「イアリー 見えない顔」第1話あらすじ感想 得体の知れない不気味さ

連続ドラマW「イアリー 見えない顔」

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WOWOWの連続ドラマ「イアリー 見えない顔」第1話のあらすじと感想です。

現時点では何がどう繋がるのか全くわかりませんが、先が気になります。

原作は『クリーピー』で第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕さんのサスペンス小説。『クリーピー』同様、得体の知れない不気味さがありますね。

第1話のあらすじ(ネタバレ有)

広川(オダギリジョー)の妻・緋冴(月船さらら)が病気で亡くなる。3日後、「ヤダ」と名乗る女性が緋冴を訪ねてくるが、広川が玄関の扉を開けると誰もいなかった。

同じ夜、広川が勤務する私立旺星学院大学の大学総長が急死する。同僚の石田(筧利夫)は、新たな総長を文学部から排出しようと暗躍。緋冴の妹で広川と以前から深い関係にある講師・麗(仲里依紗)も文学部陣営に協力することに。

看護師の菜々美(黒島結菜)は、ホストの星夜(佐藤流司)から「独立するまで待ってほしい」と言われる。そんな時、同級生の瑠偉(泉はる)と再会し、怪しい商法を勧められる。断り切れず困っているところを、弁護士の土田(真琴つばさ)に助けられる。

広川は、近所に住む「ヤダ」という女性が自殺を図って亡くなったと聞く。さらに同じ〈いこいタウン〉の住人・篠田梓(相築あきこ)が救急搬送され、近所のゴミ捨て場からは変死体が発見される。

第1話の感想

登場人物は全員何らかの問題を抱えている、ということがわかった第1話。

  • 広川…病弱な妻が死亡。以前から妻の妹・麗と不倫中
  • 麗…姉の夫と不倫中。母親からは束縛される
  • 菜々美…人から頼まれると嫌と言えない性格。ホストが心の支え
  • 栞…母親が病気。転校先の学校ではクラスメイトがランク付け

ここに近隣トラブルと大学総長選挙が絡んでくるのですが、今のところ全く繋がりが見えませんね。

猫背椿さん演じる田之倉はいったい何者なんだろう。栞の父は、やたら彼女を警戒している様子だったけど。

わたしがいちばん気になるのは、黒沢結菜さん演じる菜々美かなぁ。看護師なんだけど、嫌と言えない性格なので患者さんの言いなり。同僚からも「またやってる」って陰口叩かれる始末。

仕事のストレスをホスト通いにつぎ込んで、経済事情も怪しい。お金が欲しい菜々美は、もう絶対ダメでしょって丸わかりの商法を友達に押しつけられ。脅されてサインしかけた時に弁護士の土田に助けられるんだけど。

この弁護士もめちゃくちゃ怪しい。

このドラマの原作は2016年に映画化もされた「クリーピー」の原作者、前川裕氏。「クリーピー」は映画だけ見たんですけど、あれも隣人の恐怖を描いた作品で、トラウマレベルの不気味さでした。

夏にふさわしいゾクゾクするドラマ。これからどういう展開を見せるのか、続きが楽しみです。

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