韓国ドラマ「ブラインド」第9話~第12話のあらすじと感想(ネタバレ有)です。
ソンジュンの容疑が晴れたとたん、一気に加速しました。どんどん謎が明らかになっていくのでめちゃくちゃ面白い!
WOWOWで毎週録画して見てたんですけど、先が気になってしょうがないのでU-NEXTで見ることにしました。
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韓国ドラマ「ブラインド」登場人物(キャスト)一覧・全話ネタバレ感想|謎が絡み合う復讐クライムサスペンスContents
第9話 原点
20年前。希望福祉園の問題を聞きつけたペ・チョルホは、カメラを持って福祉園に入り込み、地下の監獄に閉じ込められている11番、12番、13番の子どもたちを見つける。
チョルホは福祉園の実態を世間に公表して君たちを救い出す、とユンジェに約束する。ユンジェは壁に「ここに人がいます。11、12、13を助けて」と刻んでいた。
現在。テホは20年前の裏切り行為を悔やみ、その罪を償うために自ら死を選ぶ。ソンフンとソンジュンが駆けつけテホの救出を試みるが、テホは目を覚ますことなく息を引き取る。
2人が現場を離れようとするとムンガンと手下たちが現れ、ソンフンが捕まってしまう。そこに警察が到着し、ソンジュンとムンガンは現行犯逮捕される。
ソンフンは自宅に隠し持っていた証拠動画を警察に提出する。そこにはチョン・マンチュンを病院の屋上から突き落としたペク・ムンガンが映っていた。
カン刑事はヨム署長から、ムンガンを殺すよう指示される。ムンガンに取り引きを持ちかけるカン刑事だったが、その場でムンガンに殺されてしまう。
ムンガンは取調室にいるソンジュンを殺そうとして、刑事たちに拘束される。
モーテルでマンチュンの妻と息子を襲ったのもムンガンだった。その後、蘇生した息子のウォヌンはカン刑事に殺され、すべての罪がソンジュンに着せられたのだ。
疑いが晴れたソンジュンは釈放され、捜査に復帰。ムンガンの通話記録を調べたソンジュンは、ヨム署長がムンガンと頻繁に連絡を取り合っていたことを知る。
ソンジュンはチーム長の協力を得て、署長室からヨム署長の携帯を盗み出す。そして4月19日に犯人から届いたと思われるヘジンの殺害動画を確認し、犯人の目的がヨム署長への復讐だと知る。
ソンフンは自室で彫っていた5体の人形を完成させ、涙を流す。それは希望福祉園にいた5人の子どもたちだった。
ソンジュンはジウン、ヘジン、テホの殺害現場となった希望福祉園の地下監獄を訪れ、幼い頃に母と一緒に訪れたときの記憶を取り戻す。そのとき監獄にいたのは13番のチョン・ユンジェだった。
ウンギはユンジェが希望福祉園に移る前に暮らしていた施設の園長と会う。
園長によると、希望福祉園に移ったのはユンジェとユンジョンの姉弟、ガブリエルという少年の3人だった。
福祉園の閉鎖後、ガブリエルは養子に、ユンジョンは行方不明、ユンジェは死んだと話す。
ソンジュンたち強力4チームは、ジョーカー事件を希望福祉園の子どもによる復讐と考え、残る陪審員の5人と福祉園の関係を調べることに。
すると、ペ・チョルホが20年前に福祉園を取材していたことや、クォン・ギョンジャが山の中で11番と13番の子どもたちを目撃していたことが判明。イ・ジョンスの兄は行方不明で、交番のヨム所長が捜索に関わっていた。
チョン・インソンは養子で、幼い頃の記憶を失っているという。ソンジュンはインソンを食堂に連れていき、スクヒに会わせる。
チョン・ユンジェの墓を確認したソンジュンは、自分が何者なのかわからず苦しむ。ソンジュンからユンジェの死を聞かされたペク・ムンガンは、ク・ピルスに確認を命じる。
ク・ピルスが向かった先は、ウンギの母チョ・インスクが勤務する病院だった。
インスクは20年前、希望福祉園で看護師として働いていたが、園が閉鎖される前に辞めたため子どもたちの行方は知らなかった。
職場にいたウンギは、園長から送られてきたユンジェとユンジョン、ガブリエルの3人が写っている写真を見る。そのとき外から口笛の音色が聞こえ、ウンギは様子を見に行く。
ウンギがインスクの娘だと知ったソンジュンは、犯人に狙われる可能性があるウンギを心配して児童センターへ向かう。
だがウンギの姿はなく、パソコンには写真が表示されていた。写真を見たソンジュンは、年長の少年が兄ソンフンだと気づく。
自宅に戻ったソンジュンは兄の部屋に入り、背中に番号が刻まれた5人の子どもたちの人形を見つける。そしてソンフンが「11番」だと知る。
第11話 疑惑の果て
ソンジュンは実家の両親を問い詰め、兄ソンフンが希望福祉園から来た養子だったことを確認する。
自分が養子だと思い込んでいたソンジュンはショックを受け、なぜ今まで隠していたのかと責めるが、両親はなぜかその話題を避けようとする。
ソンジュンはウンギと一緒にいたソンフンを見つけ出し、真実を明かすよう迫る。ソンフンは自分が「11番」であることを認めるが、犯行は否定する。
そこへ犯人からメッセージが届き、ソンジュンたちは児童センターへ向かう。屋根裏部屋に置かれていたロッカーには、ユナの遺体が入っていた。
ソンフンは母親に見捨てられたユナを不憫に思い、後見人になろうと考えていたことを明かす。児童センターを訪れたのは、ウンギにそのことを相談するためだった。
取調室で、希望福祉園での地獄のような日々を語るソンフン。ろくな食事も与えられず一日中労働を強いられ、病気や体罰で死んだ子は山に埋められたり、解剖の実習に使われたりしたという。
大人たちから不当な扱いを受けるうちに、いつしか自分は人間ではなく、少年11だと思うようになったという。
ウンギは犯人に狙われる可能性があることから、しばらくソンジュンとソンフンの家に身を置くことに。
ソンジュンから母インスクが希望福祉園で働いていたことを知らされたウンギは、「なぜ子どもたちを救わなかったのか」と母を責める。
インスクはテレビ局に情報提供し、プロデューサーが撮影しに来たが、放送されなかったと話す。
ソンジュンはソンフンの行動を怪しみ、密かに部屋の中や車を調べる。そして車のトランクに隠されていた黒い帽子と服、黄色いペイントの跡がある靴を発見する。
そのペイントは、希望福祉園でソンジュンが見た犯人が履いていた靴と同じだった。
ソンフンを尾行したソンジュンは、ソンフンが河原で犯人と会うのを目撃する。そしてソンジュンの目の前で、ソンフンは黒いレインコートを来た犯人に刺される。
第12話 他人の人生
犯人に刺されて搬送されたソンフンは手術を受け、一命を取り留める。ソンジュンは幼い頃、公園の滑り台の上から誰かに突き落とされたことを思い出す。
ソンフンが「ユンジェ」と呼んだのは自分ではなく、その誰かだった。
ソンジュンは福祉部長官に就任した母グクヒの職場を訪ね、希望福祉園の問題を訴える母親に出会う。
彼女の息子ジングは希望福祉園から戻ってくると様子がおかしくなっており、名前を呼ぶと発作を起こすようになったという。その話を聞いたウンギはカウンセリングを買って出る。
インソンはスクヒの食堂を訪れ、自分が彼女の生き別れの息子〝インソン〟だと名乗り出る。喜んだスクヒは親子の再会を祝う食事会を開き、強力4チームと陪審員仲間を招待する。
ソンジュンはインソンの足首に傷痕があるのを見て、彼が「12番」だと推測する。
ジングの証言により、「24番」がイ・ジョンスの兄ヒョンスと判明。アン・テホの捜索中に刑事たちが見つけた白骨遺体は、ユンジェの姉ユンジョンだとわかる。
ソンフンの体内から刺身包丁の一部が発見される。ソンジュンはジョンスの店で先端が折れた包丁を発見。取り調べを受けたジョンスは犯行を認めるが、ソンジュンは彼が嘘をついていると見抜く。
ウンギは、ユナが残したダイイングメッセージ「チョウン」が名前ではなく「良い」という意味だと気づく。以前、ウンギはユナにインソンのことを「良い(チョウン)青年」と話していた。
ソンジュンはインソンの養子縁組に関する書類を探し出し、彼の幼少時の写真を見てユンジェだと確信する。
ペク・ムンガンはヨム署長と共謀して精神錯乱を装い、精神科病院に移される。ク・ピルスは医師になりすまして病院に潜り込み、ムンガンの逃亡を手助けする。
ソンフンが「11番」だと知ったムンガンは、彼が入院する病院へ向かう。だがソンフンの病室に先に現れたのは、医師に扮したインソンだった。
第9話~第12話の感想
ついに犯人にたどり着きました!
まだ12話なので「えっ、ここで?」という感じですが、たぶんこれから大人たちの罪が暴かれていくのでしょうね。
前半の悪役だったペク・ムンガンがあっさり捕まったのには拍子抜けしたなぁ。
ユンジェの正体は陪審員のひとりチョン・インソンでした。いい人すぎるから怪しいとは思ってたけど…。
ユンジェは幼い頃にソンジュンを公園の滑り台から突き落とした人物でもあって、かなり危険な子どもだったようです。
ソンジュンが実は養子じゃなかったっていうのもびっくり。あの悪夢はなんだったの? そんなミスリード工作あり?
そしてソンフンはやはり「11番」でしたね。
ややこしい動きをするので振り回されましたが、犯人ではありませんでした(でも知ってたっぽい)。
子どもたちの正体をまとめると、
- 11番=ソンフン(ガブリエル)
- 13番=チョン・インソン
- 7番=アン・テホ
- 24番=イ・ヒョンス(ジョンスの兄)
- 12番=スクヒの息子インソン
時系列にすると、こういう流れになります。
- ユンジェとユンジョン、ガブリエルの3人が「希望福祉園」に移る
- ユンジョンが行方不明になる(→20年後に白骨遺体で発見)
- ガブリエルは「11番」、ユンジェは「13番」と呼ばれる
- 11番の主導で脱走計画を企てる
- 「7番」のアン・テホがサイコに密告
- 脱走が失敗し、24番は死亡、12番は罠にかかって足首を負傷する
- 施設に連れ戻される11番と13番をクォン・ギョンジャが目撃
- 11番、12番、13番は地下監獄に監禁される
- 看護師のチョ・インスクがテレビ局に情報提供する
- ペ・チョルホが取材に来て地下監獄を撮影する
ソンフンが見ていた裁判記録によれば、希望福祉園は2002年に園長の公金横領が発覚して閉鎖に追い込まれたようですね。
その裁判でも子どもたちへの虐待は暴かれていないので、誰かが隠蔽したのでしょう。兄弟の両親がこれに関わっていそうです。
ソンフンはそれを知ってて「今までの判決に後悔したことはある?」と父親に聞いたのでは。
- イ・ジョンスの正体
- 12番(スクヒの息子)はどうなった?
- ペ・チョルホはなぜ取材を中止した?
- ヨム署長が隠したい秘密とは?(ユンジョンの死に関与?)
- ナ・グクヒと希望福祉園の関係
- ソンフンはいつから犯人を知っていた?
- ウンギの実の父はペク・ムンガン?
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※本ページの情報は2024年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトにてご確認ください
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