アン・テホが去った後にもう一人別の人物が来てスンギルを殴っていたことを知り、入院中のスンギルを問い詰めて誰が来たのか聞き出す。
スンギルは「13番、チョン・ユンジェ」と答えるが、ソンジンの顔を間近に見て驚愕し、容態が悪化。そのまま息を引き取る。
それを聞いたソンジュンは、7歳のときに事故で記憶を失ったことをウンギに話す。ほかのことは何も思い出せないのに、「13番、チョン・ユンジェ」という自分の番号と名前だけは覚えていると。
ペク・ムンガンはヨム署長に命じてアン・テホを釈放させ、ク・ピルスに拉致させる。
テホを拷問し、ユンジェの居場所を聞き出そうとするムンガンだったが、テホは20年前に福祉園を去ってから会っていないと言う。
ムンガンはテホを生き埋めにするが、翌朝、埋めたはずのテホが消えていた。
ソンジュンはアン・テホの職場へ行き、彼のコンテナで血の付いた招待状を目にする。
その頃、ウンギはほかの陪審員仲間たちと一緒に、カン・ヨンギの娘ハナの結婚式に出席していた。
式の最中、飲み物を飲んだカンギが突然倒れ、場内は騒然となる。さらに新婦ハナも控室で遺体となって発見される。
式場に駆けつけたソンジュンは、逃げるアン・テホを見つけて追いかける。その途中、兄ソンフンの姿を見かけるソンジュン。
ソンフンはトイレで手に付いた大量の血を洗い流す。
第8話 殺人予告
20年前。森の中で祈祷をしていたクォン・ギョンジャは、軍服の男たちに連れられていく11番と13番の少年を見る。
ギョンジャは「助けてください」と訴える彼らを黙って見つめていたが、何かが憑依し、「その子を殺せ。生かしておけば多くの者が死ぬ」と告げて13番の少年を指さす。
現在。式場のカメラにアン・テホの姿が映っていたことから、警察はテホを指名手配する。
ソンフンとソンジュンはテホの過去の住まいを訪れようとするが、テホは全国を転々としていた。
2人が最近の住所を訪ねると、そこはテホが建てた未婚の母親たちのための施設だった。
施設の住人である女性は、かつてテホに命を救われたことを話す。テホが足を悪くしたのは、そのときの事故が原因だという。
退院したユナはウンギが職場の倉庫にソンジュンを匿っていることを知り、「仲間に入れて」という。そこでソンフンが自分にナイフを突きつけた覚醒剤中毒者を実刑にした判事だと知らされる。
ソンジュンとソンフン、陪審員たちの携帯に、「生き残りゲーム」と題したメッセージが届く。
動画には監禁中のアン・テホのようすが映っており、カウントダウンの時計が置かれていた。
制限時間内にテホを見つけなければ殺されてしまうとわかり、必死にテホの居場所を探すソンジュンたち。
テホは犯人の〝ユンジェ〟に向かって、20年前に仲間を裏切って脱出計画をバラしたことを告白し、謝罪する。
動画を見ていたペ・チョルホは、監禁場所の壁の一部に書かれていた文字を見て、あることに気づく。
チョルホの職場のデスクには、「2002 希望福祉園」と書かれた古いビデオテープが保存されていた。
携帯電話の信号をもとにテホの捜索をしていた強力班は、白骨化した遺体を発見。その首にはユンジェと同じネックレスがかかっていた。
ソンジュンは両親の家を訪ね、自分がいた施設はどこかと問い詰めるが、2人は答えない。
ウンギからアン・テホが20年前にいた施設の住所を知らされたソンジュンは、母の制止を振り切ってその場所へ向かう。
「希望福祉園」と書かれた施設の門の前に立ったソンジュンは激しい頭痛に見舞われる。
施設の中で黒いレインコートの男を見かけ、追いかけるソンジュン。だが背後から注射を打たれ、意識を失ってしまう
第5話~第8話の感想
ソンフンが怪しすぎますね。5人の少年のうちの1人であることは確定では?
結婚式での行動(トイレで血まみれの手を洗う)も怪しかったし、病院でスンギルを見殺しにしたのも怖かった。
スンギルは死ぬ前にソンフンの正体に気づいたのでしょうね、きっと。
ソンジュンの母グクヒとペク・ムンガンの関係も気になります。まさかここが繋がってるとは思わなかった。
あとは陪審員ですね。
彼らが全員20年前に何らかの罪を犯していて、復讐対象になっているとしたら、犯人はどうやって彼らを集めたんだろう? 陪審員に選ばれるのって無作為ですよね?
- 11番、ユンジェ、ユンジョンの3人が同じネックレスをつけていた
- 11番、12番、13番、24番、7番の少年たちは脱走を企てるが、7番の少年が裏切ってサイコにバラしたせいで失敗した
- カン・ヨンギは施設に食材を配達し、食材の偽装を手助けして対価を得ていた
- クォン・ギョンジャは助けを求める11番と13番を見捨てた
- ソンジュンは養子で、両親は彼を養子にしたことを後悔している
- ソンジュンは7歳のとき事故に遭い、以前の記憶を失っている(番号と名前だけ覚えている)
- ソンジュンの母とペク・ムンガンは知り合いらしい
- スンギルが法廷で見たのはユンジェではなく「7番」だった
- アン・テホ(=7番)は、24番を死なせたことで罪悪感に苦しんでいる
- ヘジンの爪から出たDNAがチェ・スンギルと一致
これまでに発生した事件についてまとめると、
ジョーカー殺人事件
- ペク・ジウン殺害(ムンガンの娘)
- ヨム・ヘジン殺害(ヨム署長の娘)
- カン・ハナ殺害(カン・ヨンギの娘)
チョン・マンチュン一家殺害事件
- マンチュン殺害(病院の屋上から転落)
- マンチュンの妻(モーテルで刺殺)
- マンチュンの息子(モーテルで窒息死)
チェ・スンギル殺害
瓶で殴打され頭蓋骨骨折で死亡
* * *
いちばん気になるのはソンジュンの正体ですが…。やっぱり、子どもの頃の記憶を失ってたんですね。
でも脱走したときの記憶が悪夢になってるから、あの5人のうちの1人であることは確かだと思います(まさか脳移植とかないよね?)。
自分の番号と名前だけ覚えてる、っていうのがどうにも怪しいので、ユンジェではないと思うんだけど。もうひとりいた幼い子(12番?)かなぁ。
- ソンジュンは本当に「チョン・ユンジェ」なのか?
- 両親はどこからソンジュンを連れてきたのか?
- 陪審員たちはみな、20年前に「希望福祉園」と関わっている?
- ソンフンの腕の傷は?
- ソンフンは結婚式場で何をしていた?
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