Netflixで配信中のドラマ「ストレンジャー・シングス」シーズン5第1章~第4章のあらすじ(ネタバレ有)です。
ホーキンスの町を舞台に、仲間たちが再び結集して「裏側の世界」と戦うシリーズ集大成となる最終章。ヴェクナが恐ろしい計画を進める中、エルやホッパー、マイクたちはそれぞれの方法で立ち向かっていきます。
驚きの展開や感動の場面など見どころはたくさんあるのですが、まずは、何も情報を入れずに見てほしい。
※この記事は随時更新中です。各話視聴後、加筆修正します
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各話のあらすじ(ネタバレ有)
1987年11月、ホーキンスの町は軍の厳しい統制下に置かれ、検問所によって出入りが制限され、住民は隔離生活を余儀なくされていた。
スティーブ、ロビン、ナンシー、ジョナサンはラジオ局WSQKスクワークで働き、マイク、ウィル、ルーカス、ダスティンは目立たぬように学校生活を送っていた。しかしダスティンは“ヘルファイア・クラブ”の復活を主張し、バスケ部のアンディたちに目をつけられて校内で衝突を起こす。
一方、サリバン中佐率いる軍はエルの捜索を続けていたが、エルはホッパーとともに廃車場に身を潜め、ヴェクナとの戦いに備えて能力を鍛え上げていた。その日、マレーがもたらした補給車両に関する情報をきっかけに、ホッパーの潜入計画が再び動き出す。
ロビンはラジオで暗号を放送し、仲間たちは今夜のヴェクナ捜索に向けて準備を整える。これまで何度も試みられてきた潜入作戦は成果を上げておらず、ヴェクナの所在は依然不明だった。ウィルは森の中で“子どもの声”を幻聴し、不安を募らせる。
その頃、小学校ではマイクの妹ホリーが「ミスター・ワッツイット」と呼ぶ謎の存在と会話していたが、その姿は彼女以外には見えなかった。妄想だと考えたマイクは、ホリーに「英雄ホリー」の人形を渡し、「彼女が必ず守ってくれる」と諭す。
ルーカスとウィルは病院を訪れ、昏睡状態のまま目覚めないマックスを見舞う。そこでウィルは偶然、ロビンと看護助手のヴィッキーがキスを交わす場面を目撃し、心を乱される。
午後6時、仲間たちはWSQK局に集結するが、ダスティンの姿はなかった。彼はエディの墓参りに赴き、待ち伏せていたアンディたちに襲撃されていた。仲間たちはダスティン抜きで作戦を開始する。
ホッパーは“ゲート”がある立ち入り制限区域“マックZ”へ向かい、軍のトラックに紛れて「裏側の世界」へ潜入する。仲間たちとはテレメトリートラッカーを介して無線で連絡を取り合う手筈だったが、突如デモゴルゴンが兵士たちを襲撃。ホッパーは予定外の行動を強いられ、通信も途絶えてしまう。
ウィルは再びハイブマインドにつながり、ビジョンを見る。それにより、デモゴルゴンがウィーラー家へ向かっていることを知ったナンシーは、エルを連れて急ぎ自宅へ向かう。
ウィーラー家では電灯が点滅し、ホリーの部屋の天井が裂け、「裏側の世界」からデモゴルゴンが姿を現す。
デモゴルゴンの襲撃を受けたホリーは必死に母カレンのもとへ逃げ込むが、怪物は家を破壊し、父テッドを襲う。カレンは娘を守ろうと酒瓶を武器に立ち向かうものの深手を負い、ナンシーが駆けつけた時にはすでにホリーは「裏側の世界」へ連れ去られていた。
病院に搬送されたカレンとテッドは危険な状態にあり、ナンシーは自責の念に苛まれる。ルーカスはホリーの失踪がかつてのウィルの失踪と同じ構図であると指摘するが、ヴェクナの真意は依然として不明だった。
マイクとナンシーはホリーが語っていた「ミスター・ワッツイット」が実在する可能性を考え、母カレンに面会して情報を求める。カレンの証言から、その人物は懐中時計を持ち、ベストを着た紳士的な男であり、名を「ヘンリー」と呼ばれていたことが判明する。
一方、エルはホリーを追って“ゲート”から「裏側の世界」へ入り、ホッパーと合流する。デモゴルゴンの血を手がかりに追跡する中、ホッパーは自身の戦争体験と娘サラの死を語り、エルに「必ず俺の指示に従え」と告げる。その後、2人は巨大な壁に阻まれ、先に進めなくなる。
ロビンとウィルはジョイスの目を盗んでWSQK局を抜け出し、昼間ウィルが幻聴を聞いた森へ向かう。2人はウィルの「受信機」としての特異な能力を利用してホリーを探そうと考えていた。その道中、ロビンはヴィッキーとの関係をウィルに打ち明け、秘密にしてほしいと頼む。
やがてホリーの通う学校に到着したウィルは、自らがヴェクナの視点を通じてホリーの目で世界を見ていたことに気づき、彼女が標的にされていたことを確信する。
その頃、スティーブとジョナサンはダスティンと合流し、互いの不満をぶつけ合いながらもホッパーの信号を探し続けていた。
ホリーは「ミスター・ワッツイット」ことヘンリーに導かれ、ヴィクター・クリールの屋敷に酷似した美しい青い家へと辿り着いていた。ホリーは「怪物から守る」というヘンリーの言葉を信じ、彼に従っていた。
「裏側の世界」でホリーを捜すエルとホッパーは、巨大な壁を突破しようと試みるも歯が立たず、ホッパーは撤退を主張する。そこへ軍の車両が現れ、謎の超音波を放ってエルを無力化する。ホッパーは銃撃戦の末に車両のアンテナを破壊し、エルは再び能力を取り戻して兵士たちを撃退する。
表の世界ではジョイスがロビンとウィルを見つけ出し、危険な行動を叱責する。ウィルは「もう子どもじゃない」と反論し、ホリーの失踪は始まりにすぎず、次の標的がデレク・ターンボウであることを告げる。
一方ホリーは、怪物のいない平穏な世界でヘンリーと暮らしていた。ヘンリーは外出前に森へ行かないよう約束させ、ホリーが欲しがっていたカセットデッキとティファニーのテープを贈る。しかし彼の留守中に「Xの場所で会おう」という手紙を受け取ったホリーは、禁じられた森へ足を踏み入れることになる。
「裏側の世界」では、ホッパーとエルが捕らえた兵士エイカーズから情報を引き出そうとする。エルは彼の記憶に入り込み、軍が「裏側の世界」のゲーブルリッジ・ロードに基地を構えていることや、ケイ博士の存在を知る。さらに博士が基地の奥に能力者を閉じ込めていることを察知したエルは、それがヴェクナではないかと推測する。
表の世界では、マイクたちがデレクを救うための計画を立てる。ターンボウ家に侵入し、家族を眠らせてデレクを確保し、マコークル農場へ運ぶというものだ。さらにデモゴルゴンに発信器を撃ち込んで、ヴェクナとホリーの居場所を突き止めようと考えていた。
エリカの協力で家族は薬入りのパイを食べて眠り、ジョイス、ウィル、ロビン、エリカがデレクを農場へ運ぶ。残った仲間はターンボウ家にとどまり、デモゴルゴンを迎え撃つ罠を仕掛ける。
やがて“ゲート”が開き、デモゴルゴンが現れる。罠にかかったデモゴルゴンに、ナンシーが発信器付きの弾を撃ち込み、ジョナサンが火を放つ。、燃えたデモゴルゴンは「裏側」へ逃げ込み、スティーブ、ダスティン、ナンシー、ジョナサンがBMWで追跡するが、途中で進路を急変させる。農場ではデレクが目を覚まし、それによってヴェクナに居場所を知られてしまう。
その頃、ホリーは手紙の地図に従って森を進み、岩場にたどり着く。呼びかけても応答はなく、不審な影に怯えて逃げ出すが、彼女の前に現れたのは昏睡状態のはずのマックスだった。
マコークル農場の納屋で目を覚ましたデレクに、ジョイスは「ミスター・ワッツイット」の正体を告げるが、縄を解いた途端にデレクは逃げ出してしまう。
そこへデモゴルゴンが襲来し、ジョイスは斧を手に立ち向かう。スティーブ、ダスティン、ナンシー、ジョナサンが乗る車が突入して怪物をはね、デモゴルゴンは「裏側の世界」へ逃げ込む。スティーブたちはそのまま車で“ゲート”を突破し、追跡を続けるが、ローン・ヒル墓地で巨大な壁に衝突し、車は操作不能に陥る。
ウィルはビジョンで見た柱のような構造物を壁に描き出す。そこにはホリーを含む拉致された子どもたちが繋がれており、ヴェクナが次々と標的を増やしていることが判明する。
ホーキンスでは軍警察が子どもたちをバスに乗せて制限区域“マックZ”へ移送しており、ケイ博士はサリバン中佐に命じて彼らをおとりにし、イレブンを誘き寄せる計画を進めていた。
一方、ホリーは昏睡状態のはずのマックスと遭遇し、彼女に導かれて洞窟へ入る。マックスは自らがヘンリーの記憶の牢獄に囚われていることを語り、かつてケイト・ブッシュの音楽によって出口へ導かれたものの、あと少しというところで脱出できなかったことを明かす。
ヘンリーはこの洞窟に入ることができず、マックスはここを聖域として暮らしていた。彼女は脱出計画を実行するために、ホリーに「青い家」へ戻るよう頼む。
表の世界では、マイクたちが兵舎にいる子どもたちを救出するため地下トンネルを通って“マックZ”へ向かう。途中、マイクはウィルがヴェクナと同じように、ハイブマインドを操れる可能性について語る。
2人の様子を見てウィルの本心に気づいたロビンは、自身の失恋の経験を打ち明けて「答えは自分の中にあった。本当の自分を恐れるのをやめれば、すごく自由になった」と伝え、ウィルの孤独な心に寄り添う。
“マックZ”に到着したマイクたちは兵舎のトイレの床に穴を開け、スパイとして送り込んだデレクと協力して標的となっている子どもたちを地下トンネルへ誘導する。
「裏側の世界」では、ナンシーたちが巨大な壁に阻まれ立ち往生していた。ダスティンは計算により壁が円を描いていること、その中心にホーキンス研究所があることを導き出し、調査しようと提案する。
ホッパーとエルはゲーブルリッジ・ロード基地に侵入するが、エルの能力を無力化する“クリプトナイトナイト”に阻まれ、ケイ博士に発見される。ホッパーは銃撃戦の末にケイを制圧し、弱ったエルを基地の外へ逃がそうとする。
ホッパーの体にはダイナマイトが巻き付けられており、彼はヴェクナを道連れに自爆する覚悟だった。ホッパーはエルを置いて基地の奥にある秘密の部屋へ進むが、まもなく引き返し、エルを連れて行く。そこには、かつて共に過ごした超能力者「008」ことカリ・プラサードが囚われていた。
“マックZ”では、ジョイス、マイク、ウィル、デレクが兵士に捕らえられる。ジョイスが子どもたちを守ろうとする中、“ゲート”から大量のデモゴルゴンが出現し、兵士たちは次々と襲われる。火炎放射器で一時的に退けるも、ヴェクナが姿を現し、兵士たちは全滅する。
先に子どもたちを連れて逃げたロビンやルーカスのもとにもデモゴルゴンが現れ、子どもたちは全員「裏側の世界」へ連れ去られてしまう。
ヴェクナはウィルに「子どもたちは弱く支配しやすい器だ」と語り、「お前が最初の器だった」と告げる。ウィルは自分が「裏側の世界」に属する存在だと突きつけられ、絶望に陥る。しかしロビンの言葉を思い出し、幼い頃の記憶やマイクとの友情を心に呼び起こすことで力を得る。仲間に襲いかかろうとしていたデモゴルゴンたちが宙で止まり、ウィルはヴェクナと同じ超能力を発揮して怪物たちを殺す。
シーズン5に込められたオマージュ
『グッドモーニング、ベトナム』
第1章の冒頭、ロビンがラジオDJとして登場し、独自の暗号メッセージを発信する場面があります。これは1987年の映画『グッドモーニング、ベトナム』へのオマージュ。
映画では、ロビン・ウィリアムズ演じる空軍兵のDJが、戦時下のベトナムで型破りなラジオ放送を行い、兵士たちから熱烈な支持を受けました。軍の公式放送という体裁を取りながら、実際には兵士たちの心を励まし、彼らが本当に必要としている声を届けていたのです。
「ストレンジャー・シングス」でも同じように、ロビンは軍事地帯から電波を使って仲間にメッセージを送ります。表向きは軍の意向に従っているように見せながら、実際には裏で正義のために戦う人々を支援している。
名前が「ロビン」であることも含め、映画との重なりはユーモラスでありながら、作品のテーマを強調する仕掛けになっています。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
第2章で、ロビンが「フラックス・キャパシターが壊れた」と言ってジョイスを騙すシーンがあります。この“フラックス・キャパシター”とは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する「時限転移装置」(タイムトラベルを可能にする装置)のこと。
さらに、ダスティンたちがヴェクナを探すために衛星システムを使い、88デシベルの周波数を見つけようとするくだりは、マーティがタイムトラベルするために必要だった「時速88マイル」へのオマージュ。
第3章でスティーブが“ゲート”に向かって猛スピードで車を走らせるシーンは、デロリアンが次元を超える瞬間を再現しているように見えます。
『スーパーマン』
第3章では、エルが謎の電磁波のようなものに苦しめられる場面がありました。そのときホッパーが「軍はお前が弱る“クリプトナイト”を見つけた」と口にします。
この“クリプトナイト”とは、映画『スーパーマン』でおなじみの弱点アイテム。故郷クリプトン星の爆発で生まれた鉱石で、特殊な放射線を放ち、スーパーマンの力を奪う存在です。
シーズン5では、“クリプトナイト”がエルの「弱点」の代名詞として使われています。圧倒的な力を持つ彼女にも、無敵ではない部分があることを示す演出で、ヒーロー像をより人間的に見せる仕掛けになっています。
『エルム街の悪夢』
第3章でナンシーたちがターンボウ一家の家に罠を仕掛けるシーンは、1990年の映画『ホーム・アローン』を思い出させますが、製作陣のダファー兄弟は1984年の映画『エルム街の悪夢』から影響を受けたと語っています。
同映画で殺人鬼フレディと対決するのは女子高生の“ナンシー”。彼女は恐怖に押しつぶされそうになりながらも、自分の家に火薬やハンマーの罠を仕掛けてフレディを迎え撃ちます。
「ストレンジャー・シングス」のナンシーも同じように家を戦場へと変え、デモゴルゴンを迎え撃ちます。そしてフレディと同じように、デモゴルゴンも炎に包まれます。
『大脱走』
第4章でマイクたちが軍事施設から子どもたちを脱出させる場面は、もちろん『大脱走』のオマージュ(ロビンが言及していました)。
『大脱走』といえば、第二次世界大戦下の捕虜収容所から、兵士たちが知恵と勇気をふりしぼって脱出を試みる物語。シーズン5のこの場面でも、子どもたちが軍の厳重な監視をかいくぐり、仲間同士で役割を分担しながら出口を目指す姿が描かれます。
『ザ・セル』
エルが他人の記憶の中に入り込んだり、マックスやホリーがヘンリー(ヴェクナ)の「記憶の世界」に閉じ込められる場面が描かれます。これらは、映画『ザ・セル』を思わせます。
『ザ・セル』では、精神科医の女性が連続殺人犯の精神世界に潜入し、そこで異様な心象風景を目にします。やがて彼女自身もその世界から抜け出せなくなるという緊迫した展開が描かれます。
両作品に共通しているのは、「心の中が戦場になる」というアイデア。現実では触れられない恐怖やトラウマが、精神世界では具体的な形を持ち、登場人物たちはそれと直接対峙しなければなりません。
エルが仲間を救うために記憶へ踏み込む姿や、マックスが脱出を試みる姿は、『ザ・セル』の主人公と重なり、心理的な戦いが物語の大きな鍵となっていることを示しています。
『ターミネーター』
シーズン5で新たに登場するのが、リンダ・ハミルトン演じるケイ博士。リンダ・ハミルトンといえば、1984年の映画『ターミネーター』でサラ・コナーを演じたことで有名です。彼女の出演そのものが、すでに強烈なオマージュになっています。
ホッパーとエルが軍事施設に忍び込む場面では、銃を構えたケイ博士と対峙するシーンが描かれます。映画では“追われる側”だった彼女が、今回は“追う側”として立ちはだかる構図になっているのも印象的です。
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