韓国ドラマ｢弱いヒーロー Class１｣全話あらすじ･感想･キャスト･視聴方法･予告動画

ビョクサン高校に通うヨン・シウンは、全校1位の秀才。だが勉強にしか興味がなく、クラスでは浮いた存在だった。不良グループのチョン・ヨンビンは、嫌がらせに動じず、暴力にも屈しないシウンが気に入らない。
そんなある日、シウンたちのクラスにオ・ボムソクが転校してくる。ボムソクが前の学校でいじめられていたことを知ったヨンビンは、その過去を秘密にするかわりに頼みをきいてくれとボムソクを脅す。
模擬試験当日、ボムソクはシウンの首に麻酔用鎮痛剤を貼り付ける。試験の最中、気分が悪くなり朦朧とするシウン。首に鎮痛剤が貼られていることに気づいたときにはすでに遅く、試験の結果は散々だった。
ボムソクの顔を見て、仕掛けた張本人はヨンビンだと察したシウンは、教室でヨンビンに殴りかかる。流血しても攻撃の手を緩めないシウンに、「度を超すのは良くない」と止めに入ったのは同じクラスのアン・スホだった。
運動神経抜群で格闘技経験のあるスホは、ヨンビンたち不良グループも二の足を踏むほどケンカが強い。シウンは教室のいすを手に取ると、スホに向かっていき…。

スホに殴りかかるシウンだったが、余裕でかわされ、逆に殴られる。怪我をしたヨンビンは入院することになり、シウンはヨンビンの母親に責められる。だがヨンビンがシウンに麻酔用鎮痛剤を貼ったことがわかると、担任教師は穏便に問題を解決することを提案し、母親にヨンビンの転校を勧める。
シウンはスホに謝り、一緒に昼休みを過ごす。その様子を見たボムソクは、シウンに話しかけて仲間に入ろうとするが、「俺の機嫌をとるな」と冷たく拒まれてしまう。
怒りがおさまらないヨンビンは、いとこのソクテに報復を頼む。学校帰り、シウンは校門の外で待ち受けていたソクテとヨンビンに連れ去られる。それを見たボムソクは、スホに「バイト代を払うからシウンを助けて」と頼む。
ヨンビンはシウンが勉強できなくなるように、右手を使えなくしてくれとソクテに頼む。ソクテに襲われるシウンだったが、間一髪のところでスホが助けに入る。「集団リンチなんて恥ずかしい」とスホに指摘されたソクテは、攻撃をやめて引き上げる。
シウンはスホとボムソクに誘われ、一緒にスホのバイト先の店へ行く。祖母と２人暮らしのスホは、いくつものバイトを掛け持ちしていた。
ボムソクはヨンビンに脅されて、何も知らずに麻酔用鎮痛剤を貼ったことをシウンに謝る。シウンはボムソクを許し、３人で一緒に肉をほおばる。

ソクテとヨンから話を聞いたギルスは、シウンたちへの報復を計画。示談金をだまし取るため、ソクテに怪我を負わせる。シウンは街で偶然ヨンと再会する。ヨンは悪びれるようすもなく気さくにシウンに話しかけ、連絡先を交換して去っていく。
ヨンビンに「弁護士に会ってほしい」と泣きつかれたシウンたちは、仕方なく承諾してついていくが、そこで待っていたのはソクテとギルスたちだった。ギルスはシウンたちがソクテに怪我を負わせたとして、３日以内に示談金1500万ウォンを持って来るよう要求する。
シウンはヨンを呼び出し、ギルスが暴力団と繋がっていることや、ヨンたちを脅して麻薬密売などの犯罪に手を染めさせていることを知る。
ボムソクは自分が解決しようと、父親の時計を売って1500万ウォンを用意する。だがシウンはギルスのアジトに警察を呼んで逮捕させるべきだと考え、ボムソクの申し出を拒む。
約束の３日が過ぎ、スホは時間を稼ぐため１人でギルスのアジトに乗り込む。ボムソクは金を払って解決しようと、タクシーでスホのあとを追う。
ヨンからアジトの場所を聞き出したシウンは、警察を連れてアジトに向かうが、すでにもぬけの殻だった。ギルスがシウンたちの計画に気づき、犯罪の証拠をすべて持ち出して仲間とともに逃亡したのだ。スホとボムソクは拘束され、ギルスの手中にあった。

ヨンからギルスの逃亡先を教えてもらったシウンは、警察を連れて忘憂洞へ向かう。ソクテはヨンを連れて忘憂洞へ行き、ギルスと一対一で戦うことに。ナイフを取り出しソクテを刺そうとするギルスだったが、ヨンに殴られてナイフを奪われる。怒りに駆られたギルスは、ヨンを絞め殺そうとする。
そこへシウンが警察を連れてやってくる。スホとボムソクの拘束を解き、逃げたギルスを追うシウン。ギルスと対峙しているところへスホも駆けつけ、２人がかりでギルスを倒す。
ソクテはヨンとソンチャンを逃し、自分だけ残ってギルスとともに警察に逮捕される。怪我をしたスホは病院に運ばれ、シウンとボムソクは警察で陳述をすることに。だがパク補佐官が現れ、警察と学校に手を回して２人の関与をもみ消す。ボムソクの父親は国会議員のオ・ジンウォンだった。
シウンは帰る場所を失ったヨンを連れて、スホの病院を訪れる。スホは骨にひびが入っただけで、明日には退院できるという。ヨンはスホの病院に泊まることに。
シウンは帰宅するが、家には誰もいなかった。２人のために差し入れを買い、再び病院に戻るシウン。シウンの変化に気づいたスホは「むかつく」と言い、シウンは初めて笑顔を浮かべる。
家に帰ったボムソクは、父親に罵倒され、ゴルフクラブで殴られる。

ギルスを捕まえたシウンたちは、学校で注目の的となる。そんな中、ボムソクは自分が知らないうちにシウンとスホがヨンと親しくなっていることにショックを受ける。
週末、シウンたちはヨンも誘って４人でカラオケに行くことに。仲のいい３人を見て、疎外感を覚えるボムソク。さらに前の学校で自分をいじめていた同級生たちに遭遇し、ナーバスになったボムソクはヨンに怒りをぶつける。
学校を休んだボムソクを心配し、シウンとスホはボムソクの家を訪ねる。そしてボムソクが父親のイメージ戦略のために迎えられた養子であることを知る。
ボムソクはムンガン高にいたとき同級生からいじめられていたことや、カラオケで再会してからしつこく電話がかかってくることを２人に話す。スホは相手に謝罪させると言い、シウンとボムソクを連れて連中がいるカラオケへ行く。
上っ面の謝罪にカッとなったボムソクは、マイクで相手を殴ろうとし、スホに止められる。ボムソクは「なぜいつも指図するんだ」とスホに食ってかかり、その場を去ってしまう。
家に帰る途中、ボムソクは不良グループのジョンチャンたちに会う。その場の流れでムンガン高の同級生たちを痛めつけ、金を巻き上げるジョンチャンたち。ボムソクも加わり、憂さを晴らすように暴行を加える。
ジョンチャンたちに「飲みに行こう」と誘われたボムソクは、自分がおごると豪語し、持っていた大金を見せびらかして酒をあおる。

ジョンチャンたちと急に親しくなったボムソクを不審に思ったシウンは、ボムソクにスホと３人で話そうと声をかけるが拒絶される。
シウンはジョンチャンたちに「ボムソクを利用するな」と警告し、ボムソクと仲違いしたスホに「ボムソクは寂しいんだと思う」と伝えるが、スホとボムソクの関係はますますこじれてしまうのだった。
スホに対する屈折した感情を持て余したボムソクは、ヨンビンの友人で格闘技をやっているウヨンに金を払い、スホを痛めつけてほしいと頼む。さらに、ウヨンに勝たせるため、ヨンビンたちはスホのバイクに細工をしてブレーキを壊す。
バイト中に事故を起こして足を怪我したスホは、翌朝学校に遅刻してくる。すぐにボムソクたちの仕業だと気づくスホだったが、シウンには何も言わず黙っているのだった。
スホの誕生日。ボムソクはスホを呼び出そうとするが、スホは電話に出ない。スホの家で誕生日会の準備をしていたヨンは、ボムソクからメッセージを受け取り、シウンに内緒で会いに行く。３人を仲直りさせようとするヨンだったが、ボムソクの背後にはヨンビンたち不良グループがいた。
帰ってこないヨンを心配するシウン。スホの携帯にボムソクからのメッセージが届いていることに気づいたシウンは、１人でヨンを助けに行く。
ボムソクたちに囚われていたヨンはシウンに助けられるが、シウンは１人でヨンビンたちと戦い、激しい暴行を受ける。とっさに「やめろ」とヨンビンを止めるボムソク。だがヨンビンに「お前を助けてやってるんだ。俺たちは友達じゃないのか？」と言われ、何も言い返せずにその場から立ち去る。
ヨンが通報したことで警察が駆けつけ、ヨンビンたちは怪我をしたシウンを残して逃げる。

駆けつけた警察官に状況を説明しようとするヨンだったが、シウンはボムソクをかばって嘘をつく。大怪我を負ったシウンは入院することになり、何も知らないスホに「家の用事でしばらく学校を休む」とメッセージを送る。
ボムソクの父親は警察と学校に手を回して事件を隠蔽する。そしてボムソクを厄介払いするためフィリピン留学を手配する。
スホはジョンチャンたちを痛めつけ、シウンとボムソクが休んでいる理由を聞き出す。自分の代わりにシウンとヨンが危険な目に遭ったことを知ったスホは、ボムソクに「逃げ隠れするな」と告げる。
ボムソクに呼び出され、格闘技ジムを訪れるスホ。互いに謝って仲直りしようと持ちかけるスホだったが、ボムソクは頑なに謝罪を拒む。そしてスホの前に、ボムソクが雇ったウヨンが立ちはだかる。
ウヨンとの対決はスホが勝利を収めるかと思われたが、テフンがリング外から加勢し、スホはウヨンに倒されてしまう。リングの上で動けなくなったスホを、「何様のつもりだ」と何度も蹴りつけるボムソク。ジョンチャンたちも加わり、スホに容赦なく暴行を加える。
やがてスホが息をしていないことに気づき、慌てるジョンチャンたち。ボムソクは泣きながらスホの名前を呼ぶが、スホは目を覚まさない。そこへパク補佐官が現れ、事件のもみ消しを図る。

パク補佐官は事故に見せかけるため、ジョンチャンとテフン、ウヨンに嘘の供述をするよう指示する。さらにスホの携帯から、「運動中。あとで連絡する」とシウンにメッセージを送る。
期末試験当日。シウンは学校を休んだスホを心配するあまり、集中できない。ヨンから電話を受けたシウンは病院へ向かい、スホが昏睡状態であることを知らされる。
ボムソクは留学することになり、父親と一緒に最後のあいさつをするため学校へ向かう。２人が乗る車の前に、ヨンが立ち塞がる。「スホが何をしたっていうの」と問いつめるヨンに、ボムソクは「おまえのせいでこうなった」と告げる。
シウンは１人でジソン高校を訪れ、ヨンビンを痛めつけてウヨンの居場所を聞きだす。校内のトレーニングジムにいたウヨンを襲撃し、一歩も引かずに戦い続けるシウン。力尽きたウヨンは「俺が悪かった」と謝るが、シウンは許さず、ウヨンの足にダンベルを振り下ろす。
ビョクサン高校に戻ったシウンは、消化器でジョンチャンとテフンを叩きのめし、ボムソクのもとへ向かう。「なぜあんなことをした」と問うシウンに、「わからない」と泣きながら答えるボムソク。シウンはボムソクを殴ることができず、教室を出ていく。そしてボムソクの父親と教師たちが見ている前で、校舎の窓ガラスを叩き割る。
ボムソクは留学のため旅立ち、ヨンはごめんと言い残して姿を消した。ボムソクの父親はシウンを少年院に入れようとしたが、事件を隠蔽することを条件に、転校で許された。
だがソウルにある高校の大部分に手を回され、転校を受け入れてくれたのは不良ばかりのウンジャン高校だけだった。転校初日、シウンはさっそく不良グループのボスに絡まれる。